ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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ある日の学校。

ココア「今日の授業も終わり〜。」

千夜「さぁ!バイトの時間よ!」

ココア「支度早!?」

今日の千夜は張り切っていた。

ココア「千夜ちゃん。私の代わりにラビットハウスのヘルプに入ってくれてありがとね。」

千夜「良いのよ!焼き栗屋さんも大変なんでしょ?」

ココア「うん。サンタさんがお客さんや子供達に人気出ちゃって・・・それに、ラビットハウスがあんなに忙しくなるなんて思ってなかったし・・・」

千夜「チノちゃんの事は心配しないで!」

ココア「うん!宜しくね!」

千夜「お姉ちゃんの役目は、私に任せなさ〜い!ヒャッハー!」

ハイテンションでラビットハウスのヘルプへ向かった。

ココア「テンション高くない!?」

千夜「待ってて!マイスイートシスター!」

ココア「姉としての危機を感じるよーーー!!千夜ちゃーーーん!!」


35羽「にっこりカフェと十色の魔法使い」

お嬢様学校では、リゼが演劇部の助っ人に向かっていると。

 

シャロ「リゼ先輩!」

 

リゼ「ん?」

 

シャロ「今から演劇部の助っ人ですか?」

 

リゼ「あぁ。私の代わりにバイト入って貰って悪いな。シャロ。」

 

シャロ「いえ!何か新鮮で楽しみです!えへへ〜。チノちゃんの事は任せて下さい!先輩の分も、ラビットハウス楽しんで来ますね!行って来ます!」

 

リゼ「た、頼んだ!(何だろう・・・ちょっと寂しい・・・)」

 

 

 

 

 

 

ラビットハウスでは、行列が出来ていた。

 

女性客A「ここが雑誌に載っていたお店ね?」

 

女性客B「うさぎの看板可愛い〜!」

 

 

 

 

店内でもお客さんで賑わっていた。

 

緑羽太「今日も賑やかだな。」

 

楽兎「凛さんに感謝しなきゃな。」

 

チノ(今日は千夜さんとシャロさんが助っ人に・・・でも、更衣室から出て来ない・・・あの制服合わなかった・・・?)

 

 

 

 

更衣室では。

 

千夜「乗せ方がなってないわ!お客さんにお尻を向けないの!」

 

何と2人はワイルドギースとあんこを連れて来たのだ。2羽を頭に乗せてる。

 

シャロ「こ、これに何の意味が!?」

 

千夜「チノちゃんとお揃いにして、喜んで貰うのよ!」

 

シャロ「気合入れ過ぎて引かれるわ!」

 

 

 

 

ホールでは。

 

楽兎「千夜とシャロ遅いな。」

 

緑羽太「まだ着替えてんじゃね?」

 

すると丁度そこに。

 

千夜「チノちゃん!楽兎さん!お待たせ!」

 

シャロ「ど、どうかしら・・・?」

 

ラビットハウスの制服姿の2人が参上した。

 

楽兎「おぉ〜!」

 

チノ「よ・・・良く似合ってます!!」

 

千夜「良かったぁ〜!」

 

シャロ「ほっ・・・」

 

緑羽太「ワオ!良いじゃん!良いじゃん!スゲーじゃん!」

 

何気なく最新デジカメで2人を撮影している。

 

シャロ「り、緑羽太さん止めて下さい!」

 

楽兎「似合ってるぞ2人共。ん?シャロ、何でワイルドギースを後ろ向きにしてんだ?」

 

シャロ「その・・・恥ずかしくて・・・」

 

楽兎「なんなら代わりにポッポでも乗せるか?彼奴の方がマシだろ?」

 

シャロ「いえ、大丈夫です。」

 

 

 

 

ティッピー「はぁ〜・・・」

 

あんことワイルドギースに戯れられてるティッピーが落ち込んでいた。

 

 

 

 

チノ「看板うさぎが増えました。」

 

楽兎「ポッポ含めて4羽か。」

 

千夜「仲良くてほほえま〜」

 

シャロ「それにしても、大きなツリーね。」

 

ホールの隅に巨大なクリスマスツリーがある。

 

チノ「リゼさんのお父さんからのプレゼントです。」

 

楽兎「特注品らしいぞ。」

 

シャロ「飾りが無くて寂しいわね。」

 

チノ「急だったので用意してなくて・・・」

 

千夜「飾り!」

 

甘兎庵の宣伝用グッズで飾り付けした。

 

千夜「これでよしっと!宣伝の為にグッズ持って来ておいて良かったわぁ〜!」

 

シャロ「何が良いのよ!」

 

楽兎「お客さんが混乱するわ!」

 

チノ「甘兎に支配されて行く・・・」

 

ティッピー「ワシの店が・・・」

 

 

 

 

午後3時。お客さん達がどんどん来店して行く。

 

千夜「シャロちゃん!お願い!」

 

シャロ「3番テーブルのオーダーね?任せて!2番テーブルの片付けね!」

 

千夜「分かってる!それから!」

 

シャロ「予約の確認ね!」

 

楽兎「2人共、息ピッタリだな。」

 

チノ「これが幼馴染みコンビネーションと言う奴ですね?」

 

千夜「でしょ〜?」

シャロ「そんなのない!」

 

楽兎・チノ・緑羽太「息が合ってるような合ってないような・・・」

 

 

 

 

夕方。店も大分落ち着いた頃。

 

シャロ「〜♪」

 

チノ「シャロさん楽しそうです。」

 

楽兎「鼻歌歌ってるな。」

 

千夜「私も同じ気持ちよ?」

 

チノ「千夜さん・・・」

 

千夜「だって、私達がこの制服を着るなんてありえなかった事だもの。」

 

チノ「そうですね。」

 

楽兎「でもまさか、サキさんが他の制服を残していたなんて思ってなかったな。」

 

緑羽太「チノちゃんのお袋さんに感謝しなきゃな。」

 

千夜「それにしても、ウキウキし過ぎかしら?」

 

今日のシャロはウキウキ全開。

 

チノ「まさか、コーヒーの匂いでカフェイン酔いしたなんて事は・・・」

 

シャロ「酔ってましぇ〜ん!」

 

千夜「酔ってるわ!?」

 

楽兎「シャロー!?」

 

匂いだけでシャロが酔ってしまった。

 

 

 

 

シャロ「フルール流ハーブティー花の滝よぉ〜!」

 

滝の軌道を描きながらコーヒーを入れた。

 

女性客C「わぁ!湯気がお花みたい!」

 

 

 

 

チノ「過剰なサービスが始まってる!?」

 

楽兎「勝手に導入された!?」

 

千夜「負けてられない!」

 

チノ「こっちの闘士にも火が点いた!?」

 

緑羽太「千夜!?」

 

新メニューを開発。

 

千夜「あの遠い日に封じめられし禁断のコラボ!コーヒー餡蜜!どうですか!?」

 

ティッピー「待て待てー!甘兎庵とフルールに店が乗っ取られとる!!止めるのじゃチノー!・・・ん?」

 

当のチノは3Dラテアートを提供した。かなり呪われそうなラテアート。

 

チノ「今なら3Dラテアート、サビース中です!」

 

楽兎「あ、悪意しか感じねぇ・・・」

 

ティッピー「楽兎ー!3人を止めてくれー!」

 

楽兎「いやぁ、こうなっちまった以上止め切れねえよ・・・」

 

緑羽太「俺も流石にこの空気を止めるのは無理があるなぁ・・・」

 

ティッピー「あ・・・悪夢じゃ・・・」

 

千夜「甘兎フルールラビットハウスの看板娘隊〜♪」

 

シャロ「私達看板娘隊がいっちば〜ん!」

 

チノ「また新しい部隊が誕生した・・・」

 

ティッピー「悪夢が・・・」

 

楽兎「電車ごっこ始まった・・・」

 

緑羽太「無限列車に入った・・・」

 

 

 

 

 

 

夜になり、バイトの時間が終わった。

 

千夜「それじゃ、お疲れ様〜!」

 

シャロ「明日は来れないけど、またお手伝いは来るから!」

 

楽兎「何時でもOKだぜ。」

 

千夜「あんことワイルドギースは置いて行くから使ってね?」

 

シャロ「何の役に立つのよ!?」

 

チノ「本当にありがとうございます。」

 

楽兎「また来てくれよな〜!」

 

千夜「じゃ!」

 

シャロ「おやすみなさ〜い!」

 

チノ「あ、あの!」

 

千夜・シャロ「ん?」

 

チノ「今日は凄く楽しかったです。お2人も困った事があったら・・・私も絶対駆け付けます!」

 

楽兎「俺もだ。お前達のピンチに駆け付けるからな!」

 

千夜とシャロは笑顔で応え、家へ帰って行った。

 

緑羽太「さてと、そろそろ俺も帰るか。帰って今日の写真をアップするか。じゃあなお2人さん。」

 

楽兎「おう。また明日な〜。」

 

チノ「おやすみなさい。」

 

緑羽太も帰って行った。

 

チノ「さて、看板を片付けて・・・」

 

後ろに振り向くとそこには・・・

 

 

 

 

 

 

リゼ「何とかなったみたいだな。」

 

 

 

 

 

 

楽兎「リゼ!?」

 

チノ「リゼさん!?」

 

ツリーの後ろにリゼが隠れていた。

 

チノ「スニーキング・・・!?」

 

楽兎「お前何してんだ!?」

 

リゼ「気にするな!」

 

楽兎「気にするわ!」

 

リゼ「でも、あの2人が来れない日はどうするんだ?」

 

チノ「その時は父と私と楽兎さんで頑張れます!」

 

リゼ「実は・・・」

 

チノ「え?」

 

楽兎「実は?」

 

リゼ「私なりに援軍を用意したんだ。」

 

チノ「援軍・・・?」

 

楽兎「リゼの言う援軍って・・・もしや・・・」

 

チノ「もしかして・・・リゼさんのお父・・・い、いえ!リゼさん関係の援軍は怖がられるので!!」

 

ティッピー「そうじゃそうじゃ!」

 

ココア「大丈夫!別の援軍だから!」

 

店の陰からココアが出て来た。

 

楽兎「ココア!?」

 

チノ「何時からそこに居たんですか!?」

 

楽兎「え?別の援軍って・・・もしや・・・」

 

ココア「それはその時のお楽しみ!ね?」

 

リゼ「うん!」

 

チノ「はぁ・・・」

 

ココア「お店大丈夫だった?千夜ちゃんとシャロちゃんと上手く連携取れた?」

 

チノ「そうですねぇ・・・心無しか、何時もより絶好調だったような。」

 

楽兎「取れたって言うか、取られたな。」

 

ココア「嘘ぉ!?ラビットハウス3姉妹が1番だよね!?」

 

チノ「う〜ん・・・どうでしょう?」

 

リゼ「お、おいチノ!?」

 

ココア「楽兎君もラビットハウス3姉妹が1番だよね!?」

 

楽兎「それを信じるか信じないかは、お前達次第だ。」

 

リゼ「ら、楽兎!?」

 

楽兎・チノ「えへへ。」

 

 

 

 

 

 

翌日のラビットハウス。楽兎とチノはキッチンでパンケーキの生地を作っている。楽兎は生クリームを作っている。

 

ティッピー「今日は誰も助っ人が来られない日じゃな・・・大丈夫か?チノ。楽兎。」

 

楽兎「午後からはタカヒロさんが手伝ってくれるから大丈夫だろう。」

 

チノ「それに、あんことワイルドギースもお泊まりさせてくれたので、寂しくありません。ポッポも居ますので。早くモフモフしたいです!」

 

楽兎「それって、俺が居なくても寂しくないって事?」

 

チノ「いえ。楽兎さんが居ないと寂しいですよ。」

 

楽兎「良い子だ。」

 

笑顔でチノを撫でる。

 

 

 

 

ホールに戻ると、樽の上に居たあんことワイルドギースの姿がなかった。

 

チノ「あれ?居ない!?」

 

楽兎「嘘ぉ!?」

 

チノ「何処へ・・・!?」

 

すると樽の裏からポッポが顔を出した。

 

楽兎「ポッポ!」

 

ポッポは走って楽兎の肩へ登った。

 

楽兎「お前、あの2羽は何処へ行ったんだ?」

 

するとポッポはカウンターの方を見た。

 

楽兎「カウンター?」

 

???「俺達はここだぜ?」

 

楽兎・チノ・ティッピー「!?」

 

 

 

 

ワイルドギース「取り敢えずモーニングセットを貰おうか?」

 

あんこ「僕は和定食!」

 

 

 

 

楽兎「喋ってる!?」

 

チノ「お、おおおお米はまだ炊けてなくて・・・と言うか遂に喋れるように!?」

 

楽兎「いやチノちゃん。この声は・・・」

 

 

 

 

マヤ「見てー!この制服!ココアと!」

 

メグ「リゼさんが作ってくれたんだよ〜!」

 

 

 

 

ラビットハウスの制服姿のマヤとメグが現れた。

 

チノ「マヤさん!?メグさん!?」

 

楽兎「2人共!」

 

チノ「どうして・・・!?」

 

マヤ「どう?どう?ビックリした?」

 

楽兎「ココアの言う援軍って、2人だったんだな!」

 

マヤ「そうだよ〜!」

 

メグ「ねぇ。マヤちゃんの制服、チノちゃんと被ってない?」

 

マヤ「被ってないよー!チノのはコバルトブルー!私はスカイブルーだし!メグこそ!ココアとピンク被ってる!」

 

メグ「私はサーモンピンクだもん!」

 

マヤ「や〜い!鮭ピンク鮭ピンク〜!」

 

メグ「サーモンだもん!ね?チノちゃん?楽兎さん?」

 

楽兎「まぁ確かに色は違うね。」

 

チノ「・・・・」

 

マヤ・メグ「ん?」

 

一方チノは、制服を着た2人に固まっている。

 

メグ「あれ?チノちゃん固まってる?」

 

マヤ「どうしちゃった?」

 

メグ「チノちゃん?」

 

するとチノが涙を流した。

 

マヤ・メグ「涙ー!?」

 

楽兎「チ、チノちゃんどうしたの!?」

 

チノ「泣いてません!誘っても大変かなって思ってたからビックリして・・・」

 

楽兎「チノちゃん大丈夫?ホラ、ポッポをモフモフしなさい?」

 

チノ「泣いてませんってば!」

 

マヤ「大変なのはチノも楽兎もでしょ?」

 

メグ「そうだよ〜!」

 

チノ「その制服、今回の為だけに?」

 

マヤ「だって来年も着るし!」

 

メグ「高校生になったら正式にバイト始められるもん!」

 

チノ「・・・!」

 

楽兎「マヤちゃん・・・メグちゃん・・・」

 

チノ「ううぅぅ・・・」

 

抑え切れず嬉し泣きした。

 

楽兎「チノちゃん。」

 

泣いてるチノを優しく撫でる。

 

楽兎「良かったね。チノちゃん。」

 

メグ「マヤちゃんが泣かせた〜!」

 

マヤ「嬉し泣きならメグも同罪じゃん?」

 

メグ「ホラ。泣かないで?」

 

ポケットからハンカチを出した。チノはハンカチで涙を拭き、マヤがティッピーを撫でる。

 

マヤ「よしよし。」

 

メグ「チノちゃ〜ん。」

 

楽兎「2人共ありがとう。チノちゃんの為に。」

 

マヤ「良いって!」

 

メグ「だって私達チマメ隊だもん!」

 

 

 

 

隅にあるクリスマスツリー。

 

マヤ「和風のクリスマスツリーだね!」

 

楽兎「リゼの親父さんからの手土産だ。」

 

メグ「天辺が寂しいよ?」

 

マヤ「飾りが無いもんね。」

 

チノ「何か飾りを探さなきゃですね・・・」

 

メグ「やっぱりお星様が良いかな?」

 

マヤ「買って来る?」

 

メグ「ん〜・・・」

 

 

 

チノ「お爺ちゃん。楽兎さん。」

 

ティッピー「ん?」

 

楽兎「何?」

 

チノ「私、沢山の人に助けられています。この気持ちを、何時か返せる人になりたいです。」

 

ティッピー「そうじゃな。」

 

楽兎「チノちゃん。応援してるよ。」

 

 

 

マヤ「やっぱティッピーを天辺に刺すしかないよね!」

 

ティッピー「刺す!?」

 

楽兎「ティッピーを!?」

 

メグ「じゃあ刺そっか!」

 

チノ「何時の間にそんな話に!?」

 

 

 

 

本物のティッピーじゃなく、ティッピーのぬいぐるみを刺す事に。マヤとメグが四つん這いになり、背中にチノが乗る。

 

マヤ「行け!チノ!」

 

メグ「これがチマメ隊の力ー!」

 

楽兎「皆頑張れ!!」

 

チノ「とりゃーーー!!」

 

ティッピーのぬいぐるみを投げた。するとぬいぐるみが見事天辺に刺さった。

 

チマメ隊「やったー!刺さったー!」

 

楽兎「スゲー!!」

 

メグ「星の代わりに手作り綿ティッピー!素敵!」

 

チノ「これでツリーらしくなりました!」

 

マヤ「チマメ隊サイコー!」

 

チマメ隊「サイコー!」

 

 

 

 

後日のラビットハウス。今日も行列が出来ている。今日の夜は皆でクリスマスパーティーを開く予定。

 

マヤ「メリークリスマス!ラビットハウスへようこそー!」

 

メグ「ご予約のお客様!此方へどうぞー!」

 

千夜「2番3番6番テーブルお願〜い!」

 

シャロ「そんな一気に無理ー!」

 

リゼ「チノ。1番にキリマンジャロ2つ・・・ん?」

 

チノ「ほへ〜・・・」

 

今チノはボケーっとしていた。

 

リゼ「魂抜けてる!?」

 

ボケーっとしてるチノを楽兎が揺さぶる。

 

楽兎「チノちゃんしっかりして!!」

 

チノ「皆さんの制服が夢みたいで・・・」

 

ティッピー「ここは天国か・・・?」

 

楽兎「現実だ!!」

 

緑羽太「あはは。チノちゃん幸せそう。」

 

みくる「良かったね。チノちゃん。」

 

 

 

 

夕方になっても、ココアは帰って来ない。

 

チノ「ココアさん、パーティーまでに帰るって言ってたのに遅いな・・・焼き栗屋さんも忙しいのかな・・・?」

 

楽兎「心配なら、俺が見に行こうか?」

 

チノ「はい。お願いします。」

 

”バンッ!!”

 

楽兎・チノ「!?」

 

 

 

 

ココア「サンタさんだよー!ホーッホッホ!」

 

 

 

 

サンタクロースココア参上。

 

チノ「コ、ココアさん!?」

 

楽兎「サンタで来た!?」

 

ココア「ホーッホッホ。良い子には出来立ての焼き栗だよ〜。」

 

子供達に焼き栗を与えている。

 

ココア「美味しいよ〜。ホーッホッホ。」

 

子供A「わぁ〜!」

 

子供B「サンタさーん!わーい!ありがとう!」

 

チノ「焼き栗屋さんの格好のままで来るなんて・・・」

 

楽兎「ちょっと予想が外れたな・・・」

 

マヤ「バイト代栗に消えてそう。」

 

メグ「ありえる!ありえるよ〜!」

 

ココア「ホーッホッホ!皆の分もあるからね!栗〜!」

 

リゼ「なりきってる!?」

 

緑羽太「憑依されたのか!?」

 

ココア「なーんて!」

 

 

 

 

サンタクロースからラビットハウスのココアに戻った。

 

 

 

 

ココア「じゃーん!正体はココアでした!フッフン!」

 

チノ「皆さん知ってます。」

 

緑羽太「な、何だってー!?」

 

楽兎「ノらんでいい!」

 

 

 

 

夜もクリスマスシーズン真っ盛り。

 

チノ「ココアさん。リゼさんと2人で作り掛けの制服を完成させてたなんてビックリしましたよ。」

 

ココア「サプライズだったでしょ?」

 

楽兎「今までで1番のサプライズだったぞ。」

 

チノ「リゼさんも手伝っていたなんて。」

 

リゼ「裁縫は苦手じゃないし。」

 

楽兎「女子力高いなぁ〜。」

 

ココア「でも、こうしてカラフルな服が揃うと、チノちゃんのお母さんがやりたかった事が分かるよ。」

 

チノ「え!?母は何を!?」

 

ココア「せーの!」

 

 

 

 

 

 

ラビレンジャー「ラビレンジャー爆誕!!」

 

 

 

 

 

 

新たな部隊・ラビレンジャー。お客さん達が拍手した。

 

チノ「ば、爆誕!?」

 

ティッピー「ワシの喫茶店が・・・」

 

楽兎「新スーパー戦隊爆誕・・・あれ?緑羽太とみくるは?」

 

緑羽太「おーい楽兎ー!」

 

楽兎「お前等何処行って・・・た!?」

 

 

 

 

 

 

何と緑羽太とみくるがバーテンダーの制服を着ていた。

 

 

 

 

 

 

緑羽太「ダブルバーテンダー参上!」

 

黒のバーテンダーの緑羽太。

 

みくる「ジャジャーン!」

 

グレーのバーテンダーのみくる。

 

楽兎「お、お前等何だいきなり!?」

 

緑羽太「いやぁ〜。俺も皆の輪に入りたくて。」

 

みくる「マスターにお願いしたら、制服を用意してくれてね。」

 

楽兎「お前等・・・ここの制服似合ってんな。ってか緑羽太お前、接客とか大丈夫なのか?」

 

緑羽太「心配すんな。写真展で鍛えた接客術を甘く見るなよ?」

 

楽兎「喫茶店と写真展は別物だが・・・」

 

緑羽太「さてと楽兎。俺達のあのポーズやるか!」

 

楽兎「あのポーズ?もしかして子供の頃にやったあの?」

 

みくる「決まってるでしょ?せーの!」

 

 

 

 

 

 

楽兎・緑羽太・みくる「ラビトラフォース!アタック!」

 

 

 

 

 

 

新たな部隊・ラビトラフォース。こっちもお客さんが拍手した。

 

楽兎「決まった!」

 

緑羽太「皆見てるー!」

 

みくる「イエーイ!」

 

 

 

 

 

 

ラビットハウスが閉店し、いよいよクリスマスパーティーが始まった。テーブルの上に豪華なご馳走が並べられた。

 

マヤ「じゃあ!シークレットサンタの正体、明かして行こうぜー!」

 

ココア「私のサンタさん誰かな誰かな?」

 

シャロ「誰だと思う?」

 

ココア「・・・・ねぇ皆!」

 

シャロ「私よーーーー!!」

 

ココア「お!シャロちゃんだったのーーー!!」

 

シークレットサンタのシャロに頬ずりした。

 

シャロ「くっ付くなー!」

 

みくる「シャロちゃーん!!シークレットサンタの登場だよー!」

 

シャロ「みくるさん!?」

 

シークレットサンタのみくる参上。

 

 

 

 

早速シャロから貰ったプレゼントを開けてみる。

 

ココア「わぁ〜!可愛い貯金箱!大切にする!絶対割らない!」

 

シャロ「ウフッ。その顔が見たかったのよ。」

 

ココア「ねぇ!皆見てー!これ見てー!」

 

シャロ「落ち着きなさい!」

 

みくる「シャロちゃん。これプレゼント。」

 

シャロ「あ、ありがとうございます。」

 

貰ったプレゼントを開けた。

 

シャロ「わぁ!」

 

それは、ティーカップだった。

 

みくる「シャロちゃんティーカップが好きだって言うから、気持ちを込めて選んだの。」

 

シャロ「ありがとうございます!大事にしますね!」

 

リゼ「シャロ。」

 

シャロ「はい?」

 

リゼ「シャロのもう1人のサンタ、私なんだ。」

 

シャロ「ええ!?リゼ先輩ーーー!?」

 

 

 

 

プレゼントを開けた。シュガーポットが入っていた。

 

シャロ「シュガーポット!?」

 

リゼ「本当に欲しい物をあげたかったけど・・・尾行して調べる訳にはいかなかったから。」

 

シャロ「いえ!!嬉しいです!!ありがとうございます!!それに!!」

 

リゼ「ん?」

 

シャロ「先輩のストーキング!どんと来ーい!!」

 

リゼ「乗り気!?」

 

みくる「それ犯罪だよ!?」

 

リゼ「ん!?」

 

後ろに振り向くと、ココアが立っていた。

 

ココア「リゼちゃん。」

 

リゼ「私のサンタはお前か!?」

 

 

 

 

プレゼントの中は。教師セットだった。

 

ココア「教師の威厳が増したよ!実用的!」

 

シャロ「素敵でーす!」

 

みくる「リゼ先生ー!」

 

リゼ「ネタに走っただろーー!!」

 

 

 

 

そして千夜は、シークレットサンタのメグからプレゼントを貰った。

 

千夜「帯留めだわ!素敵ー!」

 

メグ「可愛いから私もお揃いの買っちゃった!」

 

千夜「メグちゃん着物着るの?」

 

メグ「その・・・来年甘兎でもバイトして、お着物着られたらって思ってたから・・・」

 

千夜「メグちゃん・・・!」

 

マヤ「聞いてない!!」

 

チノ「ウチと掛け持ちですか!?」

 

ココア「私に憧れてたんじゃなかったの!?」

 

緑羽太「千夜。」

 

千夜「ん?」

 

緑羽太「シークレットサンタの登場だぜ?」

 

千夜「緑羽太さん!」

 

 

 

 

プレゼントを開けた。プレゼントは緑色のワンピース。

 

千夜「まぁ!可愛い服!」

 

緑羽太「そのワンピース、千夜に似合いそうだなって。」

 

千夜「嬉しい!ありがとう緑羽太さん。」

 

 

 

 

マヤ「フフーン!なら私もフルールで働いちゃうもんねぇ〜!」

 

千夜「ちょっと待ったー!」

 

マヤ「ん?」

 

千夜「マヤちゃんのサンタは私。新作ゲーム・ラビットクロニクルよ?」

 

マヤ「やっぱ働くのは甘兎にするー!」

 

千夜「あらあら。」

 

シャロ「ちょっと千夜ー!」

 

緑羽太「チョロくない!?」

 

 

 

 

チノ「メグさん。」

 

メグ「チノちゃん?」

 

チノ「メグさんの事、沢山考えて選びました。アロマポットです。」

 

プレゼントのアロマホットをメグに与えた。

 

チノ「是非当店を本業としてご贔屓に。」

 

メグ「恐れ入ります。」

 

楽兎「お歳暮?」

 

リゼ「おーい!あっちこっちで買収が始まってるぞー!」

 

みくる「賄賂?営業?」

 

緑羽太「いやぁ〜しっちゃかめっちゃかだね〜。」

 

 

 

 

マヤ「チノのサンタは私!ミニチュアチェスセット!今度勝負しようね!」

 

チノ「あ、ありがとうございます!でも、これ高くなかったですか?」

 

マヤ「実はメグにも出して貰ったんだ。」

 

メグ「何時もお世話になってるからね。」

 

チノ「そんな・・・それは私の方なのに・・・お返しし切れない位・・・」

 

千夜「じゃあ、乾杯しましょう!」

 

チノ「か、乾杯!?」

 

 

 

 

乾杯を始めた。

 

チノ「み、皆さんに乾杯です!!」

 

マヤ「おぉ!チノが率先した!」

 

ココア「チノちゃんカンパーイ!」

 

全員「カンパーイ!!」

 

凛「さぁ!チノさんと楽兎さんが頑張って焼いたケーキですよ!」

 

ココア「凛ちゃんさん!?」

 

マヤ「何でここで働いてるの!?」

 

凛「くっ!私がこのお店を雑誌に載せてしまったせいで・・・皆さんが大変になったので・・・罪滅ぼしです!」

 

楽兎「いやそれありがたい事ですよ!?寧ろ凛さん救世主ですよ!!」

 

チノ「そ、そうですよ!お客さんが沢山来てくれてありがたかったですが!!」

 

リゼ「あれを見てくれ!!」

 

チノ・凛「ん?」

 

 

 

 

アフタヌーンティーセットを頬張ってる青山を発見した。

 

 

 

 

凛「青山先生!?」

 

楽兎「頬張ってる!?」

 

青山「美味しいですぅ〜。」

 

楽兎「何時の間にここに・・・!?」

 

ココア「さぁ皆!注目!」

 

全員「ん?」

 

ココア「よーく見ててね?ワン!ツー!スリー!」

 

マジシャンハットから紙吹雪が舞った。

 

チノ「っ!!」

 

全員「わぁ〜!」

 

緑羽太「良いぞこれ!!」

 

ビデオカメラで収めてる。

 

ココア「ココアサンタからの、皆へのクリスマスプレゼントだよー!」

 

テーブルを杖で叩くと、プレゼントが出て来た。

 

全員「おぉ〜!!」

 

シャロ「全員に!?」

 

千夜「ココアちゃん・・・!」

 

みくる「嬉しいよ・・・!」

 

マヤ・メグ「ありがとー!」

 

リゼ「ありがとう!!」

 

チノ「ココアサンタさん・・・!!」

 

緑羽太「ココアちゃーーん!!」

 

楽兎「感謝の気持ちでいっぱいだ!!」

 

ココア「ううん。此方こそありがとうだよ。その顔を見せてくれて・・・そして・・・私のお店を守ってくれて!!」

 

チノ「父の店です。」

 

楽兎「そうだ。ココア、ちょっと杖貸して。」

 

ココア「ん?」

 

杖を借りた。

 

楽兎「チノちゃん。」

 

チノ「楽兎さん?」

 

楽兎「チノちゃんのもう1人のサンタだよ。」

 

杖で自分の右手を叩くと、1つのプレゼントの小箱が出て来た。

 

全員「おぉ!」

 

楽兎「受け取って。」

 

チノ「あ、ありがとうございます!開けて良いですか?」

 

楽兎「どうぞ。」

 

 

 

 

プレゼントを開けた。

 

チノ「わぁ!」

 

それは、アパタイトのネックレスだった。

 

チノ「ネックレス!」

 

楽兎「色々考えて、ちょっと奮発してアパタイトのネックレスにしたんだ。チノちゃん。アパタイトの宝石言葉、何か分かる?」

 

チノ「え?」

 

楽兎「アパタイトの宝石言葉は、絆を強める・繋げるだよ。これからもチノちゃんが皆との絆を強める事を応援してるよ。勿論、俺達従兄妹としての絆もね。」

 

チノ「楽兎さん・・・!」

 

嬉し涙を流したチノが楽兎に抱き付いた。楽兎がチノを撫でる。

 

楽兎「嬉しいんだね。良かった。」

 

チノ「やっぱり楽兎さんは、私のお兄ちゃんです。」

 

ココア「チノちゃんが楽兎君に取られたーーー!!」

 

楽兎「だから!俺はチノちゃんの従兄だっての!!」

 

全員「あはははは!」

 

 

 

 

タカヒロ「フッ。」

 

ティッピー「タカヒロよ。」

 

タカヒロ「ん?」

 

ティッピー「チノの母は想像していただろうか?作り掛けの制服が完成するのを。」

 

タカヒロ「・・・」

 

ティッピー「新しく2色の制服が作られる事を。これは彼奴が夢見ていた以上の光景じゃ。」

 

タカヒロ「・・・そうだな。」

 

 

 

 

 

 

その夜。ココアの部屋の前でチノが深呼吸をしていた。

 

チノ(今年は私がサプライズサンタさんです。去年のサプライズの仕返しですよ。)

 

ゆっくりとドアを開けた。ココアは寝ている。

 

チノ「・・・」

 

ココアの寝顔に、チノが微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

”ジリリリリリ!!!!”

 

 

 

 

 

 

ココア「サンタの時間だ!!」

 

チノ「ええ!?」

 

突然の目覚まし時計。

 

ココア「チノちゃん!?」

 

チノ「こう言う時だけはすぐ起きるんですから!!」

 

 

 

 

部屋の電気を点けた。

 

ココア「えへへ〜。サプライズサンタさん同士だね。はい!開けて開けて?」

 

プレゼントを開けた。うさぎの目覚まし時計だった。

 

チノ「わぁ!うさぎの時計!」

 

ココア「目覚まし機能付きだよ?ずっと一緒に居るから、普段使える物が良いかなって。」

 

チノ「うぅ・・・私のプレゼントが普通に感じてしまいます・・・サプライズが叶わないです・・・」

 

ココア「ん?」

 

 

 

 

 

 

翌朝。ラビットハウスのカウンターにスノードームを置いた。

 

リゼ「ココア!」

 

楽兎「おはよう!」

 

ココア「おはようリゼちゃん!楽兎君!昨日は楽しかったね!」

 

楽兎「あぁ。」

 

リゼ「ん?チノは?」

 

ココア「さっき覗いてたらまだ寝てたよ?」

 

リゼ「寝坊か?珍しい。」

 

楽兎「後で起こしに行こうか。」

 

ココア「えへへ。遅くまで起きててくれてたもんね。」

 

 

 

 

『おっはよー!朝だよー!お姉ちゃんと一緒にレッツダンース!』

 

チノ「うわああーーーーーー!!」

 

 

 

 

突然チノが目覚まし時計を持って出て来た。

 

チノ「この五月蝿い音の止め方を教えて下さい!!」

 

ココア「早速使ってくれてる!!」

 

楽兎「何だその目覚まし音!?ココアの声!?」

 

チノ「止まらないんです!!」

 

ココア「止めなくていいのに。」

 

チノ「もう五月蝿いですーーー!!」

 

ココア「あー。止め方はそうじゃなくて、このボタンをね。」

 

蝶ネクタイのボタンを押したが、鳴り止まない。

 

ココア「あ、あれ?可笑しいなぁ・・・」

 

チノ「ココアさーーーん!!」

 

リゼ「お前ら五月蝿ーーーい!!」

 

ティッピー「この騒々しいのも、想像以上じゃのう。きっと。」

 

楽兎「ちょっと貸してみろ!」

 

目覚まし時計を借りた。

 

楽兎「止まれーーーー!!」

 

蝶ネクタイのボタンを強く押した。すると音が鳴り止んだ。

 

楽兎「と、止まった・・・」

 

ココア「良かったぁ・・・」

 

楽兎「ココア、お前もうちょっとマシな目覚まし音作れよ!」

 

ココア「えへへ〜。ごめんね〜。」

 

『END』




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

       ココア:佐倉綾音
        チノ:水瀬いのり
        リゼ:種田梨沙
        千夜:佐藤聡美
       シャロ:内田真礼
        マヤ:徳井青空
        メグ:村川梨衣
     茶度緑羽太:相葉裕樹
     鴨田みくる:三森すずこ
青山ブルーマウンテン:早見沙織
       真手凛:木村珠莉
     ティッピー:清川元夢
      タカヒロ:速水奨

       女性客:八巻アンナ
           河野ひより
           咲々木瞳

ティッピー「楽しい時間も終わりか。来週からどうしたら・・・」

タカヒロ「ご注文は親父ですか?始めるか?」

ココア「私もやりたーーい!!」

チノ「させません!!」

楽兎「ココアを止めろーーー!!」

次回「その一歩は君を見ているから踏み出せる」

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