[1]ノーゲーム・ノーライフの世界にチート転生者がきたようです   作:型破 優位

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UA2000、お気に入り50件越え、ありがとうございます!
こんな文才のない自分のssを読んでくれる人がいることに感謝しながら、これからも書いていきます!

そして、これは前回の続きです!

それではどうぞ!


ステフの1日 後編

ステフside

 

皆さんこんにちは、ステフ・・・じゃなくてステファニー・ドーラですわ。

 

私は今ソラ、シロ、佑馬と街を歩いていたんですの。

 

そう、歩いていたはずなのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今私は柱にリードをくくりつけられて、一人放置されていた。

 

何故こうなったか、

 

まず、犬になった理由から。

 

朝ブラックジャックで負けて、「おまえ、今日1日犬な」という超適当な要求をされたのだ。

 

え、そんな描写なんてなかった・・・?

 

そうだったっけな・・・汗

 

「とぼけても無駄ですわぁぁぁぁ!現にこうやって犬になったじゃないですの!」

 

な......人間の感知能力を凌駕しただと...!

 

「そんなことどうでもいいですわ!早くあの暴君とあの鬼畜を探しに行かないと、何をやらかすかわかりませんわ!」

 

ステフがそういうのも無理はない。

 

それは、先程していた会話にあった。

 

side out

 

三人称side

 

今のエルキアは、農業改革、工業改革、金融改革などしてきてなんとか持ってはいるが、所詮は一時凌ぎ。

領土を返して貰う以外にないのだ。

ただ、何処を攻めたのがいいものかがわからない。

 

そのとき、ステフは回りの視線に耐えかねていた。

 

「ソ、ソラ。し、視線が痛いんですのよ。」

 

そう抗議するステフに、空は違和感を覚える。

 

「・・・ん?なんか皆の視線、おかしくないか?」

 

「こんなカッコさせてたら当然ですわよ!?」

 

「いや、そうじゃなくて・・・なんか、怯えた眼してないか?」

 

そう、その微妙な違和感とは、コスプレしているステフを笑うような目ではなく、どちらかといえば、空たちを奇異の目のことだ。

 

「エルキアの王が獣人種のカッコをさせた人を連れてたら当然ですわよ。」

 

・・・・なに?

 

「待て、今、なんつった?」

 

「エルキアの王が、こんなことさせたら誰だって「違う!そこじゃない!」・・・。」

 

「そこじゃなくてな、犬耳としっぽをつけているステフの姿が・・・獣人種・・・だと?」

 

[十六種族]位階序列・十四位 [獣人種]

世界第三位の大国[東部連合]を最大の領土とする種族であるが、情報が少なく、極めて優れた身体性能と五感を持っていて、心さえ読むという第六感と呼ばれる感覚を有すると言われているが・・・

 

「ステフ、可及的速やかに回答を求む。」

 

「は?な、なんですの?」

 

「獣人種ってのは、今のステフみたいに、獣耳としっぽのある女の子がいるのか」

 

「何故女の子と限定するかは理解しかねますわね、でも」

 

いる・・・というか、とステフ。

 

「獣人種の女性体は、ほぼ全員そうですわよ?」

 

「つまり・・・なんだ、[東部連合]という国は...」ゴクリ

 

「人間のおにゃのことほぼ変わらない容姿で、獣耳と尻尾、あと肉球とヒゲくらいまではある、そんなアルティメッツにプリティなアニモーで女性人口が埋め尽くされた、楽園(エデン)のような国がこの世界にはあるというのか!」

 

「筋肉マッチョの爺もいるけどな・・・ボソッ」

 

今のはきかなかったことにした。

 

「よし、それだその楽園は俺のもんだ獣耳っ子達を征服しにいく!今!なう!」

 

いきなり世界第三位の大国に喧嘩を売ると言い出した"乱心の王"

 

「ちょ、何を言い出しているんですの!まだ国内もあn「ええい、黙りたまえ!国土と獣耳っ子が手にはいるんだ!個人的欲望と国家の利益にガッチリ噛み合った神の計画(パーフェクトプラン)に難癖つけて我が波動を阻むとは何様かねキミィッ!?」・・・はあ、もうダメですのね・・・」

 

「東部連合ってどっちだ!あっちか!直接乗り込むぞ馬車を呼べ!」

 

一人暴走する空。

 

その暴走は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「情報」」

 

シロと佑馬の一言により、自称・神の計画(笑)とともに容易く瓦解した。

 

「やっぱり、手にいれるしかないか・・・」

 

そう呟く空。

 

「え、何をですの?」

 

「何って、天翼種(フリューゲル)だけど。場所がわからないんだよなー。」

 

「それなら、近場にいたはずだぞ。」

佑馬の言葉に、なに!と反応する空。

 

「エルキア図書館だ。先代の王がその天翼種を対価に賭けて負けたときから住み着いているらしいぞ。」

 

その一言に意識が遠退きそうになる空。

 

「何知識賭けてんだよ......唯一の武器だぞ...!」

 

「なら、取り返しにいかね?」

 

「そうだな、そうするか。こちらにも餌はあるしな。」

 

「・・・賛成。」

 

「よし、思い立ったが吉日!今いくぞ!」

 

「「おー!」」

 

いつの間にかおいてけぼりのステフ

 

なんとか話の内容を掴んだ時には、脱兎の如く二人は消えていた。

 

「ちょっ、待ちなさぁぁぁぁぁい!」

 

お気づきだろうか、

 

まだ一人いることに。

 

「って、何してるんですの?」

 

そして見てみると、自分の首についている首輪のリードを、柱に巻きながら口を吊り上げている佑馬がいた・・・。

 

「貴方は貴方で何しているんですのおおおおぉぉぉぉぉぉ!」

 

「何って、飼い犬に逃げられたら困るからくくりつけてる。」

 

「鬼畜!鬼畜がここにいますわあぁぁぁ!」

 

さらばっ!といつの間にか消えている佑馬。

 

クスクスと笑い声が聞こえるなか、ヒューっと冷たい風が吹き抜けた。

 

そして、現在にいたる。

 

「今のこの状態で天翼種に挑んだりしたら、国は崩壊してしまいますわ!」

 

そう言いながら、全速力で図書館へ走るステフ。

 

 

 

 

------エルキア図書館前-------

 

ここはエルキア大図書館入り口。

 

そこには空、白、佑馬の姿があった。

 

着いたとき、空の口から出たのは一言。

 

「・・・でっか・・・」

 

第一印象は、ワシントンDCのアメリカ議会図書館。

 

蔵書1億冊を誇る空達の元の世界最大の図書館だが、

 

外観は優るとも劣らない。

 

エルキア城に匹敵する優美かつ、豪華な外観だ。

 

人類種を再評価したくなる程度には、素晴らしい図書館。

 

しかし、

 

「これが、人類種のもののままだったらだがな...」

 

そう頭をかきながら言う空。

 

「まぁ、とりあえず入りますかぁ。」

 

そういって入ろうとする三人に

 

「やっと追いつきましたわあああぁぁぁぁ!」

 

と登場するバカ面のステフ(犬)

 

「誰がバカ面ですのよ!」

 

こいつ・・・地の文を読めるのか...

 

「「あ、ステフ」」

 

「・・・ぷっ!」

 

「あ、ってなんですの!あ、って!まさか素で忘れていたんですの!?そして、そこの鬼畜!何笑っているんですの!?」

 

「いや、かなり間抜けた顔してたから...ぷっ!」

 

「だあああぁぁぁぁぁっ!」

 

しばらく茶番が続いたのは言うまでもない。

 

side out

 

空side

 

巨大な扉を開けて、図書館に踏み込む一同。

 

そこには壁のみならず、重力に逆らって天井すら本棚にうめつくされた空間。

 

無数の淡い光が空気中に漂い、数十メートルはあるだろう本棚と、それらで構成された迷宮のような幻想的とも呼べるそれに、

 

「すげ・・・すまん、ちょっと謝る。この世界の人類やるじゃん。」

 

「・・・うん・・・」

 

ここにある蔵書数を考えるだけでめまいを覚える。

 

白さえ感動していた。

 

これだけの本を集めるのは並大抵ではない。

 

元の世界ですら、これほどの蔵書数を抱えた図書館はそうそうないだろう。

 

「いや、これは天翼種のだろ。取られた後にでも増えたんじゃないか?」

 

「そ、そうですの。その・・・学生時代に来た時は、この百分の一も本棚はなかったですもの。」

 

「一瞬でも見直して損したよ」

 

だが、考えたら当たり前のことだ。

 

重力に逆らい天井に立つ本棚を、人類種が作れるはずもない。

 

「さぁて、お目当ての天使様は何処かしら?」

 

と、図書館を歩いていると・・・

 

突如、光がさした。

 

その光を辿って動かした視線が・・・凍りついた。

 

 

 

 

 

 

 

それは[天使]だった。

 

直視することすら躊躇う、圧倒的な存在感をまとい、

 

頭上には、幾何学的な模様を描き廻る光輪と。

 

空力的に人を浮かすには小さすぎる、淡く輝く羽を腰から生やした、少女。

 

長く流れるような髪は、風のない屋内にありながらもなびき、その都度プリズムのように光を乱反射させ、虹のように見えた。

 

その瞳が薄く開かれた瞬間。

 

空はこの世界に降り立ちはじめて、[死]を感じた。

 

視線に込められた、質量を帯びたような殺気が。

 

神々しいまでに美しい少女の、一撫でで絶命すると確信させ、逃げようが命乞いをしようが、その一切が無意味と告げていた。

 

(これが、天翼種?これが、序列六位?)

 

神に創られた、神を殲滅、滅ぼしつくすための、兵器。

 

感情の乏しい白でさえ、身をすくめて空の腕を掴む。

 

ステフに至っては、床に座り込み歯を震わせ、なんとか泣き出すのを堪えていた。

 

佑馬はというと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐぅ・・・zzz」

 

入り口付近で立って寝ていた...

 

「「「「・・・」」」」

 

空、白、ステフ、天使の少女の間に微妙な空気が流れる。

 

こいつもこいつで異常だなと結論付ける空。

 

言葉を失う一同に、天翼種の少女は咳払いひとつ。

 

緩慢に、琥珀色の瞳を開いて、言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エクスキューズ?そこなパーソンな方、ミーのライブラリーにワットご用で?」

 

その一言に、

 

「oh、台無し。」

 

隣でステフが気絶したのを横目に、脱力をした空は辛うじて、そう口にした・・・。

 

後ろの入り口付近で何かが倒れる音とともに、

 

「いでっ!」

 

と聞こえたのは気のせいだろう...




よくみたら、序盤の佑馬の空気感。
そして久しぶりに吊り上がる口。
次、主人公が無双します!

にしても、よく寝ますねぇ。w

フラグ?そんなことあったっけ?(すっとぼけ
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