ガンダムビルドファイターズ red comet   作:戦無

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せんむです。続き書きました。展開的にはトライに似てるかな?


シャアの入学 前編

私は親に言われるがまま、私立の中学へと行く事になった。

自分はガンプラバトルが出来ればそれでいい、別に公立でも構わないと言っただが、なにぶん私の両親は私立へ行かしたかったらしい。

受験に関してはガンダムのアニメを見ながら、そして漫画、小説を集めながら勉強をしていたのでかなり適当ではあったが、士官学校の授業内容よりもレベルが下だった。その結果…

 

「入学生代表挨拶、赤井秀一くん」

「はい」

 

なんと主席入学をしてしまった。…これでは道化だな。

 

 

入学式やその他諸々が終わり次の日、私は興味深いポスターを見かけた。

 

「…ガンプラバトル部…?」

「おっ?君、ガンプラバトルに興味あるのかな?」

 

隣の扉から女性が現れる。髪は黒色で私よりも身長は低い、140後半だろうか。

 

「君は?」

「あぁごめんごめん、まずは自己紹介だね。私は伊村 奈々っていいます。中学3年だよ!立ち話もなんだし、上がって上がって!」

 

私は無理矢理、部室へと押し込まれていった。

 

「どうぞ座って!」

机の上には作りかけのプラモデルが置いてあった。αアジールか?クェスを思い出す。…彼女にはすまない事をしたな…ハサウェイくんとは出会えたのだろうか…。物思いにふけっていると鼻歌交じりに彼女が近づいてきた。

「さぁ、私は自己紹介したし、次は君の名前を知りたいな!」

私の前には紅茶が出された。逃がすつもりは無いらしい。仕方が無いな…

「私は 赤井秀一といいます。ご覧の通り中1です。」

「へぇ、シャア見たいな自己紹介だね!しかも赤井って…あれ?」

「…?どうかしましたか?」

「赤井…秀一…」

 

どうしたのだろうか、と思い声をかけようとしたその時

 

「まさか…赤い彗星⁈」

「まぁ、そう言われた時もありますが…」

「あの赤い彗星だよね⁈街の大会で優勝したものの次の大会からは全く出なくなったあのちびっ子なんだよね⁈」

 

一応説明しておこう。

小学校の頃一度だけ街の大会に出て、優勝した事がある。シャアのコスプレをしたちびっ子が数多くの大人を撃破していったのだ。当時小学3年だったかな?そんな事があって、赤い彗星の名前はこの街(噂では日本中に広がったらしいが)に広がっていったのだ。

話を戻そう。

 

「そんなすごい子がこの部に入ってくれるなんて…これなら廃部の心配も無いね!」

 

「廃部?」

初耳だ。まぁ当たり前か。だが呑気にプラモを組んでいる場合なのか?

 

「うん…なかなか人が集まらなくてね…今は私ともう一人女の子がいるだけなんだ…だから大会にも出れなくて、結果が残せないと廃部だぞーやばいぞーって先生が…」

 

なるほど、だから私はこんな無理矢理連れてこられたのか。

 

「だからさ!入って欲しいんだ!ここに!」

「ではこうしましょう。貴方の実力、見せてもらえれば…」

「わかったよ!つまり君に勝てばいいんだね!」

 

プラフスキー粒子が舞い散るバトルフィールドが用意された。

 

Please set your gunpra…

 

「赤井秀一、ズゴック、出るぞ!」

「伊村奈々、ブルーローゼン、行きます!」

 

寒冷地の戦場に赤い彗星と青い薔薇が舞い降りた。

 

 

「何処にいるのかな…秀一くんは…」

ブルーローゼンのバックパックにある薔薇が開き、センサーとなる。

高出力ビームライフルを右手に、左手にはレイピアを光らせる。

センサーに反応があった。

「そこっ!」

氷の床にビームを撃ち込む。爆発はない、当たっていない。開けた穴を覗こうとしたその時、頭上から氷塊が飛んでくる。

「あぶなっ!」

ビームライフルで割り、レイピアで砕く。ジリジリとした戦い。シャアはまだ姿を見せてはいない…

確実に奈々を焦らせていく。

 

「もーっ!何処にいるの!」

「ここだっ!」

 

ズゴックの腕が足元から延びる。

 

「きゃあああっ!!」

 

驚きのあまりビームライフルを取り落とす。ブルーローゼンは機体を水の底へと落とされていった…

 

「足元が空きすぎですね」

「さすが秀一くん!すごい戦い方するね〜!でも…これはどうかな⁈」

 

背中の薔薇から小さな薔薇が大量に射出される。

 

「君がシャアなら、この装備は知らないはずだよ!」

 

「ファンネルか?撃ち落とせば問題はない!」

 

「さぁ、それが出来るかな?ファンネルミサイル、行って!」

 

ブルーローゼンはレイピアを持ち、速度を上げる。

 

「逃げるつもりか!やらせるかっ!」

 

ズゴックはファンネルの中をくぐり抜け、機体に穴を開けようとした…のだが。

なんという事だろう、ファンネルが突っ込んでくるではないか。

 

「何っ⁈ファンネルが何故突っ込んで…?まさか⁈」

 

咄嗟に一つの薔薇を撃ち落とす。するとファンネルとは思えない爆発を起こした。

「火力が…違いすぎる…!だが…私もニュータイプだ!」

 

迫り来るファンネルをことごとく避け、ブルーローゼンに近づく。氷塊を蹴りつけ、ファンネルミサイルを爆発させながら。

 

「あれ⁈私のファンネルミサイルは⁈」

 

「全て爆発させたよ、あれ位は出来なければ…なぁ!」

 

ズゴックがミサイルを放つ。全弾がローゼンに命中。しかし…

 

「やったか⁈」

煙の晴れた先には、ローゼンが健在。

「なら…虎の子だよ!」

バイザーが赤く光りだす。

EXAMsystem stand by…

 

「さぁ、今度は殴り合いだよ!」

 

 

 

次回、シャアの入学 後編

 




お疲れ様でした。次回をお楽しみに〜
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