どうも、兵藤一誠晴れて高校一年生になりました。
「うふふふ、一誠くんこっちですわ」
いま現在朱乃さんに案内されて、オカルト研究部という名の悪魔の巣窟に案内されています。
朱乃さんいわく、裏事情を知ってるなら挨拶くらいしといてもバチはあたらないらしいからです。
ガチャン「部長、一誠くんを連れてきましたわ」
朱乃さんに続いて入ると其処には妖艶な笑みを浮かべたオカルト研究部部長、リアス・グレモリー先輩がイスに座っていた。
「ようこそ、兵藤一誠くん貴方を歓迎するわ」
近くにいた朱乃さん、別のクラスで目立っていた木場、リアス先輩はばっと立ち上がって悪魔の羽をバッて広げてドヤ顔をした。
「あ、はい」
俺から搾り出せるのはこの一言だけだった。
俺の一言にドヤ顔のリアス先輩はオロオロしながら朱乃さんに「あれ?朱乃このやり方なら一誠くんはきっと驚きますわっていってたわよね?ねぇねぇ朱乃なんで?」
若干涙目になりながら朱乃さんに問い詰めるリアス先輩とそれをSっ気全開の笑みで黙っている朱乃さん・・・・・・・なんだこれ。
数十分後、朱乃さんにまんまと丸め込まれたリアス先輩はご満悦の笑顔を向けながらこちらに振り向いた。
「さて、フルネーム呼びはちょっと苦手だから一誠と呼ばせてもらうわね!」
はい、と了承を得るとまたリアス先輩は立ち上がってまたドヤ顔で、
「じゃあ一誠、貴方あたしの下僕になりなさい!」
「いやです」
またリアス先輩は朱乃さんに向かって「あれ?朱乃さっき挨拶のあの反応は私の圧倒的カリスマで声が出なかったんじゃなかったの?ねぇ聞いてるの朱乃」と肩をつかんで揺らしているが朱乃さんのあの顔を見る限りまたいじられてるようだ。
またまた数十分まあ具体的には20分くらいか、リアス先輩がウジウジし始めたので、慰めるのは朱乃さんにまかせて俺は木場とチェスをしていたらリアス先輩が気を持ち直したとのことなのでまた対面に座った。
「えっと悪魔になるとメリットがたくさんあるのよ?」
「いや、いいです」
「寿命とかもすごい伸びるし」
「いや、いいです」
「いまなら領地もあげるわよ?無論冥界のだけれど」
「行くことないんでいいです」
「階級が上がれば自身の眷属だってもてるのよ?」グスッ
「いや、そういうの興味ないんで」
「男の子の夢じゃないの?ハーレムって」ジワッ
「いや、まあそういうの興味はないっていったら嘘になりますけど悪魔になるのはちょっと・・・・・」
「どうしてもだめなの?」プルプル
「はい、ここではっきりいっときます自分は悪魔になるつもりはないです」
自分のなかでこれは決まった!と思った瞬間リアス先輩が急にボフンッと煙に包まれた、と思ったらそこからちっちゃなリアス先輩が出てきて朱乃さんに抱きついて泣きじゃくりだした。
「うわぁぁぁぁんいっせーがあくまになんないってうぅぅ・・・グス・・・」
朱乃さんは今度はドSな表情ではなくやっぱり的な苦笑気味な顔で飛びついてきたリアス先輩を宥めていた、その周りをどこから出したのか子供のときに盗られたガストが心配そうにグルグル浮遊しながらリアス先輩を見て、時折ホォ~と慰めるような泣き声を出している。
「なあ木場、あれどういう状態なんだ?」
同じように苦笑しながらその様子を見ていた木場に問いかけてみる。
「リアス先輩はなんていうか自分の感情を抑えきれなくなったらああやって幼児退化しちゃうらしんだよ、しかも姿まで幼くなってしまうのは本当にどうなってるのかわからないらしいよ、でその幼児退化した先輩をいつも宥めているのが姫島先輩ってわけ」
姫島先輩はリアス先輩が幼児退化して断りきれなくなって悪魔になったらしいよ、と結構重大なことまで聞いた。
なるほど、悪魔になったときになんでなったのか聞いたときになんか答えにくそうな顔してたけどそういう理由だったか、さすがに幼児退化する同級生に泣き落としで眷属になったとはいえないだろう、いや仮にあのときいわれてもなんじゃそりゃと返すのがおちだろうと考えるのをやめた。
「ちなみにこうなった先輩はあと数時間は元に戻らないよ」
まじかよ・・・・
またまた数十分後
「いっせーあくまになってくれないの?」グスッ
ただいま朱乃さんの膝の上でおお泣きしたあとだってのにまた若干泣きそうな顔に為りながら・・・・というかなってるんだけどさ、先輩はそう尋ねてきた。
朱乃さんはリアス先輩をあやしながら俺にどうにかなんない?ってアイコンタクトしてくるし木場はもうなっちゃいなよというアイコンタクトをしてくる、どうするよ。
【ふむ、では箱庭の住人を変わりに渡すのはどうか?相棒】
ナイス!ドライグ!、でも俺の神器から出すのにそういうことできんのか?
【ああ、小難しいことを抜きにして簡単に説明するならお前の箱庭とその中の生き物や物は言ってしまえば水鉄砲のようなものだ、箱庭が水鉄砲の本体で中にいる生き物や物が中の水、それも箱庭の場合水鉄砲の中に無限水製造機が組み込まれているようなものだ、出したものはそれ単体として存在を確立するから、そこの悪魔の眷属になろうが相棒に影響はない】
そゆことね、ありがとそっち方面でいくわ
【このくらいたやすいことだ】
俺はドライグとの念話のようなものを終えてちっちゃいリアス先輩に向き直る。
「えっとリアス先輩、俺は悪魔になることはできませんが俺の神器の中にいるやつらなら悪魔にしてもらってかまいませんよ、まああいつらが了承するならですけど強さは俺が保障します」
その言葉に泣きそうだった、リアス先輩はヒマワリのような笑顔で俺に飛びついてきた。
「いっせーだいすきー!」
まあ泣き止んでくれて何よりだけど箱庭のモンスターって癖がつよすぎるからな・・・まあそこはリアス先輩に丸投げしよう(他力本願)