わたしのまったりのんびり冒険記~御三家とともに~ 作:とおりすがりのポケモンマスターもどき
今回から、新章【御三家たちの場合。】がスタートします。主人公組の手持ちたちが、それぞれの視点から日常のことと、彼らのトレーナーに出逢うまでを語ってくれます。
このシリーズはちょくちょく間に挟んでいきます。はい。 最初に語ってくれるのは、アクアの相棒"だねたろう"です。それでは、まったりのんびりしていってね。
だねたろうの場合。
俺の朝は早い。まず午前四時に目が覚める。眠気を吹き飛ばすために、朝日に向かって【ソーラービーム極太】をぶちかます。すると目が覚める。超がつくほどに。
七時。アクアが目覚め、テントから出てくる。とても眠そうだ…。普段は茶髪ストレートで、すごく愛らしい。だが今は寝癖のせいで、みろ、まるで髪の毛がモンジャラのようだ。醜い。「ふあぁ~。あ、おっはーだねたろう。」おっはー?なんだそのふざけた挨拶は。…最近はいつもこんな感じだ。テレビの見すぎだろうか。
七時七分七秒。コウキが、テントの外に飛び出してくる。いつもきっかりこの時間だ。体内時計が正確過ぎる。『ふああ。おはようさん、二人とも。今日もラッキーセブン!コウキ参上!』…おはように、いちいち"さん"をつけるな!さんを!よくわからんが、癪にさわる!おはようはお偉いさんか!それに、なにがラッキーセブンだ!え?毎日毎日!そんなに七が好きなら、七と結婚しろ!アクアじゃなくて!アクアは俺の嫁だ!誰にもやらん!…本当に訳がわからん奴ら。
七時半。ようやく朝飯だ。アクアが朝飯担当だ。大抵飯盒で炊いたふっくら(どれくらいふっくらしてるかって?そんなん、アクアのダブルモンスターボールと同じくらいさ!ははっ!!by作者)…なんか聞こえた気がするが、無視して続けよう。とにかくふっくらした白米と、目玉焼き-ポッポの卵だ。ちなみにポッポは何故か毎朝卵を持ってきてくれる-それから梅干し-これは、コウキの四次元リュックに入っている壺で漬けてあるらしい。-その最強コンビがご飯のお供だ。…もちろん、梅干しが先で、二杯目に目玉焼きwithソースマヨだ。
…重要なことを忘れていた。俺は白米ではなく、ポケモンフーズに、砕いたきのみと梅干しを和えたものをまぶして食う。これがなかなかイケる。ちと酸っぱいが。ちなみに俺は酸っぱいものより、甘いものと渋いものが好きだ。俺以外のポケモンたちは目玉焼きをポケモンフーズの上に乗せて食っているが、俺にはそれが信じられない。しょっぱいもんを乗せるなんて。
少し飛ばして九時。食休みのあと、俺たちは三回バトルをする。それもかなり本気の。あのとき、やはりコウキはかなり手加減をしていたようだ。俺は自分が決して弱いとは毛頭思わないから、憤慨した。だから俺はあのあと、こっそりコウキの手持ちたちに相談し、今後は一切手加減しないことをお互い誓った。…そのはずが、いつも俺が無双してしまい、正直言ってつまらん。とにかくつまらん。なにが六地方チャンピオンだ?ふざけてんのか?ああ?舐めプ、舐めプか?そうなのか?そうなんだな?
なんやかんやあって(昼飯、移動、バトルなど)午後十時。俺は満月のときはきまって月に向かって【ソーラービーム極太】をぶちかましてから寝る。するとよく眠れる。本当に。…こうしておれの長くて短い一日がおわり、またいつもどおりの朝が訪れる。いろいろある旅だが、なんだかんだいって楽しい。これからも毎日を楽しく生きていこうと思う。多分。
アクアとの出逢いは、とても面白いものだった。今でもたまに他のポケモンに話してやると喜ばれる。不思議だね。
1996.7.25AM8:00マサラタウン、オーキド博士の研究所
今朝はやけに早く目が覚めた。なぜなら、なんと今日は俺たちの新たな"おや"が決まる大切な日だからだ。しかし、どんな新人が来るのだろうか。出来ればしっかりした
俺は十一年前の夏、どこか遠いところで産まれたらしい。詳しいことはわからないが、まあわかるつもりもないが…。どうやら俺は他の個体と違い、少し体が全体的に黄色っぽい。そんなくだらん理由で俺は群れの他のフシギダネ(この単語と、その進化系の名前は、一生聞きたくもない。)やその進化系どもから日常的に攻撃されていた。最初の頃は両親も馬鹿どもを蹴散らしていたが、少しずつ目をつぶるようになり、遂には自分たちの子どもの中の一匹である俺を攻撃するようにまでになった。堕ちたのだ。俺の両親は、フシギダネの恥さらしに堕ちたのだ。このクズどもが!!
ある日、いつも通り俺はイジメにあっていた。必死に堪えていた。耐えていた。蹴飛ばされても、ムチで締め付けられても、技をぶつけられても。ひたすらに、ただひたすらにいつか必ず助かると信じて。もうだめだ、そう思った次の瞬間!俺の体に蓄積したダメージが光の束となり、俺を攻撃していた奴らを両親もろとも吹き飛ばした。無意識のうちに【がまん】を使っていたようだ。
皮肉なことに、この技は両親から遺伝した技だった…。
その後俺は故郷を吹き飛ばし、旅に出た。ざまあ。そして行き着いたのが…このド田舎、マサラタウンだ。俺は巨大な木の根元の空洞に住み着いた。何もない。強いていうならば、研究所と、家が何軒かあるくらいだ。人のことは言えないが、田舎だな。でも人々は心の底から優しいし、いつも何か食わせてくれる上に、雨や雪のときには、家に入れてくれ、暑ければ氷をくれ、寒ければ毛布と温かいミルクをもってきてくれたり、たまにバトルをさせてくれたりと、とにかくよくしてくれ、とても嬉しかった。なんやかんやで、俺はオーキド博士の研究対象になり、飼われることに。何故に?
-マサラはまっさら はじまりのいろ-まったくもってその通りである。何故なら、ここには、ポケモン研究者であり、カントーリーグ元チャンピオンでもあるオーキド博士の研究所がドーンとあるからである。とにかくデカイ。デカ過ぎる。そして、そこでは初心者トレーナー専用の扱いやすいポケモン、俗に言う御三家と、ハイテクポケモン図鑑が贈呈されるからである。すごいな。
そして遂にこの日が来た。「ゼニガメ、ヒトカゲ、そしてフシギダネ。今日は新人が三人来るぞ。」…その名前で呼ぶな。じーさん。
俺は十一歳の少女、アクアと目があった。可愛かった。少年ではなかったが、俺は直感で、この娘なら俺をさらに強く立派なポケモンにしてくれるに違いない。そう思った。(ちなみにアクアの見た目はFRLGの女主人公です。それ故に、僕のトランセルも立派になります。by作者。)…くたばれ作者。
俺の名前は"だねたろう"に決まった。いいセンスだ。こうして俺たちは出逢い、旅に出るのであった。
[だねたろうの場合。]終わり。
次回につづく。予定。
皆様、大変お待たせいたしました!お久しぶりです!"バカアホドジマヌケおたんこなすすっとこどっこいなこうこうせい"こと、作者のとおりすがりのポケマスもどきです。
今回はなんとですねぇ、2589文字です。こわっ…。次回からは半分にしますね。
さて、今回のお話はいかがでしたか?まさかだねたろうにあんな過去があったなんて作者もだねたろうにインタビューするまで知りませんでした。あとアクアかわいい。
次回はフシギバナver.をお送りします。ジャンケン……グーチョキパー!!ふはははは!無敵、最強!いい感じ!(このあと、アクアからぶん殴られた。痛かった。嘘だけど。ごっつぁんです!)