アーランドの転生者 ~僕は悪いぷにぷにじゃないよ!~ 作:ふに
【ロロナ】
「う~ん、あれ~? 私、なんでこんなトコロで寝てたんだっけ?」
なんかぷにっとしたのにつまずいて・・・そう餅石!
手の中には黒い石のような硬度のセリーのようなプルプルした変な物体が握られていた
「うわ~、なんだろ~これ、ぷにぷにしてるのに刃物鳩さ無いんだ~、でもこれ生きてたよね~、う~ん考えても仕方ないよね! あれ、あれれ~!? ナントカの秘薬がなくなってる!? 作るの結構時間かかるのになぁ・・・」
その後、アランヤ村についたロロナは、トトリがアーランドに行ったことを知りしょんぼりしつつ、お見上げだけ置いて師匠を探す旅を再開するのであった
【トトリ】
ロロナが気絶した時から時間はかなり進み、冒険者免許を何回か更新してブロンズになったトトリは、イイ木が取れるらしい眠れる神木の森に来ていた
「うわ~、見たことない木がいっぱいだよ~! ジーノ君早く早く~!」
「わ~ったわ~ったって、なんかここの近くってモンスター少なくってつまんねーんだよな~」
「こら、もっと注意しないと、いつか足元救われるわよ?」
「つまんねーよりいいと思うんだけどな~って、うぉ、地震か!?」
「行ったそばから、お出ましのようね」
木の上から降ってきたのは、黒光りする犬のような何かだった
ただし大きさはその日ではないほどでかい!
「わわ、なんか出てきた!」
「でっけー! こいつは強そうだぜ!」
「新種のモンスター・・・? ちょっと、一人で突っ込ま無い!」
「わにぃいいいい!(やってやるデス!)」
「(わ、わに? 犬なのにワニなんだ?)」
犬?の動きはかなり早く、トトリを狙い襲ってきた
すかさず反応できたメルヴィアがトトリを守り、ジーノは脇に攻撃を入れたが
ギギィイイン
皮膚と剣が擦拭した部位から金属のような音が聞こえ、当たった部位は少し凹んでいるようだったが直ぐに元に戻ってしまった
「うお、攻撃が効かねー!?」
ジーノとトトリが唖然としている間に、メルヴィアが投げ飛ばされてしまった
「(でも、チャンス!)」
顔はこっちを向いてない、私が攻撃するなら今しかないよね!
でもジーノ君の剣が効かなかったし・・・考えても仕方ないよね!
作ってきたフラム、全部食らってくだざい!
ε=ε=ε=ε=ヾ( >д<)ノ トトリ戦略的撤退
数秒後、爆音が森にこだました
「わ、わにぃいいいいいい!?(ひ、ひぎぃいいいいいいい!?)」
犬?は吹き飛び、気を数本貫通して大木の下でベチャッとなっていた
もはや犬の原型はなかったが、ゼリーの塊が蠢いて形を修復していっていた
「(うわぁ、フラム10本も使ったのに・・・)」
「ハァハァハァ(ヤバイわね~、目立った傷が見当たらないし、少しずつ肉を削るしか無いかも、長期戦になったら・・・・ううん、やるしか無いわ!)」
「(うぉぉぉぉ、燃えてきたー!)」
再生した犬が起き上がり
「わにいいいぃいぃぃぃぃぃぃ・・・・(人間怖いー・・・・・・)」
犬?が涙目で逃げていった
「「「え?」」」
「助かった、のかなぁ?」
「ふ~、アノままやりあってたらヤバかったわね~」
「んだよ~、これからって感じだったのにー」
「も~、ジーノ君の攻撃聞いてなかったんだから、助かっただけでも奇跡だよ~?」
「ん~しっくりこないな~」
「ま、こんかいはここまでにして帰りましょ、またコられたらたまったもんじゃないわ(新種かも、ギルドに報告しとかないとね~)」
「・・・あれ? ない、ない、ないーー!!」
「どうしたのトトリ? 浮かない顔して」
「言っても怒らない?」
「ほら、怒らないから言ってみなさ~い」
「あのね、メルお姉ちゃん・・・・地図、無くしちゃった♪」
「な、な、えええええええええええ!?」
こうしてトトリ達は道に迷った