[1]ノーゲーム・ノーライフの世界にチート転生者がきたようです 作:型破 優位
やっと無双をします!
オリ展開入ります。
三人称side
「おほん、ではまず」
服装をただして椅子に戻り、赤くなっていた顔を取り繕うジブリール。
「勝手に程度の低い人類種と見下していたことを謝罪いたします。申し訳ございませんでした。」
「なぁ、ステフ。」
「あ、はい。なんですの?」
「この世界さ、人類種の地位、いったいどんだけ低いわけ?」
「控えめにいって、最低ですわね。」
「と申しますか、『言葉を喋る特技がある猿』程度の認識でございますね♪」
容赦のない、いい笑顔で言うジブリール。
「あ、それと、普通の人類種には興味ありません。調べ尽くしましたし、文献も飽きるほど読みましたので。えっと・・・そちら・・・ツェペフさん、と呼ばれてましたっけ?」
「ステフですわよ!って違う、ステファニー・ドーラですわ!」
「別称・ドラちゃん」
「初めて呼ばれましたわ!そんな呼び方!」
「まぁ、何でも宜しいですので、ドラちゃんと呼ばせて頂きますが。」
「佑馬!貴方が余計なこと言うからですわよ!」
「そんなことない。どちらにしろそう呼ぶつもりだっただろ?ジブリール」
「はい♪よくわかりましたね。ますます興味深くなってきました・・・えへ、えへへ〜っ」
「興味持ってくれるのはありがたいが、涎拭いてくれ。それと、俺たちはこの世界の人間じゃないってことでいいんだよな?」
「・・・はっ!大変申し訳ありませんでした!はい、貴方様はこの世界では、生物としても認識されない存在です。」
「ふむ、精霊か。」
お、とここで少しびっくりするジブリール。
「よくわかりましたね。その通りです。」
「じゃあ、俺たちはなんなんだ?」
そう聞く空。
(ここはジブリールに合わせてみるか)
予想通り目がキラキラしているジブリール。
「「"未知"でございます!」」
「「嗚呼、この世界において、"未知"ほど崇高なものがあるでしょうか(あるだろうか)・・・」」
「二つ言わせてくれ。一つ目、佑馬は何してるんだ?」
「ん、なんかジブリールがそんなこと考えてたから乗ってみた。」
まぁ佑馬だからいっかと納得する空。
「もうひとつ、賭けるものは結局あれでいいのか?」
「あ、はい!もちろんでございます!」
「賭けるものって、俺たちの世界の本4万冊とか?」
「そうだ、よくわかったな。」
「まぁ、知識を欲する天翼種なら飛び付くし、確実にゲームを挑めるからな。ところでジブリール、何を賭けるんだ?」
空に目で「何も言うなよ」といいながらジブリールにきく。
「あれ、なんでございましたっけ。」
「おまえ、忘れたのか?」
「申し訳ありません!くれるものがあまりに大きかったもので...」
「「「・・・ジーーーっ」」」
「申し訳ありません!賭けるものは『私の全て』でどうでしょうか!?」
「はいっ!?」
空も内心「えっマジで?」と思うが、横で佑馬がこちらを見ながら口を吊り上げて笑っているとこをみて、これがこいつのやりたいことだと理解し、思わず称賛してしまった。
「そうか、それでいこう。こちらが求めるのは、『ジブリール一人の全権』だ。」
「え・・・そ、そんなものでよろしいのですか!?」
飛び付くように目を輝かせるジブリール
「勿論お受けさせて頂きます!あ、私が勝利したら、一つだけ、追加宜しいでしょうか?」
「うん?」
「時々でいいので、お茶しに来ていただけますか?もっと三人のことを知りたいのです。その・・・それこそ隅々まで・・・うぇへ、へへへ・・・」
にっこり微笑んでから、徐々にエロ親父顔になっていくジブリール。正直、携帯に録画しておくべきだったと思わなくもないが。
「まるで、もう勝ったような言い分だな。」
「はい、申し訳ありませんが、私が勝ちますので。」
空、笑って応じる。
「そ、じゃ、俺らが勝ったら、こっちも追加要求するが、いいな?」
「はい♪どうせ無理でございますが、なんなりと、ご所望ください」
刹那、ジブリール、空、白、ステフに悪寒が走る
「ほぅ、ならこちらも本気でいかせてもらうか。」
悪寒の先、そこには恐ろしいほど凶悪な殺気を出している佑馬がいた。
side out
佑馬side
さて、ここから空たちに力をみせるか。
「さぁ、ゲームを始めるか。」
「は、はい。ゲームはしりとりでございます。」
ジブリールですら、この殺気には驚いたようだ。
「ああ、具象化しりとりな。」
「そ、そうでございます。」
こいつの驚いた顔を見るのいいな。
少しsに目覚めそうになる佑馬であった。
「具象化しりとりって、具象化はそのままの意味なのか?」
空が聞いてきた。
もう平然を取り戻すとはさすがだな。
「ああ、その通りだ。まずルールからだが、普通のしりとりとほぼ同じだが、違うとこが何点かある。」
「できるだけ詳しく教えてくれないか?」
「当然だ。言葉は何語でもいいが、実在しないもの、架空のもの、イメージできないものは具象化できない。デタラメな言葉や現象を口にしても、"無効回答"になるからな。あと、『既出の言葉を口にする』『三十秒答えない』『継続不能』のいずれかで負けだ。『既出の言葉を口にする』は普通のしりとりと同じだな。『三十秒答えない』はしりとりに時間制度ができたようなものだ。『継続不能』は具象化ということを考えれば、二人ならわかるよな?」
「な、なるほど。『継続不能』についてもう少し知りたいが、いいか?」
「ああ、具象化だから、『その場にあれば消え』『無ければ出現』する。ゴリラといえばゴリラが出たりな。ただ、現実には干渉しないであくまでもゲーム。つまり、ゲーム内で死んでも、勝敗が決まれば元通り、ってことだ。」
「質問だ、女と言えばどうなるんだ?」
「ゲームに関与してないステフが消えることになるな。」
「ちょ、なんで白は消えないんですの!?」
いきなり消える宣言されたステフが反論する。
「だって、空と白は二人で一人じゃん。」
「なるほど。でも、それd「そこは気にしなくていい」・・・信じていいんですのね?」
「ああ、任せろ」
(・・・その言葉でその笑顔は反則ですわ///)
あ、なんか顔が赤くなっていくステフ
まあいっか。
「それにな、プレイヤーに直接干渉して続行不能にすることは不可能だ。ただ、間接的には可能だ。どうだ、ジブリール。これであってるだろ?」
「はい。なんでそんなにご存じなのか気になるところではありますが...」
「ん?忘れたか?本気出すつったろ。これくらいで気にしてたらこれからがもたないぜ?」
少し含みの言い方をしたが、気づいてくれただろうか。
「じゃあ、始めようか。」
「そうでございますね。本気というのが期待はずれでないことを願って、先攻をお譲りします。お好きな言葉をどうぞ♪」
ここであることを思い付いて、空だけに聞こえる声で話しかける。
side out
空side
「空」
いきなり小声で話しかけられた。
「ん、なんだ?」
「俺が合図するまでしりとりをしていてくれないか。合図したら変わって欲しい。」
ふむ。こちらもある程度考えはついていたが、勝率はきびしいものがある。
「別にいいが、勝算はあるのか?」
「問題ない100%だ。」
その言葉に少なからず驚いてしまった。
100%?そんなものがあるのだろうか。
しかし、さっきの行動といい、信用するには十分な重みがあった。
「わかった、頼んだぞ。」
「ああ、頼まれた。ところで、あと8秒で30秒だからな」
そういえば、『三十秒答えない』なら失格だったな。
「わかった。」
ジブリールに向き直す。
「作戦会議は終わりましたか?」
「ああ、問題ない、時間もないし、いくぞ。」
side out
三人称side
「それでは、どうぞ」
具象化しりとりのゲーム盤で出てきた水晶に手を乗せて口にする。
「じゃあ、手始めに『水爆』」
と、口にした瞬間、
一同の頭上に、実に"27トン"に達する鉄塊が具現する。
見上げたそれを、ジブリールも、もちろんステフも、何かを知るすべはない。
まして知ったところで、ここでその名を口にする意味が理解できたはずもない。
なんせそれは、空達の世界の人類が生み出した、最大、そして最悪の過ちとも言える。
まがうことなき、大量殺人兵器なのだから。
ジブリールが呆然と、それを見上げた時。
既に高度信管によって、核分裂反応による一次点火は、起爆。
発生した核熱が、搭載された重水素化リチウムを融合させ、光を放っていた。
それが何かをジブリールは知らない。
だが、神に創られ、神殺しとして創られた、天翼種の本能がつげていた。
"全てを焼き尽くす光の嵐がくる"っと。
「っ!!!」
二次爆発が起こるまでの、百ミリ秒未満の葛藤。
ジブリールが水晶に手を乗せて叫ぶように、言葉を紡ぐ。
「久遠第四加護(クー・リ・アンセ)!」
その瞬間、佑馬の眼が赤く光る。
そして、第二の太陽の出現により、
図書館から半径1キロメートルが焼け野はらとなっていた。
天変地異によってクレーターとなった図書館跡地に、
無傷に佇むジブリールと
「満足でございますか?私を殺すことは不可能でございます。」
ジブリールが呆れて、見つめる先。
不適に笑う空、何事もなかったような白、無言で佇む佑馬、そして口を開けて呆けるステフ。
同じく無傷の4人。
「初手で自爆ですか。私の"善意"なければ、ゲームはここで終わってございました。まさか、それが先程の作戦でございますか?だとしたら、かなり期待外れでございますね...」
「善意?おいおいやめようぜ、そういうの。」
「俺らの知識が手にはいるとしても、たった一手でこのゲームを終わらせるなんて、最悪につまんねーことをおまえは認めないだろっつー"常識的判断"に賭けたんだが?それに、さっきのは作戦でもなんでもない。『続行不能』ができるのかどうかを確認しただけだ。まぁ、無理だと結論づけたがな。」
「ご理解頂いて何よりです。」
「まぁ、別の条件で勝つとしよう。」
「ふふ、面白いかたですね。」
仕切り直すように、言い直す。
「それでは、どうか私を飽きさせないでくださいませ?」
その言葉の、言外の意味を組むのは、ステフにも簡単だった。
そう、自分達は、いつでもジブリールによって、『続行不能』にさせられるのだ。
これが『序列の差』
絶望的なまでの、種族の性能差という、天よりなお高い、壁。
「まあ、安心しろ、飽きさせはしないさ。『精霊回廊』」
「これはまた、いきなりですね。」
「天翼種が魔法で心を読めないとは限らないからな。」
「そろそろこんな殺風景はいやですねぇ『ビーチ』」
その瞬間、燦々と太陽が照らすリゾートビーチのような場所へと、景色が変わる。
空達の元の世界のどんな観光地も色あせる、美しいビーチが広がる。
だが、空は日差しが白に差し込まないようにかばうようにして覆い被さる。
「んあーっ、確かにきれいなところだが、引きこもりにこの日差しはきつっ!『乳首』」
「それならそちらの木陰に移動して頂いて構いませんよ。そして、さりげなくまたですか。何をするのか楽しそうなのでお付き合いしましょう♪『ビキニ』」
瞬間、具象化した言葉に、女性陣にビキニがつけられる、つけられるが、空が突然叫ぶ。
「ジブリール!おまえは何もわかってはいn・・・」
まだまだ茶番はつづくようだ。
side out
佑馬side
ジブリールと空が遊びを繰り広げるなか、佑馬は一人、その時をまっていた。
「それでは、『ナス』でどうでしょうか?」
(きたっ!)
「空、交代だ。」
「ん、わかった。」
潔く変わる空。どうやら空も何をやるのか少なからず興味があるようだ。
「さて、ジブリール。覚悟はいいか?」
「はい、何をやるかわかりませんが、期待していますよ?」
「んじゃあ、空、白、ステフ、できるだけ近づいてくれ。」
「「わかった。」」
「え、なんですの?」
一人理解してないステフ。
「説明はあとだ、早くしろステフ。」
「わ、わかりましたわ。」
さぁて、準備は整った。
「それじゃあ、いくぜ?」
写輪眼!
その瞬間、ジブリールが少し反応した。
そして、一方通行の反射膜を空、白、ステフを覆うように張る。
そして一言。
「『真典・星殺し(ステイル・マーター)』」
その言葉を聞いた瞬間、ジブリールは固まった。
そう、これはかつて古の大戦を終わらせたとされるものだ。星を砕く、最強の一撃。星を砕くイメージができたからこそ、具象化ができた。その力がジブリールに襲いかかろうとしていた。
side out
ジブリールside
(こ、これは...何故異世界の人類種がこの言葉を知っているのですか!?)
内心そう叫ばずにはいられない。
ただ、この力を喰らえば向こうも無事ではない。
おそらく、一緒に蒸発するだろう。
(引き分け狙いでしょうか...)
それなら納得がいく。
さすが未知の存在。
人類種でありながら、天翼種を勝てないまでも引き分けに追い込むなんて。
ふと、佑馬を見てみる。
その瞬間。
口を吊り上げ、こちらを見下す佑馬がいた。
(っ!)
そして、口を開く。
「なぁ、俺は本気を見せるといったよな?」
ふと、先程の言葉を思い出した。
『こちらも本気でいかせてもらうか。』
だが、これからどうするというのだろうか。
「俺が未知の存在だというのを忘れてないか?俺はこの攻撃を防ぐ力があるんだよ。」
「なっ!どうやって!!」
「何、簡単なことさ。この眼で精霊を解析、そしてベクトルを操作して反射するようにしただけだ。もちろん反射の向きはジブリール、おまえのとこに設定してある。」
その一言に今度こそ絶句する。
(人類種が、星を砕く一撃を防ぐ?)
ありえないと思うが、佑馬の姿を見る限り、確信があるようにも思えた。
「それじゃあ、俺らの勝ちだな。どうだ、不可能とか言った"継続不能"でやられる気分はよ。」
そう口を吊り上げながらいってきた。
「なるほど、精霊回廊もない。あなたの言ってることが本当なら、確かに敗けでございますね。だが、私はまだ諦めません!」
そこで、ジブリールの体が光り始めた。
しりとりの効果ではなく、自分自身を分解して作った精霊で防壁をつくる。
「これで貴方の言ってることが嘘なら、私の勝ちです。」
そこには、幼児化したジブリールがいた。
その瞬間。
星を砕く一撃が辺りを襲った。
「まぁ、嘘じゃないから当然俺らの勝ちだよな。」
勝ったのは空、白、ステフ、佑馬であった。
ふぅ、なんとか書ききれました!
初の5000文字越えです!
なんで反射できたかは軽く説明がありましたが、次回でしっかり説明させていただきます!
原作知識も使った無双、いかがでしたでしょうか?
駄文になってないことを祈るばかりです。
7月29日 追記
ジブリールのクー・リ・アンセについての質問があったのでここで再説明致します。
原作6巻にて、ジブリールが防壁魔法を使いました。
それをクー・リ・アンセと仮定。
そして、このしりとりの会話にて、「心を読む魔法が使えないとは限らない」という部分をジブリールは否定しませんでした。
さらに、自分自身の精霊を、つまり、天翼種の中でも特異な存在の精霊を使う、などの要素を踏まえ、使わせて頂きました。オリ展開ということも言いましたので、何卒ご了承下さい。
ちなみに、ステフのはただイケメンがいい顔して「任せろ」と言ったこと少し赤面しただけで、フラグは建ててません!・・・タブン
それでは次回、また会いましょう!