[1]ノーゲーム・ノーライフの世界にチート転生者がきたようです 作:型破 優位
お気に入りが500件越えたらパズドラの方でプレゼント企画をするつもりです。
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それでは本編です。
佑馬side
ロードが終わり、目を開く。
そこは・・・
(なるほど、確かに元の世界の東京と似ている。だが、よく見るとやっぱり違うな。景色も雰囲気も。)
そう、東京だった。
だが、点在する看板の文字は明らかに日本語ではないし、あちこちに鳥居が建てられ気持ち自然が多いなど、よくよく見ると東京とは微妙に違うのだ。
だが・・・
「すまん、ステフ、ジブリール、佑馬。」
「え、はい?」
「わかってるけど、何?」
「俺達もうダメだ。すまん、人類種は終わりだ。」
「ガクガクブルブル」
やっぱりか。
ちなみにジブリールは涎を垂らしながらこの景色を見ている。
「は・・・どう言うことですのッ!?あんな啖呵切っておいて・・・」
「ごめんなさいごめんなさいまさか東京が舞台なんて予想してないです僕達にここは無理ですホームはアウェーですもう僕達は役にたたないので申し訳ないですが自力でなんとか。」
「ガクガクブルブル」
よく息続いたな空。
ある意味感心したけど、とりあえず元に戻すか。
「空、まわりをよく見てみろ。東京とは似て非なるものだぞ」
「・・・え?」
キョロキョロとあたりを見回して、ホッと一息ついた空。
その瞬間
「脅かすんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
空渾身の絶叫がゲーム内の東京(偽)に響き渡った。
「ぁあぁクソッ!トラウマが幾つかフラッシュバックしたじゃねぇかッ!思わず動脈掻き切ろうかと思ったよ紛らわしいもんを作ってんじゃねぇぞジジイッ!」
「お前何したんだよ・・・」
原作でも語られない空の過去。
壮絶としかわからないが、それほどひどいものなのだろう。
「ガクガクブルブル」
未だに白は震えている。
トラウマに触れすぎてるなありゃ・・・
「白、落ち着け。ここは東京じゃない。似てるだけで、連中が作った場所だ。」
「・・・・ひぐっ・・・・ぇ?」
空の声でやっと我に帰る白。
「ゲームっての忘れるくらい酷いのか・・・」
「まぁ、いろいろあってな・・・」
これ以上はやめておこう、うん。
でも、これは使えるかもな...
『えー、そろそろゲームを始めてよろしいですかな?』
「おし。もう大丈夫だ。待たせたな。」
『・・・おほん、それではまず、オープニングムービーを』
ああ、終わってるってやつな。
「はい?何ですのそれ。」
「必要、でございますかそれは。」
訝しげなステフとジブリール。
「オープニングを飛ばすなんぞゲーマー失格だ。襟を正して刮目して正座で見たまえ。」
「・・・こくこく。」
いつの間にか正座してるし・・・
とりあえず全員正座したとき、上空に巨大なスクリーンが映し出される。
『あなたは・・・モテモテだった。』
空が何かに耐えてるな。
『世界中の女の子にモテにモt・・・』
結論、終わっていた。
ちなみに、どうやらこのゲーム、
"ラブ・オア・ラベッド2"
という名前らしい。
「・・・じ、爺さん、ちょっといいか。」
空が頭を抱えながら聞こうとするが、
『・・・何も言わないで頂けますかな。いづなが血生臭いのは嫌と作らせたゲームで。』
・・・いい子に育ったな、いづなたん・・・
『それより皆さま、足下の箱をご覧下さい。』
言われて見てみると、いつの間にか小さな箱が置かれている。
開けてみると、
「なんだこれ、銃か?」
「・・・変、な・・・形。」
「でも、銃だな。」
「マスター達の文献に登場する『銃』とは、また随分形が異なって御座いますね。」
毎日読んでるだけあって、すごいな、ジブリール。
「なんですのこれ。どこを持つんですの?」
うん、ステフはいいや。
『では、ルールを説明させて頂きます。』
説明書を読み上げるような棒読みで言ういの。
『そちらの銃で、迫ってくるNPCを撃っていただきます。』
「撃つのかよっ!?」
『時に撃ち、時に爆破し、メロメロにしていただきます。』
「ぎゃる☆がんかよっ!!」
『メロメロにされた女の子は、皆様の愛の強さに気づき、愛の力を託して消えます。』
「・・・あ、はい。」
あ、とうとうツッコミを諦めた。
『"めろめろガン"から放たれるのは「らぶパワー」、つまり皆様の「愛の力」です。』
うん、知ってたけど実際聞くとひどいな。
「これ、『めろめろガン』って名前なのか。」
「・・・ださぃ。」
「安直な名前でございますね。幼稚なセンスがひしひしと伝わってきます。」
「ねえねえ、『じゅー』ってなんですの?」
「ああ、肉の焼けるときの音のことだよ。」
「ああ、そうですの・・・ってなると思っているんですの!?騙されませんわよ!?」
「1+9の答えは?」
「『じゅう』ってそれも違いますわよねぇ!?」
「お前が今持ってるもの。」
「もう騙されませんわよ!?・・・ってあれ?」
え、これに騙されるって中々じゃね?
それとも・・・
「ステフよ、さっきの会話からそれが銃だって理解できなかったのか。」
「・・・うぐっ」
え、まさかの理解してない方かよ。
「佑馬、ドラちゃんは既に手遅れですので放っておきましょう。」
「手遅れとか言わないで貰えます!?」
「そうだな、どうしようもない。」
「・・・もうどうにでもなれですわ・・・」
あ、落ち込んじゃったよ。
さて、そろそろ向こうの会話に戻るか。
「・・・まぁいい、ルールを確認したい。いくつか質問するぞ爺さん。」
何がいいのか知らないが、まぁ問題ないだろう。
『なんでもご質問ください。』
一、『銃』や『爆弾』を撃つと、『らぶパワー』を消費する。
二、『NPC』を撃ち撃破することで『らぶパワー』を回復する。
三、『NPC』は『らぶパワー』に惹かれ襲い、触れられると『らぶパワー』が減る。
四、『らぶパワー』が尽きると『NPC』は寄ってこない、事実上の戦闘不能になる。
五、いづなに撃たれると、いづなの『味方』になり操作不能、『敵』になる。
六、いづなに撃たれ『敵』化した味方は、味方に撃って貰うことで元に戻せる。
七、また、六の手段で『らぶパワー』切れも、回復することが出来る。
八、ステータスは、魔法が使えないだけで全て現実での身体能力を反映している。
なるほど、今ので全部理解できた。
聞いてなかったらちょっと危なかったかもな。
「と、つまり、こういうことでいいんだな?」
『飲み込みがはやく、助かりますな。』
ふむ。後はこの銃の性能か。
約400mくらい飛ぶんだったっけ。
「爺さん、この『めろガン』を味方に撃つと回復するってのはどういう理屈だ。 」
『簡単でございます。"らぶパワー"を発射するわけですので。』
「・・・いづなに撃たれたのと同じになる?」
『ええ、一時的にですが、撃った相手の「愛の奴隷」にな』
バーン!
いのが言い終わる前に白が躊躇なく空に引き鉄を引く。
飛翔したピンク色の弾は、音速で空の腕にあたり、無数の小さなハートを散らせた。
ふむ。
視えるし、かわせるな。
後は反射ができるかどうか。
と、その時。
「嗚呼、妹よ。我が妹よっ!こんな近くにこんな愛らしく愛おしい女性がいたと今の今まで気づかなかった己の両目を嗚呼っ!えぐりとってしまいたいッ!」
「・・・ゃぁ・・・にぃ、ダメ・・・しろ達、兄妹・・・」
もじもじと、頬を赤く染めて白が芝居がかった様子で応える。
「おぉッ!それがどうしたというのかっ!そうだとも世間は許しはしないだろう、だが俺達の世間は何処へ行った!ここはディスボード、ここはゲームの中ッ!全てがゲームで決まる世界、誰が文句など挟もうかいざ往かん!倫理規定の彼方へとッ!」
「ちょっ、私が挟みますわよっ!!国民が観戦してるの忘れてませんのっ!?」
「それなら私も一つ。」
ふむ、ここで確かジブリールは『バーン』・・・え?
確かにジブリールは原作通り撃った。
だが、白にではなく、俺にだ。
しかも、反射は出来なかった。
「ジブリール!俺は君のような素晴らしい女性の彼氏であることを誇りに思っている!ジブリールさえよければ今すぐ!この場で!結婚式をしたいぐらいだ!」
やばい、俺何言ってんの?死ぬの?
「まぁ佑馬・・・そんな大胆に・・・」
そんな反応しないでくれ・・・本気でしたくなる。
「これは俺の本当の気持ちだ、ジブリール!」
そこでジブリールに抱きつき、キスをする。
「ん・・・っは!」
ここでやっと身体の自由が聞いた・・・が。
「「「・・・」」」
空、白、ステフが黙ってこちらを見ている。
「・・・」
だんだんさっきの言動が恥ずかしくなってきて、急に体温があがってきた・・・
恐らく、いや、確実に顔は真っ赤であろう。
「佑馬さえよければ私は・・・」
ジブリールはジブリールでなんか顔を赤くしながらブツブツ呟いてるし。
やばい、嫌われたかな・・・。
「あの、その・・・ごめんなジブリール。制御がまったく聞かなくって・・・その・・・。」
言い訳も思い付かず、言い淀んでしまう。
本当に俺はなんてことを・・・
「その、佑馬さえ良ければ、私はよろしゅうございますよ・・・?」
・・・なんだって?
「ジブリール、本当か?」
「はい、佑馬さえ宜しければ、是非宜しくお願いします・・・」
えーと、顔をつねってみる。
・・・痛い。
夢じゃない。
「・・・よかったぁ・・・ 」
思わず泣きそうになった。
これはこの"めろガン"に感謝しないとな。
仲介人が"めろガン"ってなんかやだな・・・
仲介人じゃなくて仲介物か。
「あのー、お二人さん、そろそろ宜しいですか?」
「「・・・あっ・・・」」
そういえば、ゲーム中だった。
ということには外にはほぼ全国民がいるというわけで。
(うわー、恥ずかし。)
そのことがわかった瞬間また体温が上がるのを感じた。
ジブリールも微妙に顔が赤くなってる。
「あー、うん。悪い・・・もういいぞ。」
「たく、リア充め!」
「お前に言われたくないシスコン!」
「まぁいい、とりあえずステフ。さっきのルール説明、理解できたか?」
「ふっ甘く見ないでほしいですわね、一切出来ませんでしてよッ!」
ドド〜〜ンと、清々しいまでに、誇らしげに胸を張るステフ。
「ふむ、じゃあまずその銃な、こういうふうに握るんだわ。」
「ん、こうですの?」
「そうそう。で、その穴に人差し指を入れる。」
「はいはい?」
「で、それを真下に向けて、人差し指を握り込もうとしてみ」
「こうですの?」
うわー、すげぇ上手く誘導したな。
その瞬間、バーンと音がなり、床に当たり、そして跳弾した。
「・・・あ、あぁ・・・なんて素敵なわ・た・
く・し、うふふもう放さないですわぁん。」
これが自分に酔いしれている人の最期の姿か・・・
「ふむ、やはり跳弾性能ありか。これが鍵だろうな、白。」
「・・・ん、わかって・・・る・・・任せ、て。」
(さっき、一方通行で反射が出来なかった。しかし、原作では服に当たると消えていた。つまり、物理的に存在しているものに着弾しなければ意味ないのか。反射は使えないな。)
「とりあえず、ゲームバランスを把握するまで隊列行動。ルール通りならジブリールと佑馬以外は論外な身体能力性能だろう。NPCが獣人種のステータスなら、撒くのも怪しくなってくる。ジブリールと佑馬は後ろ。追っ手を蹴散らしてくれ。」
「・・・いえっさー」
「りょーかい」
「了解でございますが、ドラちゃんはこのままでよろしいので?」
言われて、うねうね動くステフを見る。
まだ続いていたのか・・・
「別に、いづなに撃たれても問題ないだろ。ステフなら。」
「さようでございますね。ドラちゃんなら。」
「まさしく"捨て符"だな。」
今の、中々上手くない?
「よし、行くぞ三人ともっ!人類の命運はこの一戦にありッ!」
「「「おーっ!」」」
「うふふ、なんて素敵なわ・た・く・し・・・あぁんどうして貴女は冷たいんですの?」
ガラスに張り付いてうねうねし続けるステフ。
こいつだけ異常に長くね?
そんなことはを考えながら、他の三人とともに走り出した。
佑馬×ジブリール要素入れましたが、どうでしたでしょうか?
あまりチートすぎるのもあれなので一方通行の反射は制限しました。