[1]ノーゲーム・ノーライフの世界にチート転生者がきたようです   作:型破 優位

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いくら忙しいとはいえ、お気に入り1000件もさせてもらってなにもしないわけにはいかないですね。

というわけで……

お気に入り1000件本当にありがとうございます!

まさか、こんなにしてくれるとは思っても見ませんでした……これからもエタらず頑張りますので、是非とも佑馬シリーズをお願いします!

活動報告でお気に入り1000件行ったので何かやってほしいことあったら書いてください。

出来る限りのことはさせてもらいます。

追記
明日からまた更新は戻ります。
お待たせしました。


佑馬の作戦

「――それじゃあ、作戦通りに……成功を祈る。」

 

世界に暴力的な力が渦巻くなか、佑馬達はそれぞれの役割のために動き始めた。

 

佑馬とジブリールは自分達の役割のために、巫社へと向かう。

 

「お、もう巫社の上に大地が出来上がってるな。」

 

「……ここと巫社は反対の位置にあるはずなのですが……なぜ大地が見えるのでしょうか。」

 

「それじゃあ、いくぞー。」

 

「……え?」

 

◆◆◆

 

「あの……何か訳があってだとは思うのですが……。」

 

「ん?どうした?」

 

ジブリールは今自分達がしている行動に疑問を持たざるを得ない。

 

「何故転移で移動しないのでしょうか?」

 

そう、佑馬たちは空を飛んでいるのだ。

 

空間転移ならあっという間の距離を、わざわざゆっくりと飛んで。

 

「ああ、これは後のお楽しみ。たまにはゆっくり空中遊泳でもしようぜ?」

 

佑馬の悪戯っぽい笑みを見ながら、首を傾げ、とりあえずそのまま飛んで巫社へと向かう。

 

◆◆◆

 

空達は現在、リアル双六ゲームをしていた。

 

ただ、このゲームの参加者はゲームが始まる二十四時間前の記憶をスタートチップとして払い、そして、『巫女』の命を払わされて(・・・・・)このゲームが始まった。

 

記憶がないため、ゲーム前に何故自分達が巫女の命を払うことを許したのかは、わからない。

 

そして、ルールは主催者の神霊種によって脳内に直接送り込まれた。

 

ルール

 

1:ゲーム参加者には、己が『質量存在時間』を割合分割した十の『(サイコロ)』が与えられる。

 

2:賽保有者は、保有する全ての賽を振った出目の数だけマスを進むことができる。

 

3:賽は振った後にランダムに出目確定、その後使用された内から『一つ』失われる。

 

4:『同行』する場合、宣言の後、同行者は代表者の出目の数だけ進める。

 

5:二名超の同行では、使用された賽から『総同行者数×随伴者』分の賽が失われる。

 

6:プレイヤーは、ゲーム開始時に各五十の『課題』を作成する権利を持つ。

 

7:『課題』はマスに止まった賽保有者に対し、如何なる指示も強制できる。

 

8:賽保有者は『課題』の達成、または七十二時間経過まで、マスを移動できない。

 

9:『課題』達成で、賽保有者は賽を一つ出題者から奪えるが、不達成で一つ奪われる。

 

10:各『課題』は立て札に記述され、順不同に盤上のマスに配置される。

 

11:『課題』はその内容によって、当該のマスの環境を変化させ得る。

 

12:ただし以下を含む『課題』は全て無効と見なされる。

 

 

 

12a:『課題』の対象者を特定限定する文言。

 

12b:出題者以外には達成不可能、またはどのプレイヤーにも不可能な指示。

 

12c:賽保有者に対する、賽の出目に依らないマスの進退を指定する文言。

 

12d:人類語以外の言語によって書かれた文言。

 

 

 

13:このゲームは外からの途中参加を認める。

 

14:途中参加の者もまた、そのゲーム開始前の二十四時間の記憶を徴収する。

 

15:途中参加の者が増えるにあたるマスの数の増加は、課題の数に依存する。

 

16:途中参加の者は最下位の人から二十マス離れたところとする。

 

17:途中参加者は課題を好きな位置に配置することが出きる代わり、賽が『一つ』失われる。

 

18:ゴールに到達した賽保有者を以て『勝者』とし、ゲーム終了とする。

 

19:当該神霊種は『勝者』に対し、その権利及ぶ範囲の全ての要求履行の義務を負う。

 

20 :全プレイヤーの賽喪失、或いは死亡を以て『続行不能』とし、ゲームを終了とする。

 

21:当該神霊種は『続行不能』時、先頭者を除く全参加者の全てを徴収する権利を有す。

 

0a:ゲーム盤は現実の構造だが、そこで起こる事象は死を含め全て現実である。

 

0b::――賽保有者の中に一名、記憶を徴収されていない『裏切り者』がいる。

 

 

 

 

以上がルールの全て。

 

途中参加者が誰なのか、それは空達はわかっていた、いや、考えればすぐわかる。

 

佑馬達だ、そしてこの条件は十中八九神霊種が入れたもの。

 

何故なら、今佑馬を呼んだところでデメリットしかない。

 

だが、それを承知の上で、空は了承したことになる。

 

そして……

 

「これは……お待たせ(・・・・)ってことかな、爺さん?」

 

「ああ、待ってたぞ、クソザル。」

 

空、白、ステフは初瀬いのと最後の対峙をする。

 

◆◆◆

 

佑馬とジブリールは現在、東部連合に行く途中にある地精種(ドワーフ)の首都、ハーデンフェルにいる。

 

「あ、やっときたにゃ……ちょっと遅すぎるんじゃないかにゃ?」

 

「まぁまぁ、これも作戦なんだから……それで、どうだ?」

 

「勿論成功にゃ。これで地精種はうちらの傘下になったにゃ(・・・・・・・・・・・・・・・・)。」

 

「さすがというべきかな。天翼種の全翼代理は伊達じゃないね。」

 

「にゃ!これでもうちはジブリールの姉であると同時に君の義姉にゃ!なめないでほしいにゃ!」

 

「ああ、そうだったな……じゃあ、約束だ。」

 

「……仕方がありませんね。」

 

約束を果たすために、ジブリールはアズリールに近づく。

 

「にゃぁぁぁぁぁぁ!触りたい放題にゃぁぁぁぁぁ!」

 

約束、それはジブリールをモフる権利。

 

東部連合につくのはもう少し先のようだ。

 

◆◆◆

 

一方、東部連合。

 

ここでは現在、この世界では存在しない"幽霊"が確認されていた。

 

その姿は蛍光の筋肉マッチョ……初瀬いのだった。

 

「――生きてンじゃねぇかよおいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!」

 

ゲームのルールを見て、賽が無くなる=死

 

と、考えていたいのだったが、『質量存在時間』を割合分割、つまり、そこに質量のない『魂』は含まれていない。

 

というか、そもそも……

 

「――ルールの何処にも"サイコロ喪失で死亡"なんて書かれてねぇぇぇえぇじゃねぇかあぁッ!!」

 

しばらく暴れまわったが、だんだん冷静になってきた頭で、ふと、疑問が浮上した。

 

0a:ゲーム盤は現実の構造だが、そこで起こる事象は死を含めて全て現実である。

 

このルールが偽りではなければ、

 

サイコロ喪失以外での死は、すぐさま死ぬ(・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・)はずだ。

 

何故?

 

『サイコロ喪失で即座に死亡』で、神霊種になんの不都合があるといくのだろうか。

 

つまり、『脱落』した場合のみ、霊体で動き回れる、奇妙なルールは。

 

こちら側の意図ではないのか。

 

「……ふぅ、失礼。驚かせてしまったようですな……」

 

そして、今いる東部連合の首都、巫鴈(かんながり)の一角にある鎮海探題府という『外交機関』の応接間にいたいのは、そこに立っている一人の女性に目を向けた。

 

「驚いたどころでは……退職・異動願が殺到して――い、いえッ!初瀬外交長官こそ、ご無……事――?…………よくわかりませんがとにかくなにより、ですっ!!」

 

いのは、この女性を気に入った。

 

こういう理解出来ない状況で、『ま、いいか』と受け入れられる人は、強い。

 

「――貴官の姓名と所属は?」

 

「は、はい!鎮海探題府・霞樂海(かぐらかい)所属一等事務官、要江(かなめ) ちとせであります!」

 

高い階級のわりには、若さと、有能さ、麗しさを兼ね備えている。

 

いのは、彼女を気に入った。

 

上記も大事なことだが、何より、背の低い栗鼠(りす)族の娘には胸も豊かであることがなによりも一番だろうか。

 

「……ことが落ち着いたら、私の秘書室で働く気はありますかな?」

 

つまり、勧誘以外他にないのである。

 

……決戦の時は、着実と近づいていく。

 

◆◆◆

 

それから少し遡り、ハーデンフェルを出た佑馬とジブリール。

 

アズリールは報酬を貰ったため、上機嫌なままアヴァントヘイムへと帰っていった。

 

「いやー、予想以上に長かったな。」

 

「そう思っていたのなら止めてくれても良かったのでございますよ……」

 

ジブリールは疲れた表情を隠さずに佑馬にそう言った。

 

「まぁ面白かったしな……さて、そろそろ着くな。」

 

「そうでございますね……」

 

見えてきた島国、東部連合。

 

そこにはエルヴン・ガルドの船団が展開されていた。

 

「お、やってるね……ということは、もうクラミー達は中かな?」

 

「そうだと思いますが……本当にこれでよかったんでしょうか。」

 

そこで、ジブリールはまた疑問を投げ掛ける。

 

そして、これもまた当然な疑問。

 

「作戦では、私たちが先に行くことになってましたよね?」

 

そう、先の作戦では、佑馬達が(・・・・)先に行くことになっていたのだ。

 

「敵を騙すなら味方からって言葉があるだろ?つまり、そういうことだ……さて、いくぞ?」

 

「……?了解でございます。」

 

隠蔽の魔法をかけながら移動する佑馬に首を傾げるも、何か策があるのだろうと自己完結して付いていく。

 

そして、鎮海探題府についた佑馬たちはそこにいた獣人種に『援軍』と伝えて中に入り、いの、クラミー、フィール、そしてプラムがいる地下三十二階(・・・・・・)へと向かった。

 

そして、部屋の扉の前で立ち止まると、中から話し声が聞こえる。

 

「フィー、率直にきくわ。"アレ"を相手に――対策術式は使える?」

 

「クラミー知ってます?蚊は気づかれないよーに、麻酔を打って刺すのですよー……気づけばぁ、ペチって叩き殺すためのー『娯楽用虫ケラ』に過ぎないのですよぉ♪」

 

クラミーの真面目な声色と、フィールのおっとりとした声、そして、

 

「あははぁ……でしたら、"四重術者(クアッドキャスター)のふり"なんて涙ぐましい努力でぇ……気づいたと勘違いされてるボクは、さしずめ娯楽にもならない害虫、ですかぁ?♥」

 

フィールの背後からずっと喋っているプラムがいた。

 

六重術者(ヘキサキャスター)如き(・・)かボクに『術式数隠蔽』出来るなんて、夢はベッドで見るものですぅ。」

 

中ではプラムによる空間の偽装が常に展開されており、フィール達のためにも、もうそろそろ行こうかとドアに手をかけた瞬間。

 

「それとぉ、そこの扉の奥にいる『神霊種もどき』さんと『天翼種』さんはいつまでそこにいるつもりですかぁ?」

 

部屋の方から、プラムに声をかけられた。




マス目の計算は問題なかったのですが、なんで最高で『三百二十四』なのか、七人で九個ずつあれば書いてある通り『三百八十四』じゃないの?ってな感じで少し理解するのに時間かかりましたが、やっと理解出来ました。

こちらの都合で申し訳ありません。

ノゲノラはまた更新を再開しますね。

活動報告の方もお願いします。

長々と書きましたが、最後に、本当にお気に入り1000件ありがとうございます!
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