インフィニットストラトス 〈THE WOMAN G MYSTER〉   作:ジャッジ

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戦いが終わってひと休み……とはいかないようです。


第二十四話 「力を持つものの責任」

烈花side

私は浜辺の近くに停めてあったモルゲンレーテ社のトラックの中でメディカルチェックを受けていた。

結果は…肋骨四本と右二の腕にヒビが入っている程度らしい、自分的には大怪我だがあれだけの傷をおいながら外傷はそれだけという方がおかしいらしい…

恐らく私の体の強度はヒイロ並ね…

 

(全く…酷い目にあったもんだぜ…)

『その通りね…それより信太郎はどう思うの?世界の崩壊については?』

(………まだ何とも言えねぇな、ただこれだけは言える。あの天災が関わってるって事はな。)

 

そんなの言うまでもないでもない…但し、一体彼女は何をしようとしているのだ?

そこに共にメディカルチェックを受けていたステラが現れる。

 

「烈花…千冬が専用機持ちは全員集合って…」

「わかったわ、すぐに行く!」

 

場所は変わって旅館、私とニール、キラ、シン、セシリア、織斑先生は正座している一夏達の目の前に立っていた。

無断出撃についてお前らも何か言ってやれとの事だ。それにしてももう既に三十分は経過しているのに織斑先生の話がまだ終わらない…

 

「さて、私からはこれくらいにしてヤマト。この馬鹿共に何か言ってやれ」

「わかりました、本当はこういうの得意じゃないんですけど…」

 

そう言って織斑先生の変わりにキラの話が始まろうとしていた。

 

キラside

本当に、僕はこういうのはしたく無いんだけど…仕方ないか。

そういえばさっきから一夏君は不機嫌そうな顔をしてるけど、何でだろ?

兎に角それは後で聞こう。

 

「じゃあ最初に聞くけど、あのまま戦っても勝てるって言い切れる人居る?居たら手を挙げて欲しいんだけど。」

 

流石に上がらないか、と思った時だった全員が静かに手を挙げていた。

 

「俺たちなら勝ててた、だってここに居るのは代表候補生や軍人だから…」

 

それを聞いた時、僕は愕然とした。自分の力に慢心しているとは…このままではいつかやられる。

 

「なら、死にたかったのか?いくら強化パッケージやセカンドシフトした所で敵は軍用IS、競技用のISとは訳が違う。本当に敵うと思ったのか?」

 

その言葉を聞いて一夏は僕の胸ぐらを掴み訴えた。

 

「それでも皆必死で戦ったんだ!それが無駄だって言うなら怪我した皆はどうなるんだよ!それなのにあんたは!!!!!」

 

僕は一夏君が言った言葉と似たような言葉を聞いた事がある。

 

僕の姉であるカガリが昔アフリカのゲリラをしていて、自走砲でMSと戦い勝とうとしていた。

 

彼は昔のカガリに似ている、そんな事繰り返してはいけない…

僕は彼の頬を叩いた、瞬間皆驚いた顔をしていた。

 

「気持ちだけで一体何が守れるって言うんだ!それに元を正せば彼らの負傷の原因を作ったのは君なんだぞ‼」

「お……俺が…?」

 

一夏はとても困惑した顔つきになった、気がついていないのなら教えなければいけない。

 

「そう、君があの時密漁船に構わず、福音を落としていたらきっと負傷者は減らせた筈だ。」

「そんな!あの密漁船を見捨てればよかったのかよ‼」

 

一夏君は再び憤慨した様子になった。

 

「そうとは言わない、けどニール君や箒さんにそれは任せて君が福音を落とせばよかった、君が向かって行った事でもしもその船が落とされたりしたらどうするつもりだったんだ!」

「……ッ‼」

「力を持つ者はそれ相応の責任がある。それがわからないのなら……今すぐ白式から降りるんだ。」

 

それを言った途端辺りは静まりかえった、僕も言いすぎたかな?いや、それよりも彼に僕の思いが届いているといいのだが…

あれ?そういえば…と、そんな時烈花が言った。

 

「そういえば、織斑先生ってどこ行ったの?」

 

noside

空中投影のディスプレイに浮かび上がった映像を見て、その女性は歯を食いしり怒りの顔を表す。

 

「…あり得ない…私にわからない技術があるだなんて…そんなのあり得ない…」

 

彼女が見ているのはネブラブリッツとサバーニャ、そして黒式だった。

 

「まぁいいさ、あの機体を落とすのは私じゃなくてこれなんだから。」

 

そう言って彼女は二機のIS設計図を出す、そこには機体名ではなく型式番号だけが表示されていた。

NRX-0013とAGE-FXという番号だけが。

 

「ほう、ならばどうやってその機体を落とすんだ?教えて貰いたいな。」

「やぁ、ちーちゃん。」

「おう」

 

森から音もなく出て来たのは今まさに烈花達が探していた織斑千冬だった。そして彼女は黒く光る何かを束に向けた。

 

「ねぇちーちゃん、どうしてそんな物向けるの?」

「…いくら親友だからと言ってもお前を見逃すわけにはいかない…亡国機業の篠ノ之束」

 

亡国機業、かつて一夏を誘拐した組織。そして今現在篠ノ之束が所属する組織だということは既にわかっている、わかっているからこそ此処に来たのだ。

 

「ふ〜ん…そこまで知ってたんだ…ねぇちーちゃん 。今の世界は好き?」

「そうだな、今の所は」

「私もだよ…………………………壊したいぐらいにさ!」

 

瞬時、彼女はISを展開し右手にビームソードを出し千冬に襲いかかる。千冬もISを展開しシュゲルトゲベールを出して迎え討つ。

 

「それがちーちゃんの新しい機体なの?やっぱ格闘戦特化だね。」

「そういうお前も格闘武器のみしか装備してないんじゃないか?」

 

迎え合うのは世界最高の頭脳の持ち主、篠ノ之束。そして世界最強のISパイロット、織斑千冬。そしてその戦いの火蓋が切って落とされる。

 

「篠ノ之束、エピオンネオ行くよ‼」

「織斑千冬、レッドフレームverブリュンヒルデ出る!」

 

第二十四話完




ここでお知らせです、アンケートを取ろうと思います!(二回目)
募集するのは出して欲しい人物とその専用機、あらかじめ言います。

もはやガンダムじゃなくてもいいです(笑)
但し古すぎる人物、機体はやめて下さい。締め切りは次話投稿までです!
よろしくお願いします。

次回
インフィニットストラトス
〈THE WOMAN G MYSTER〉
第二十五話
「黒い斬撃と赤い一撃」

新たなる敵を斬り裂け!レッドフレーム‼

感想、ご意見、アンケート回答お待ちしております。
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