俺には友達がいたはずだった   作:悲姫

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閲覧ありがとうございます。
僕は友達が少ないの2次創作です。
リアル都合により亀更新。


第0話 物語の始まり

そう、俺には友達がいたはずだった。

それは過去のものであったし今はそんな友人などいるはずもない。

だが、見つけてしまった。

 

友達募集という斜め読みで書いてあるあのポスターを。

 

 

聖クロニカ学園。

 

 

まぁはじめて見る建物、ではない。正直にいうとこの建物を見るのは2回目になる。俺は今日からここに転校するはずなんだが。

「ここに来る前までに何人に目を逸らされたか。」

そう呟くしかなかった。

そう、俺はここに来るまでの間それはそれは他人との接触が無いわけではなかった。

 

たとえば歩道で学園までの道を歩いていると反対側、というのは対向車線側になるので不適切だな。正面から歩いてきた(まぁ恐らくは女学生だろう)学生の二人組みがこちらをちらちらと見ながら携帯を弄っていた。ただちらちらと見られるのは不快ではない。しかし、携帯を弄りながらというその行為に対しては多少のイラつきは感じるのが俺。

「おい、携帯触りながら・・・いったい何の用だ。」

と一声かけただけだったはず、が。

「す、すいませんでした!」

と一人が声を上げると小走りに走り去って行った。もう一人が置き去りにされてこちらをちらりと見るとその子もまた走り出し、まってよ~!なんていいながら追いかけていった。

普通に声をかけたはず・・・だよな?

「・・・慣れてるんだ、慣れてるはずなんだ。」

いつもの様に変わりない他人の対応。どこに至っても関わりの持てない可哀想な人間。

それが川崎 龍司(かわさき じゅうじ)

この物語の主人公である。




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