モモンガが転移した場所からはるか遠く何もない更地に一匹の龍が人間種などが使うのは無理な巨大な剣を守るかのようにそこにいた。その剣はこの世界で作られたものではなく、あるギルドのギルド武器がそこには存在していた。
「ん。また何者かが現れたのか?ここ最近のも含めると4人目か。今回のぷれいやーは八欲王側か六大神側なのか、果たしてそちらなのだろう」
その龍の名は白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)のツァインドルクス=ヴァイシオン。八欲王と一緒に転移してきたNPCをある人物と共に倒したことがある龍である。
この龍は感知に優れており、モモンガが転移してきたことに気づいていた。だが、何をするわけでもなく、これからどのように動くのかただ観察していた。
昔一緒に戦った人物のことを思い浮かべてある決意をしていた。
そこにある人物が近づいてきた。
「久しぶりじゃの。ツアーよ」
「誰かと思ったら、リグリットじゃないか。こんなところに来たということはいったい何か用なのかい」
「何の用かはお主も気づいているじゃろ。また、何人か転移してきた。そいつらがどちら側のやつか、見てもらいたい」
「そんなことを言いつつ、ある3人と接触しているでしょ。どうだったの?」
「どちらとも言い難いとしか言えないのぉ。まぁ、昔と同じように頼ってしまうのは申し訳ないのじゃがもしもの時は頼む。」
「言われなくてその時はどうにかするよ。あいつの気持ちを無駄にはしたくないからね。」
そんなことを話して、2人はモモンガたちを試そうと色々と対策を立てていた。
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その頃、モモンガは面倒ごとに巻き込まれていた。声のした方を見て、その人物の装備品を確認して思った。
(まあ、これぐらいの装備なら倒される前に逃げることができるだろう)
話しかけてきた人物は黒い鎧をまとった男性でヘルムで顔は見えない。
他の人は、スタッフを持った貴族が着そうな豪華な服を着ていて金髪のロングの二十歳ぐらいの女性、斧を背負って防具は最低限守るだけな身長が3mはありそうなは屈強な30歳手前ぐらいの大男、全身ほとんどを聖遺物級(レリック)にしている幼さが少し残った高校生ぐらいのエルフの女性がいた。
その中で、4つの剣を後ろに浮かしている黒騎士がこちらに話しかけてきた。
「別に俺たちは、君たちがここで何をしていたのか聞きたいだけだ」
そんなことを言いつつ殺気を放ってきた。この世界はこんなやつしかいないのか、これじゃ先が思いやられるなと思いつつ、冷静に対処していこうと行動方針を決めていた。
「私は魔術詠唱者(マジック・キャスター)で、転移に失敗してこの辺りに飛ばされてここがどこなのかそこの吸血鬼の少女に聞こうと思ってここにいただけですよ。」
「転移?その装備品の凄さからもしかして思ったけど、それってユグドラシルから!?」
と女性のエルフが驚きながら言った。それを聞いた人たちは、警戒度をより強くした。
(ユグドラシルだと!もしかしてこの人たちも。それにこのエルフの女性どこかで見たような気がするんだが…)
どこかで確実にあっているような気がするのだが、思い出せないでいた。モモンガはそんなことを考えながら答えた。
「ということは私と同じく知らないうちにこの世界に来たということですか?それでここはどこかなど色々なことを知っているのですか?」
「それはボクたちにもわからない。けどユグドラシルで出来たことはできるけど、ついていない職業のことをしようとすることができないぐらいかな」
「あっ」
そんなみっともなく大声を出してししまって恥ずかしくなり、急いで手で口をおおった。手には、皮がないのだから声を遮ることができるかわからないが。
「すみません、急に大声を出してしまって。ちょっとした質問なのですが、もしかしてあなたは明美さんですか?」
「えっ、なんでボクの名前を知っているんですか?どこかで会いましたか」
「あなたのお姉さんと同じギルドのアインズ・ウール・ゴウンの者です。それに、私とも何回か会っていると思うのですが」
と自分の考えがあっているのか少し不安そうに言った。そしたらエルフの女性が何か思い出したように答えた。
「もしかしてモモンガさんですか!!他のメンバーの人はここにはいないんですか?」
「最終日に何人かログインしてくれた人はいましたが、時間が来るまで残ってくれた人はいなかったけど、こちらに来ていて欲しいと思っています。そちらは明美さん以外いるのですか」
「こちらはボク以外後2人います。それでそちらの吸血鬼の少女は誰ですか?」
「ここであったばかりなので知りません。あなたは何という名前ですか。それとここで何をしていたのですか」
「キーノ。キーノ・ファスリス・インベルン... です。この街に来た時の記憶はありますがそれ以降のことは... わからないです」
「その話はあとで詳しく聞くとして、オレはまず最初に」
そう話して少し間をあけてと黒騎士が明美に尋ねていた。
「アケミさん、そのアンデッドはあなたの知り合いなんですか」
「知り合いというか、お姉ちゃんと同じギルドで何回か顔を合わせて話したぐらいだよ。でも、お姉ちゃんから話を聞いたかぎり信頼できると思う」
「アンデッドなのにこちらに襲いかからないし大丈夫か。それでこのモモンガさんだっけ、彼はこちらに協力してくれるだろうか?」
「うーん。たぶんこちらに協力してくれると思うし、めちゃくちゃ強いはずだから戦力的にも申し分ないとはずだよ。それに、ユグドラシルで上位ギルドのギルドマスターだからいくつか便利なアイテム持っていると思うし」
それを聞くと黒騎士がびっくりして問いかけた。
「先の話が本当だと魔神よりも確実に強いということ?」
「相性が悪くなければね」
という話を聞いてモモンガは少し不安に思った。
(自分はユグドラシルでは中の中ぐらいの強さだし、経験値を消費する方法を用いても上の中ぐらいの強さしかないから不安なんだよな。でも、ギルメンの妹の前だしカッコつけたいよな。はぁ、強い敵が来たらどうしよう)
と考えていたら、黒騎士が話しかけてきた。
「こんなことを頼むのはどうかと思うのですが、オレたちに協力してくれませんか?」
「協力ですか?一体何をしているのですか」
「それは各地で暴れている魔神の討伐だよ」
「そんなことをするメリットがないように思えます。それなら明美さんたちで十分ではないですか?」
「他のプレイヤーもこちらに来ているので、できる限り戦力は増やしたいんですよ。ボクたちは最高でも80レベルだからね。それに、向こうの世界では見ることができなかった景色なども楽しむことができる場所を紹介することもできますし、どうですか?」
「でも、異形種ですよ。ほかの皆さんは大丈夫なのですか」
「それは心配には及びません。異形種の仲間もいますから」
「仕方がありませんね。それでは皆さんに協力しましょう」
「ありがとうございます」
と安堵したように黒騎士が言ったそして、その仲間たちもその話を聞いてある程度は警戒心を薄めた。
「では、自己紹介をしましょう。オレは戦士のブライド」
「ワタシは魔術詠唱者(マジック・キャスター)のアイラよ」
「戦士のガルフ・スリンだ」
「あと、向こうの方にボクたちの仲間が2人いるよ。今メッセージでこっちに来ても大丈夫と伝えますね」
しばらくするとその方角からバードマンが来た。それと、自分たちの後ろから人間の女性が現れた。
(1人がバードマンでもう一方が普通の女性?バードマンはペロロンチーノさんに比べれば装備品が1ランク以上下だな。女性の方は防具が最小限なところを見ると忍かな)
と思いつつ2人がどの程度の強さなのかを観察していた。
「2人はもしもの時のために隠れていてもらいました。このアンデッドはモモンガさんです。信頼できる人物です」
「私はバードマンのキシアね。よろしくね。それでそっちの吸血鬼については一切知らないのだけど一体何?」
「その子はこの場所にいるのを発見して色々と聞こうと思って近づいたので、そこにあなた達が現れて何も聞けなかったのでそれ以上は知りません」
「ふーん。でアタシは人造人間(ホムンクルス)のスティアなよろしくー」
「もしかしてこの街がこうなってしまった原因はこの子なの」
とアイラが言うと、キーノが強く反論する。
「わたしは全く知らない。気がついたら自分が吸血鬼になっていて街がこんな風になっていたんだよ」
そんな感じに数日前まで普通の街だったのにこんな廃都になった原因について話していると。
「この街がこうなったのは、そこの吸血鬼のせいですよ」
と急にその位置から15mぐらい離れたところには体長が3mぐらいの悪魔が立っていた。
明美の口調はやまいこと同じく「ボク」ということにしました。
メインヒロインノ1人として、活躍させる予定です。
また、今回登場させた人達は十三英雄の職業をベースにしています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。