ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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ある日。シャロはチラシ配りの為公園に来ていた。しかし、野良うさぎ達に怯えていた。

シャロ「チ・・・チノちゃん・・・まだ・・・?」

チノ「間合いを計ってるんです。」

野良うさぎ達はシャロの周りに集まり、チノがその野良うさぎ達にゆっくりと近付く。

チノ「不用意に近付くと、モフる前に逃げられます。」

楽兎「何で俺じゃなくてシャロにお願いしたんだ?」

チノ「今です!とりゃああーーーーー!!」

ダッシュして野良うさぎ達に飛び込もうとしたが、転んでしまってシャロにぶつかった。

楽兎「チノちゃん!シャロ!」

チノ「す、すみませんシャロさん!」

楽兎「ん?チノちゃん!周り見て!」

チノ「え?」

周りを見ると、野良うさぎ達はチノを見て逃げなかった。

チノ「うさぎが・・・逃げない・・・?」

1羽の野良うさぎを抱っこ出来た。

チノ「うさぎが逃げない!うさぎが逃げない!」

野良うさぎをモフモフ出来、チノが興奮した。

チノ「これは夢!?」

ティッピー「ジェラシー・・・!」

チノ「抱っこ出来たのポッポ以外初めてです!シャロさんと一緒だからモフモフ出来・・・」

一方シャロは、野良うさぎ達に囲まれて気絶中だった。

楽兎「シャローーーー!!!」

チノ「ち、ちょっと待ってて下さい!」

急いで野良うさぎ達を退かした。

シャロ「あ・・・ありがとう・・・」

チノ「失礼します!」

シャロ「え?」

楽兎「チノちゃん?」

何故かチノがシャロの隣に寝転んだ。すると他の野良うさぎ達が集まって来た。

シャロ「っ!?楽兎さん助けて下さーーーーい!!!」

楽兎「待ってろシャロ!今助けてやるぞーーー!!!」

色々な災難に遭ったシャロであった。


30羽「うさぎの団体さんも大歓迎です」

ある日の中学校。生徒達の髪がキラキラ光っていた。

 

マヤ「何か最近、雰囲気変わった子が増えた?」

 

メグ「卒業アルバムの撮影が近いから、皆オシャレしてるんだよ。」

 

チノ「卒業・・・」

 

メグ「私達も頑張ってみる?」

 

マヤ「たった1日の為に?まっさか〜!」

 

チノ「全くです。」

 

3人は一斉にポーズを取った。

 

メグ「どんな時でも自然体!」

 

マヤ「それがチマメ隊!」

 

チノ(その時、私達は思ってもみませんでした。まさか裏切り者が現れる事になろうとは・・・)

 

このチマメ隊の裏切り者は一体誰なのか・・・

 

 

 

 

放課後。メグが1人で帰り道を歩いている。

 

メグ「自然体とは言ったけど、ちょっと切り揃えたいなぁ〜。癖っ毛も少し直せたらな〜。・・・そうだ!シャロさんに相談してみよう!!シャロさんとは髪質が似てるし、良い美容院とかオススメのトリートメントとか知ってるかも!」

 

 

 

 

そのシャロは今、千夜とみくるに髪を切って貰っている最中。

 

千夜「今日はどうします?」

 

シャロ「何時も通り。」

 

みくる「畏まりました。」

 

 

 

 

メグ(お家カット!?)

 

消火栓の裏から偵察。

 

 

 

 

みくる「では濡らしま〜す。」

 

霧吹きでシャロの髪を濡らす。

 

シャロ「冷た!!」

 

みくる「こらこら。余所見しちゃダメだよ?千夜先生、準備完了しました〜。」

 

千夜「ありがとうみくるさん。」

 

カットハサミを持った。

 

シャロ「朝起きると、頭が小鳥の巣みたいになってるのよねぇ・・・」

 

千夜「多めに空いておくわね。」

 

 

 

 

メグ「(千夜さんのカット、凄く優しそう。それに、素敵な雰囲気!)私もあんな風に切って貰えたらなぁ・・・」

 

 

 

 

千夜「あら?」

 

シャロ「メグちゃん!」

 

みくる「ヤッホー!」

 

メグ「あ!こ、こんにちは!」

 

千夜「メグちゃんも仲間に入りたい?」

 

メグ「え?わ、私も!?えっと・・・ん?」

 

千夜「さぁ!一緒にレッツモフモフ〜!」

 

みくる「ん〜!気持ち良い!」

 

髪をモフモフする。

 

シャロ「え!?動けない事を良い事に!!」

 

カット再開。

 

千夜「モフモフじゃなくて、髪を切って貰いたかったのね。」

 

メグ「千夜さんさえ良ければ・・・」

 

千夜「任せて!アルバム撮影の為に髪を切るなんて!サロン・ド・千夜!一世一代の大舞台だわ!」

 

みくる「よっ!千夜様!」

 

シャロ「ちょっと待って!!メグちゃんの髪は私が切るわ!!」

 

千夜「え?」

 

シャロ「だって千夜が切ったら・・・前髪こんなになるじゃなーーい!!」

 

前髪がぱっつんとなっていた。

 

みくる「あ、本当だ。」

 

千夜「シャロちゃんが切ってもこんなになるわ!」

 

同じぱっつんとした前髪。

 

メグ「じゃあ、ワイルドギースを手入れしたのは?」

 

千夜・シャロ「私達ーーー!!」

 

メグ「自信満々!?」

 

みくる「ん〜。綺麗な前髪に整っていますなぁ〜。ワイルドギース様〜。」

 

千夜「私がメグちゃんの前髪に引導を渡すわ!」

 

シャロ「引導を渡してどうするのよ!」

 

千夜の祖母「2人共!喧嘩は止しな!」

 

みくる「あ!千夜ちゃんのお婆ちゃん!」

 

千夜の祖母「その生意気天然ウェーブは、私が引き受けるよ!」

 

千夜「お祖母ちゃん!」

 

千夜の祖母「ん〜。ゆるふわが似合いそうだけどつまらんねぇ〜。一層の事、ストレートパーマにしちまう手もあるね!」

 

ツインテールに使うシュシュを外し、みくるがメグにシートを被せた。

 

千夜の祖母「千夜。あんこに使っている奴、何処にやったかいね?」

 

メグ(どうなっちゃうの・・・!?私・・・)

 

すると後ろからみくるに抱かれた。

 

メグ「ひゃっ!」

 

みくる「大丈夫だよメグちゃん。千夜ちゃんのお婆ちゃんを信じよう?」

 

メグ「みくるさん・・・」

 

みくる(あ〜、メグちゃんもモフモフで気持ち良いね〜♡)

 

 

 

 

 

 

同じ頃マヤは、雑貨屋に居た。

 

マヤ「ヘアアクセかぁ・・・」

 

鏡に自分を映す。

 

マヤ「髪短いから、どうしようもないんだよねぇ・・・せめてアホ毛直らないかなぁ?一層こうやって纏めたら。」

 

前髪を結んだ。

 

緑羽太・リゼ「ぷっ・・・!!」

 

後ろで緑羽太とリゼが笑い堪えていた。

 

マヤ「な!何見てるんだよ!!」

 

2人に訳を話した

 

リゼ「ふぅ〜ん。イメチェンかぁ。」

 

緑羽太「卒業アルバムに残す写真かぁ。そうだ、俺今度マヤちゃん達の学校の卒業アルバムの撮影係りを依頼されてるんだ。」

 

マヤ「そうなの?」

 

緑羽太「ああ。」

 

マヤ「写真って、ずっと残るじゃん?このアホ毛だけでもどうにかならないかと思ってさ。」

 

リゼ「よぉ〜し。ちょっとジッとしてろよ?」

 

クリームを出して、マヤのアホ毛を直そうとするが、アホ毛が直らない。

 

リゼ「何だこの強靭なアホ毛は!?」

 

緑羽太「寄生生物か何かか!?」

 

リゼ「よぉし・・・これでどうだ!」

 

花のヘアピンでアホ毛を直した。マヤの髪が可愛く仕上がった。

 

緑羽太「おぉ!可愛い!」

 

マヤ「・・・ないない!ちょっと派手過ぎだよ・・・」

 

リゼ「・・・・・!!!」

 

マヤ「ん?ホラまた笑って〜!」

 

リゼ「何でお前は似合うんだよ!!!」

 

緑羽太「泣いてる!?」

 

マヤ「リゼも試したの?・・・じゃあ私が選んであげる!!」

 

リゼ「え!?い、いやぁ・・・自分で・・・」

 

マヤ「お!リゼにはこれが似合うよ!」

 

紫色の四葉のクローバーのヘアピン。

 

マヤ「ホラね!」

 

緑羽太「おぉ!似合いそうだな!」

 

リゼ「そ、そうか・・・?自分じゃよく分からない・・・」

 

緑羽太「鏡で見てみろよ。」

 

マヤ「リゼにはこう言う大人っぽいの似合うって。私には似合わないから羨ましいなぁ・・・」

 

緑羽太「そんな事ないと思うぞ?マヤちゃんにもピッタリなヘアアクセが見付かるかも知れないぞ?」

 

マヤ「そうかなぁ・・・」

 

リゼ「マヤも、これなら似合うんじゃないか?」

 

黄色の四葉のクローバーのヘアピン。

 

マヤ「本当!?」

 

リゼ・マヤ「じゃあ、お揃いで!!」

 

緑羽太「おぉ。ハモった。」

 

リゼ・マヤ「あ!」

 

マヤ「発想までお揃いにさせないでよーーー!!」

 

リゼ「私のせいじゃないだろ!!デコマヤ!!」

 

胸を叩くマヤのおでこにデコピン。

 

マヤ「っーーー!」

 

 

 

 

 

 

休日のラビットハウス。

 

チノ「ちょっと伸びたかな?アルバム撮影の時に目が隠れちゃったら困るし。」

 

 

 

 

キッチン。

 

チノ「何時も通り自分で・・・」

 

楽兎「チノちゃん、髪切るの?」

 

チノ「はい。アルバム撮影の為に前髪を。」

 

楽兎「じゃあ、俺が切ってあげようか?」

 

チノ「良いんですか?ん?」

 

楽兎「ん?何だあのフワフワしたうさぎは?」

 

テーブルの上にフワフワしたうさぎが居た。

 

ティッピー「ほ〜れ!どうじゃ〜?」

 

その正体は、ふわふわにトリミングされたティッピーだった。

 

チノ「お爺ちゃん!?」

 

楽兎「ティッピー!?その毛並みどうした!?」

 

ティッピー「ココアがトリミングしたんじゃ!」

 

楽兎・チノ「えええーーーー!?」

 

ティッピー「全くココアの奴と来たら、こんな大袈裟にサラサラにしおって。ワシは毛玉を取りたかっただけなのに。」

 

チノ「この手触り、モフモフへの情熱が発揮されている!」

 

楽兎「モフモフへの執着心が功を奏したな!」

 

チノ「もしや、ヘアカットも上手!?いえ、うさぎ限定かも!」

 

そこにココアが帰って来た。

 

ココア「ただいまぁ〜!」

 

楽兎「ようココア。お帰り。」

 

チノ「私の髪もトリミングして下さい!」

 

ココア「・・・ええーー!?」

 

 

 

 

ベランダでチノの髪をカットする事に。

 

ココア「痒い所はございませんか?」

 

チノ「美容院ごっこですか?」

 

ココア「今日は肌寒いですね。ブランケットをどうぞ。」

 

チノ「ありがとうございます。」

 

ココア「雑誌、此方に置いておきますね。温かいコーヒーをお持ちしましょうか?何ならおやつにパンも焼きますよ?」

 

楽兎「髪を切るんじゃないのか?」

 

ココア「はぁ〜い!」

 

楽兎「チノちゃん、もしココアが失敗したら俺に切らせてくれ。」

 

チノ「お願いします。」

 

ココア「大丈夫だよ楽兎君!私を信じて?」

 

楽兎「既にそのセリフがフラグとしか思えないんだが・・・」

 

チノの髪を櫛で整える。

 

ココア「こうしてると、家族って感じしない?」

 

チノ「美容院は何処へ?」

 

ココア「えへへ。私も実家に居た時は、お姉ちゃんに切って貰ったなぁ〜って。」

 

楽兎「モカさんか。」

 

チノ「そう言えばココアさんも髪伸びてますね。」

 

ココア「最近伸ばしてるんだぁ〜。少しでもお姉ちゃんに近付けたらなぁ〜って。」

 

楽兎「モカさんと同じ髪型・・・違和感無さそう。」

 

チノ「伸ばしたからってモカさんのようになれる訳では・・・あ!(否定しちゃいけない!折角ココアさんがしっかりしてるのに!)」

 

ココア「本日はどうなさいますか?毛先を少し揃えます?」

 

チノ「絶対素敵にカットしてくれると信じてます!ココアさんの好きにして下さい!」

 

ココア「え!?何そのプレッシャー!?もう信頼してくれてるんだよね?お姉ちゃん嬉しいよ!さぁお嬢さん!覚悟しな!!」

 

楽兎「時代劇か。」

 

ココア「絶対素敵なカットにするからね!」

 

楽兎「おいココア、無理すんなよ?」

 

ココア「大丈夫!お姉ちゃんにお任せて!」

 

楽兎「フラグ臭がプンプンする・・・」

 

チノ「ココアさん、緊張してます?」

 

ココア「でも失敗したらピコハンで叩いて!!」

 

楽兎「何故ピコハン!?」

 

チノ「普通のカットで良いので失敗しないで下さい!」

 

 

 

 

順調に髪をカットして行く。

 

楽兎「上手い上手い。」

 

ココア「お客さん、進学先お姉ちゃんの通ってる学校に決めたんだって?」

 

チノ「そうです。」

 

ココア「お姉ちゃんと一緒に登校して、学校も一緒で、放課後はラビットハウスのお手伝いして、おはようからおやすみまでお姉ちゃんと一緒だね!」

 

チノ「やっぱり違う学校にするかも。」

 

ココア「え!?」

 

そのショックでうっかりチノの前髪を切ってしまった。

 

楽兎「あ・・・」

 

ピコハンをチノに差し出した。

 

チノ「今言うべき冗談ではありませんでした・・・」

 

ココア「お詫びに私も散髪してーーー!!」

 

楽兎「伸ばすんじゃねえのかよ!?」

 

ココア「やっぱり私は私だし・・・髪を伸ばしても、お姉ちゃんになれる訳じゃないんだね・・・」

 

チノ「でも、何時もの好きも素敵ですよ?」

 

ココア「え?」

 

 

 

 

キッチンでは、タカヒロが皿を洗っていると。

 

楽兎「タカヒロさん。」

 

タカヒロ「ん?」

 

前髪が同じのココアとチノが出て来た。

 

タカヒロ「おや。」

 

ココア「えへへ〜。」

 

タカヒロ「お揃いかい?」

 

チノ「いえ。失敗しました。」

 

ココア「そんな事ないよ!チノちゃんは上手だよ!」

 

タカヒロ「そうだね。2人共よく似合ってるよ?」

 

チノ「っ!」

 

楽兎「こうして見ると、本当の姉妹みたいだ。」

 

ココア「えへへ〜!」

 

 

 

 

 

 

翌日の中学校。

 

チノ(自然体って言ってたのに、2人に何て言おう・・・)

 

マヤ「チノー!おっはよー!」

 

メグ「おはよー。」

 

チノ「おはようございま・・・え!?」

 

2人の髪も自然体になっていた。マヤはヘアピン、メグはストレート。

 

チノ「2人共それ!!」

 

メグ「ひ、秘密〜・・・」

 

マヤ「ちょっと色々ありまして・・・」

 

チノ「何か大人っぽいです!」

 

マヤ「そ、そう?それを言うんだったらチノまで。」

 

メグ「素敵な雰囲気だよ〜?」

 

チノ「わ、私は偶然の結果です・・・」

 

マヤ「2人共気合入れて来るって思ってたからね〜。」

 

メグ「そんなつもり無かったんだけど〜・・・」

 

チノ「前髪位、すぐ伸びますし。」

 

チマメ隊「あはははは!・・・裏切り者ーーーー!!!」

 

この中の裏切り者は、全員であった。

 

 

 

 

 

 

ある日。

 

ココア「ラビットハウスのパン祭り!!」

 

リゼ「パスタもありまーーす!!」

 

チノ「美味しいコーヒーもあります!!」

 

楽兎「どうぞお越し下さーーい!!」

 

ココア「パパンパンパンパン祭り〜!!」

 

今日はラビットハウスのパン祭りのチラシ配り。そこでシャロとみくると偶然会った。

 

ココア「シャロちゃん!みくるちゃん!」

 

シャロ「またパン祭りやるのね?」

 

みくる「へぇ〜!楽しそう!」

 

ココア「食欲の秋で食べ放題だよ!」

 

リゼ「今回は来れそうか?」

 

シャロ「そうですね・・・貰ったメロンパン、美味しかったなぁ〜。」

 

チノ「あ、今度のパン祭りは私の新作コーヒーも。」

 

リゼ「っ!」

 

青山「パン祭りですかぁ〜。今回は、お邪魔しますね。」

 

ローアングルからシャロとみくるを眺めてる青山を発見。

 

シャロ「また目線を下にーーー!!」

 

みくる「いやぁ〜ん、恥ずかしい〜。」

 

楽兎「青山さん、何故ローアングルから?」

 

凛「青山先生ーーーー!!原稿ーーーーー!!」

 

遠くから凛が青山を追って現れた。

 

ココア「あ!凛ちゃんさんだ!パパンパンパンパン祭りだよ〜!!」

 

リゼ「歌うな!!」

 

楽兎「止めるな!!」

 

みくる「そして逃げた!!」

 

青山「スーーーー!」

 

凛「食べ放題?そうですね。時間が空けば・・・」

 

ココア「パン祭り来たら、青山さん捕まえられるよ!」

 

凛「行きます!」

 

楽兎・みくる「切り替え早!!」

 

チノ「あの、コーヒーも・・・」

 

凛「パパンパンパンパン祭りでしたっけ?絶対行きますから!!」

 

青山「楽しみですね〜!」

 

花壇からこっちを見てる。

 

リゼ「あ!そんな所に!」

 

凛「先生!待てーーーー!!」

 

リゼ「本当に来れるのか?」

 

楽兎「来るだろう。」

 

ココア「あれ?チノちゃんは?」

 

シャロ「あ!彼処!!」

 

 

 

 

公園の上で座り込んでるチノを発見した。

 

ココア「チノちゃーーーーん!!」

 

楽兎「どうしたんだチノちゃん・・・って、あれ!?」

 

何故かチノが草を口に咥えて不良っぽくなっていた。

 

シャロ「ワイルドギースを乗せてグレてる!?」

 

みくる「ワイルドギースに憑依された!?」

 

チノ「ラビットハウスはパン屋さんじゃない・・・だぜ!皆コーヒーが嫌いなん・・・だぜ!」

 

ココア「ワイルドチノちゃん!?」

 

リゼ「不良チノだーーー!!」

 

楽兎「こんなチノちゃん初めてだーーー!!」

 

ココア「も、元に戻るんだぜ!!」

 

シャロ「新しい腹話術!?」

 

リゼ「草食べるなーーー!!」

 

みくる「戻って来て!!チノちゃん!!」

 

緑羽太「ほほ〜う。ワイルドギースに憑依されたチノちゃん。これはスクープになりますなぁ〜。」

 

何処からか現れた緑羽太がワイルドギースに憑依されたチノを撮影している。

 

楽兎「緑羽太!!」

 

みくる「どさくさに紛れてチノちゃんを撮ってる!?」

 

千夜「あらあら。皆どうしたの?」

 

今度はあんこを抱っこした千夜が現れた。

 

ココア「千夜ちゃん!チノちゃんがワイルドギースに憑依されて・・・」

 

千夜「それならあんこも、ライドオン。」

 

ワイルドギースを持って、あんこをチノの頭に乗せた。

 

シャロ「チノちゃんで遊ばないの!!」

 

ココア「あ!!」

 

するとチノの目が変わり、無言になってしまった。

 

リゼ「今度はあんこみたいになった!?」

 

千夜「まぁ!降霊術だわ!」

 

シャロ「あんこ生きてるでしょ!?」

 

ココア「チノちゃんカムバーック!!」

 

緑羽太「チノちゃんは一体、どんな体質を持ってるんだ?もしくは、ワイルドギースとあんこに何か特殊な力でも宿ってるのか?信じるか信じないかは、あなた次第!」

 

楽兎「ノリに乗んな!!」

 

チノ「フ・・・フフ・・・」

 

笑い堪えながら立ち上がった。

 

全員「?」

 

チノ「す、すみません・・・ちょっと悪戯しちゃいました。」

 

楽兎「なぁんだ悪戯かぁ・・・本気だと思ったよ・・・」

 

ココア「も〜!本気で拗ねちゃったのかと思ったよーー!!」

 

千夜「やんちゃになったわね〜。」

 

リゼ「ココアににてきたなぁ・・・」

 

シャロ「末恐ろしい子ですね・・・」

 

ココア「?」

 

 

 

 

 

 

ラビットハウスのパン祭り。

 

ココア「お客さん、来てくれると良いなぁ・・・」

 

リゼ「珍しく弱気だな。」

 

ココア「この前実家に帰った時、お姉ちゃんとの実力の差を思い知らされてね・・・」

 

リゼ「ココアがそんなだと、私まで不安になって来るだろ?」

 

チノ「ココアさんのパンもリゼさんのパスタも、美味しいから大丈夫です。」

 

楽兎「俺とチノちゃんが保証するから安心しろ。」

 

リゼ「チノ・・・楽兎・・・」

 

ココア「そこにチノちゃんと楽兎君のコーヒーがあって最強だね!」

 

楽兎「あぁ。」

 

チノ「今更フォローしても遅いですよ。」

 

ココア「あれ?まだ拗ねてる?」

 

チノ「拗ねてないん・・・だぜ。」

 

楽兎「チノちゃん。後で慰めてあげるから。」

 

チノ「大丈夫なん・・・だぜ。」

 

楽兎「ワイルドギースの力が残ってるな・・・」

 

すると店のドアが開いた。

 

チノ「っ!」

 

 

 

 

緑羽太「来ましたぜーーー!!」

 

メグ「お腹空かせて来たよーーー!!」

 

マヤ「店中のパンを食べ尽くすぞーーー!!」

 

 

 

 

皆が来てくれた。

 

リゼ「おいおい、食べ尽くすなよ〜。」

 

ココア「マヤちゃんのお腹がいっぱいになるのが先か、パンを捏ねる私の腕が限界を迎えるのが先か、勝負だよ!」

 

マヤ「望む所だ!!」

 

チノ「席にご案内して下さい。」

 

 

 

 

その後、お客達が増えて来た。

 

緑羽太「おぉ!このキリマンジャロ、今まで飲んだ奴と比べて美味いな!」

 

楽兎「だろ?俺オリジナルでブレンドしたんだ。」

 

シャロ「ん〜。パンの良い匂い〜。」

 

みくる「美味しそうな匂いだね〜。」

 

千夜「漉し餡パンも粒餡パンもある!ココアちゃん本気ね!」

 

ココア「ご注文は何にしますか?」

 

シャロ「メロンパンとクロワッサン。後、一緒にコーヒー貰える?」

 

みくる「シャロちゃん!?」

 

ココア「カフェインで酔っちゃっても良いの?」

 

シャロ「今日は飲みたい気分なの。」

 

メグ「ウフフ。バータイムのセリフみたい。」

 

マヤ「私も飲みたい気分だよ〜。」

 

千夜「私は抹茶を。」

 

シャロ「コーヒーで飲みなさいよ!」

 

みくる「私はカプチーノにしようかな?」

 

ココア「私はモカチーノ!」

 

楽兎・リゼ「ココアは仕事しろ!!」

 

オリジナルコーヒーが完成。

 

チノ「お待たせしました。」

 

コーヒーの上に花の形のホイップクリームと、ティッピーのクッキーが付いてる。

 

マヤ「何か可愛いの来たー!」

 

チノ「スペシャルブレンドコーヒーです。」

 

メグ「ホイップでお花作ってるー!」

 

チノ「今日の為に頑張ってブレンドしてみました。」

 

千夜「飲むのが勿体ないわぁ〜。」

 

シャロ「ゆっくり味わって頂きましょ?」

 

スペシャルブレンドコーヒーをシャロが飲む。すると。

 

シャロ「っ!うわああああーーーーーーー!!!」

 

天空から落ち・・・

 

 

 

 

花畑の上で天使になった。

 

天使シャロ『美味しい〜。何て良い香りなの〜?』

 

天使ココア『ホラ。シャロちゃんも花冠。』

 

そこに天使のココアとチノが来た。

 

天使チノ『何時もお疲れ様です。』

 

天使ココア『シャロちゃん、手を出して?』

 

天使シャロ『手?』

 

手を握った。そこに天使になったリゼと千夜も加わり。

 

天使達『ランランラララ〜ン♪カフェインで目がランラン〜♪カフェインを巡れ〜♪』

 

天使シャロ「暖かみを感じる〜。」

 

 

 

 

シャロ「これが・・・天国・・・」

 

当の本人はふわふわしていた。

 

楽兎「シャロがふわふわしてる・・・」

 

ココア「このコーヒー、何入れたの?」

 

チノ「気持ちを込めただけです!」

 

みくる「ふわふわしたシャロちゃんも可愛い〜♡」

 

凛「あの!スペシャルブレンド、私にも1つ!」

 

楽兎「凛さん!」

 

リゼ「コーヒー苦手って聞いたけど・・・」

 

凛「・・・て、天国が見たくて・・・!」

 

リゼ「シャロの反応は特別だから!!」

 

楽兎「凛さん無理は禁物!!」

 

青山「編集者としての好奇心ですね。」

 

スペシャルブレンドを飲んでみる。

 

凛「・・・!美味しい!」

 

チノ「っ!」

 

凛「コーヒー自体の苦味や酸味が少ないし、クリームのお陰で凄く飲みやすいです。」

 

チノ「周りにコーヒー苦手な人や、あまり飲めない人が多いので。」

 

凛「そっかぁ。飲みやすくしてくれてるんですね!確かに。チノさんの温かみを感じます。」

 

チノ「温かみ・・・あ、ありがとうございます!」

 

リゼ「頑張った甲斐があったな!」

 

楽兎「流石だチノちゃん!」

 

ココア「このスペシャルブレンド、定番メニューにしよう!そしたら凛ちゃんさんが常連になってくれるかも!」

 

凛「はい!これがあれば、青山先生の徹夜にも付き合えます!」

 

青山「ーーーーーーー」

 

目のハイライトが消失した。

 

楽兎「あ、青山さんがバグった。」

 

ココア「頑張って!青山さん!」

 

1人の少女が、スペシャルブレンドコーヒーを見ていた。

 

少女「・・・ママ!私もお花のコーヒー飲みたい!」

 

母親「まだ早いでしょ?」

 

チノ「あの。良かったら、ココアにしてお持ちします。」

 

母親「良いんですか?」

 

少女「お花作る所、見てもいい?」

 

チノ「いいですよ。」

 

 

 

 

スペシャルブレンドコーヒーを作る。

 

女の子A「上手だねぇ〜!」

 

チノ「ありがとうございます。」

 

女の子B「お花以外は作れる?」

 

チノ「そうですね。モフモフのうさぎさんなら作れるかも。」

 

少女「モフモフ!?見た〜い!」

 

 

 

 

ココア「チノちゃんがお姉ちゃんに見えるよ。」

 

リゼ「ココアに似て来たなぁ。」

 

楽兎「チノちゃん成長したなぁ。」

 

ココア「チノちゃんが私に似てるなら、私は今の私で良いかな?」

 

リゼ「?」

 

ココア「てへへ〜。何でもない!ん?あ!お花失敗した奴だ!」

 

失敗したスペシャルブレンドコーヒーがあった。

 

ココア「私も飲んでみよう。」

 

失敗したスペシャルブレンドを飲んでみる。

 

ココア「・・・あれ?普段のブレンドと違いが分からない。」

 

チノ「ココアさんは最初からコーヒーの区別出来てないじゃないですか。」

 

ココア「違うよ!だってチノちゃんのコーヒーは、最初から全部凄く美味しいもん!!」

 

チノ「っ!!・・・」

 

ココア「チノちゃん?」

 

チノ「いえ、気を遣ってくれてるのかと思ってました・・・」

 

千夜「ココアちゃん!注文いいかしら?」

 

みくる「こっちもお願い!」

 

ココア「あ!はーい!」

 

メグ「チノちゃん、何か良い事あった?」

 

マヤ「顔がニヤけてる〜。」

 

チノ「ニヤけてません!」

 

楽兎「またまたぁ〜。チノちゃん、素直になってもいいんだよ?」

 

チノ「楽兎さん・・・もう・・・」

 

楽兎・マヤ・メグ「えへへ。」

 

 

 

 

 

 

夕方。パン祭りが終わり、後片付け。

 

リゼ「今日のパン祭りも大盛況だったし!」

 

ココア「うん!3人のお陰だよ!やっぱり私達最強兄妹!」

 

チノ「何ですか?それ。」

 

楽兎「俺は長男か。」

 

リゼ「チノのコーヒーも大好評だ!」

 

チノ「え?」

 

ココア「ラテアートも小ちゃい子達に大人気だったし!」

 

楽兎「あぁ!チノちゃん立派なお姉ちゃんだったぞ?」

 

チノ「お姉ちゃん・・・私が・・・」

 

リゼ「うん!頑張ったな!チノお姉ちゃん!」

 

ココア「偉い偉い!」

 

楽兎「お姉ちゃん、よく出来ました!」

 

3人がチノを撫でる。

 

チノ「か、からかわないで下さい!表の看板を下げて来ます!」

 

 

 

 

 

 

ラビットハウス入り口前。

 

チノ「すぅ〜・・・はぁ〜・・・おじいちゃん、私は少し変われたんでしょうか?」

 

ティッピー「そうじゃなぁ。」

 

チノ「温かみって、何でしょう・・・?うさぎにだって、1人だと逃げられてしまうのに・・・」

 

ティッピー「チノ。振り返ってみるんじゃ。」

 

チノ「ん?・・・ん?あ!」

 

後ろを振り向くと、1羽の野良うさぎがこっちを見ていた。ゆっくりと手を伸ばし、野良うさぎを撫でた。野良うさぎは逃げずに撫でさせてくれた。

 

チノ「・・・いらっしゃいませ!」

 

『END』




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

       ココア:佐倉綾音
        チノ:水瀬いのり
        リゼ:種田梨沙
        千夜:佐藤聡美
       シャロ:内田真礼
        マヤ:徳井青空
        メグ:村川梨衣
     茶度緑羽太:相葉裕樹
     鴨田みくる:三森すずこ
       真手凛:木村珠莉
     ティッピー:清川元夢
      タカヒロ:速水奨

        母親:櫻井浩美
       女の子:本泉莉奈
           金子彩花
           柴田芽衣

     千夜の祖母:一城みゆ希

ティッピー「サラ〜。サラサラサラサラ〜。サラサラじゃ〜!」

次回「今夜は幽霊とだって踊り明かせるHalloween Night!」

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