わたしのまったりのんびり冒険記~御三家とともに~ 作:とおりすがりのポケモンマスターもどき
果たして、大会の結果はどうなるのか。そして、異変の元凶が明らかになる!?
第百回セントアンヌバトル大会に参加したわたしたち。順調に勝ち進み、準決勝への進出を決めることができた。「「さあ、続いては、準決勝第一試合です!実況解説は、オーキド博士に変わりましてわたくしカントー地方はタマムシシティのジムリーダー、エリカがお送りいたします!」」(ワアアアアアアアアアアア!!!!!)
まさか実況がエリカさんに変わるだなんて誰も予想していなかった。それだけに、観客席からは、凄い歓声が聞こえてくる。しかも今日の彼女は、いつもの和服ではなく、緑を基調とした、お洒落なパーティードレスに身を包んでいた。流石である。
「「さあ、まずは第一試合の選手のご紹介!赤コーナーは、アクア選手とコウキ選手のカントーシンオウコンビです!そして対する青コーナーは、レッド選手とグリーン選手のマサラコンビです!どちらのコンビも名実共に優れた若き精鋭たちです!どちらが勝つかわからない、そんな試合が始まろうとしています。…では早速参りましょう!両者、ポケモンを!!」」(ここでスピーカーから、HGSSのカントージムリーダー戦のBGMが流れてくる。)
「さわたろう!よろしく!!」"タァーイサイサイ!"わたしが投げたスーパーボールから光の塊が飛び出し、サワムラーの形になり、光が消え、緑のボディ、すなわち色違いのサワムラーが出現する。ちなみにさわたろうは、わたしが五歳くらいのときに家族でジョウト旅行へ行った際、コガネシティでダンボールに入れられて捨てられていたバルキーを、うちで引き取り、後々わたしのポケモンとして、育てていた元捨てバルキーで、とても弱々しかったのである。そして一年後には、特訓の成果もあって、立派なサワムラーに進化したというわけである。そんな過去もあって、強くたくましいポケモンへと進化を遂げていた。意外と知られていないが、サワムラーは、かくとうタイプにしては珍しく、多彩なタイプの攻撃技や変化技を使うことができ、攻撃に特化した種族値のため、上手く使えば、かくとう統一やダブルバトルで活躍できるかもしれない、そんな可能性に満ちた素晴らしいポケモンなのである。
そしてコウキは『よし、いけ!ブーバーン!』と掛け声をかけると、力いっぱいにハイパーボールを天井に向けて放り投げた。高く放り投げられたボールは、天井ギリギリまで届き、そこから光の塊が放物線を描いて飛び出し、ブーバーンの形を作り、光が消えブーバーンが出現する。かなり強そうだ。その証拠に、両腕の火炎放射器は、傷だらけで、歴戦の戦士であることを物語っていた。"ブーーーーーバーーーー!!"とブーバーンが吠えると、両腕から地面に向けて灼熱の炎が噴射された。地面が少し抉れ、黒く焦げていた。それだけで彼の強さと、炎の凄まじさが表されていた。
「流石はアクアとコウキ!迫力がすげえぜ!だけどな、俺たちだって、絶対に負けないからな!なあレッド!(コクッ)ようし、俺のとっておきを見せてやる!いけっ!カメックス!」"ガアメエエエエエエエ!!"グリーンがモンスターボールを投擲すると、彼の相棒、走るキャノン砲、カメックスが姿を現す。そして。
「いけ!リザードン!」とレッドが叫びながらモンスターボールを手首のスナップをかけながら回転をかけ、前へと飛ばす。すると"ボガアアアアアアアッ!!"と吠えながら彼の相棒、紅の飛龍、リザードンが姿を現した。
「「赤コーナーは、サワムラーとブーバーン、青コーナーは、カメックスとリザードンを繰り出しました。果たしてどちらが勝つのでしょうか!?それでは、試合開始!」」(ワアアアアアアアアアア!!!!!)すっかり会場は一体化していた。素敵。
「こっちからいくぜ!カメックス、【ロケットずつき】!」「なら俺たちもいこうか。リザードン、【きりさく】!」 相手チームがそれぞれの相棒に指示を出し、二体とも凄まじいスピードでこちらへ向かってくる。かなりの速さのため、回避するので精一杯になってしまう。「さわたろう!一度上によけて!」『ブーバーン!かわせ!』お互いに指示を出し、一度回避させる。しかしそう上手くはいかなかった。「かわさせるかよ!カメックス!そのまま上に軌道修正だ!」"ガアメエエエイ!"「逃がすな、リザードン!」"ボガアアアアアア!"
相手の攻撃をかわせずに、ダメージを食らってしまう。そこまでダメージはないが、態勢を崩されてしまった。しかしここから逆転するのがわたしたちの本当の強さでもある。「「おおっと!早速、青コーナー側の攻撃が、赤コーナーの二体に炸裂した!さあ、ここからどう巻き返すのか!?」」
「どうやってって、そりゃあこう巻き返すのよ!さわたろう、【こころのめ】からの【とびひざげり】!」『ブーバーン!【はかいこうせん】!』"タァーイサァーイ…シェーーーーイ!""ブウウウウウウバアアアアアア!!!!!"それぞれの必殺の一撃が、カメックスとリザードンに叩き込まれた。カメックスの頑丈な甲羅にはヒビが入り、遠くまで弾き飛ばされた。そしてリザードンの立派な翼はズタズタになり、カメックスたちは、二体まとめて壁に叩きつけられた。その後、"ガアメエエエエ…""ボガアアアア…"と情けない声を発しながらその巨体は地面に倒れ、目を回しながら気絶していた。「「カメックスとリザードン、ともに戦闘不能!サワムラーとブーバーンの勝ち!よって勝者、赤コーナー、アクア選手とコウキ選手コンビ!やりましたわね、二人とも!」(ワアアアアアアアアアアアアア!!!!)素に戻ったエリカさんが、会場が、そして相手チーム二人までもが、二人の勝利を祝福してくれた。
そして準決勝二試合目、ラムダ選手とランス選手のコンビ、対するはマチス選手とケン選手だった。全員の服にRのマークがあった。と、いうことは。まさか、、、『そんな組み合わせで大丈夫か?』「大丈夫だ、問題ない。」しまった!フラグを建ててしまった!でもフラグをへし折ることくらいできる。たぶん。
そして案の定。会場はシーンと静まりかえり、全員が硬直していた。……そして。(ニヤリ)ロケット団の
四人がそれぞれのポケモンに指示を出す。【でんきショック】が、【ねんりき】が、【あくのはどう】が、【ヘドロばくだん】が発動する。お互いを狙っているかのように見せかけ、観客席の方へと明らかに技を放っていた。時すでにお寿司じゃなくて遅し。会場中が大パニック。あと少しで観客席に攻撃が当たってしまう、というところで、【ソーラービーム】がどこからか放たれ、間一髪、観客たちを守った。技の出所を探すと、いつの間にかエリカさんのそばに控えていたキレイハナとラフレシア、フシギバナとウツボット、モンジャラが一斉に【ソーラービーム】を放ち、敵の攻撃をかき消していたようだった。とりあえず一安心。…さてと、相手が驚いているうちに、わたしたち(アクア、コウキ、レッド、グリーンの四人)は、既に六体をボールから出し、戦闘準備を整え終えていた。
背中合わせで警戒していると、コウキから言葉が掛かる。『最初の指示は俺に任せろ。そこからは各自にまかせる。いいな。(コクリと三人が真剣な面持ちで頷く。)気を付けろ。油断大敵だ。特に相手はロケット団、どんな手を使ってくるかわからない。決して警戒を怠るな、そしてなるべく時間を掛けずに闘え。短期決戦が好ましい。時間がかかればかかるほどこちらに不利になる。数はわからないが、恐らく相手の方が多い。こちらの戦力が尽きてしまってはどうしようもないからな。だが、俺たちの方が圧倒的に強いはず。力を合わせて全力で闘おう。(コクリ。と再び三人と、それぞれのポケモンたちが強く頷く。)』『ようし、なら心強い。では、担当を振り分ける。アクアは、ランスを。レッドは、ラムダを。グリーンは、ケンを。そして俺はマチスの相手をする。その後は、他のしたっぱどもの相手は各自に任せる。そして恐らくサカキもこの船にいると思われる。サカキの相手は、そうだな、アクアか俺がしよう。レッドとグリーンは、戦闘しつつ乗客とスタッフの安全の確保と、脱出のための誘導を頼む。(コクリ。)おし!さあみんな、おもいっきり暴れてこい!!』「「「おーーーー!」」」」こうして、わたしたち図鑑所有者四人と「わたくしもあなたたちとともに戦います!」エリカさんを含んだ五人…いや、たまたま乗り合わせたタケシさんとカスミさんを含めた七人VSロケット団の船上での熾烈な戦いの火蓋が切って落とされたのであった。
To be continued...!つまり後編に続く。
次回!【豪華客船セントアンヌ!ロケット団の逆襲!!(後編)】 みんなもポケモンゲットだぜ!!
次回はもっと長く、スリリングな内容になると思われます。なるべくシリアスな展開にしたいのですが、たぶんいや絶対にギャグが強めになってしまいますが悪しからず。そして、次回で今章が終了します。お楽しみに!
それではまた、次回お会いしましょう!アディオス!ヤティオス!