ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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ある朝のラビットハウス。まだぐっすり寝ているココアに楽兎とチノが起こしに来た。

チノ「ココアさん、朝ですよ。」

ココア「んむ〜・・・」

楽兎「起きろココア。何時まで寝る気だ?」

ココア「んむ〜・・・」

楽兎「仕方無え、秘密兵器を出すか。チノちゃん。」

チノ「はい。」

秘密兵器投入。

???「早く起きなきゃCQC掛けちゃうぞ。お姉ちゃん。」

お姉ちゃんと言う言葉を聞いたココアがビクッと反応した。

ココア「どんと来〜い〜。」






リゼ「そうか。じゃあ遠慮無く!」

ココア「リゼちゃーーーーん!?」

起こしに来たのはチノじゃなくリゼだった。






その後4人で朝食を食べる。タカヒロが朝食を作ってる。

ココア「リゼちゃん、どうしてウチに居るんだっけ・・・?」

チノ「忘れてる・・・」

楽兎「覚えとけよ・・・」

リゼ「昨日親父と喧嘩して家出したって言っただろう。」

ココア「そうだそうだ。夜遅くに来たからお泊まりしていたんだっけ?」

チノ「理由は聞きませんでしたけど、何が原因で喧嘩したんですか?」

楽兎「もしや、余程深刻な理由か?」

リゼ「そうじゃないんだ。・・・しょ・・・」

楽兎・ココア・チノ「しょ?」






リゼ「小学校の先生になりたいって言ったら笑われた・・・」






ココア「小学校の!?」

チノ「先生!?」

楽兎「先生になったリゼ・・・」




リゼ『行くぞお前らー!』

生徒A『リゼ先生ー!』

生徒B『リゼ先生ー!』

リゼ『明日に向かってキックオフ!あはははは!』




先生になったリゼを想像してココアとチノが微笑んだ。

リゼ「ほらー!!お前達まで笑う!!」

楽兎「リゼがまさかの小学校の先生・・・プフッ!」

リゼ「楽兎ーーー!!お前まで笑うなーーー!!」

楽兎「悪い悪い・・・」

家出の理由は進路で小学校の先生と話したら父親に笑われて喧嘩になったのである。


32羽「スタンプ スリープ スタディ スマイル」

ラビットハウスのホールで掃除する。リゼはまだ膨れっ面状態。

 

ココア「ごめんよリゼちゃん・・・面白くて笑ったんじゃないんだよ・・・?」

 

チノ「素敵な夢だと思います!」

 

楽兎「そうそう。微笑ましくてちょっとニヤけちゃっただけだ。」

 

リゼ「やっぱり私が先生なんて向いてないかも知れないな・・・鬼軍曹先生と呼ばれるのがオチだ・・・」

 

チノ「それはそれで慕われてるような・・・」

 

ココア「ココア先生に任せなさい♪」

 

楽兎「ココア先生?」

 

ココア「リゼちゃんが良い先生になれるように特別授業だよ!」

 

リゼ「特別授業?」

 

 

 

 

ラビットハウスで日向ぼっこ。

 

ココア「まずは光合成してリラックスだよ。」

 

リゼ「理科の授業も兼ねてる。」

 

楽兎「天気良いなぁ〜。」

 

 

 

パンケーキを作るリゼ。

 

ココア「生徒の胃袋を掴む物は・・・」

 

リゼ「生徒の信頼も掴む!」

 

楽兎「良い出来だ。」

 

 

 

 

部屋の掃除を、リゼがエプロンを借りて掃除をする。

 

ココア「子供はよく散らかすから。」

 

リゼ「忍耐力の特訓だ。」

 

楽兎「少々手伝え・・・」

 

 

 

 

何故か昼寝もする。リゼがココアとチノに囲まれてる。

 

ココア「そしてお昼寝〜。」

 

チノ「お昼寝〜。」

 

リゼ「お昼寝〜・・・って待て待て待て!!怠けたいだけだろーーー!!」

 

布団をバッと取り上げるリゼ。

 

リゼ「ただの甘えん坊ココアだったぞ!!」

 

楽兎「これじゃあ学校じゃなくてただの幼稚園だろ!」

 

ココア「お姉ちゃんの座は譲れないけど、先生は譲るよ。」

 

リゼ「つまり飽きたんだな。」

 

楽兎「姉のプライドだけは一丁前だな。」

 

チノ「全くココア先生はダメダメですね。先生は私に交代です。」

 

リゼ「こっちはやる気だな!」

 

楽兎「流石チノちゃん!」

 

 

 

 

宿題。

 

チノ「さぁリゼさん、この問題を先生を教えて下さい。」

 

楽兎「ズコー!」

 

リゼ「先生と言うより生徒だろ。」

 

ココア「はーい先生ー!出来ましたー!」

 

リゼ「お!早いな!」

 

ココア「褒めて褒めてー!」

 

うさぎのハンコを取り出して、ココアの額に押した。

 

ココア「何何?」

 

鏡で自分の額を見る。

 

ココア「わぁ!可愛いご褒美〜!」

 

リゼ「冗談のつもりだったんだけど・・・気に入ったのか?」

 

ココア「うん!」

 

チノ「子供っぽいです。」

 

楽兎「確かにそうだね。」

 

チノ「小学生より子供っぽいです。」

 

ココア「ちょっと羨ましそう!」

 

楽兎「おでこ見せてる。」

 

 

 

 

しばらくして。

 

チノ「出来ました!」

 

リゼ「よーし!偉いぞ!」

 

頑張ったチノの額にスタンプを押した。

 

ココア「チノちゃんお揃いだね!」

 

チノ「出来ました!」

 

ココア「早!」

 

楽兎「凄え!」

 

リゼ「凄いな!じゃあ手を出せ!」

 

右手の甲にスタンプを押した。チノはココアに自慢に見せた。

 

ココア「くっ・・・!やるねチノちゃん・・・!」

 

楽兎「相変わらずの負けず嫌いだな・・・」

 

 

 

 

 

 

夕方になり。

 

チノ「出来ました!」

 

ココア「まだ欲しがるの!?」

 

リゼ「スタンプに貪欲過ぎる!!」

 

楽兎「このままじゃスタンプチノちゃんになっちまう!!」

 

 

 

 

 

 

今日の夕食は、ナポリタンとサラダとコンソメスープ。

 

楽兎・ココア・チノ・リゼ「頂きまーす!」

 

ココア「・・・ん〜!リゼちゃん特製ナポリタン凄くボーノだよ〜!」

 

そう言いながらチノの頬を突っ突く。

 

チノ「自分の頬っぺでやって下さい・・・」

 

楽兎「珍しくチノちゃんに反抗してる・・・」

 

リゼ「3人共サラダも食べろよ。」

 

ココア「はーい!」

 

楽兎「お!リゼ!このサラダ美味いな!」

 

リゼ「そうか!」

 

チノ「セロリ・・・」

 

リゼ「頑張って食べた子には、食後のデザートがあるぞ!」

 

ココア「デザート!?」

 

リゼ「プリンだ!フルーツを飾ってプリンアラモードにしても良いぞ!」

 

チノ「プリンアラモード!」

 

ココア「あらも〜!はい先生!サラダを丼1杯分食べるので、プリン2つ下さい!」

 

チノ「あ!ココアさんずるいです!私も食べます!」

 

楽兎「何だこの微笑ま〜な姉妹喧嘩は?」

 

リゼ「プリンは1人1個だ!」

 

 

 

 

 

 

その夜、3人で風呂に入る。チノは額と両手にハンコを押されて満足してる。

 

ココア「今日いっぱいリゼちゃんに甘えちゃったな〜。」

 

リゼ「まぁ居候の身だし。ってココアもか。」

 

ココア「今度は私達に甘えても良いんだよ?」

 

リゼ「甘え!?そうだなぁ・・・また皆で家庭料理が食べたい・・・」

 

チノ「皆で?」

 

リゼ「普段1人で食事する事が多いから、食卓が賑やかなのが嬉しいなって・・・」

 

チノ「リゼさん、好きなだけウチに居て下さいね!」

 

リゼ「え?」

 

ココア「ここから学校通っちゃいなよ!」

 

チノ「そしたらリゼさんお手製ナポリタン食べ放題ですね!」

 

リゼ「バータイムでバイトしたりして!」

 

ココア「夢が広がるね〜!」

 

チノ「広がりま・・・うわあーーーー!!」

 

リゼ「どうした!?」

 

チノ「スタンプが・・・消えてます!!」

 

ココア「イヤーーーーーーーー!!!!」

 

リゼ「そんなに気に入ってたのか・・・落ち着け!また押してやるから!」

 

 

 

 

その後楽兎が風呂に入る。相変わらずのぎこちなさ。

 

楽兎「・・・女の子3人が入った後の風呂に入ると更に罪悪感が・・・」

 

 

 

 

その後楽兎が風呂から上がると。

 

リゼ「ホラ!スタンプカード作ったぞ!」

 

チノ「ありがとうございます!」

 

ココア「これで私達の絆は消えないね!」

 

リゼ「重いな・・・」

 

楽兎「何だ?スタンプカード?」

 

リゼ「ああ。楽兎のもあるぞ。」

 

楽兎「あ、ああサンキュー。(ラジオ体操みたいだな。)」

 

チノ「でもリゼさんが来てくれた思い出です。勉強も、リゼさんが教えてくれたお陰で捗りました!」

 

ココア「リゼちゃんはやっぱり先生に向いてるよ!」

 

リゼ「そ、そうかな・・・?」

 

ココア「でも、どうして小学校の先生なの?」

 

楽兎「そうだ。そこを聞きたい。」

 

リゼ「小学校を意識したのは、チマメ隊の相手をしたのが切っ掛けだ。」

 

楽兎「ほえ?」

 

ココア「教官と教師って似てるもんね!」

 

チノ「っ!?つまり・・・私達・・・小学生・・・!?」

 

楽兎「チマメ隊はもう中3だけどな・・・」

 

ココア「このスタンプって、勉強の他に何したら増えるの?」

 

リゼ「そうだなぁ・・・人を喜ばせた数だけ・・・なんて。」

 

ココア「じゃあリゼちゃんに付けまくれー!」

 

リゼ「何で!?」

 

チノ「覚悟して下さい!」

 

リゼ「私は何もしてないぞ!!」

 

楽兎「あらら〜。リゼ頑張れ〜。」

 

 

 

 

 

 

翌日の高等学校。

 

千夜「ココアちゃん、さっきの小テストどうだった?」

 

ココア「リゼちゃんに教えて貰ったからバッチリ♪やっぱり認められてく楽しみがあると、頑張れるのかな?」

 

チノ「どう言う事?」

 

ココア「じゃーん!これ作って貰ったんだー!いいでしょー!」

 

リゼが作ったスタンプカードを見せた。だがしかし。

 

千夜「あっ!私もリゼちゃんから貰ったわ!」

 

ココア「被ってる!!」

 

以前のマラソン特訓の時に貰ったスタンプカードを見せた。

 

千夜「マメちゃん達も持ってるわよ?」

 

ココア「何人に手を出してるのリゼちゃん!?もうこうなったら、生徒からの下克上だよ!!」

 

千夜「一緒に天下取りましょーう!」

 

 

 

 

 

 

その頃楽兎は、外で散歩していた。

 

楽兎「ん?」

 

公園でうさぎを撮影してる緑羽太を発見した。

 

楽兎「緑羽太。」

 

緑羽太「ん?おお楽兎!」

 

楽兎「今日もうさぎの撮影か?」

 

緑羽太「ふっふっふ。実はな、ただの撮影じゃない。ある人物から貰ったある物の為に撮影してるんだ。」

 

楽兎「ある人物から貰ったある物?」

 

緑羽太「ででーん!厳しい裏腹に可愛い物が大好きな軍曹から貰ったスタンプカード!!うさぎの写真を撮って送るとスタンプが貰えるんだ!」

 

楽兎「それ・・・俺も持ってるけど。」

 

緑羽太「何ですとーー!?」

 

 

 

 

 

 

午後のラビットハウス。

 

メグ「こんにちは〜。」

 

チノ「メグさんいらっしゃい!」

 

緑羽太「こんにちは〜。」

 

楽兎「おっす緑羽太!」

 

緑羽太「リゼ、これ。」

 

うさぎの写真をリゼに渡した。

 

リゼ「ありがとう!」

 

スタンプカードにスタンプを押した。

 

緑羽太「増えてる増えてる♪」

 

リゼ「メグ、今日は1人なのか?」

 

メグ「うん!ココアちゃんからラビットハウスで塾を開くって聞いてたんだけど・・・」

 

チノ「塾!?」

 

楽兎「聞いてないぞ!?」

 

 

 

 

ココア「待ってたわ。理科教師のココア先生よ!秘密の実験始めましょ?」

 

 

 

 

先生になったココアがそこに居た。

 

リゼ「理科教師!?」

 

ココア「イエース!」

 

チノ「でも、ココアさんの教え方分かり難いですよ。」

 

ココア「ワーッツ!!」

 

緑羽太「おぉ。クリティカルヒット。」

 

チノ「教師役ならここに適任が居るのに。」

 

メグ「リゼさんも受験で大変かと思って・・・」

 

リゼ「私は大丈夫なんだけどな・・・」

 

そんなリゼの頬をココアが突っ突いた。

 

ココア「リゼちゃんったら、生徒取られて拗ねないの。」

 

リゼ「拗ねてない!」

 

ココア「妬かないの。」

 

突っ突くココアの腕を力強く掴んだ。

 

リゼ「妬いてない!!」

 

ココア「手が本気!!」

 

メグ「先生同士の確執!!」

 

緑羽太「楽兎、Kilimanjaro Please。」

 

楽兎「OK。」

 

 

 

 

その後メグが勉強を捗り、ココアがコーヒーが入ったビーカーを置いた。

 

ココア「私に教わって同じ高校に行きたくなった?」

 

メグ「私はリゼさんと同じ所に行くから。」

 

ココア「だよね・・・」

 

メグ「お母さんの出身校だし。」

 

ココア「それが本当にメグちゃんの意思なの!?」

 

メグ「そうだよ〜。」

 

ココア「そうなの?」

 

リゼ「授業しろよ・・・」

 

緑羽太「三者面談みたいだ・・・」

 

”ピロリンピロリン”

 

メグ「移動教室の時間だ!チノちゃんも来なよ!」

 

チノ「え?」

 

 

 

 

 

 

移動教室の場所は。

 

千夜「私が国語教師の千夜先生です!宜しくね!」

 

チノ「普通に甘兎庵です。」

 

千夜「この問題は、主人公の心情を立場や状況、情景描写から読み取るのよ。」

 

メグ「はい!」

 

授業開始。

 

チノ「・・・・」

 

千夜「チノちゃん、凄い集中力ね・・・!」

 

チノ「仕事も勉強も、ちゃんと両立して行きたくて。千夜さん達は凄いです!私も頑張るんです!」

 

千夜「チノちゃん・・・!問題!今の先生の気持ちを考えてみましょう〜♪」

 

チノ「え!?」

 

メグ「はい!嬉しい!です!」

 

千夜「正解でーす!」

 

チノ「もう、2人共・・・」

 

千夜「ウフフ。冗談よ。隣の塾も頑張ってるし、気合入れなきゃね!」

 

メグ「隣の塾?」

 

千夜「偵察に行ってみる?」

 

 

 

 

隣の塾はシャロの家。

 

千夜「お勉強中だから静かにね?」

 

覗くと。

 

メグ「マヤちゃん!?」

 

 

 

 

先生役はシャロとみくる。生徒のマヤに勉強を教えてあげてる。

 

マヤ「あ!勝手に覗いてんなよーーーー!!!」

 

 

 

 

3人を招き入れた。

 

メグ「慌てる事ないのに〜。一緒に勉強しようよ〜。」

 

マヤ「・・・・・!!」

 

チノ「何も恥じる事はありません。」

 

マヤ「ううぅぅ・・・!!特待生試験を受けるからちょっとアドバイス貰いに来ただけ!!シャロ!!みくる!!黙ってないでフォローしてよーー!!」

 

シャロ「私達はちょっと手伝ってるだけよ。」

 

みくる「特待生試験をやり遂げたいけど、あんまり自信が無いから勉強見て貰いにむぐ!?」

 

マヤ「やっぱ黙っててーーー!!」

 

物凄い勢いで口止めされた。

 

 

 

 

勉強再開。

 

マヤ「最初から3人で勉強すれば良かったなぁ〜。」

 

メグ「でも、3人で居るとお喋りしたくなっちゃう。」

 

チノ「そうですね。」

 

ベッドの上でマヤがワイルドギースを出してゴロゴロする。

 

マヤ「勉強ばっかだと息苦しくなっちゃうよね〜。ちょっと休憩〜。」

 

シャロ「コラー!!ゴロゴロしないの!!だらしないわよ!!」

 

ジャージ姿で煎餅持って説教した。

 

千夜「シャロちゃん、その格好だと説得力ないわ〜。」

 

シャロ「この格好の方が家だと気合入るんだもん・・・」

 

マヤ「一緒に遊ぼうよ〜!」

 

みくる「マヤちゃん、我儘言わないの。」

 

チノ「そうですよ。折角先生が居るんですから、今日は勉強を頑張りましょう。」

 

メグ「そうだよマヤちゃん。そんな事してると・・・」

 

”ピロリンピロリン”

 

リゼからのラインが来た。

 

 

 

 

『チマメ隊 勉強が終わり次第温水プールに集合!』

 

 

 

 

メグ「リゼさんに喝を入れられるよ!!」

 

マヤ「見抜かれてる!?」

 

みくる「流石リゼちゃん!!」

 

 

 

 

 

 

一方ラビットハウスでは。

 

タカヒロ「お前の娘、ウチに居た方がいい教師になれそうだぞ?」

 

リゼの父親『タカヒロ!どうにか説得してくれ!交渉得意だろ!』

 

電話でリゼの父親と会話していた。

 

タカヒロ「後先考えずに突入するのが、お前の得意技だったろ?」

 

リゼの父親『グッ・・・!』

 

 

 

 

 

 

温水プール・女子更衣室。

 

マヤ「メグ太った?」

 

メグ「え!?」

 

チノ「はい。特に胸回りが。」

 

メグ「・・・・!!」

 

 

 

 

温水プール。

 

リゼ「チマメ隊!」

 

チマメ隊「イエッサー!」

 

リゼ「受験には体力が必要だ!」

 

チマメ隊「イエッサー!」

 

リゼ「疲れた頭には、糖分が必要だ!」

 

チマメ隊「イエッサー!ん!?」

 

リゼ「だから、差し入れのお菓子を作った。」

 

懐から大量に作ったクッキーを出した。

 

チマメ隊「わぁー!」

 

メグ「あ!わ、私は遠慮します・・・」

 

リゼ「クッキー、嫌いだったか!?」

 

メグ「マヤちゃんとチノちゃんが、食べ過ぎると豚になるって言うから・・・」

 

マヤ「そんな事言ってないって!!」

 

メグ「だって、さっき太ったって・・・」

 

リゼ「メグ。2人はメグの成長に嫉妬してるんだ!全く子供っぽいな!」

 

チノ「うぅっ!!」

 

マヤ「悔しいけどその通りだ!!」

 

 

 

 

温水プールに浸かる。

 

マヤ「お!チノ!一緒にチェスやろうよ!」

 

チノ「マヤさんがチェスですか?」

 

マヤ「うん!高校入ったらチェス部と戦いたいんだ!」

 

チノ「今日は泳ぐ練習をします。泳ぐのちょっと楽しいかもって思うようになったので。」

 

マヤ「へぇ〜!じゃあどっちが先に向こうまで行けるか競争しよ!」

 

チノ「え!?」

 

浮き輪に乗ってるメグが、2人の光景を見守っていた。

 

メグ「本当に2人は凄いなぁ〜。」

 

チノ・マヤ「ん?」

 

メグ「えへへ〜♪」

 

マヤ「ホラホラ!チノもメグも位置に付いて!レディー・・・ゴー!!」

 

スイミング対決開始。チノとマヤがもう向こうまで行ってしまった。

 

メグ「ま!待って待ってーーー!!」

 

 

 

 

ゴールした2人。

 

マヤ「無理しなくていいからー!」

 

チノ「メグさんはマイペースで!」

 

”ザブーン!”

 

チノ・マヤ「あ!!」

 

メグが犬神家の如く沈んでしまった。

 

マヤ「メグーーー!!」

 

しかし、それを見ていたリゼがメグを引き上げた。

 

メグ「・・・・・」

 

リゼ「もう大丈夫だぞ!メグ!」

 

チノ・マヤ「オオーーー!」

 

男らしいリゼに2人が惚れた。

 

 

 

 

休憩を挟んだ。メグをビーチチェアに座らせる。

 

リゼ「水は飲んでないみたいだ。」

 

メグ「・・・・・」

 

マヤ「大丈夫か?メグ・・・」

 

メグ「・・・・・」

 

リゼ「どうしてこんな無茶をしたんだ?」

 

メグ「マヤちゃんとチノちゃんが・・・どんどん先に行っちゃう気がして・・・」

 

チノ「メグさん・・・」

 

メグ「2人共・・・自分の考えで志望校を決めて・・・新しい事にチャレンジして・・・置いて行かないでーって、焦っちゃったのかも・・・」

 

マヤ「メグ・・・」

 

メグ「でもね!私もあの高校で新しい自分を見付けたいの!頑張って追い付くから、マヤちゃんもチノちゃんも待っててね!」

 

チノ・マヤ「うん!」

 

リゼ「焦る必要なんてない。私から見れば3人共立派に成長している。良い友達を持ったお陰だ!」

 

マヤ「それに、良い先生もね!」

 

リゼ「え!?」

 

チマメ隊「リゼ先生大好きーー!!」

 

リゼ「・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

その夜の帰り道。

 

リゼ「なぁ、このメンバーでプールに行った事前にもあったな!」

 

チノ「1年前位ですね。その時は楽兎さんと一緒でしたね。」

 

リゼ「あの時はチマメ隊って呼ばれるの嫌がってたな?」

 

マヤ「ラビットハウスまで競争してたもんね!またやる?」

 

メグ「うん!じゃあ私達が勝ったら・・・」

 

チノとマヤの手を握って走った。

 

メグ「これからもずっとチマメ隊だーーーー!!」

 

リゼ「お、お前らーーー!!もう気に入ってるだろ!!」

 

 

 

 

 

 

ラビットハウス。

 

リゼ「ただいまー!」

 

帰った瞬間、ココアの部屋でココアに壁ドンされた。

 

ココア「リゼちゃんどう言う事!?」

 

リゼ「何だお前ら!?」

 

そこにココア以外に千夜とシャロが居た。

 

ココア「1人だけ抜け駆けしてチマメ隊と温水プールでエンジョイするなんて・・・」

 

千夜「皆もこれを持ってたの、どう言う事かしら?」

 

シャロ「悪い先輩です。」

 

リゼ「ヒィ!?」

 

ココア「ちょっとツラ貸しなよ。キッチンで話そう。」

 

リゼ「わ・・・私はそんなつもりじゃ・・・」

 

 

 

 

 

 

キッチンへ行くと、豪華なご馳走がズラリと並んであった。

 

ココア「なーんちゃってー!今夜は家庭料理パーリナイだよー!イエーイ!」

 

シャロ「リゼ先輩の為に頑張りました!」

 

千夜「腕に寄りを掛けて作ったのよ!」

 

みくる「肉じゃがに唐揚げにハンバーグ!」

 

シャロ「そしてもやし炒め!」

 

緑羽太「俺達からリゼへのサプライズだ!」

 

リゼ「私の為に・・・!!」

 

千夜「何時も私達が困った時に、特訓してくれるお礼よ!」

 

シャロ「先輩、何時も頑張ってますから!」

 

ココア・千夜・シャロ・みくる・チマメ隊「ありがとう!リゼ先生!」

 

楽兎・緑羽太「教官への感謝の意を!」

 

リゼ「・・・・・全員ハンコ付けてやるーーーーー!!!」

 

千夜「きゃーっ!ご乱心よ〜!」

 

みくる「どんと来てーーー!!」

 

楽兎「落ち着けリゼーーー!!」

 

緑羽太「ギャーー!!ハンコ攻撃で俺に10のダメージ!!」

 

ティッピー「ヤレヤレ。」

 

 

 

 

全員がハンコを押され、料理を食べる。

 

楽兎「両頬にハンコまみれ・・・」

 

緑羽太「これはこれで良いかもな。」

 

みくる「あはは!緑羽太顔中ハンコまみれ。」

 

 

 

 

料理はあっと言う間に完食。

 

シャロ「先輩!洗い物のお手伝いをしま・・・す?」

 

リゼは気持ち良さそうに寝ちゃっていた。

 

楽兎「あらら、寝ちゃってるな。」

 

千夜「可愛い寝顔ね。」

 

マヤ「プールで疲れたんだね。」

 

メグ「リゼさん、私が溺れそうになったのを助けてくれたんだ。」

 

ココア「ヒュー!流石リゼちゃん。」

 

楽兎「まさに教官だな。」

 

シャロ「何時も助けてくれるのよね。キャンプの時も頼りになったし。」

 

みくる「でもリゼちゃんのお父さんの策略で色々大変だったけど。」

 

チノ「音楽会のソロパートの練習や、球技大会の時も鍛えてくれました。」

 

緑羽太「俺達の教官。なんて頼もしいんだ。」

 

ココア「何時もありがとう。」

 

チノ「リゼ先生。」

 

ハンコをリゼの額に押した。それと同時にリゼが起きた。

 

ココア「あ!先生で起きた!」

 

リゼ「お姉ちゃんで起きるお前に言われたくない!!」

 

CQC炸裂。

 

ココア「グエエエーー!!」

 

するとそこに、タカヒロが入って来た。

 

楽兎「タカヒロさん!どうしたんですか?」

 

タカヒロ「リゼ君。お迎えだぞ。」

 

彼の後ろから、リゼの父親が顔を出した。

 

みくる「あれ?リゼちゃんのお父さん?」

 

緑羽太「そう言えば喧嘩中だったな。」

 

リゼ「・・・・」

 

リゼの父親「・・・・・」

 

 

 

 

車の助手席にリゼを乗せて帰る途中。車内は気不味い空気になっている。

 

リゼの父親「・・・・・オホン!なぁ、腹は減ってないのか?この近くに美味いレストランがあって・・・」

 

リゼ「もう食べた。」

 

リゼの父親「え?あ、あはは。そうだったな・・・パーティーしてたもんな・・・俺も軽く摘んでるが、大丈夫だ。」

 

リゼ「・・・そうか。」

 

リゼの父親「・・・・よぉし!俺の十八番!戦場あるある条項をここで1発!」

 

リゼ「止めろ。」

 

リゼの父親「はい・・・はぁ・・・」

 

 

 

 

石橋の上で車を停めた。

 

リゼ「?」

 

リゼの父親「・・・まだ子供だと思ってたお前が、小学校の先生なんて立派な夢を持って、正直嬉しかった。」

 

リゼ「っ!!・・・でも笑った癖に。」

 

リゼの父親「そ、それはだな!涙を・・・誤魔化したくて・・・」

 

リゼ「・・・?」

 

リゼの父親「俺のつまらないプライドで・・・お前を傷付けてしまったな・・・」

 

リゼ「・・・そう言う時は、何て言うんでしょう?」

 

リゼの父親「?」

 

リゼ「私は親父から習ったぞ?」

 

リゼの父親「っ!・・・ごめんなさい・・・」

 

リゼ「はい。よく出来ました。」

 

自分の父親の額にハンコを押した。

 

リゼの父親「な、何だ!?何をしたんだ!?お、おい!?」

 

リゼ「さぁ〜。何でしょう〜?」

 

リゼの父親「おでこに何をしたんだ!?おい!?」

 

リゼ「あははははは!」

 

こうして、リゼ親子の仲は修復された。

 

『END』




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

       ココア:佐倉綾音
        チノ:水瀬いのり
        リゼ:種田梨沙
        千夜:佐藤聡美
       シャロ:内田真礼
        マヤ:徳井青空
        メグ:村川梨衣
     茶度緑羽太:相葉裕樹
     鴨田みくる:三森すずこ
     ティッピー:清川元夢
      タカヒロ:速水奨

        生徒:古木のぞみ
           山根綺

      リゼの父:東地宏樹

リゼの父親「いらっしゃいませ!今夜のお客さんにピッタリのカクテルをご用意しております!」

タカヒロ「ウチで働いてみないか?」

リゼの父親「お断りします!」

次回「やきもち風味のカモミール」

緑羽太の妹投票

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