ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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日記その3「風邪とジャズ」

8日目、楽兎は早起きした。

 

楽兎「おはようございますタカヒロさん。」

 

タカヒロ「おはよう楽兎君。」

 

楽兎「あれ?サキさんは?」

 

タカヒロ「サキは今、チノの部屋へ行ってる。」

 

楽兎「え?」

 

タカヒロ「今日チノが風邪を引いてしまって。」

 

楽兎「風邪!?まさか昨日のバドミントンやって・・・」

 

タカヒロ「でもそこまで酷い熱じゃないよ。」

 

楽兎「そうですか。」

 

 

 

 

 

 

その後サキがキッチンへ戻って来た。

 

サキ「熱は38度あったわ。」

 

楽兎「心配ですね。チノちゃんが風邪を引いてしまったから。すみませんサキさん、昨日バドミントンをやったせいで。」

 

サキ「楽兎君は気にしなくて良いよ。すぐに元気になるよ。」

 

楽兎「う〜ん、サキさんお願いが。」

 

サキ「何?」

 

楽兎「俺も看病手伝わせて下さい。」

 

サキ「え?」

 

楽兎「俺もチノちゃんに何か役に立つ事が出来たらと思って。」

 

サキ「良いわよ。助かるわ。」

 

 

 

 

 

 

朝食を済ませて、チノの部屋へ向かう。そしてサキがドアをノックして部屋に入る。

 

サキ「チノ、楽兎君も来てくれたよ。」

 

チノ「お母さん・・・楽兎さん・・・」

 

楽兎「チノちゃんが心配だから看病しに来たよ。具合はどう?」

 

チノ「頭が痛いです・・・」

 

楽兎「今日は安静にしてね。」

 

チノ「はい・・・」

 

サキ「私りんご切って来るわ。」

 

楽兎「はい。」

 

サキが部屋から出る。

 

楽兎「ごめんねチノちゃん。」

 

チノ「何でです・・・?楽兎さんが何で謝るんです・・・?」

 

楽兎「いや、昨日バドミントンで無茶させた事で謝りたくて。」

 

チノ「気にしてませんよ。私がバドミントンを楽しくやったせいですから。」

 

楽兎「まあ、昨日楽しそうにやったよね。」

 

チノ「はい。」

 

楽兎はチノをジッと見る。

 

チノ「楽兎さん?」

 

楽兎「いや、こうして見ると、妹みたいだなって思っちゃって。」

 

チノ「妹ですか?」

 

楽兎「うん。俺チノちゃんと同じ一人っ子だから、兄弟や姉妹が居る家族が羨ましくて。」

 

チノ「兄弟・・・」

 

楽兎「まあ、別にそこまで羨ましいとか思ってないけど。」

 

チノ「では、私が楽兎さんの妹になってあげましょうか?」

 

楽兎「え?チノちゃんが俺の妹に?」

 

チノ「私も一人っ子ですから。」

 

楽兎「いやでもチノちゃんは俺の従妹だよね?別にやらなくても。」

 

チノ「そうですか・・・」

 

楽兎「呼び方は何時も通りで良いよ。」

 

チノ「はい。」

 

そこにサキが来た。

 

サキ「お待たせ。」

 

りんごを持って来た。

 

サキ「楽兎君。食べさせてあげて。」

 

楽兎「はい。」

 

爪楊枝を持ってりんごを刺してチノの方へ近付ける。

 

楽兎「はいチノちゃん。」

 

りんごを食べるチノ。

 

チノ「美味しいです。」

 

楽兎「良かった。食べれるようになったら元気になれるよ。」

 

その後もりんごを食べて、全部食べ終わってそのまま寝た。

 

サキ「今日はありがとうね楽兎君。」

 

楽兎「いえいえ、チノちゃんと会話出来たから大丈夫ですよ。」

 

サキ「何の会話したの?」

 

楽兎「俺が一人っ子だから兄弟や姉妹が居る家族が羨ましいって。」

 

サキ「だったら、楽兎君の妹をチノにしたらどうかな?」

 

楽兎「え?いや求めてませんよ。」

 

サキ「大丈夫よ。チノも喜んでくれると思うわ。」

 

楽兎「サキさんどんだけ〜。」

 

サキ「それと楽兎君、今度は楽兎君が風邪引いたら大変になるわね。チノと一緒に部屋に居たからね。」

 

楽兎「俺の体は強いですよ。簡単に風邪は引きません。」

 

 

 

 

 

 

だが翌日の9日目、非常事態が起こった。何と楽兎が風邪を引いてしまった。

 

サキ「きっと昨日のチノの熱が移っちゃったらしいわね。」

 

楽兎「まさか昨日の言葉がフラグになるとは・・・」

 

チノ「じゃあ私が楽兎さんを看病してあげます。」

 

楽兎「良いけど、また風邪引かないようにね・・・」

 

この日は風邪を引いて少し憂鬱になった楽兎であった。

 

 

 

 

 

 

翌日の10日目。夜のラビットハウス。大勢の客の前でタカヒロが仲間達と一緒にジャズをやっていた。楽兎とサキも鑑賞していた。

 

楽兎「タカヒロさんジャズやってたんですね。」

 

サキ「ええ。とっても良い演奏よ。」

 

楽兎(バーカウンターに立ってるのが、マスターかぁ。中々渋いな。)

 

サキ「さてと、そろそろ行かなきゃ。」

 

楽兎「え?何処へですか?」

 

サキ「私も参加するの。楽兎君楽しみにしていてね。」

 

楽兎「は、はい。」

 

その場から離れて準備しに行く。

 

楽兎「サキさんも演奏するのかな?」

 

そしてサキが戻って来た。

 

楽兎「え!?」

 

戻って来た香里を見た楽兎が驚いた。サキが純白ドレス姿で登場した。そしてステージに立つ。タカヒロ達が演奏して香里が歌う。歌姫のような歌声で歌う。

 

楽兎「凄い・・・サキさん・・・セリーヌ・ディオンに匹敵する歌声を出してる・・・」

 

 

 

 

 

 

そして演奏が終わって全員が一礼する。お客達が拍手喝采する。楽兎も拍手する。サキとタカヒロが楽兎の方へ行く。

 

タカヒロ「楽兎君、どうだった?」

 

楽兎「凄いです!俺感動しちゃいました!」

 

タカヒロ「ありがとう。」

 

楽兎「サキさんの歌声癒されましたね。」

 

サキ「ありがとう楽兎君!」

 

楽兎「夫婦揃って素晴らしいですね。」

 

タカヒロ「褒めても何も無いよ?」

 

楽兎「あはは、そうですね。」

 

ジャズを楽しく鑑賞出来た楽兎であった。

 

「END」




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

        チノ:水瀬いのり

      タカヒロ:速水奨
        サキ:水樹奈々

作者「ちょっと今回ぎこちない感じでしたけど、3話目が終わりました。」

感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。

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  • 楽兎×チノ
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