コメントが僕に力をくれる…!
ブルーローゼンのバイザーが赤く光り、機体に赤いオーラが舞う。
シャアにはこの現象に聞き覚えがあった。
ジオンのイフリート改に、連邦のブルーデスティニー。擬似的にNTを作り出し、NTを殺すマシーン。
「あれがEXAMか…!ならば!」
地面にクローを突き刺して、ズゴックは離脱。
「EXAMは5分間のみ使えると聞いた事がある、一旦退く!」
「させないよ…!」
離脱する赤い彗星を強襲する青き薔薇。
水中を飛ぶズゴックに、ビームライフルが直撃する。
ズゴックのHPはMaxから半分まで削られる。
「火力が…違い過ぎる…!」
怯んだところをブルーローゼンは見逃さない。
「ハァァァァッ!!」
レイピアがズゴックに突き刺さる…筈だった。
「驚いたな、だが私もニュータイプだ。偽物の力には負けんよ。」
レイピアを刺す一瞬の隙を突き、逆にズゴックのクローがブルーローゼンを貫いた。
Battle ended…
プラフスキー粒子が霧散していく。
ズゴックのモノアイがキラリと光った。
「あーあ、負けちゃった…これで秀一くんの入部もオシャカかぁ…」
「…入部届けを貰っても?」
「えっ…?」
驚く伊村にシャアは声をかけた。
「もとより負ければ入らない、とは誰も言ってはいない。そして貴方の操縦、かなりの腕だ。あの時のアムロと戦った時のような高揚感を得られた。どうだろう。入部させて貰えないだろうか?」
「…フフッ、何処までもシャアみたいだね!良いよ!入部を認めよう!これからよろしくね!大佐!私の事はナナって呼んでね!」
「よろしく頼む、ナナ」
握手を交わす。
その時、部室の扉が開かれた。
「失礼いたします…あら?」
いかにもお嬢様と呼ばれる様な雰囲気の女の子が部室に入ってくる。
「あ、悠里ちゃん!君と同学年の子が入ってきたよ!」
「あら、そうですか!私、悠里 アラストネア と申します。以後お見知り置きを…」
「私は赤井秀一だ。よろしく頼む」
「…貴方、シャアですわね?」
「…何?」
あまり隠していないとはいえ、はっきりと言われるとドキリとする。
「私、ニュータイプでして、分かるんですよ?貴方の事を…」
綺麗な白髪をかきあげる。
「ご冗談を、私はシャアを演じているに過ぎませんよ」
「次は器の様な事を言い出しましたね、ウフフッ!今までの事は冗談です、忘れて下さいな!」
シャアは感じていた。この少女から何かを…
「さぁ、挨拶も済んだし、先生に挨拶しに行こうよ!」
ナナから提案され、二人は頷く。
「じゃあいまから職員室に…「その必要はないぜ!」…ほぇ⁈」
「おぅお前ら!愛しの王子様を見つけた様だな!」
黒い神父服に身を包んだ男が現れた。
「あら、先生、何処に隠れていましたの?」
「今回はだなぁ〜、着替えを覗くためにロッカーに…ってバカ!何言わせるんだ恥ずかしい!」
シャアはポツリと呟いた。
「これが若さか…」
と…
「えっと、お前さんが新しい部員だな?俺は逃げも隠れもするが嘘はつかない、デュオ マクスウェルだ!よろしくな?」
「赤井秀一です。よろしくお願いします。」
中学生とは思えない立派な挨拶に彼は驚く。
「…お前さん、実は俺より年上だったりしねぇの?」
「実はシャア アズナブルでして…」
「…転生でもしたのかぁ⁈俺と同じじゃあねぇか!ってイテテッ!何しやがる!」
ナナが彼の耳を抓る。
「バカみたいなこと言わないでよ、先生!まったく、そんな嘘ついてどうするのよ〜」
「なっ⁈俺は嘘はつかねえよ!『嘘』はな!」
「だからって覗きが許されるわけでも無いでしょうが!」
彼と彼女の口論は続く。
「随分と楽しそうだな?悠里」
「だって先生とナナさんの言い争いは面白いんですもん♪」
言い争う二人を見る二人、でも確かにその間には糸が紡がれた様な気がした。
以上です。これからもちょいちょいアナザーガンダムのキャラが出てくるかも…?