さーてさて、いよいよ大詰めに入ってきました!
なんだか彼方を働かせるのが楽しくなってきました。最低ですね。
それでは、どうぞ!
~前回のあらすじ~
三年生三人にとある交渉を持ちかけた彼方。様々な思いが交錯する中防衛線の準備は整っていく。彼方がやるべきことはあと二つ、時間もあまり無い。さあ、どう動く?
どうにか三年生三人に協力を取り付けることができた。心の中で小さくガッツポーズを決める。
すると果南から一本のメッセが届いた。
『明日、朝五時に淡島神社に動きやすい格好で来るように。先に言っておくけど生半可な気持ちできたら死ぬからね?』
・・・おおう、マジか。まあ鍛えてくれって言ったのはこっちだ。とことん耐え抜いてやる。
続いてもう一通のメールを開く。相手はダイヤさんだ。
『先程の資料の件とその他諸々について詳しくお話したいのでこれから放課後、できる限りの情報をお渡ししたいので毎日来てください』
こちらもまた随分ハードなことで。ただダイヤさんは本来の生徒会としての仕事があるなかで時間を取ってもらっている。文句など一言も言える立場ではない。
確認事項に目を通した俺は最後にマリーからのメールを開いた。先程彼女は自身の役割をお財布と称したがあれは少し違う。もちろんそういった意味合いも含まれるが彼女には本当の意味で補給係なのだ。
そしてその補給係としての最初の仕事、その成果が今から開くメールに記されている。
そうして開いた一通のメールには簡素な文字列。この作戦で最も重要な役割を果たす人物のメールアドレスが乗せられていた。
それを確認した俺はそのメアド宛に早速メールを打つ。
『五日後の昼休み、屋上にて待つ。』
それからは怒涛の毎日だった。果南が用意していた特訓、あれを学校に行くギリギリまでやった。
「ほら、彼方!走るペース落ちてる!」
「はぁっ……はぁっ……」
「そんなんじゃ曜どころか浦女も救えないよ!」
「……ぐっ!まだ、まだぁ……!」
「足の振り上げ方が違う!それじゃ彼方がダメージ受ける!同じこと言わせない‼」
「すみまっ………せんっ!!」
「口動かす暇あるなら足を動かせ!時間無いんでしょ⁉」
「そう!そうやって回るの!これならケガしないで行けるよ!」
「よっし!」
ダイヤさんが用意していた資料は予想以上に少なかった。
「大口叩いておいてすみません、隅から隅まで探しましたがこれが限界でしたわ…」
「や、そればかりは仕方ないです。うまく活用していきましょう。」
「はいっ!ではまずこの施設ですが……」
ダイヤさんは資料不足を補う、寧ろ付け足すように説明を加えてくれた。本当に生徒会長様々だ。
マリーからは随時連絡が届く。
ただ親父もそこら辺は気にしているらしくなかなか有益な情報は手に入らなかったという。
『作戦の日までにはどでかいのを必ず持っていくわ』
『わかった。くれぐれも無理はしないでくれ』
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倉庫からの帰り道、彼方君は私達にこう言った。
『高海達はこれからもアイドル活動を続けてくれ。』
『えっ、なんで?』
『なんでってお前な…始めるんだろ?スクールアイドル。』
『そりゃそうだけど!……でも、浦女が危ないのに』
千歌ちゃんの反応に彼方君はやれやれと言わんばかりにため息をついた。
『あのなぁ…お前がスクールアイドル始めるのはなんでだ?』
『なんでって、学校を守るために……』
『だろ?だったら学校がこんなんだからこそ、今やらなきゃ。目的は俺もお前も同じなんだから』
『彼方君………』
確かに目的は同じだけど、じゃあどうすれば良いの?今日見た限りの品はどれもかなり物騒な物ばかりだった。私達にできることなんてあるのかな…
それからの彼方君は、はっきり言って心配でしかなかった。そりゃ私達とて作曲できる梨子ちゃんをまだ勧誘できてないから人の事言えないけど…でもアザだらけで学校来たり、昼休みと放課後になると大量の資料抱えてご飯も食べずにどこかに行ったり、それなのに態度だけはいつも通りだもん。
私達に、私自身に出来ること。まだ見つかってない。彼があんなにも頑張っているのに、私は何も出来ないのかな…?
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三年生三人のお陰でだいぶ準備が整ってきた。各商会、自治体、漁協。様々な所にもアポを取った。みんなよろこんで協力してくれた。さあ、やることはあと一つ。
最後の準備を完遂するべく俺は屋上へ向かった。
「よお、被方。よく来てくれたな」
おかしい、文字数がヘッテイル……
違うんです。次回からがかなり重要になってくるのであえて少なくしたんです。本当です。曜ちゃんの誕生日にかまけて執筆止まってなんかいません!
……はい、というわけで次回は作戦の前日の話になりますが三話一気に投稿します。お楽しみに!
それでは、アディ○ス!