私達は一週間後、ニールセンラボに行く事が決まった。だがラル大尉から聞いたところによると、周りは強豪校ばかりらしい。今の君達のレベルでは10分でシャア以外は全滅だろうとまで言われた。
こればかりはどうしようもない。その旨を二人に伝えると
「ボロボロになるから強くなれるの!」
と言われた。どうやら要らぬ心配だったようだ。
後は私だ。イオリくんとの戦いの中での欠点は実弾装備がバルカンとマシンガンである事。しかしフェイズシフト装甲には物理攻撃が効きにくいとされる。そこにIフィールドやGNフィールドを張られてしまったら少し厄介だ。
その為にこの一週間はガンダム作品を全て視聴し、その中で良い案があればそれを加えていく事にした。
しかしイオリくんとの戦いにより、百式はもう限界を迎えていた。たった数回しか戦っていないのにだ。おそらくデュオの所為でもあるだろう。
そこでシャアはもう一度、あの機体に乗る事にした。
ネオジオンの旗印たるあの機体、サザビーを…
次の日、部室にて。
「ふむ…ジOに搭載されていた隠し腕か…これも使ってみるか。後は腕部バルカンも搭載しよう。…何故サザビーを担当した技術者達はこれほどの装備をつけなかった…」
スマートフォンで色々な機体の武装を調べているとユーリに横から話しかけられた。
「サンタバルーンは如何でしょう?」
おそらく0080のバーナード ワイズマン伍長のアイデアのアレだろう。
「あれは偽装用だ…バルーンを使うなら隕石とかの方が良いだろう。投げれば爆薬くらいにもなるしな」
「…浪漫がわかりませんのね…」
彼女はやれやれと言った感じで首を振る。
…戦いに浪漫なんてものは必要なのか?本当の戦争を知っているシャアにはそれが理解出来なかった。
「おうお前ら、頑張ってるか〜?」
デュオが部室にやってきた。
「あれ?先生、今日は来れないんじゃ?」
「奈々、さらっと嘘つくの止めような?悠里に似てきてるぞ?」
「で、何しに来たんですか?」
「シャアにライバルが登場かもしれないの!ホレッ!」
スマホの画面を見せられる。そこには…アムロがいた。私のライバル、アムロレイ。
…まさか奴もこの世界に?…あの時この世界に飛ばされたのは私だけではないという事か?
同い歳の天然パーマ気味の男。名前は安室 透。…一年戦争の時に見た少年の頃のアムロそのものだった。
もしかしたらそっくりなだけかもしれない。だが確かめなければならない。私が倒すべき相手として、そして同じ世界で戦い続けた、ニュータイプとして…
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