インフィニットストラトス 〈THE WOMAN G MYSTER〉   作:ジャッジ

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さて、後編です。
烈花達は暴走したラウラを助ける事が出来るのでしょうか!


第十五話 「学年別トーナメントVS VTシステム」

烈花side

 

(VTシステム…こんな所で起動するなんて…)

 

私は黒い全身装甲のISをみながらそう感じていた。その機体が持つのは雪片、一夏の持つ雪片弐型の原点だ。と言う事はあの機体はおそらく「暮桜」という事かもしれない。

 

「な、なんだよありゃ…」

「烈花の機体にも驚かされるけど…あれは…一体…?」

 

このままでは二人とも危険だ。私だけでここは片付けないと。

 

(よぉ、またもやピンチだな。お前の周りにはどんだけ事件があるんだ?)

 

『皮肉にしか聞こえないわねハレルヤ。第一なんでキュリオスを展開してないのにあんたが?』

 

そう、私が展開してるのはνストライカーでキュリオスではない筈だ。

 

(答えは簡単だ、お前の脳の中に住み込みで働いてるからだ。感謝しとけよ。)

 

『あら、そうなの。でも残念だけど、今回は必要ないわ

また頼む時に呼び出すわね。』

 

そう言って通信(?)を切る、全く…メーワクなのかなんなのか…

おっと、まずはニールを逃がす方が先だね。

 

「ニールそれにシャル、私が彼女を正気に戻す。その内に撤退を。」

「何言ってんだ!俺も戦う、必ずお前もあいつも助けて見せる!」

「ありがと、じゃあ手伝って!

チェンジルージュ!カラミティストライカー及びモーニングストーム装備‼」

 

そう言って私は駆け出す、相手は格闘戦に強いと思われる。なら長距離で高火力のカラミティが適任だ。もし接近された時用にモーニングストームも一応装備しておく。

 

「シャル、ニール、援護をお願い!」

「任せて、いくよ‼」

「オーライ、行くぜ!」

 

私は背中のビーム砲を放つ、同時にニールもビームピストルを放つが、どうも当たらない。

 

「当たらないだと⁈どんだけ早いんだ!」

 

そう言うニールを横目にシャルもアサルトライフルとショットガンを立て続けに発射するが、結果は同じだった。

次にニールがリボルバーバズーカのビームを、私が盾についている砲門を同時に放つものの、それも当たらない。

 

(流石はブリュンヒルデの動きをトレースしたシステム…強い!)

 

続けて私はモーニングストームを抜き『瞬間加速』を起動させ、一気に接近する。

暮桜擬も雪片を抜き対抗来てくるが……ニセモノだからだろうか?

近接戦闘では特に強くは無い、

恐らくこのシステムは自分自身のスペックをあげることは出来ない。だから…

 

VS推奨BGM

ガンダムSEED ASTRAY

(ジャンク屋 赤い一撃)

 

「二人とも、近接戦闘で戦おう、一番それが効果的だと思う!」

「解ったわ!私が隙を作る、ふたりと準備して!」

 

どうやらシャルも気づいたようだ

私はそう言うと右手のバズーカ、背中のビーム砲、左手の盾についている砲門を一斉発射する。

 

その殆どを避けられたり弾を斬られたりしたが、これで行ける!

ニールはウイングソー、シャルは咄嗟に渡したアーマーシュナイダー、私はモーニングストームで斬りかかる。

 

「「「うおおおおぉ!!!!!」」」

「ーーーーー⁉」

 

ニールの斬撃で切り込みが入り、私の斬撃でヒビが入り、

シャルの斬撃で砕け散った。

 

「わっ。よかったぁ…」

「一件落着だな。」

「よかったよかった。」

 

ラウラside

 

「…こ、ここは…?」

 

私は目が覚めた、見た事の無い天井が私の視界に広がる。

 

「気がついたか、ラウラ。」

「きょっ、教官?! ど、どうして…というよりここは?!」

「保健室だ、倒れてるお前を如月達がビットに運び、一夏がお前をここまで連れてきたんだ。」

「…あの…織斑一夏が…」

 

信じられなかった、あんな事をしたのに助けてくれるなんて。私は彼の仲間を傷つけようとしたというのに…

 

「…そうだ、VTシステムを知ってるか?」

「…何故…その名が…」

「それが何か解るか?」

「え、ええ…」

「そのVTシステムがお前のISに搭載されてたと、如月によって調べてもらい発覚した。かなり巧妙に隠されてたそうだ。しかし…まさか私に化けるとはな…」

「私が、望んだからですね…力を…」

「はぁ……全く……ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

「はっ、はい!!!」

 

教官の声に反応し、寝ながらの状態でも背筋を伸ばす。

 

「お前は誰だ?」

「私は…私…は…」

 

答えは…出なかった。私は実際軍に操られていただけの存在だったからだ。

 

「…誰でもないなら、探せ!お前はこれからこの三年、ここで過ごすことになる。

その後も、何十年と先があるんだ。せめて、自分が何か…求める強さが何か……探し出して見せろ」

 

それだけを言うと、教官は去ってしまった。

 

(まったく、あなたも…私を困らせてくれるな……)

 

そう言って私は思わず苦笑してしまった。

 

一夏side

 

VTシステムによる暴走の翌朝、結局トーナメントは中止となった。

まぁ、仕方がないとは思うけど…

なんでクラスでは女子達が屍の様になってるんだろ?

 

「優勝…交際……そんなぁ…」

「いやーーーー!!!!!」

「花が……散った……」

「ブツブツブツブツ……」

 

うわぁ…何があったんだ一体…。

 

「ま…まあこの結果にはある意味感謝…なのかな?」

 

「そうみたい…だな…」

 

一緒に来た烈花もニールも俺と同じ表情をしていた、一体何が……まさか⁉

どっかの国の細菌兵器のせいで…

 

パァァァァン!!!!!

 

「馬鹿な事を考えないでさっさと席に付け、織斑。」

 

「は、はい…」

 

烈花side

あーあ…一夏朝から出席簿アタックを食らっちゃってる…

あれ朝から食らうと結構ひびくんだよねぇ〜

あ、山田先生……あれ?なんか何時もよりも萎れてるような…

 

「み、皆さん今日は転校生を二人紹介します。」

 

「「「「「えええええ⁉」」」」」

 

と、どういう事⁉

シャルが再転入してくるならわかる、でも後一人は一体⁈

 

「始めまして、っていうのは可笑しいかな?シャルロット・デュノアです。」

 

「シャルル君は実は女の子でしたので…あ、後一人紹介します。」

 

い、一体誰が………⁉な、なんで…あいつが?

 

 

 

 

「シン・アスカです。趣味はツーリングとISの整備、よろしく。」

 

なぜシンが⁉彼はまだ死んで無いつまり、彼がこの世界にくるのは可笑しい…

私が考え事をしている時、誰かが私の前に立った、シンだ。

 

「!!…あんたが!!!!!」

 

ドゴォ!

 

濁った音が響き渡った、瞬間私の頬が鈍く痛む。

一夏とニール、シャルは目を丸くしていた。

セシリアは「お姉様!!!!!」と、叫びつつこっちへ駆けて来た。

私は理解したでも理解出来なかった、シンが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いきなり殴ってくるなんて…

 

「あ、あんたねぇ!!!!!」

「なんだよ、俺はあんたに!!!!!」

「そこまでだバカども!席にもどれ!」

 

織斑先生の声で私達は席に着いた、一体…何があったというの?

 

「大丈夫ですかお姉様⁉」

「大丈夫ですか、姉貴?」

「うん大丈夫…ってラウラ?」

 

私の目の前にはラウラがいつの間にか座っていた。

 

「とんだ災難でしたね、姉貴」

「そうだね…って姉貴?」

「日本では尊敬する女性の事を姉貴と呼ぶのではないのですか?」

「…それは…可笑しくありませんか?」

 

間違ってる、めっちゃ間違ってるよこの世界。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々と…ね…

 

 

第十五話

 




というわけで学年別トーナメント編終了&シンの登場回でした。

インフィニットストラトス
〈THE WOMAN G MYSTER〉
第十六話
「恋とデートと唐変木」

そう言えば最近一夏が活躍してないような……

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