[1]ノーゲーム・ノーライフの世界にチート転生者がきたようです   作:型破 優位

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UA1000ありがとうございます!
これからも頑張って書いていきます!

二巻突入!

今回は前哨戦です。


天翼種編
ステフの1日 前編


首都エルキア、その王城の廊下におぼつかない足取りで歩く一人の赤毛の少女

 

ステファニー・ドーラ

 

先王の孫にあたる由緒正しき家柄の高貴な少女。

 

・・・・・・なのだが・・・・

 

眼下のクマに重い足取りが示す色濃い疲労。

 

そのおかげで気品などどこにも感じず、トランプを手に持ち、フラフラしながら[王]の寝室へと向かう姿は正に幽鬼となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステフside

 

「ふふふ・・・今日こそ天罰のときですわ」

 

昇った朝日に徹夜明けの意識を刈り取られそうになりながら、不穏に笑った。

 

「ソラ、起きてますわよねっ!もう朝ですわよっ!」

 

ドゴンドゴン

 

と、トランプを持つ手の代わりに、扉を足でノック

 

もとい、キックして[王]を呼び捨てにするステフ。

 

だが、

 

 

 

ガチャ

 

 

 

「おー、おはようステフ。あいつらならまだ寝てるぞー?」

 

 

出てきたのは佑馬だった。

 

「あら、佑馬。おはようございますわ。」

 

彼から名前で呼び捨てで呼んでくれと言われたのでそう呼ぶステフ。

 

彼がこの城の何処にいようと咎める人は気がついたらいなくなふるほど、自然に溶け込んでしまっている。

 

コミュニケーションなら私も自信はあるが、

彼のこれは異常だと思う。

 

閑話休題

 

「なら、入らせてもらいますわよ?」

 

どうぞどうぞ、と

 

腹を抱えて笑いを堪えるのに必死な様子の佑馬。

 

「?」

 

何かと思いながらもとりあえずソラを起こしにいく。

 

そこには寝ているソラがいた。

 

・・・・・

ソラだけが。

 

「ソラ、起きなさい!朝ですわよ!」

 

そう言いながら足で軽く蹴る。

 

「う、うーん。」

 

そういいながら手探りで何かを探すソラ。

 

そして数秒は経っただろうか・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガバッ!

 

と、いきなり起きてあたりを不審者よろしくなほど見回す。

 

そして、私の姿を見つけた瞬間・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみませんでした許してください蹴らないでください本当にごめんなさい」

 

と、頭を抱えて全力で謝るソラがいた。

 

その哀れさたるや、涙を誘うに足る様で、プルプルと震えていた。

 

だが、この光景には実は見覚えがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

------------次期国王選出戦に負けた日--------

 

そのとき、ゲームで負けたり、そのまま変態二人に襲われたりした。

 

そのときに起きた下半身の生理現象、そして、そこを妹にながされるまま捲ろうとするソラ。

 

当然

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひっきゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

ソラを全力で蹴飛ばした。

 

「うわっと!」

 

スカートを捲るために膝たちだったソラ。

 

なんとか倒れまいと堪えるも、そのままバランスを崩して

 

ゴッ

 

と、鈍い音が頭と扉からなる。

 

そしてそのまま倒れて扉が開き、廊下まで倒れたときに

 

キィィィ

 

と戻るソラ。

 

そこで我に返った。

 

自分の一突きがソラを宿の廊下まで突き飛ばしたことに。

 

胸をしめつけられるような感覚と、強い不安感を抱きながら、慌ててドアをあけて廊下に出た・・・が、

 

そこにソラはいなかった。

 

よく見てみると、廊下の隅で頭を抱えて震えていた。

 

「なっ!」

 

あんなところまで転がるような力ではなかった。

 

が、事実、頭を抱えているソラがいる。

 

だんだん青ざめていくステフに空の言葉が耳にはいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみませんすみませんすみませんごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいゆるしてください」

 

謝罪してるソラがいた。

 

「はい?」

 

「すみませんすみませんすみませんすみません」

 

ただ、ひたすら謝るソラ。

 

「どういうことですの?」

 

白に説明を求めようと部屋を覗くと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプル

 

ベッドの上で震える白がいた。

 

---------------現在--------------------

 

周りを見渡すステフ。

 

そこであることに気がつく。

 

「ソラ、一人ですの?」

 

「はい独りですロンリーです生きる意味を失いましたきっと生まれてきたのが間違いだったんですすみませんご退出頂いた後静かに首をt「・・・にぃ、うるさい」・・・」

 

息継ぎもなくまくしたてる[王]空に、無気力な非難があがる。

 

その正体にため息ひとつ。

 

「なんだ、シロもいるじゃないですの。なにをしているんですの?」

 

「・・・・・え?」

 

その指摘に、ハッ!とシロの方を向く空。

 

そこには、ベット脇からむくりと起き上がるシロがいた。

 

side out

 

 

 

 

佑馬side

 

ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷw

 

廊下で腹を抱えながらなんとか笑いを堪えている佑馬。

 

「あの、震えかた、面白すぎ、ぷっ!w」

 

今回のこの騒動の主犯、中田 佑馬。

 

このことを何故知っていたのか、言うまでもないだろう。

 

部屋では、白と空が二人仲良く泣きながら抱き合っていた。

 

「さて、そろそろかな」

 

そういいながら、部屋に戻った佑馬。

 

誰も彼が仕掛けた悪戯だと気づくはずもなかった。

 

 

 

その後、王の寝室は木の小屋になったというのは別の話。




変態天使は次あたり登場させます!


































フラグタテヨウカナ

7月27日 文章の訂正、題名の変更を行いました。
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