アフター1「身内との再会」
季節は夏。木組みの家と石畳の町に1人の女性がやって来た。女性の右手には、キャリーバッグ。左手には、ペット用のキャリーバッグを持っていた。
女性「久し振りに来たわ。この町に。小さい頃の時と変わらないわねー。」
その女性はある場所へ向かって行く。
その頃ラビットハウスは今日も忙しい。
緑羽太「今日のラビットハウスは忙しいようだな。」
楽兎「最近お客さん達が多くなってきてるからな。日頃の努力の成果のお陰かもな。」
リゼ「楽兎、会話してないで仕事しろよ?」
楽兎「ああ悪い。じゃあ緑羽太後でな。」
すぐに楽兎は仕事に戻って行く。
そして時間が過ぎて、店は落ち着いた。
ココア「ふぅ〜。疲れた〜。」
緑羽太「お疲れさんだねココアちゃん。皆も。」
チノ「こんなに忙しいのは久し振りでした。」
楽兎「去年のクリスマスの時以来かな?」
チノ「そうですね。」
そこに、1人の女性客が来店した。
4人「いらっしゃいませー!」
楽兎「あれ?」
リゼ「楽兎どうした?」
楽兎「いや、何でもない。」
その女性客は緑羽太の隣の席に座った。
女性「あら!可愛いお嬢さん3人が居るわね。」
チノ「あ、ありがとうございます・・・」
女性「じゃあ、そこのお兄さん!カプチーノ下さいな☆」
楽兎「え、あ、はい。」
急いでカプチーノを淹れる。
楽兎「どうぞ。」
女性「ありがとうね。」
カプチーノを啜る。
緑羽太(何だこのお客は?)
女性「はぁ〜。やっぱりカプチーノは落ち着くわね〜。ねえそこのお兄さん、私を覚えてる?」
楽兎「え?」
ココア「私を覚えてる?もしかして・・・楽兎君の彼女!?」
リゼ「え!?お前彼女が居たのか!?」
楽兎「居ねえよ!っつか、いい加減からかうの止めろよ、母さん。」
チノ「お母さん?」
女性「あら?バレちゃった?」
楽兎「声と姿でバレるだろ。」
女性「やっぱり変装して入った方が良いかな?」
楽兎「もう遅えよ。」
ココア「楽兎君の、お母さん?」
女性「そうです。初めまして。綾部恵美です。息子の楽兎がお世話になっています。」
この女性の正体は、楽兎の母の『恵美』だった。
チノ「こ、こちらこそ。」
恵美「まぁ!あなたがチノちゃん?」
チノ「は、はい。」
恵美「初めまして!可愛い姪っ子〜!」
急にチノを抱き締めた。
チノ「く・・・苦しい・・・」
楽兎「おい母さん・・・」
ココア「お母さんとても綺麗だね。」
楽兎「まぁな。一瞬見れば姉みたいな顔だ。」
恵美「緑羽太君も久し振りだね。」
緑羽太「久し振り恵美さん。昔より変わってないね。」
恵美「そう?嬉しいわね〜!」
しばらくして、千夜とシャロとみくるが来店した。
千夜「こんにちはー。」
シャロ「来たわよー。」
ココア「あ!千夜ちゃんにシャロちゃんにみくるちゃん!」
恵美「あ!みくるちゃん!久し振り!」
みくる「あ!おばさん!お久し振りです!」
シャロ「え!?この人急にみくるさんを見て喜んだけど!?」
楽兎「脅かせてごめんな。この人俺の母さんなんだ。」
シャロ「え!?楽兎さんのお母さん!?」
恵美「あなた達が千夜ちゃんとシャロちゃんね。」
千夜「はじめまして。」
シャロ「は、はじめまして。」
恵美「楽兎から話は聞いてるわよ。2人もとても可愛いわね〜。」
シャロ「いえ、そんな・・・」
楽兎「おい母さん、大概にしろよ?」
恵美「ああごめんごめん。」
楽兎「ほんで母さん、今日は何故この町に来たんだ?店はどうしたんだ?」
恵美「ふっふっふ。実はね、今日から数日間、このラビットハウスで泊まり込む事になりました!」
楽兎「マジかよ!」
恵美「うちの店は副店長に任せてあるわ。それとタカヒロ君にも連絡済みだからね。」
楽兎「タカヒロさんにも連絡済みかよ。」
緑羽太(っつか、この展開前にも見たぞ。デジャヴか?)
恵美「と言う訳で、楽兎、ココアちゃん、チノちゃん、数日間宜しくお願いします。」
チノ「こちらこそ。」
ココア「お世話になります!」
その後、恵美はタカヒロに挨拶する為、タカヒロの部屋に向かった。
恵美「久し振りねタカヒロ君。」
タカヒロ「お久し振りですね恵美さん。」
恵美「最後に会ったのはあの人の葬式かしら?」
タカヒロ「そうですね。」
恵美「今まで妹を幸せにさせてくれてありがとうね。」
タカヒロ「いえ。サキが居てくれたお陰で私も幸せでした。」
その頃ホールでは。
ココア「楽兎君のお母さんとっても綺麗だね。」
楽兎「まあ、それを言うなら母さんに言ってくれ。」
緑羽太「恵美さんのテンション、俺達のガキの頃から変わってなかったな。」
楽兎「母さんの家庭、結構テンション高い家庭って言ってたしな。」
リゼ「そんなにテンション高いのか?」
楽兎「ああ。負けても挫けても常にテンション高めで気にしなかったりなどだな。」
チノ「私の母もあんな感じでした。」
楽兎「まあ遺伝だからな。」
その夜、皆がチノの部屋に集まった。
楽兎「そう言えば母さん、そのキャリーバッグは何だ?」
ペット用のキャリーバッグを見て疑問に思う。
恵美「そうだったわ!来た時に見せるの忘れてたわ。」
ペット用のキャリーバッグを開けて、中を探る。
恵美「この子を連れて来たわ。」
出したのは、茶色で両手サイズのネザーランドドワーフの子うさぎだった。
ココア「わあー!うさぎだー!!」
恵美「ネザーランドドワーフのポッポよ。楽兎はこの前携帯の写真を見たでしょ?」
楽兎「ああ、この前母さんから写メが来たからな。結構小さいんだな。もう1匹居たっけ?」
恵美「ええ、その子が今看板うさぎをやってるよ。」
楽兎「何時の間に2匹飼ったんだ?」
恵美「ねえチノちゃん、ちょっと抱いてみる?」
チノ「え?私ですか?」
恵美「チノちゃん気に入るかなって思って。」
チノ「でも私、ティッピー以外の動物はちょっと・・・」
楽兎「実はチノちゃんはティッピー以外の動物は懐かないんだ。」
恵美「そうだったの?でも大丈夫よ。この子とっても人懐っこい子だから。」
チノ「は、はい・・・」
ポッポをチノに抱かせる。するとポッポはチノを見てすりすりした。
チノ「わぁ・・・可愛いです!」
恵美「でしょでしょ!」
楽兎「良かったなチノちゃん!」
チノ「はい!」
ココア「ねえチノちゃん!私にもポッポちゃんをもふもふさせて!!」
チノ「もう少しこのままで。」
ココア「えー私ももふもふしたいー!だったらチノちゃんと一緒にもふもふする!」
ポッポとチノちゃんをもふもふする。
チノ「やめて下さいココアさん!」
恵美「ココアちゃんってもふもふが好きなんだね。」
楽兎「まあな。でもこうして見ると、本当の姉妹みたいだな。」
ティッピー(チノもまた成長したようじゃな。)
楽兎(お?ティッピーの口からその言葉が出るとはな。)
ティッピー(当然じゃ。チノはわしの孫じゃからな。)
楽兎(そして俺の従妹でもあるからな。)
母と再会した楽兎と、ポッポと馴染む事が出来たチノであった。
「END」
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
ココア:佐倉綾音
チノ:水瀬いのり
リゼ:種田梨沙
千夜:佐藤聡美
シャロ:内田真礼
茶度緑羽太:相葉裕樹
鴨田みくる:三森すずこ
ティッピー:清川元夢
タカヒロ:速水奨
綾部恵美:桑島法子
作者「最初は楽兎の母が登場した回になりました。」
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。
どの組み合わせが好き?みくる編
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みくる×ココア
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みくる×チノ
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みくる×リゼ
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みくる×千夜
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みくる×シャロ