[1]ノーゲーム・ノーライフの世界にチート転生者がきたようです 作:型破 優位
アシダカ軍曹にいじめられています。
どなたか助けてください。
三人称side
「疲れたから、俺先帰るわ・・・ジブリールは一応ここにいて。」
「了解でございます。」
終わって意識が戻った瞬間に、疲労により立つのがやっとの佑馬。
向こうで写輪眼が使える保証がないため、常に発動していたが、その分疲労が溜まっており、それが一気に襲いかかってきたのだ。
(まぁ・・・いっか。)
今は歩く。
寝るために、そして
[ ]に勝つために。
大使館を出たところで、上から声をかけられる。
「あれぇ、何処行くのですかぁ?」
まぁゆったりとした口調、そしてこの声、間違えるはずもないだろう。
「やぁ、フィー。そっちはいいのかい?」
「大丈夫ですよぉ。ちなみにぃ、今空さんたちが獣人種と一対一で戦おうとしているのですよぉ。」
「ふーん、まぁ勝つだろ。」
「例の未来予知ですかぁ?今後の私たちのためにも少し教えてくれれば助かるんですけどぉ。」
クラミーを通して見ていたフィーも、やはり聞いていたようだ。
「やーだね。俺とは違い、あんたたちはしっかりとしたゲーマーだ。クリアまでの道のりも含めて、楽しまなきゃ損だぜ?」
「貴方は何故違うのですかぁ?」
「さっきの通りだよ。力を振りかざしただけの臆病者だ。まだそちらのゲーマーの世界には入れない。だが、次フィーとクラミーに会うときは、ちゃんとそっち側にいるからな。」
「ふふ・・・楽しみにしてますねぇ。」
その言葉を聞いて、空間転移の魔法を組む。
「なっ・・・!」
「ああ、フィー達は知らないんだっけ。俺魔法使えるんだわ。」
「人類種は精霊回廊がないのに、なんでッ!?」
莫大な精霊を辺りが多い、なんとか意識が飛びそうになるのを耐えるフィー。
「さぁ、それは教えれないな。」
そう言って空間に穴を開け、そのまま消えていった。
(どういうことなのです・・・。)
『フィー。』
(人類種が魔法を使えるわけないのです・・・。)
『ねぇ、フィーったら。』
(しかも森精種すら使えない空間転移を簡単に・・・。)
『フィー!無視しないでよ!』
『あ、はい!考え事してたのです!別に無視してたわけではないのですよぉ!』
『まぁ、今回はいいわよ。それよりも、空に記憶を改竄して貰ったら、すぐに帰国するわよ。やることは多いわ。』
そう、これがあの存在意義を賭けたオセロの二つ目の要求。
『フィーの記憶を改竄する権利』
である。
『・・・クラミー。』
『ん、どうかした?』
『佑馬さんについてなのです。』
『ああ、まさか未来予知が出来たなんてね。確かにそれならあのオセロゲームをすぐ解いていたというのも納得出来るわ。』
『それだけじゃないのです。』
そう、確かに未来予知は驚異だ。
しかし、とフィール。
『佑馬さんは、魔法が使えるのですよぉ。』
『な・・・ッ!?それ本当なのフィーッ!?』
『本当ですよぉ。しかも、扱える量が天翼種の空間転移を出来るくらいにはあるのですよぉ。』
『それってつまり・・・ッ!!』
『そう、少なくとも、序列6位以上の力を持っているもいうことなのですよぉ。』
その言葉に、クラミーは絶句する。
(天翼種並みに魔法が使えるって・・・佑馬は本当人類種なの!?)
そして、しばらく沈黙が辺りを支配した。
side out
佑馬side
微睡む意識の中、今の状況を考える。
まず、夜だ。
周りには誰もいないし、近くにも気配はない。
この状況、答えは一つだろう。
(巫女のところか!)
まぁ、見たことがないから転移出来ないし、いく必要もないのでとりあえず風呂に入った。
実はすごく久しぶりの一人風呂だったりもする。
お風呂を出て、とりあえず広間に行ってみると
「・・・ん?亀裂?」
空間にだんだんと小さくなっていく亀裂があった。
「空間ってことは、空間転移の痕か?」
大規模だったはずだから、それだけ空間に負担?がかかったのだろう、と結論付けて、
「・・・これ、直せば行けるんじゃね?」
一方通行と写輪眼で解析した結果
『修復可能、そのままその場所へ転移も可能』
ということだ。
「んー、とりあえずもっかい開ければどうにかなるか?」
百聞は一見にしかず、やるしかない。
空間の亀裂に魔法で空間を開けて・・・
「・・・見つけた!」
そのまま転移し、見回すと・・・
「・・・!?」
そこは誰もいない広間。
それはつまり、失敗を意味し、
「え、まって、じゃあ巫女に会えないってこと・・・?いづながあんなに可愛かったから巫女も期待してたのに・・・。」
その事実項垂れる佑馬。
「・・・寝るか。」
所謂、現実逃避であった。
side out
三人称side
「「「・・・。」」」
ステフ、いの、ジブリールは唖然としていた。
「・・・ぐぅ・・・zzz」
広間の真ん中で寝ている佑馬に。
「・・・なんというか、こいつもこいつで自由なやつですな。」
「おやおや、地を這うしか能のない貴方が佑馬に向かって何を上から申しているので御座いましょうか。」
「はてはて、ハゲザルをこいつ呼ばわりして何かいけないことでもございましたかな?」
「貴方方はもっと穏便に出来ないんですの!?」
「・・・ん?なんだ?」
喧嘩を始めるいのとジブリール、突っ込みを入れるステフにその騒ぎで起きた佑馬。
傍らから見れば、3種族が仲良く談笑している画。
しかしその実態は・・・
「うっせぇなぁ。寝れねーだろ。」
「申し訳ございません!!この駄犬が身の程を弁えず、佑馬のことを上から目線で評価してましたので、つい。」
「ハゲザルにそれ相応の評価をしたまでですが、何か問題でしたかな?」
「・・・私の言葉は誰も聞いてくれないんですのね・・・ええ、知ってましたとも・・・。」
ただステフが可愛そうな画だった。
「で、お前らどったの?」
佑馬が眠そうに眼を擦りながら聞く。
「ああ・・・ソラにいのさんとエルキアに強制的に戻らされたんですのよ・・・国のことは任せたっとだけ言い残して。」
「ふむ、で、空達は?」
「町にいる獣人種を愛でてますわ・・・。」
「ふーん、もう巫女に会えないのか。じゃあ俺もエルキアにいるわ。」
「ソラは何も言ってませんでしたので、いいんじゃないですの?」
つまり、任せる、ということだろう。
「ジブリールは空達についてやってくれ。」
「了解でございます。」
一通り話終えたところで、佑馬。
「ジブリール。」
「なんでございましょう。」
「空が叫んだとき、俺のとこにきてくれ。基本的に広間か部屋にしかいないからさ。」
「わかりました。それでは、そろそろ。」
「ん、いってらっしゃい。」
「行って参ります。」
そうして空間転移で虚空に溶けるように消えるジブリール。
「さて、ステフ。」
そこで口を吊り上げ可愛そうなものを見る目で、
「今から、俺とゲームしよっか?拒否しようもんならステフが空の事を考えているときの表情を本にしてばらまくからな。」
「な、何をむちゃくちゃなこと言っているんですの!?私がゲームをしだしたら内政の方がダメになっちゃうじゃないですの!!」
「拒否するならそれでもいいんだぜ?ちなみにゲームの内容はお前が50敗するか一勝すれば終わり。ゲームはそちらが選んで良い。拒否権はない。」
「くっ・・・もうこうなったらヤケですわ!!なんでもきやがれですのよ!!」
その言葉にふっ、と笑って佑馬。
ステフの特訓・・・もとい、調教が始まった。
更新遅くなってすみません。
HUNTER×HUNTERも今日出すつもりです。
あと、これで3巻は終了、4巻に入っていきます。
これからもどうかご贔屓に、よろしくお願いします。