そんな彼方にアザレアの花束を   作:ゐろり

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えー以前私はこんな告知をしました。
「UA5000突破したら記念小説投稿しますぜうっへへぇ」
……と。
めっちゃ忘れてました!!ホントにすみません!
ということで今回はUA10000超え記念回です。
本編では見れないきゃっきゃうふふが見れます。
それではどうぞ!


特別編
~UA10000突破記念~例えばこんなocean holiday


 

今日は高海と渡辺の三人で果南の家に来た。やることもなく暇をもて余してた所に高海から誘いを受けたのだ。

「果南ちゃんやっほー!」

「おーっす」

「あ、千歌に曜!それに彼方も!いらっしゃい!」

 

 

「突然だけどさ、しりとりやらない?」

果南が作った昼飯(うまい)を食べてると渡辺が急に変なことを言い出した。

「唐突だな…まぁ俺は構わないが」

「私もさんせー!負けないよ~?」

「私あんまり頭良くないけど大丈夫かな…」

そして運命のじゃんけんタイム。ここで責める相手と責められる相手が決まる。さあ、結果は…

「「「最初はラブ!サンサンサンシャインでじゃんけんぽん!」」」

「え、待ってなにそのじゃんけん!?」

結果:果南→渡辺→俺→千歌

という順番に

※ここからは説明パートはほとんど入りません

「じゃあいくよー」

「「「はーい」」」

「静岡」

「か、か、か…狩り!」

「硫酸アルミニウム」

「ナニソレっ!?えぇーと…虫!」

「…!しいたけ」

「け…け…ケチ?」

「何故に疑問系」

「うるさいなぁ…ほら、彼方君の番。」

「お、おう…えーちっかアルミニウム」

「…っ!?む、ムツゴロウ!」

「なんでムツゴロウ…えっとうなぎ。」

「ギネス!」

「水素化アルミニウム」

「またアルミニウムー!彼方君マニアックすぎでしょ!?…虫かご!」

「ご…○空」

「サイヤ人の末裔…無難に海!」

「みかん……ジュース」

「ちょっと!それありなの!?…スルメイカ」

「言葉のセレクトが親父臭いよ千歌…菓子。」

「シジミ!」

「…水芭蕉」

「そんなに凝らなくても…海坊主!」

「不吉だからやめて…ズッキーニ!」

「うーんと…憎しみ」

「怖いこと言うなよ…というかまたみ…?さては攻撃体制にはいったな?御手洗団子」

「んーと…ゴデ○バ」

「え、なにそれ!?」

「「「はっ!?」」」

衝撃の事実発覚!松浦氏まさかゴデ○バを知らないなんて…

「果南ちゃん…流石に私でもわかったよ…?」

「ええっ!?そんな、千歌よりは頭良いと思ってたのにぃ!」

一学年下にムキになるなよ…

「というかさ、なんか飽きたよね…」

「うぉい高海ぃ!貴様言ってはならぬことを!」

「実を言うと私も…」

「ごめん、彼方…」

うーん三対一か…こりゃ分が悪い。まぁ俺自身べつにしりとりに思い入れがあるわけでもないので終わることにした。

「じゃあ何するのー…暇だよー…」

「食べたばっかだし動くことはしたくないねぇ…」

「「「うーん…」」」

「ならさ、彼方に決めてもらおうよ♪ほら、東京にいたんだし最先端の遊びとかしってそうじゃない?」

…人生で初めて田舎町に来てわかったことがひとつある。

 

東京は別に二十二世紀じゃない!

 

どうにも東京から来たってだけで流行を常に把握してると思われがちなのだがな、俺みたいにそういうのに疎いやつだっているんですよね。

「あのですね果南さぁん…」

「ほらほら早くー!」

ん…仕方ない。あれは死亡遊戯だからやりたくなかったんだけど腹を括らなくてはダメそうだ。

「…果南、割り箸二本と紙切れ、ペンと適当なサイズの箱を用意してくれ!」

「え?う、うん」

「何々?何が始まるのー?」

ここまで聞いてもうなんとなくわかった人もいるのでは無いだろうか?この遊びはかよねぇ達と遊んでたときに何回かやったことのある遊びだ。俺がこの遊びをする時は基本的に無事ではすまない。にこさんは赤面しちゃうし、絵里ねぇは赤面しちゃうし、海未さんは「破廉恥です…」とか言って倒れちゃう。理由なぞ知らん。

そして俺は高らかにその死亡遊戯の名前を宣言した。

 

 

「王様ゲームをやるぞっ!!」

 

 

「お、おぉ…!なんか都会っぽい!」

「で、そのおーさまげーむ?ってどういう遊びなの?」

「ふっふっふ…それではご説明いたしましょう!」

 

~ルール~

①「王様だーれだ?」の掛け声とともに割り箸を引く。そのうち一本には赤い印が書いてある。それを引いた人が王様になる。

②次に番号が書いてある紙を引く。

③王様になった人は一つ命令を出せる。ただし命令の仕方は「何番と何番は○○して!」とか「何番は私に○○して!」など。

④王様の命令は絶対。

⑤もう一度言おう。王様の命令は絶対だ。

「…以上。何か質問がある人は?」

「ありませんっ!」

「よし、じゃあ始めるぞ!」

 

―第一ラウンド―

「「「「王様だーれだ?」」」」

「あ、私だ。」

最初の王様は果南だった。

まぁ、所詮果南。大した命令などそうしてくるとは思えな―

「じゃあ三番と二番はこのゲーム終わるまで恋人繋ぎ!」

くなかったあああ!え、ちょっと待って一番って…

「…俺が二番です」

「ええっ!?…あ」

声を上げたのは渡辺だった。つまり…

「わ、私が三番…////」

「オイチョットマテヤ」

初っぱなからハードル高すぎるぜ果南っ!

「そ、そういうのってさ、こう場の雰囲気とかがいい感じに良くなってきてからやるもんじゃなぁいかなぁ」

「王様の命令は絶対なんでしょー?彼方が言ったんだよー?」

「いや、しかしだな…」

チキンナイトの俺がたじたじしてると渡辺がちょっと困った感じに聞いてきた。

~以後しばらく彼方と曜がイチャつきます~

「わ、わたしとじゃその…イヤ、かなぁ…?」

…上目遣い&手をもじもじさせながらね。

「ば、ばっきゃろう!そんな訳あるか!むしろ渡辺みたいな美少女と恋人繋ぎとか神様マジでありがとうと言いたい!」

「ふえぇ////!?ちょちょ、美少女ってそんな―――」

「しかし、俺にだって羞恥心はある!いやそれ以上に俺ごときの汚らわしい存在が渡辺の美しい手を汚すなど愚の骨頂であり―――」

「ストップストップ////!というか彼方君だって相当カッコいい方の部類だよ!そんな人とずっと手を繋ぐなんて私だって恥ずかしくて」

「「はいはいリア充リア充。とっと手を繋いで」」

やいのやいの渡辺と言ってると果南と千歌にジト目で見られた。

「あぁもう!来い渡辺!」

「うぇっ!?」

もう恥ずかしさに我慢できなくなった。というわけでさっさと渡辺の手を取ってしまった。

「「…………////」」

…なにこの沈黙。

「なんて私こんな命令出したんだろ…」

「後悔するくらいならこんな命令出さないでよ果南ちゃん…」

「くぁ~!もうさっさと次行くぞ!」

―第二ラウンド―

「「「「王様だーれだ?」」」」

「来たぁぁぁぁぁ!俺だ!」

「「「うわぁ…」」」

ちょっと?俺が王様になった途端あからさまに嫌な顔しないでね。別に如何わしい命令とかしないからね?

「んーじゃあ二番は一番に膝枕とか」

「あ、二番私だ」

「一番私だよー」

どうやら果南が高海に膝枕するみたいだ。

「ほい、千歌」

「わーい」

…終了。

「なんか…あれだね。つまんないね。」

「すまん高海悪かったからもうほじくり返さないで」

彼と彼女らの王様ゲームはまだまだ続く

 




遅れましたが、こんな弱小作家がUA10000も超えることができたのはご愛読してくださる皆さんのおかげでございます。
本当に本当にありがとうございます!!
これからも忙しいなりに更新していきますのでどうぞ、温かく見守ってやってください!

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