8日目、楽兎は早起きした。
楽兎「おはようございますタカヒロさん。」
タカヒロ「おはよう楽兎君。」
楽兎「あれ?サキさんは?」
タカヒロ「サキは今、チノの部屋へ行ってる。」
楽兎「え?」
タカヒロ「今日チノが風邪を引いてしまって。」
楽兎「風邪!?まさか昨日のバドミントンやって・・・」
タカヒロ「でもそこまで酷い熱じゃないよ。」
楽兎「そうですか。」
その後サキがキッチンへ戻って来た。
サキ「熱は38度あったわ。」
楽兎「心配ですね。チノちゃんが風邪を引いてしまったから。すみませんサキさん、昨日バドミントンをやったせいで。」
サキ「楽兎君は気にしなくて良いよ。すぐに元気になるよ。」
楽兎「う〜ん、サキさんお願いが。」
サキ「何?」
楽兎「俺も看病手伝わせて下さい。」
サキ「え?」
楽兎「俺もチノちゃんに何か役に立つ事が出来たらと思って。」
サキ「良いわよ。助かるわ。」
朝食を済ませて、チノの部屋へ向かう。そしてサキがドアをノックして部屋に入る。
サキ「チノ、楽兎君も来てくれたよ。」
チノ「お母さん・・・楽兎さん・・・」
楽兎「チノちゃんが心配だから看病しに来たよ。具合はどう?」
チノ「頭が痛いです・・・」
楽兎「今日は安静にしてね。」
チノ「はい・・・」
サキ「私りんご切って来るわ。」
楽兎「はい。」
サキが部屋から出る。
楽兎「ごめんねチノちゃん。」
チノ「何でです・・・?楽兎さんが何で謝るんです・・・?」
楽兎「いや、昨日バドミントンで無茶させた事で謝りたくて。」
チノ「気にしてませんよ。私がバドミントンを楽しくやったせいですから。」
楽兎「まあ、昨日楽しそうにやったよね。」
チノ「はい。」
楽兎はチノをジッと見る。
チノ「楽兎さん?」
楽兎「いや、こうして見ると、妹みたいだなって思っちゃって。」
チノ「妹ですか?」
楽兎「うん。俺チノちゃんと同じ一人っ子だから、兄弟や姉妹が居る家族が羨ましくて。」
チノ「兄弟・・・」
楽兎「まあ、別にそこまで羨ましいとか思ってないけど。」
チノ「では、私が楽兎さんの妹になってあげましょうか?」
楽兎「え?チノちゃんが俺の妹に?」
チノ「私も一人っ子ですから。」
楽兎「いやでもチノちゃんは俺の従妹だよね?別にやらなくても。」
チノ「そうですか・・・」
楽兎「呼び方は何時も通りで良いよ。」
チノ「はい。」
そこにサキが来た。
サキ「お待たせ。」
りんごを持って来た。
サキ「楽兎君。食べさせてあげて。」
楽兎「はい。」
爪楊枝を持ってりんごを刺してチノの方へ近付ける。
楽兎「はいチノちゃん。」
りんごを食べるチノ。
チノ「美味しいです。」
楽兎「良かった。食べれるようになったら元気になれるよ。」
その後もりんごを食べて、全部食べ終わってそのまま寝た。
サキ「今日はありがとうね楽兎君。」
楽兎「いえいえ、チノちゃんと会話出来たから大丈夫ですよ。」
サキ「何の会話したの?」
楽兎「俺が一人っ子だから兄弟や姉妹が居る家族が羨ましいって。」
サキ「だったら、楽兎君の妹をチノにしたらどうかな?」
楽兎「え?いや求めてませんよ。」
サキ「大丈夫よ。チノも喜んでくれると思うわ。」
楽兎「サキさんどんだけ〜。」
サキ「それと楽兎君、今度は楽兎君が風邪引いたら大変になるわね。チノと一緒に部屋に居たからね。」
楽兎「俺の体は強いですよ。簡単に風邪は引きません。」
だが翌日の9日目、非常事態が起こった。何と楽兎が風邪を引いてしまった。
サキ「きっと昨日のチノの熱が移っちゃったらしいわね。」
楽兎「まさか昨日の言葉がフラグになるとは・・・」
チノ「じゃあ私が楽兎さんを看病してあげます。」
楽兎「良いけど、また風邪引かないようにね・・・」
この日は風邪を引いて少し憂鬱になった楽兎であった。
翌日の10日目。夜のラビットハウス。大勢の客の前でタカヒロが仲間達と一緒にジャズをやっていた。楽兎とサキも鑑賞していた。
楽兎「タカヒロさんジャズやってたんですね。」
サキ「ええ。とっても良い演奏よ。」
楽兎(バーカウンターに立ってるのが、マスターかぁ。中々渋いな。)
サキ「さてと、そろそろ行かなきゃ。」
楽兎「え?何処へですか?」
サキ「私も参加するの。楽兎君楽しみにしていてね。」
楽兎「は、はい。」
その場から離れて準備しに行く。
楽兎「サキさんも演奏するのかな?」
そしてサキが戻って来た。
楽兎「え!?」
戻って来た香里を見た楽兎が驚いた。サキが純白ドレス姿で登場した。そしてステージに立つ。タカヒロ達が演奏して香里が歌う。歌姫のような歌声で歌う。
楽兎「凄い・・・サキさん・・・セリーヌ・ディオンに匹敵する歌声を出してる・・・」
そして演奏が終わって全員が一礼する。お客達が拍手喝采する。楽兎も拍手する。サキとタカヒロが楽兎の方へ行く。
タカヒロ「楽兎君、どうだった?」
楽兎「凄いです!俺感動しちゃいました!」
タカヒロ「ありがとう。」
楽兎「サキさんの歌声癒されましたね。」
サキ「ありがとう楽兎君!」
楽兎「夫婦揃って素晴らしいですね。」
タカヒロ「褒めても何も無いよ?」
楽兎「あはは、そうですね。」
ジャズを楽しく鑑賞出来た楽兎であった。
「END」
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
チノ:水瀬いのり
タカヒロ:速水奨
サキ:水樹奈々
作者「ちょっと今回ぎこちない感じでしたけど、3話目が終わりました。」
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。
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楽兎×ココア
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楽兎×チノ
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楽兎×リゼ
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楽兎×千夜
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楽兎×シャロ