ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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キャンプが終わって後日、全員がラビットハウスに集まっていた。

ココア「キャンプに行った時の写真をお見せしまーす!」

それは、キャンプに撮った多くの写真を見る為であった。

リゼ「こんなに撮ってたのか!」

千夜「凄く綺麗~!」

シャロ「撮るの上手ね。」

ココア「流石緑羽太君と私の妹~!」

リゼ「お前が撮ったんじゃないのかよ!」

殆どの写真はチノと緑羽太が撮った写真ばかり。するとココアは1枚の写真に気付いた。

ココア「この素敵なお嬢さんは誰かな?」

その写真に写ってる人物は、麦わら帽子を被って、白ワンピースを着ているまるで絵に描いたような女性だった。

シャロ「何言ってんの?ココアでしょ。」

ココア「え!?」

この写真の人物はココアだった。

リゼ「本気で分からなかったのか?」

ココア「これが私!?ミー!?」

楽兎「これがお前、ユーだよ。」

リゼ「驚き過ぎだろ。」

皆もココアの写真を見る。

シャロ「確かに大人びて見えるわね。」

千夜「今度1枚貰って良いかしら?」

みくる「貴婦人な雰囲気が出てるねー!」

リゼ「チノ才能あるよー!」

チノ「奇跡の1枚です。」

緑羽太「流石チノちゃん、俺の技術を遥かに超えてる・・・!」

ココア「ちょっと皆まで!?」


24羽「宝物は君の決定的瞬間」

ココア「チノちゃんカメラ?」

 

デジカメで撮るチノ。

 

チノ「キャンプで写真撮ったらハマってしまって、皆さんをじっくり撮らせて貰えませんか?」

 

リゼ「今撮るのか?」

 

被写体をリゼに向ける。

 

チノ「テーマは自然体です。何時も通りでどうぞ。」

 

するとリゼが控え目なポーズをする。

 

リゼ「改めて言われると、難しいな・・・」

 

楽兎「段々チノちゃんの趣味が増えてるようだな。」

 

緑羽太「カメラかぁ、今度良い撮り方を教えようかな?」

 

ココア「チノちゃん!」

 

チノ「ん?」

 

ココア「ポーズ入れた方が楽しいよ!」

 

千夜とシャロの手を握って高く上げるココア。だがチノは不機嫌だった。

 

ココア「あれ!?凄い温度差を感じるよ!?」

 

みくる「自然体だから子供みたいなポーズは無いと思うけど。」

 

今度はシャロと千夜にケーキと紅茶を差し出す。

 

チノ「お2人はお喋りしている所を撮らせて下さい。」

 

千夜「OKよ!」

 

シャロ「はーい!」

 

チノ「緑羽太さん、私の撮った写真を見てくれますか?」

 

緑羽太「良いよ。」

 

チノの後ろに緑羽太が立つ。シャロと千夜の後ろにココアが仕事をしてる。シャロが持ってるカップとココアの位置が重なって撮った。今度は千夜が持ってるフォークの先がココアと重なって写真を撮った。まるで刺されたかのように。これの連続でチノはココアに怒った。

 

チノ「どうして邪魔してくるんですか!」

 

ココア「えー!?仕事してるのに怒られた!?」

 

緑羽太「見事に重なってるな、ある意味凄いかもな。」

 

その後、チノが今までに撮った写真のギャラリーを見る。カップからココアが出て来る写真や、巨大なケーキを食べてる千夜とリゼの写真等。

 

リゼ「この写真面白いな!」

 

楽兎「まるでトリックアートみたいだな。」

 

ココア「じゃあこんなのもどうかな?」

 

閃いたココア。被写体をティッピーに向ける。

 

ティッピー「自然体。」

 

リゼ・千夜「ジャーン!」

 

ココア・シャロ「ジャーン!」

 

ティッピーの左右からリゼと千夜が出て来て、ティッピーの左右上からココアとシャロがジャンプして出て来たタイミングで撮る。シャロはジャンプしてバテる。写真は上手く撮れた。

 

シャロ「ジャンプ疲れた・・・」

 

千夜「可愛い〜!」

 

緑羽太「俺、チノちゃんに負けたかも・・・」

 

楽兎「負けんの早!」

 

リゼ「おっと!何時までもサボっていられないな!仕事に戻るぞ!」

 

だがチノがリゼの制服を掴んだ。

 

チノ「私も撮って下さい・・・」

 

リゼ「え!?」

 

 

 

 

 

 

その後チノは、楽しそうに写真を何枚も撮る。

 

チノ「良いですね。渋いです!」

 

ティッピー「今日はトリートメントしたからな。」

 

テーブルに置かれてるティッピー。前の端っこには、筋肉のポスターが貼られてる。まるでティッピーの身体が筋肉の身体をしてるかのように。

 

リゼ(ココアの入れ知恵で、本来の目的から離れてきてる。)

 

するとココアは被写体をチノの後ろ姿に向けた。

 

ココア(写真に集中するチノちゃんを。)

 

リゼ(後ろから後ろから撮られてるとも知らずに。)

 

シャロ(先輩の後ろ姿を!)

 

チノの後ろ姿にカメラを向けるココアの後ろ姿にカメラを向けるリゼの後ろ姿にカメラを向けるシャロ。すると千夜がチノ達の正面を見事にシャッターを切った。

 

千夜「ベストショット!」

 

リゼ「何がだ!?」

 

千夜が撮った写真を緑羽太が見る。

 

緑羽太「千夜ちゃん流石だな。こんな面白い写真を収めるとはな。」

 

シャロ「ベストショットって・・・ん?」

 

するとシャロは携帯の時計を見て焦った。

 

シャロ「あ!もうバイトの時間!」

 

チノ「シャロさん大丈夫ですか?」

 

シャロ「最近ね、時間を忘れちゃうのよ・・・」

 

みくる「良くあるね。その気持ち。」

 

リゼ「シャロ!」

 

千夜「あらあら。」

 

ココア「それは、どう言う事かな?」

 

シャロ「し・・・知らないわよ~!」

 

被写体をシャロに向けたチノだったが、ココアのせいで店から出てしまった。

 

チノ「ココアさんが逃がしました。」

 

ココア「私が!?」

 

チノ「もう少しだったのに・・・」

 

みくる「おっと!私もサボってられないわね!楽兎、緑羽太、またね!」

 

楽兎「ああ。」

 

緑羽太「じゃあなみくる!」

 

みくるも急いでバイトに向かう。

 

ココア「そう言えば、何でそんなに自然体に拘るの?」

 

リゼ「わざわざ仕事場にまでカメラ持って来るなんて。」

 

楽兎「何か何時ものチノちゃんと違うような。」

 

リゼ「何か隠してないか?」

 

ココア「お姉ちゃん達に言ってごらん!」

 

するとチノが不意打ちにシャッターを切った。リゼが驚いたが、ココアは絶妙なタイミングでポーズした。

 

リゼ「うぅ・・・変な顔撮られた~・・・」

 

チノ「いきなりキメ顔出来るなんて・・・」

 

緑羽太「ココアちゃん何か特別な力が宿ってるのか?」

 

千夜はその光景を見て微笑んだ。

 

チノ「そろそろお店の掃除しますよ。」

 

ココア「はーい!楽しかったキャンプも終わって、私も一人の労働者に戻って行くよ。」

 

ティッピー「お前が労働を語るか。」

 

リゼ「千夜はもう1杯コーヒー飲んで行くか?」

 

千夜「そうね、いただこうかしら。」

 

額縁を拭き掃除してるココア。すると額縁の裏から1枚の紙が出て来た。

 

ココア「あれ?」

 

リゼ「どうした?」

 

ココア「こんな所に何か挟んでたんだけど。」

 

紙を広げる。そこに書かれたのは。

 

リゼ「シストの地図だ!懐かしいなぁ・・・宝物を見つけて中身を一つ自分のと交換するんだっけ。」

 

ココア「シスト?」

 

楽兎「シストはフランスで人気のリアル宝探しゲームだ。俺達も昔学校でやってたな。」

 

緑羽太「やったやった。懐かしいな〜!」

 

チノ「街にいくつ地図が隠されてるんでしょう?」

 

リゼ「私は沢山クリアしたぞ。」

 

千夜「凄いわ!私はシャロちゃんと少しだけ。」

 

ココア「この街では、皆やったことあるんだ・・・私もやってみたい・・・」

 

シストをやった事が無いココアは羨ましそうに思った。

 

チノ「それじゃあ、今度一緒にやりますか?」

 

ココア「え!?良いの!?」

 

チノ「はい。ではマヤさんとメグさんを誘って良いですか?」

 

ココア「勿論だよ!お姉ちゃんとして頑張るよ!」

 

緑羽太「俺達も久々にやりたくなってきたな。」

 

楽兎「チノちゃん、俺達も参加しても良いかな?」

 

チノ「はい。勿論です。」

 

楽兎「じゃあ決定だな。」

 

 

 

 

 

 

明後日、6人でシストをする事になった。

 

ココア「皆!宝物は持って来たかな?」

 

マヤ「勇者の折れた剣!」

 

メグ「宝石みたいなボタン!」

 

チノ「難破船のボトルシップ。」

 

楽兎「5色のビー玉。」

 

緑羽太「カメラのレンズ。」

 

ココア「良いね良いね!どれも冒険心をくすぐられるよ!」

 

メグ「ココアちゃんは?何持って来たの?」

 

するとココアは自慢気に小ちゃいティッピーを取り出した。

 

ココア「ティッピーの抜け毛で作った分身ティッピー!」

 

マヤ「一番いらねー!」

 

ティッピー「なぬ!?」

 

 

 

 

 

 

こうしてシストを始める。宝探し開始。緑羽太はビデオカメラで撮影する。

 

緑羽太「冒険気分でビデオを回すか。」

 

楽兎「バッテリー大丈夫か?」

 

緑羽太「昨日たっぷりバッテリーを食わせたから大丈夫だ。」

 

マヤ「リゼも来れば良かったのに〜。」

 

チノ「リゼさんがお留守番してくれたから、今日来れたので。」

 

マヤ「じゃあリゼに感謝だね!」

 

楽兎「帰ったら何か褒美でもあげるか。」

 

ココア「私、初心者だけど頑張って引っ張って行くからね!」

 

メグ「頼もしいなー!私達まだクリアした事無いしねー。」

 

ココア「そうなんだ!」

 

メグ「確か一番最初は中学入学してすぐだったよね?」

 

マヤ「そうそう。あれがチノとの出会いだったな~!」

 

 

 

 

 

 

それは、チノとマヤとメグが中学に入学した時の事だった。この時の3人はまだ知り合ってもなかった。

 

先生「はい。次の人。自己紹介をお願いします。」

 

その場に立ってチノが自己紹介をする。

 

チノ「香風智乃です。将来の夢は立派なバリスタです。」

 

自己紹介を終えたチノ。この時マヤとメグはチノを不思議に思った。

 

メグ「マヤちゃん。バリスタって何かな?」

 

マヤ「ゲームや映画で見た事あるよ。矢とか石とか撃ち込む兵器だ!すげー!」

 

メグ「人生の壁をぶち壊したいのかな!?」

 

明らかに勘違いをしてるこの2人。その昼、チノは1人で本を読んでる。

 

メグ「クールな感じだね。」

 

マヤ「きっと腕の立つバリスタに違いない!」

 

そしてマヤとメグはチノに興味を持ってチノに話し掛ける。

 

マヤ「ねぇ。私達の仲間になってよ!」

 

メグ「さっきシストの地図を見つけたの!」

 

チノ「な・・・何ですかいきなり・・・」

 

マヤ「バリスタの力が必要なんだ!」

 

メグ「重要な戦力なんだよ!」

 

マヤ「チノが仲間に加わった!」

 

マヤ・メグ「てってれー!」

 

これが3人の出会いだった。

 

 

 

 

 

 

ココア「へぇ〜そんな事があったんだ!初耳〜!」

 

マヤ「それ以来仲良しだよね~!」

 

メグ「変な勘違いしててごめんね。」

 

緑羽太「強引に仲間に入れた時チノちゃん困ってたように思えるんだが。」

 

楽兎「まあ良いじゃねえか。2人共ありがとね。俺チノちゃんがこの先どうなるか心配だったから。2人が仲間になってくれて良かったよ。」

 

マヤ「良いって良いって!」

 

ココア「その時のシストはそんなに難しかったの?」

 

マヤ「えっとねー。」

 

メグ「マヤちゃんがすぐ寄り道して・・・」

 

チノ「メグさんが違う遊びを提案して。」

 

マヤ「チノがもう疲れたって言って。」

 

メグ「誰のせい?」

 

マヤ「誰のせいだ?」

 

チノ「誰のせいでしょうか?」

 

楽兎・緑羽太「皆のせいだ。」

 

ツッコミがハモった2人。

 

ココア「でも今回は大丈夫!お姉ちゃんが付いてるからね!」

 

チノ「ココアさん方向音痴でしたよね!」

 

楽兎「この先が思いやられるわ。」

 

ココア「大丈夫だよ!ちゃんとこの地図見てれば行けるよ!この絵を全部組み合わせ・・・」

 

早速地図を見て考える。

 

ココア「そこから導き出され・・・王冠・・・」

 

チノ「うさぎ・・・お店・・・分かりました!有名な帽子屋さんの事じゃ!」

 

緑羽太「それだ!」

 

ココア「分かった!甘兎庵であんみつ食べろって事だね!」

 

だがココアは違っていた。

 

マヤ「凄ー!さすがココア!その発想は常人じゃ出来ないよ!」

 

メグ「流石だねー!」

 

チノ「ただあんみつ食べたいだけでしょ!ココアさんがいかに甘い考えか証明してみせます!」

 

楽兎「俺も協力するぞチノちゃん!」

 

2人は情熱に燃えてる。

 

緑羽太「あの2人が燃えてるぞ、奴らしくもねぇです。」

 

 

 

 

 

 

大分歩いて多くの家が建ってる真ん中まで来た。

 

マヤ「秘密の抜け道を使お。そっちの方が近道だよ!」

 

ココア「冒険してるみた~い!」

 

緑羽太「こんな道もあったのか。」

 

メグ「昔の宝探しの時に見付けたの。あの時は葉っぱで塞がれてて・・・」

 

 

 

 

 

 

以前、草で生い茂った扉の目の前で止まってしまったあの時。

 

マヤ『近道なのに通れない・・・』

 

メグ『やっとここまで来たのに・・・』

 

マヤ『ここでチノの!』

 

メグ『出番だね!』

 

チノ『これがバリスタの力!』

 

指からバリスタを発射させたチノ。生い茂った扉が破壊された。回想?終了。

 

 

 

 

 

 

マヤ「あれは凄かったなー!」

 

ココア「チノちゃんそんな事出来たの!?」

 

チノ「捏造です。」

 

緑羽太「そんな力が現実に起こったら凄いな。」

 

楽兎「っつかさっきの捏造、やったとしても誰かに迷惑掛けられるんじゃねえの?」

 

ココア「私と出会う前はそんな事出来たのかと思ったよ!」

 

チノ「バリスタはコーヒーを淹れる職業ですから・・・マヤさん達は、何時も適当な事ばかり言って脱線ばかり・・・」

 

ココア「この街って本当に綺麗だよね。」

 

チノ「そうですね。」

 

ココア「寄り道したくなる場所ばっかりだし。」

 

チノ「そうですね。」

 

ココア「寄り道するとそれだけ沢山遊べるよね。もしかしてチノちゃんと会った頃の2人はもっと仲良くなりたくて脱線ばっかりしてたのかな?」

 

チノ「そう・・・!」

 

楽しそうに話ししてるマヤとメグを見て何かを感じたチノ。

 

チノ「ココアさん・・・今度はちゃんと皆でクリアしたいです!」

 

ココア「うん!」

 

マヤ「チノー!」

 

メグ「チノちゃーん!」

 

マヤ「公園の方に何かあるような気がする!」

 

チノ「2人共サボってないで頑張って行きますよ!」

 

するとチノは、マヤとメグの腕を掴んで歩く。3人は笑顔になった。

 

チノ「ココアさん、楽兎さん、緑羽太さんも行きますよー!」

 

ココア「はーい!」

 

楽兎「OKー!」

 

緑羽太「今行くよー!」

 

 

 

 

 

 

そして公園の近くまで来た。するとココアが看板を見付けた。

 

ココア「あ!これチノちゃんが言ってた帽子屋の看板じゃない?」

 

それはシストに書かれている帽子屋の看板と同じだった。メグが宝箱を持って来た。

 

メグ「植木の影に隠れてた宝箱が置いてあったよ!」

 

緑羽太「でかしたぞチノちゃんメグちゃん!」

 

ココア「チノちゃん凄い!」

 

ティッピーを撫でる。

 

マヤ「よーし!開け!」

 

宝箱を開けるが、中は空っぽだった。

 

マヤ「あれ?」

 

メグ「何でー!?」

 

ココア「ねぇ。ここまでの道のりを覚えてる?沢山の物を愛して、ちょっぴり憎んで。魂に刻まれた思い出の絆。それが・・・宝だよ!」

 

楽兎「中二病?」

 

チノ「側面に新しい地図がくっ付いてました!」

 

マヤ「やっぱりー!」

 

メグ「可笑しいと思ったよ!」

 

ココア「あ!わ、私も知ってたよ!わざとだよわざと!」

 

楽兎「お前それ今知ってて言ったよな?」

 

 

 

 

 

 

新しい地図を見付けた一行は、その地図を頼りに目的地へと足を運んだ。

 

メグ「地図によるとこの先にお宝があるみたいだけど・・・」

 

ココア「子供しか通れない・・・」

 

宝がある場所へ通ずる穴を見付けたが、穴が小さかった。

 

緑羽太「どうやら、俺達2人は完全無理だな。」

 

楽兎「そうなるな。」

 

だがその穴はチノ達3人が入れるくらいの大きさだった。

 

 

 

 

 

 

無事に通れたチマメ隊。

 

チノ「通れてしまった。」

 

メグ「ギリギリだったね~。」

 

マヤ「余裕だ・・・」

 

チノ「ココアさんは通れないんじゃ・・・」

 

ココア「この先は選ばれしホビット族だけが通れる道!私がここでティッピーと召使いが追手を食い止めるよ!」

 

楽兎・緑羽太「誰が召使いだ!!」

 

メグ「そうだったんだ!」

 

チノ「楽しそうです。」

 

マヤ「先に行くかー!」

 

 

 

 

 

 

目の前には、まるでおとぎの世界のような光景が広がっていた。

 

マヤ「中々神聖な場所だねー!」

 

チノ「ここの何処かに宝箱が・・・あ!」

 

目の前の壁の穴に置かれてる宝箱を見付けたチマメ隊。

 

チノ「これです!中身は・・・」

 

宝箱を開けるとそこに入ってたのは。勲章のピンバッジやうさぎのオモチャ、貝殻などが入ってた。

 

マヤ「おお!勲章ピンバッジ!格好良い!」

 

メグ「色んな人がここを訪れてたんだねー!」

 

マヤ「後は、甘兎庵の割引券?」

 

チノ「肩たたき券まであります。」

 

ココア「3人共大丈夫ー?」

 

遠くからココアの声が聞こえた。

 

チノ「早く戻らないとココアさん達置いて来たままです・・・」

 

マヤ「ストップ!」

 

するとマヤがチノを止める。

 

マヤ「今日の宝探しは昔より楽しんでたよね?」

 

メグ「ココアちゃんのお陰なのかな?」

 

マヤ・メグ「ちょっと妬いたよ?」

 

チノ「ぜ・・・絶対気のせいです!」

 

否定するチノ。

 

マヤ「ここはホビットの憩いの場~!」

 

ココア「そんな!私だって体は大きくても心は小ちゃいんだから!」

 

マヤ「アハ!心が小ちゃかったらダメじゃん!」

 

メグ「ココアちゃんもホビットだったら良かったのに。」

 

楽兎「その心配は無いぞホビット諸君!」

 

緑羽太「俺達は既にホビットを守るナイトになったのだ!」

 

ココア「そんなー!」

 

チノ「結局ココアさんはクリア出来ませんでしたね。宝箱を動かすのは置いた本人しか出来ないルールですし・・・」

 

メグ「その事でね。」

 

マヤ「考えがあるんだけど。」

 

マヤ・メグ「私達でね!」

 

2人はチノにある提案をした。

 

 

 

 

 

 

その夜、ココアは1人で風呂に入ってた。

 

ココア(シストまたやりたいなぁ・・・後でチノちゃんに相談してみよ。)

 

 

 

 

 

 

その頃チノは、部屋でシストの写真を見ていた。写真は全て緑羽太が現像してくれた。

 

ココア「あ!チノちゃんお願い聞いてくれるかな?」

 

風呂から上がったココアは、チノの部屋に近付く。

 

ココア「チーノちゃん!」

 

部屋に入ると、チノは体を震えていた。

 

チノ(ほとんどが面白写真・・・ココアさんが関わるとどうして・・・)

 

ココア(怒りで肩が震えてる・・・?)

 

本当はチノは写真を見て笑い堪えてるのだが、ココアはそれが怒ってると勘違いをしている。

 

ココア「チノちゃん・・・」

 

チノ「コ・・・ココアさん!」

 

ココア「私のせいでそんな写真ばっかりになってごめんね・・・」

 

チノ「別に怒ってた訳では・・・」

 

ココア「チノちゃんの理想は・・・このお姉さんだよね!」

 

チノ「それもココアさんじゃないですか!」

 

貴婦人のようなココアの写真を見せる。

 

ココア「だって・・・」

 

チノ「確かにその写真のココアさんはしっかりして見えますけど・・・」

 

ココア「私まだまだだなぁ・・・全然チノちゃんに相応しいお姉ちゃんになれてない・・・もっとこの写真みたいに大人っぽかったら・・・チノちゃんの自慢の姉になれてる気がするんだけど・・・今の私じゃ自慢にもならないよね・・・なーんてね!!」

 

今のはココアの冗談だったが、チノは怒っていた。

 

ココア「あれ?チノちゃん・・・?」

 

怒ったチノが突然ぬいぐるみをココアに投げた。受けたココアは倒れた。

 

チノ「わ・・・私はココアさんがこの街に来て良かったと思ってますが!ココアさんのバカー!」

 

ココア「や・・・やったな!」

 

今度はココアがチノに枕を投げた。

 

チノ「何で何時も勝手に決め付けて・・・!」

 

投げ返そうとするが、ココアは笑いながら涙を流していた。

 

チノ「すみません・・・そんなに痛かったですか・・・?」

 

ココア「違うよ・・・」

 

チノ「だって・・・泣いてるじゃないですか・・・」

 

ココア「それはね・・・内緒だよ!」

 

チノにぬいぐるみを投げる。チノは枕で反撃する。

 

 

 

 

 

 

その騒がしい出来事は1階のバータイムに響いてた。

 

ティッピー「今夜は一段と騒がしいのぉ。まあこれくらいの方が静か過ぎなくて良い。案外慣れて来たわ。」

 

タカヒロ「何時か店が潰れるかもな。」

 

ティッピー「何じゃと!?潰れるのは困る!お前もっと頑張って繁盛させい!」

 

タカヒロ「喋るうさぎが居る面白い喫茶店として売り出せば流行るかもな。」

 

ティッピー「お前にわしの気持ちが分かるか!」

 

 

 

 

 

 

その頃楽兎の部屋では、ココアとチノの声を聞いていた。

 

楽兎「急に騒がしくなってきたな。あの2人はとても楽しそうな感じがするけど、チノちゃんは今でもココアと一緒に居て嬉しそうかな?」

 

 

 

 

 

 

その頃ココアは、チノの机にある物を見付けた。

 

ココア「あれ?これって・・・」

 

チノ「あ!それはダメです!」

 

1枚の手紙を手に取ったココア。

 

ココア「お姉ちゃんからチノちゃん宛てに手紙!?」

 

それは、チノ宛てに届いたモカからの手紙だった。ココアが手紙を読む。

 

ココア「実は、ココアが送って来る写真は面白ばかりなので、もう少し普通の写真をお願い出来るかな?ど、どうして私に秘密で!?」

 

あの時写真に興味を持った理由はこの事であったのだ。

 

チノ「モカさんに見られるって知ったら、ココアさん格好付けますよね?」

 

ココア「そんな!私は何時でも自然体だよ!」

 

櫛で髪を整える。

 

チノ「意識しまくってるじゃないですか!」

 

 

 

 

 

 

翌日の午後、チマメ隊が集まってた。

 

マヤ「例の用意は出来てるよね?」

 

チノ「準備OKです!」

 

メグ「喜んでくれるかな?」

 

 

 

 

 

 

3人が別々に分かれて、マヤは甘兎庵に来た。千夜にシストの地図を差し出す。

 

千夜「シストの地図?」

 

マヤ「新しく中学生組で隠したからね!私達はレベル高いよ~!後この割引券使える?」

 

千夜「勿論よ!」

 

 

 

 

 

 

その頃メグは、フルール・ド・ラパンでシャロとみくるに地図を渡す。

 

メグ「これ・・・頑張って作ったので受け取って下さい!」

 

シャロ「ラブレター!?」

 

みくる「シストじゃん!懐かしい!」

 

 

 

 

 

 

チノはラビットハウスでココアとリゼ、更に楽兎と緑羽太にシストの地図を渡した。

 

チノ「ココアさんリゼさん、楽兎さんと緑羽太さんにもこれを。」

 

リゼ「これは・・・」

 

チノ「この前お留守番して貰ったお礼に私達が隠しました。今度は私が留守番しますので4人も。」

 

リゼ「私達に挑戦状だな!」

 

ココア「前は私だけクリア出来てないからね!受けて立つよ!」

 

楽兎「こりゃあ受けなきゃ損するな!」

 

緑羽太「隠された財宝を必ず見付け出してやるぜ!」

 

チノ「頑張って下さいね。」

 

 

 

 

 

 

そしてある場所では、郵便から沢山の手紙を受け取った女性が居た。ココアの姉のモカだった。

 

モカ「ご苦労様ー!」

 

彼女の前には、実家であるベーカリー保登があった。手紙を受け取り、急いで母に報告する。

 

モカ「お母さーん!見て見て!来たよー!」

 

ココアの母「何?どうしたの?」

 

モカ「ココアとチノちゃんから。」

 

早速写真を見る。今まココアやチノが撮ってきた写真を見てモカはホッコリする。

 

モカ「良い!凄く良い写真だよ〜!チノちゃんありがとう!」

 

ココアの母「元気そうで安心したわ。」

 

するとモカはあの写真を母に見せた。

 

モカ「これ・・・誰?」

 

ココアの母「あなたの妹よ。」

 

モカ「ええ!?マイシスター!?」

 

貴婦人のような自分の妹を見て驚いたモカ。するとチノが送った手紙の中に数枚の写真が出て来た。

 

モカ「ん?この写真は・・・」

 

それは木組みの街の風景の写真だった。これは全て緑羽太が撮った写真だった。

 

モカ「緑羽太君が撮った写真だ〜!綺麗に撮れてる!」

 

そして緑羽太からの手紙も読んだ。

 

緑羽太『モカさんへ。お久し振りですね。チノちゃんやココアちゃんが撮った写真だけだと物足りないだろうと思って、チノちゃんにお願いして一緒に送りました。街並みは昔と変わりませんので是非お部屋に飾って下さい。また機会があれば、また遊びに来て下さい。今度はモカさんの写真を撮って差し上げますよ。茶度緑羽太より。』

 

モカ「ありがとう緑羽太君、大事にするね。ココアのも見てみよう!」

 

今度はココアの写真を見る。

 

モカ「こっちに帰って来ないかな〜?じゃないと、また私から会いに行っちゃうぞ?やっぱり、ココアが送って来る写真は面白いものばっかり!こう言うのも大好きだけど。」

 

そしてココアからの手紙を読む。

 

ココア『お姉ちゃん久し振り。元気ですか?お姉ちゃんに大事なお知らせがあります。』

 

モカ「何かな~?」

 

ココア『私から内緒でチノちゃんを取ろうとしたので1ヶ月お姉ちゃんとは文通しません!』

 

モカ「そんなつもり無いのに~!ココア~!」

 

こうして文通を禁止させられたモカはショックした。

 

 

 

 

 

 

後日、シストが無事クリア出来たココア達は、カフェでお宝を見せ合いこをする。

 

ココア「それじゃあ皆!手に入れたお宝を見せてごらん!」

 

リゼ「この勲章。これ小さい時に集めてたんだ。」

 

マヤ「やっぱり!リゼはそれを選ぶって思ってたよ!」

 

リゼ「マヤが入れた奴だったのか~!」

 

千夜「私はトゥーシューズのキーホルダーよ。可愛い。」

 

メグ「何時でも華麗に舞えるようにお守りだよ~。」

 

千夜「じゃあバレリーナみたいにくるくる回りながら接客できるかしら~?」

 

シャロ「落ち着かない喫茶店ね・・・私はこの可愛い小さな本よ。ん?」

 

その小さな本の中に何かが挟んであった。

 

シャロ「これは一体・・・?」

 

メグ「それ青山さんのだー!」

 

リゼ「もう一回みんなで遊べるな!」

 

それは青山ブルーマウンテンからのシストの地図だった。

 

千夜「良かったわねシャロちゃん。」

 

シャロ「またぁ?しょうがないわね・・・」

 

楽兎「俺はこの9x19mmパラベラム弾の薬莢だな。」

 

マヤ「それ私のだ!流石兄貴!」

 

楽兎「これマヤちゃんのだったか。まああの時予想は付いてたけど。」

 

緑羽太「俺はCDだな。これメグちゃんの?」

 

メグ「そうだよ!」

 

緑羽太「帰って何の曲か聴いてみようかな?みくるは?」

 

みくる「私はこの勲章だね。リゼちゃんとお揃いね。」

 

シャロ「ココアは?」

 

ココア「この変な顔の人の写真!」

 

自分の変顔写真を出した。

 

シャロ「それ自分じゃない・・・?」

 

ココア「ミー!?それは私が宝ってことだよね・・・チノちゃん・・・」

 

だがチノはぐっすり寝ていた。

 

チノ「お店を・・・もっと盛り上げないと・・・」

 

寝言を行ってるチノに、ココアが耳元で呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ココア「お姉ちゃんに任せなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チノ「うん・・・」

 

ココアの声を聞いたのか返事をした。チノは起きた。ココアはすぐ椅子に座った。

 

チノ「あれ・・・?ココアさん・・・私寝てました・・・?」

 

ココア「そう?」

 

チノ「何か声が聞こえたような・・・」

 

ココア「何も言ってないよ?」

 

リゼ「ココア聞いてくれよ、さっきシャロがさぁ。」

 

ココア「え?何何?」

 

シャロ「リ、リゼ先輩!?もう千夜のせいでしょ!!」

 

千夜「あら?私はメグちゃん達と紅茶飲んでたわよねー?」

 

マヤ・メグ「ねー!」

 

ココア「チノちゃんもこのクッキー食べる?」

 

チノ「むぅ〜、いただきます。」

 

楽兎達はココア達の光景を見て微笑んだ。

 

緑羽太「何だか俺達3人は幸せな日々を送ってるかもしれないな。」

 

みくる「本当楽しそうな仲間達に恵まれたよね私達は。」

 

楽兎「でもまだまだだ、俺達の日常はこれから続くんだからな。」

 

「THE END」




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

       ココア:佐倉綾音
        チノ:水瀬いのり
        リゼ:種田梨沙
        千夜:佐藤聡美
       シャロ:内田真礼
        マヤ:徳井青空
        メグ:村川梨衣
     茶度緑羽太:相葉裕樹
     鴨田みくる:三森すずこ
     ティッピー:清川元夢
      タカヒロ:速水奨

        モカ:茅野愛衣
        先生:種崎敦美
     ココアの母:皆口裕子

やっとご注文は従兄ですか?が完結しました。ここまで長かったような短かったようなと気がします。

それと次に投稿する新作をどっちか考えてるんですが、1つはきんいろモザイク(1期と2期)か、あんハピ♪のどっちかにします。

感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。

どの組み合わせが好き?みくる編

  • みくる×ココア
  • みくる×チノ
  • みくる×リゼ
  • みくる×千夜
  • みくる×シャロ
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