アーランドの転生者 ~僕は悪いぷにぷにじゃないよ!~ 作:ふに
どうして俺はこう、方向音痴なのだろうか
まぁさしあたって1番の問題は、遠目に見える爆弾魔パーティだ
俺は体を極力圧縮して、小さく子犬のようになって後をつけている
もう逃げるのはやめだ
俺は、俺は・・・街に行ってテイマー♀さんとニートライフを送るんだーーーー!!
尻に敷かれてもいい、乗り物になってもイイ、安全がほしい、切実に
正直アノ森で頂点に立って調子に乗っていたんだ
今なら人間にも勝てるんじゃないかって、幻想をいだいてしまったのが1番の敗因なのかもしれないな
とりあえず子犬のふりを続けながら、街まで案内してもらおう
俺は今、どう見ても遺跡の後に来ています
やはり逆方向なのか、だが今逆方向に行くと、迷う自信がある
森の中での生活も実際の所住んでいたのは木の上というだけでどこの木の上というわけではなかったしなぁ
あぁ、人肌が恋しい・・・
あ、ソコの石美味しそう・・・
【ぷにぷに石(弾む石)】
素晴らしい弾力性だ、いっぱい食べればジャンピ力や衝撃緩和の特性がエられそうな気がする
味も申し分ないし、多めに食べておこう
【ぽかぽかする石(フロジストン)】
唐辛子のような味わいの石
食べ過ぎると体が溶けるかもしれん、結構美味しいんだがなぁ
【なんかよくわかんない石(ウィスプストーン)】
変わった味がする、コレは珍味というやつなのだろうか?
食えるけど変な味で、でも少量しか取れないから高価というアレだ
爆弾魔に遅れながらも追尾しつつしばらく進むと、そこはプニの楽園が広がっていた
「(そうか、プニの墓場のキノコのせいで外敵がコレないのか)」
そして爆弾魔は、ここのボスっぽい巨大な青ぷにと戦っていた
なぜかあまり威力のない爆弾しか使わない爆弾魔
息を切らしているメスゴリラ
地面で寝ている置物
どういうことだ?
確かにあのデカプニは歴戦の猛者だろう、しかし錬金術師の鬼畜爆撃に耐えられるとは思えない
この世界に1個ずつ爆弾を投げるというルールはないのだから、壁がいる錬金術師がくせんするなど、どんなことは・・・・
デカプニのローリングアタック
ジーノは地面にめり込んでの中で寝ている
爆弾魔は筋肉ゴリラに守られて無事だ
おかしい、おかしいじゃないか・・・
俺を殺せるお前らが、そんなでかくなっただけの奴に負けるなんて、そんなのぜったいおかしいよ!!
「ワ゛ニ゛ーーーー!!(ふざけんなー!!)」
正気に戻ったらデカプニを食い殺していた、俺も何故そうしたか分からないが、1つだけわかったことがある
「う、ぁ・・・まだ、まだ負けない!」
プルプル震えながら杖を地面につきたて、未だに戦う意志を見せる爆弾魔をみて・・・
ポーチに手を突っ込んだ時点で俺は地面に伏せて両手を頭に乗せ
「わ、わに~(僕、わるいぷにぷにじゃないよ~)」
怯えることしかできなかった
どう考えても対人恐怖症です、ありがとうございました
ってか人殺しなんて無理無理!
元人間で今野生だけど、さすがに人間だけはムリでござる!
1人殺せば群がるように敵が来るだろう、ソレが人間の強さだ
もうコワイのはゴメンだよ・・・
圧縮して小さくなっていく俺をぽかーんと見ている爆弾魔達
あ、ジーノ生きてたんですね、この世界の人間ってバケモノね!
「か、かわいい~!」
トテトテとこちらに近寄ってくる爆弾魔
「トトリ、危ないから近寄っちゃ・・・・あ~・・・」
「うわ~、なで心地ぷにぷに~! うんしょ、あれ、持ち上がらない? 結構重いのかなぁ、うひゃぁ!? 軽くなった!?」
グラビ石で得た特性は重力操作だ、コレのお陰で機の上で寝ても木が壊れないのだ
「わに~(とりあえず可愛げに鳴いておこう)」
未だに震えていた俺だが、ギュ~っと抱きしめられて、なんだか夢見心地だ
まぁ半分くらい
あぁ、俺、死ななくていいんだ、だったんだがな!
やっと原作組と合流しました
原作組が出てこないとアトリエシリーズで書く意味ないですしねw