ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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日記その5「ホームステイの最後」

14日目。ホームステイ最終日。楽兎は部屋で荷物の整理をしていた。

 

楽兎「これで全部か。にしても、本当この2週間楽しかったな〜。」

 

部屋中を見回る。

 

楽兎「体験したりバドミントンしたり風邪引いたりジャズ鑑賞したりもしたな〜。」

 

するとノックが聞こえた。

 

タカヒロ「楽兎君、準備は出来た?」

 

楽兎「はい。もう何時でも。」

 

タカヒロ「そうか。降りて来てくれる?今日はご馳走だよ。」

 

楽兎「ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

キッチンへ降りて、ご馳走をいただく。

 

タカヒロ「早いものだね。もう2週間が経ったね。」

 

楽兎「そうですね。あっという間でしたね。」

 

サキ「もうちょっと居て良かったのに残念ね。」

 

楽兎「いえ、ずっと居たら、友人達や家族に遠分会えませんし。」

 

サキ「それもそうね。」

 

 

 

 

 

 

そして、楽兎が帰る時間になった。ラビットハウス前。

 

楽兎「タカヒロさん、サキさん、チノちゃん、お世話になりました。」

 

タカヒロ「こちらこそお世話になったね。チノと遊んでくれてありがとう。」

 

サキ「チノ、楽兎君と遊んで楽しかった?」

 

チノ「とても楽しかったです。」

 

楽兎「それでは香風家の皆さん、会える日は分かりませんが、何処かまたお会いしましょう。」

 

帰ろうとするが、チノが楽兎の服の袖を掴む。

 

楽兎「チノ、ちゃん?」

 

チノ「楽兎さん、行かないで下さい・・・」

 

行かないで欲しいと言うチノ。楽兎は笑顔でチノの頭を撫でる。

 

楽兎「チノちゃん、会える日が分からなくても何処かで偶然会えるかもしれないよ?だからチノちゃんもお兄ちゃんに負けない位頑張ってね。」

 

チノ「・・・・はい!」

 

サキ「じゃあ楽兎君、姉さんに宜しくね。」

 

楽兎「はい!では改めて!またお会いしましょう!」

 

こうして楽兎は自分が住む町に帰って行く。

 

 

 

 

 

 

そして楽兎は帰宅した。

 

楽兎「ただいま母さん。」

 

楽兎の母「おかえり楽兎!ホームステイどうだった?」

 

楽兎「何て言うか、随分楽しめたよ。」

 

楽兎の母「良かった!写真撮って来た?」

 

楽兎「撮って来たよ。」

 

デジカメを取り出して、母にギャラリーを見せる。

 

楽兎の母「サキは元気そうね。まあ!この子がチノちゃん?」

 

楽兎「そうだけど。」

 

楽兎の母「あらまあ可愛いわね〜!」

 

楽兎「テンション高いよ母さん。」

 

楽兎の母「ねえ楽兎、将来ラビットハウスで働いたらどう?」

 

楽兎「え?俺が?でも母さんは。」

 

楽兎の母「大丈夫!あなたはあなたのやりたい事を選びなさい?」

 

楽兎「母さん。」

 

楽兎の母「この際俳優になっても良いかもね。」

 

楽兎「そこまで求めてねえよ。」

 

 

 

 

 

 

そして翌日。学校へ登校する。

 

みくる「楽兎ー!」

 

緑羽太「ホームステイお疲れさん。」

 

楽兎「よう2人共。2週間振りだな。」

 

緑羽太「ホームステイどうだった?」

 

楽兎「楽しめたよ。サキさんがはっちゃけ過ぎたけど。」

 

みくる「良いな〜。私も行きたかったな〜。」

 

楽兎「お前なぁ。」

 

緑羽太「そう言えばお前、ラビットハウスの娘さんと遊んだって?」

 

楽兎「ああ、これ見るか?」

 

スマホを取り出して、チノの写真を見せる。

 

緑羽太「可愛いな〜!お前ロリコンにならなかったか?」

 

楽兎「んな訳無えだろ。俺は健全だぞ。でもたまにチノちゃんに近付いた事があったけど。」

 

みくる「自覚あるのね。」

 

 

 

 

 

 

ホームステイが終わった楽兎はその後、高校を経て、緑羽太とみくるとは違う大学へ進学した。その期間中に、普通二輪と自動車免許を取得した。愛車のバイクはCB400SB。

 

 

 

 

 

 

これが楽兎が体験したホームステイの日記だった。

 

 

 

 

 

 

その1年後、楽兎の叔母で、チノの母親のサキが亡くなり、楽兎はサキの葬式に参加した。

 

 

 

 

 

 

葬式の後。楽兎はチノの部屋に入った。

 

楽兎「チノちゃん・・・」

 

部屋に入ると、チノが窓の外を見て涙を流していた。

 

チノ「・・・楽兎さん・・・」

 

楽兎「大丈夫・・・?」

 

チノ「楽兎さん・・・お母さんが・・・」

 

泣いてるチノを楽兎が抱擁した。

 

チノ「っ・・・?」

 

楽兎「チノちゃん・・・俺もサキさんが亡くなった時はとても辛いよ・・・チノちゃん、我慢せずに泣いて良いんだよ?人は誰でも泣く事があるから。」

 

チノ「楽兎・・・さん・・・っ・・・」

 

そのままチノが静かに泣いた。楽兎はチノが泣き止むまで抱擁し続けた。

 

 

 

 

 

 

そして時が経ち、大学を卒業してラビットハウスの店員になった楽兎は、チノが寝た後、部屋に戻ってホームステイのアルバムを見て懐かしんでた。

 

楽兎「懐かしいな〜。でもサキさん亡くなったのが残念だなぁ・・・夢で再会出来たら良いな。」

 

アルバムを閉じて電気を消して布団に入って寝る。

 

 

 

 

 

 

楽兎『あれ?何だこの空間?』

 

目が覚めた時に目に映ったのは、真っ白な空間だった。

 

楽兎『何だここ?夢だよな?』

 

???『楽兎君。楽兎君。』

 

楽兎『え?その声・・・』

 

目の前に光が現れた。光が去ると、サキが立っていた。

 

楽兎『サキさん!!』

 

サキ『久し振りね!元気してた?』

 

楽兎『ええ元気ですよ。今日から俺ラビットハウスで働く事になったんです。』

 

サキ『そうなの!?嬉しいわ!チノも喜んでくれたでしょ?』

 

楽兎『亡くなっても元気ですね・・・』

 

サキ『えぇ。病気で亡くなっちゃったけど、何時でも天国から見守ってるわ。』

 

楽兎『そう言われると暖かい気持ちになりますね。』

 

サキ『チノは元気?』

 

楽兎『えぇ、元気ですよ。俺と再会して凄く喜んでました。』

 

サキ『良かった。また会いましょうね。』

 

楽兎『夢だけですが、何時かまた会いましょうね。』

 

サキ『ええ!またね。』

 

すると空間全体が光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

そして現実に目が覚めた楽兎は起き上がって、窓を開けて空を見る。

 

楽兎「サキさん、おはようございます。」

 

サキと夢で再会した楽兎は新しい生活を始めるのである。

 

「THE END」




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

        チノ:水瀬いのり

      タカヒロ:速水奨
        サキ:水樹奈々

     茶度緑羽太:相葉裕樹
     鴨田みくる:三森すずこ

      楽兎の母:桑島法子

作者「と言う訳で、サイドストーリーが早く終わりました。まあ短いと私でも思いますが、上手く出来たなと思ってます。次回は最終回後のストーリーを製作します。」

感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。

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