ココア「皆!盃は持ったね?」
チノ「盃・・・」
リゼ「何で私まで・・・?」
この3人は千夜と一緒に盃する事になってる。
楽兎「盃って、何すんの?」
千夜「義兄弟の盃よ!チノちゃんも私達と同じ学校へ行くんだから!」
チノ「まだ願書すら出してないです。」
緑羽太「気が早い盃だな。」
ココア「それでは!我ら再びあの校舎で会おうぞ!!」
千夜「おーー!」
チノ「お、おー。」
ココア・チノ・リゼ・千夜「かんぱーい!」
青山「コーヒー、頂けますか?」
ココア・チノ・リゼ・千夜「っ!?」
チノ「青山さん!?」
楽兎「何時の間に!?ってか何故カウンターに立ってる!」
”バァン!!”
そこに誰かが入って来た。
凛「青山先生はここですか!?」
それは、青山の担当の真手凛だった。
楽兎「真手凛さん?」
凛「先生ー!」
千夜「青山さんには何時も甘兎庵をご贔屓にして頂いて。」
凛「え!?あ!いえ、此方こそ!い、い、今名刺を!」
千夜「お気遣いなく〜。」
チノ「あ、あの・・・青山さんなら・・・」
千夜・凛「ん?」
楽兎「外ですよ?」
窓の外から手を振ってる青山を発見した。
凛「あーーー!!先生!!待ちなさーい!!」
店を出て青山を追う。
リゼ「忙しい人達だな・・・」
緑羽太「嵐のような人達だな。一日中走り回ってそうだな。」
チノ「マラソンみたいです。」
ココア「あ!そう言えば今月、ウチの学校マラソン大会だよ?」
楽兎「そうなのか?」
千夜「え!?マラソンって事は・・・走るのよね・・・!?」
リゼ・緑羽太「当たり前だろ!」
ココア「お姉さん兼先輩として良い所見せなきゃ!!ね?」
千夜「はっ!!お姉ちゃん兼先輩・・・!必ず完走してみせるわ!!義兄弟の盃に誓って!!」
楽兎・ココア・チノ・リゼ・緑羽太「おーーー!」
翌日。夜明け前にリゼがランニングをしている。
リゼ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」
途中、橋の下から声が聞こえた。その声の主は・・・
リゼ「うわっ!千夜!!」
ダンベルを持ってタイヤを引っ張っている千夜が。
千夜「あ、リゼちゃん!爽やかな・・・朝・・・ねぇ・・・」
リゼ「何してるんだ!?」
千夜「マラソン大会の特訓!!」
リゼ「山岳地帯でも走るのか!?」
特訓を中断し、リゼが千夜に巻かれてるロープを解いてあげる。
リゼ「ったくもう・・・」
千夜「ココアちゃんと一緒に完走したくてトレーニングしてたの。」
リゼ「これはやり過ぎだ。」
千夜「リゼちゃんは毎朝走ってるの?」
リゼ「いやぁ、今朝からなんだ。実は最近甘い物食べ過ぎて体重が・・・そうだ!!今日から一緒に走らないか!?」
千夜「え!?でも私、走るの凄く遅くて・・・」
リゼ「大丈夫!千夜に合わせるから!!」
千夜「・・・・あ!!」
リゼ「ん?」
ある事を思い付いた千夜は・・・ロープをリゼと一緒に結んで離れないようにさせた。
リゼ「・・・」
千夜「これなら置いて行かれないわ!リゼちゃんGOー!」
リゼ「犬の散歩かよ!!」
このまま街中を走る。
リゼ「空気が清々しくて気持ちが良いな〜!」
千夜「はぁ・・・はぁ・・・そうね・・・!」
リゼ「早朝の街って、何時もと違って見えるよな〜!」
千夜「はぁ・・・はぁ・・・どのお店も・・・まだ開いてないし・・・」
リゼ「静かな街って、何だか新鮮だ〜!」
千夜「・・・・」
徐々に千夜のペースが落ちて行く。
リゼ「それにしても、ココアと完走したいが為に特訓まで始めるなんて!友情の為に己と戦う決意をしたお前を尊敬いいい!?千夜!?」
離れていないが、千夜がバテてしまった。
千夜「・・・もう・・・無理・・・」
リゼ「まだ走り始めたばかりだぞ?」
千夜「グルルルルル・・・・」
リゼ「散歩を嫌がる犬かよ・・・」
その日の学校。
千夜「痛たたた・・・脹脛が・・・筋肉痛かしら・・・?」
ココア「筋肉痛?珍しいね。」
早朝で無理に走ったせいで筋肉痛が生じてしまった。
千夜「実は今朝から大会に向けて特訓を始めたの!」
ココア「凄〜い!!」
千夜「当日は!甘兎庵旋風を吹かせてやるんだから!!そしてココアちゃんと絶対ゴールする!!」
マラソン大会に向けて千夜が燃え始めた。
ココア「わぁ!この気迫・・・!1位を目指す為なら私すら切り捨てる覚悟を感じる!!」
その後、ラビットハウス。
ココア「と言う訳で!千夜ちゃんに置いて行かれないように、朝ジョギングを始めます!!」
楽兎「急だな。」
ココア「リゼちゃん!楽兎君!付き合って!」
リゼ「早起き出来るのか?」
ココア「私を誰だと思ってるの!?早起きと言えばパン屋さん!!パン屋さんの娘と言えばこの私!!ココアだよ!!」
緑羽太「モカさんを忘れてないか?」
リゼ「ふぅ〜ん、分かった。」
楽兎「絶対起きろよな?」
ココア「うん!目覚まし宜しくねチノちゃん!」
チノ「嫌ですよ。」
リゼ「自分で起きろよ!!」
ココア「皆でジョギング頑張ろーー!!」
ティッピー「は〜あ・・・」
翌日の早朝。先にリゼと合流した楽兎がチノに電話する。スピーカーON。
チノ『もしもし、チノです。』
楽兎「チノちゃん、ココアは?」
チノ『ココアさん、起きません。』
楽兎・リゼ「だと思った。」
案の定ココアは爆睡中。
楽兎「ごめんなチノちゃん。起きたらまた連絡してね。とっちめるから。」
チノ『はい。』
電話を切った。
千夜「遅れてごめんなさ〜〜〜い・・・!!」
頑張って走って来た千夜に、リゼが撫でた。
リゼ「千夜は偉い!」
楽兎「誇らしいぞ!」
千夜「え?」
3人で朝のジョギング。
千夜「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・もう限界・・・」
リゼ「後少しだ!頑張れ!」
楽兎「千夜!やれば出来る!」
千夜「つ・・・疲れを誤魔化す為に・・・掛け声を出しても良いかしら・・・?」
リゼ「じゃあしりとりしよう!あー、あー、アップルパイ!」
楽兎「いー、いー、勇ましい。」
千夜「い・・・い・・・磯辺焼き・・・!」
リゼ「きー、きー、キャンディ!」
楽兎「いー、いー、委員会。」
千夜「いち・・・ご・・・大・・・福・・・黒・・・豆・・・寒・・・天・・・白・・・玉・・・餡・・・蜜・・・抹・・・茶パフェ・・・甘味は是非甘兎庵へーーーーー!!!!」
楽兎・リゼ「宣伝カーか!!」
陽が昇り、休憩を挟んだ。
千夜「はぁ・・・」
楽兎「やったな千夜。」
リゼ「よく頑張ったな。」
するとリゼがポケットから何かを出した。
リゼ「ホラこれ!」
千夜「スタンプカード・・・?」
リゼ「こう言うのがあると達成感があるだろ?」
千夜「・・・リゼちゃん!私頑張るわ!!」
リゼ「その意気だ!!ココアに追い付け追い越せの精神で行くぞーーーー!!」
楽兎「おーーーー!!」
千夜「・・・・」
リゼ「ん?どした?」
千夜「甘兎庵でもスタンプカード導入しようかしら?」
リゼ「全部溜まったらどうなるんだ?」
楽兎「何か特典が付くのか?」
千夜「90分熱々お汁粉飲み放題!」
楽兎「わんこそばか!」
リゼ「嬉しいかどうか、微妙な線だな・・・まぁ兎に角、明日も頑張ろう!」
楽兎「俺も協力するぜ!」
千夜「はい!!」
後日。フルール・ド・ラパン。
シャロ「えー!?千夜が特訓!?」
みくる「本当なの?」
ココア「そうなの。」
シャロ「そう言えば・・・毎朝ジョギングしてるって・・・運動苦手なのに、毎日続いているみたいね。」
みくる「マラソン大会の為に特訓なんて、千夜ちゃん成長したねぇ〜。」
ココア「何か最近目付きが、リゼちゃんっぽくなって来てるんだよ!」
みくる「リゼちゃんの性格に感染されたのかな?」
ココア「私このままじゃ置いて行かれちゃう!!」
シャロ「千夜と一緒にジョギングすれば良いじゃない。」
みくる「そうだよ。」
ココア「千夜ちゃんに隠れて特訓したいの!!」
みくる「千夜ちゃんを驚かせたいんだね?」
ココア「そうなの!!」
シャロ「面倒臭いわねぇ・・・」
ココア「シャロちゃん!みくるちゃん!一緒にジョギングしよ?」
みくる「うん!良いよ!」
シャロ「嫌よ。」
ココア「お願いシャロちゃん!お願ーい!」
みくる「シャロちゃんもジョギングしようよ!そしたら私のシャロちゃん成分が蓄えられるの!」
シャロ「みくるさんって何をしたいんですか・・・?・・・ココア、本当にちゃんと起きるんでしょうね?」
ココア「勿論だよ!!」
翌日の早朝。楽兎とリゼが待っていると。
千夜「お待たせーーー!!」
今日も千夜が時間通りに来た。今日の千夜はツインテールになってる。
リゼ「お!その髪型!」
楽兎「気合入ってるな!」
千夜「ウフフ♪走る時の願掛けよ!名教官みたいに走れるようにね!」
リゼ「あ!」
千夜「さぁ!今日も地獄の果てまで進軍だーーーー!!!」
リゼ「それ私のつもりじゃないよな!?」
楽兎「おーい待てーーー!!」
一方シャロとみくるは早起きしたが、チノからのLINEでココアがまだ寝てる光景に唖然としてる。
シャロ「・・・・だと思ったわよ!!!!!」
みくる「気持ち良さそうね〜。」
その頃3人は、丘の上へ向かってジョギング。
リゼ「もう少しで坂道に登り切りだ!!」
楽兎「頑張れ千夜!!やれば出来る!!」
千夜「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!!」
そして、坂道を登り切り頂上へ到達。
リゼ「やったな千夜!!」
楽兎「ミッションコンプリート!!」
千夜「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・自分が・・・こんなに・・・走れるなんて・・・!!知らなかった〜・・・!」
リゼ「ん?」
楽兎「お!」
陽が昇った。
リゼ「綺麗だなぁ〜!」
千夜「本当〜!」
楽兎「良いね〜!陽の光を浴びると気持ち良いな〜!」
千夜「リゼちゃんと楽兎さんとの特訓で、色んな発見が出来たわ!」
リゼ「大会が終わっても続けてみるか?」
千夜「ううん。私目標が無いと頑張れないの。」
リゼ「じゃあトライアスロンとか興味無いか?」
千夜「響きだけで死ぬ自信はあるわ。」
楽兎「玉砕覚悟?」
リゼ「今のお前とココアなら、完走出来るはずだ!!」
千夜「ありがと〜!リゼちゃんと楽兎さんと一緒だったから、毎朝頑張れたの!本番、楽しんで来るわね!」
リゼ「私達は戦友だ!」
楽兎「健闘を祈る!」
3人がお互いに敬礼し合った。
千夜「これ、今までのお礼に。」
渡したのは、甘兎庵の和菓子食べ放題券。
リゼ「甘兎庵のスタンプカード!もう出来たのか?」
楽兎「いや、これは・・・」
千夜「和菓子の食べ放題券よ〜!」
楽兎「カロリー無視かよ!!」
リゼ「私がジョギングを始めた理由、言ったよな!?」
そして、マラソン大会当日。街中を全校生徒が走る。
マヤ「ココア達来ないね。」
緑羽太「さぁ現れてくれ!このカメラに2人の勇姿を収めてやる!」
チノ「あ!」
千夜「はぁ・・・!はぁ・・・!はぁ・・・!」
マヤ「千夜だ!!」
メグ「ココアちゃんは!?」
ココアは千夜のツインテールを掴みながら走ってる。
チノ「千夜さんの髪を手綱のように掴んでます!」
楽兎「馬かよ!!」
緑羽太「折角の勇姿が台無しだ!!」
リゼ(千夜、目標通り、ココアを見捨てずに連れて来たんだな!!それでこそ戦友だ!!)
千夜「リゼちゃーーーん!!楽兎さーーーーん!!」
楽兎・リゼ「ん?」
千夜「ツインテール役に立ってるわーーーーー!!!」
楽兎・リゼ「嬉しくない!!」
メグ「もう少しだよーーー!!」
マヤ「頑張れーーーー!!」
みくる「行け行けーーーー!!」
ココア「千夜ちゃん・・・もう・・・ダメ・・・」
千夜「諦め・・・ないで・・・!!ココアちゃん・・・!!一緒に・・・完走するの!!!(格好良いお姉ちゃん兼先輩に!!なるのよーーーー!!!)」
ゴールまであと少し。
ココア「あぁ・・・・・」
そして遂に。
千夜「あははははは♪」
2人で完走を果たした。
マラソン大会終了後。
リゼ「お疲れー!」
マヤ「凄かったよー!」
みくる「千夜ちゃん、ご褒美にギュー!」
頑張った千夜をギューっと抱き締めた。
千夜「みくるさん・・・ありがとう・・・」
シャロ「まさか千夜が完走出来るなんて〜。」
緑羽太「2人の勇姿、バッチリカメラに収めたぜ!」
ココア「信じてたよ!千夜ちゃんなら絶対やり遂げるって!」
千夜「私だけの力じゃないわ。毎朝一緒に走ってくれたリゼちゃんと楽兎さんとココアちゃんのお陰よ!」
ココア「えへへ〜。」
シャロ「むぅ・・・私も先輩と一緒に走りたかったなぁ・・・」
リゼ「お!?じゃあ一緒にやるか!?早速明日から特訓だーーー!!目指せトライアスローーーン!!」
シャロ「はいー!・・・って、今最後何て言いました!?」
ココア「皆で頑張ろー!!」
千夜「おーーー!!」
シャロ「ココアは来ないでしょーーー!!」
全員「あはははははは!」
こうして、千夜とココアがマラソン大会で完走を果たして、緑羽太が2人の勇姿をカメラに収める事に成功した。
ある日の公園。ココアと千夜が散歩していた。
ココア「ん〜〜〜!はぁ〜〜!良い天気だねぇ〜。」
千夜「ねぇ〜。」
ココア「あ!青山さん!」
青山「あら!こんにちは〜。」
青空を眺めている青山と会った。
ココア「そんなにおめかししてどうしたの?」
青山「どうしましょう・・・」
ココア・千夜「ん?」
青山「オフを頂いたのですが、何をすれば良いのか分からなくて・・・」
ココア・千夜「え?」
千夜「青山さんは何時も原稿に向かってるものね。」
ココア「じゃあ!私達と遊ぼうよ!」
青山「え?良いんですか!?」
千夜「勿論!青山さんは何がしたい?」
青山「えっと・・・では、童心に帰って・・・鬼ごっことかどうでしょう!」
ココア「良いね!」
青山「では、早速鬼役に電話しますね。」
ココア「誰だろうね?」
ラビットハウス。
凛「青山先生はここですか!?」
楽兎「うわ!凛さん!?」
チノ「き、今日は来られてませんが・・・」
リゼ「青山さんの担当さん?」
緑羽太「ど、どうしたんですか?」
凛「はい!真手凛と申します!」
名刺を渡した。
凛「何時も先生がお世話になっております!」
楽兎「ご丁寧にどうも。」
名刺を受け取る。
チノ「原稿の催促ですか?」
凛「いえ!今日はオフなので!」
チノ「では何を?」
楽兎「何故ラビットハウスへ?」
凛「青山先生と鬼ごっこです!!」
楽兎・チノ・緑羽太「何時もと変わらない!!」
仕事を終えて、凛と一緒に青山を探す事に。緑羽太はビデオカメラを持って青山を捜索。
凛「先生の戯れに付き合って貰って良いんですか?」
チノ「ココアさん達も協力してると連絡が来たので。」
リゼ「この5人で捕まえよう!!」
5人が手を重ねる。
リゼ「チーム振り回され隊!結成だな!」
楽兎「青山さんを見付けるぞー!」
緑羽太「いざ、出陣!」
楽兎・チノ・リゼ・緑羽太・凛「エイ!エイ!オー!」
凛「あぁ・・・何だか、学生時代を思い出します。」
緑羽太「あ!凛さん!」
リゼ「後ろ!!」
凛「え!?え!?」
楽兎「彼処!!」
凛「あーー!!」
向こう側から手を振ってる青山を発見。
向こう側。
ココア「青山さん!見付かってるよ?」
千夜「早く逃げましょ?」
凛「待てーー!!」
青山「さぁ、行きましょ?」
住宅街。
凛「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
リゼ「見失ったか!!」
チノ「あ!後ろです!!」
後ろの道を通り過ぎる3人を発見。
リゼ「あ!」
凛「先生!!」
楽兎「追うぞ!!」
リゼ「待てーーーー!!」
緑羽太「追跡だーーー!!!」
商店街。
リゼ「何処に隠れた!?」
凛「ここは一旦作戦を立てて・・・」
緑羽太「凛さん!!カフェに居ます!!」
カフェでゆったりしてる3人を発見。
凛「待てーーーーー!!!」
ココア・千夜・青山「あははははは♪」
公園。
楽兎「あ!噴水だ!」
噴水に座ってる3人を発見。また逃げられた。
商店街の石階段。
リゼ「あ!後ろ!!」
ベンチ。
凛「むむむむ・・・」
地図を見てる凛の後ろから青山が見てる。
チノ「後ろです。」
石橋の上。また逃げられてしまった。
チノ「全然捕まりませんね・・・」
リゼ「ちょっと休憩するか。」
楽兎「チノちゃん、ジュース買って来たよ。」
チノ「ありがとうございます・・・」
ジュースを貰った。
楽兎「凛さんもどうぞ。」
凛「あ、ありがとうございます・・・」
ジュースを貰った。
緑羽太「良いねこの映像。ドキュメンタリーみたいで面白いな。」
凛「私、肝心な時に間が悪くて・・・」
ティッピー「ん?」
チノ「あ!」
川を見ると、ゴンドラに乗ってるココア達を発見した。
チノ「い、居ました!!」
ティッピー「うわーーーーー!!」
チノ「ティ、ティッピーーーー!!」
体を起こした反動でティッピーが落ちてしまった。
しかし、ココアが見事キャッチ。
ココア「キャッチ!」
凛「ここはやっぱり5人で手分けして・・・」
チノ「凛さん!青山さんが!」
凛「え!?」
見に行くが。
チノ「ああ!いやそっちに!!」
反対側へ行ってしまった。
凛「あれ?」
リゼ「しっかりしろーーー!!」
凛「う〜〜〜ん・・・!」
楽兎「犬ですかあなたは・・・?」
ゴンドラ。
青山「凛ちゃん、すっかりチノさん、リゼさん、楽兎さん、緑羽太さんと打ち解けたみたいですね。」
ココア「私も早く仲良くなって、凛ちゃんさんもラビットハウスの常連さんに!!」
千夜「でも捕まらないとお話出来ないわ。」
青山「では、頃合いを見て捕まりましょう!」
千夜「3人でね!」
ココア「捕まる時は一緒だよ!」
青山「小説なら、ここで裏切り者が出たら盛り上がりますね!」
ココア「あははは!青山さんったら〜!」
ゴンドラを降りた後。
チノ「ココアさーーーん!」
ココア「ん?」
チノ「ココアさーーーん!」
遠くからチノがこちらに向かって走って来てる。
ココア「チ、チノちゃん!?」
千夜「他の4人はどうしたのかしら?」
青山「これは罠です!」
千夜「え?」
青山「あんな風に手を振りながら走って来るなんて、チノさんらしくないと思いませんか?」
チノ「早く来て下さーい!ココアさーーん!」
ココア「チノちゃんが呼んでる〜〜〜!」
チノに飛び込もうとしたが、千夜と青山に腕を掴まれた。
青山「騙されてはなりません!」
千夜「チノちゃんはもう、ココアちゃんが知ってるチノちゃんじゃない!彼女は鬼なのよ!」
チノ「ココアさーーーーん!!」
満面の笑みで両手を広げた。
ココア「チノちゃん!!例えチノちゃんが鬼だとしても、姉としてチノちゃんとハグチャンスを逃す訳には行かなーーーい!!」
自分の腕を掴んでる2人を振り解いてチノへダイブする。
千夜「ココアちゃーーーーーん!!!」
ココア「チノちゃーーーーーん!!!今お姉ちゃんが行くからねーーーーー!!!」
そして、チノとのハグに成功したが。
チノ「ココアさん、捕まえました。」
リゼ「よくやったチノ!!」
楽兎「ナイスハニートラップ!!」
ココア「えへへへ〜〜〜♡」
緑羽太「ココアちゃん、逃げる気力が0だ。」
青山「ココアさん・・・私達を裏切って、チノさんに着くんですね・・・」
千夜「ココアちゃんは愛に生まれて愛に生きたのよ・・・」
青山「ココアさん・・・あなたの事は・・・忘れません・・・」
千夜「じゃあ青山さん、次に行きましょうか!」
青山「そうですね!」
切り替えが早いこの2人。
夕方になっても鬼ごっこは続く。
凛「待てーーーーー!!」
住宅街の分かれ道で千夜と青山が二手に分かれて逃げた。
凛「二手に分かれた!!」
リゼ「千夜は任せろ!!」
凛「お願いします!!」
緑羽太「楽兎!!青山さんを頼む!!」
楽兎「OK!!後で会おう!!」
逃げる千夜をリゼと緑羽太が追う。
リゼ「速くなったな!特訓した成果か!」
緑羽太「流石、楽兎が言ってた通りだ!」
千夜「皮肉なものね。その教官と部下に追い掛けられるなんて。でも、もう誰も私の足を止められな・・・」
リゼ「あ、行き止まり。」
走る先は行き止まりだった。
緑羽太「さぁ千夜。どうする?」
観念した千夜がその場に座り込み。
千夜「さぁ!煮るなり焼くなり好きになさい!」
リゼ「潔い・・・」
緑羽太「もうちょっと抵抗しよ?ね?」
マーケット会場。
凛「先生・・・一体何処へ・・・?」
楽兎「青山さん・・・何処へ消えた・・・?」
すると2人の足元にカードが突き刺さった。
凛「きゃあ!?」
楽兎「何だ!?」
シャロ「皆さん!怪盗ラパン!参上!」
怪盗ラパンに扮したシャロが居た。
楽兎(シャロ!)
シャロ「フルール・ド・ラパンでは、怪盗ラパンとのコラボ開催中でーす!」
ココア・凛「怪盗ラパンだーーー!!」
楽兎「シャロだぞ。」
チノ「シャロさんです。」
凛「も、もっと近くに来ても良いかな・・・?」
チノ「ただのファンです。」
ココア「担当さんが作家さんの1番のファンって奴だね。」
凛「あ、あの・・・よ、良かったら、写真を・・・お?」
すぐそこにシャロをローアングルから眺めてる青山が居た。
青山「つい癖で、シャロさんを覗き込んでしまいました〜。」
みくる「分かりますよ青山さん!シャロちゃんは何処から見ても可愛いですからね!」
シャロ・凛「え!?」
青山「では〜。」
凛「あ!待てーーー!青山セクハラマウンテーーーン!!」
再び逃げ出した青山を凛が追う。
シャロ「トォ!」
みくる「ワオ!怪盗らしいジャンプ!」
リゼ「私達も行くぞ!」
楽兎「みくるも行くぞ!」
みくる「合点承知の助!!」
逃げる青山を追った先には。
ココア「わーーーー!!」
広場の真ん中にメリーゴーランドが。
ココア「凄ーい!何これ!?可愛いー!」
緑羽太「メリーゴーランドだ!」
チノ「うさぎのカルーセルですね!」
ココア「皆乗ろうよー!」
リゼ「青山さん捜すのが先だろ!?」
凛「あ!」
青山「凛ちゃーん!こっちですよー!」
メリーゴーランドに乗ってる青山を発見した。
凛「乗ってる!?」
ココア「私達も突撃だよーー!」
シャロ「ようやく捕まえられるわね!!」
ココア「早く乗らないとーーー!!」
シャロ「そっち!?」
リゼ「私達も乗るぞーー!!」
千夜「ウフフフ♪」
シャロ・凛「えーー!?」
楽兎・緑羽太・みくる「目的忘れてる!?」
凛「もぉー・・・ん?」
メリーゴーランドに凛が見惚れた。
凛「綺麗・・・!」
すっかり夜になり、ココア達がメリーゴーランドを楽しんでいる。
凛「カルーセルに乗るなんて子供の時以来・・・」
青山「確かに。」
凛「・・・フフフ。」
青山「ウフフ♪こうしていると思い出しますね〜。高校時代の事。どんな手を使っても凛ちゃんが追い掛けて来てくれるから。どんどんエスカレートしちゃって。こんなにはしゃいでいる私をマスターが見たら・・・何て言うかな?」
高校時代。ラビットハウス。
青山『完成しました!』
マスター『おぉ、そうか!おめでとう。』
青山『書き上げる事が出来たのは、お借りしたこの万年筆のお陰です!ありがとうございました!』
マスター『その万年筆は君が持ってなさい。』
青山『え?』
マスター『未来の小説家に持って貰う方が、万年筆も幸せだろう。』
青山『マスター・・・ありがとうございます!必ず幸せにします!』
マスター『頼んだよ。』
青山『次に書く話は、もう決まってるんです。』
マスター『次も最初に読ませてくれ。』
青山『約束ですよ?』
ティッピー「学生の頃と変わらん。」
青山「ん?」
ティッピー(やれやれ。)
青山「天の声が!マスター!?マスター!」
メリーゴーランドが止まった。
凛「青山先生。」
青山「はい。」
凛「どれだけ間が悪くても、捕まえるまで絶対諦めません!それにしても・・・お休みの日まで翠ちゃんを追い掛けるなんて思わなかったよ。」
青山「楽しかったですよ?本当に。それに、私達らしいじゃないですか。」
凛「ウフフフ♪そうだね!」
青山「はい。」
手を凛に伸ばした。
凛「翠ちゃん!捕まえた!」
彼女が伸ばした手を握った。
青山「捕まっちゃいました。」
ココア「エヘ。」
凛「アハ!」
ココアと凛がピースで交わした。
『END』
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
ココア:佐倉綾音
チノ:水瀬いのり
リゼ:種田梨沙
千夜:佐藤聡美
シャロ:内田真礼
マヤ:徳井青空
メグ:村川梨衣
茶度緑羽太:相葉裕樹
鴨田みくる:三森すずこ
真手凛:木村珠莉
ティッピー:清川元夢
タカヒロ:速水奨
青山「今日は良い日が出来ました〜♪」
タカヒロ「これで原稿も捗りそうか?」
青山「あー。いたたたー。きんにくつーがー。」
タカヒロ「青山君・・・」
青山「あーーー。」
次回「うさぎの団体さんも大歓迎です」
緑羽太の妹投票
-
チノ
-
マヤ
-
メグ