インフィニットストラトス 〈THE WOMAN G MYSTER〉   作:ジャッジ

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アンケートご協力、感謝いたします‼


第二十五話 「黒い斬撃と赤い一撃」

千冬side

 

海岸の崖で二機のISが斬り交わる束が操るエピオンネオと私が操るレッドフレームverブリュンヒルデがそれぞれの剣を出し斬りあっていた。

束はビームソードを、私はガーベラストレートを展開し打ち合っている。

 

「ほらほらちーちゃん!腕が鈍ってるんじゃないの!」

「それはお前もじゃないのか束‼」

 

斬り合っては離れ、そして再び接近する。二機共格闘特化の機体だからかもしれないが…このままでは埒があかん。

 

「殺してあげるよちーちゃん!そしてちーちゃんは一生私の物だ!」

「生憎、私は誰かの物にはなりたくないのでな‼」

 

繰り出される巨大なムチ、それがガーベラストレートを弾き少し離れた地面に突き刺さる。

 

(まだだ、まだ戦える!)

 

この機体には七本の剣が装備されており、状況に応じた剣が存在する。次に私はタクティカルアームズIIを取り出し、ガトリングモードにして放つ。いくら早くともこの弾幕に対応出来るわけがなく、装甲の一部を破壊する。

その隙をついてガーベラストレートを回収し接近して斬りかかる。ビームソードが間に合わないと判断したのかビーム刃を纏ったクローで受け止める。

 

「随分と操縦が上手くなったな、亡国機業で訓練でもしたか?」

「そうだよ!今ではちーちゃんにも負ける気はないさ!」

 

しかし、いくら鍛えた刀でもビーム相手には分が悪い。私は刀を格納しビームソード『カラドボルグ』を出して対応する。二つのビーム刃が交わり衝撃波を生む。

 

「甘いね!私の機体に隙はないんだよ‼」

「ぐうっ!」

 

瞬間、私の体が後方へ吹き飛ばされる。奴の手に装備されたムチが叩きつけられたのだ、咄嗟に体勢を立て直し再びガラドボルグを構え、束もビームソードを手にしてこちらを見据え斬りかかろうとした時だった。

 

「千冬…?何してるの皆探してるよ?」

「ルーシェ⁉何をしている!」

 

ステラside

 

海岸線近くで千冬を探していたらそこの崖から斬撃の音が聞こえた。何だろうと向かってみると案の定千冬は居た。

しかし、予想外のことが起こっていた千冬と何者かが戦っていたのだ。

 

「見つけたよ、転生者の一人…さぁくーちゃん出番だよ‼」

「了解です、束様。」

 

森の中から何かが飛び出してきた私はあの機体を知っている…

 

「……アビス?」

「やっぱ知ってるんだね、そうだよこれはアビス。アビスガンダム…」

 

やはり…とステラは思った、両肩についた大きなシールド、手に持ったランス、胸のビーム砲、間違いなくあれはアビスガンダムだ。

 

「お前!よくもアウルの機体をぉぉ‼」

 

私はガイアを展開し、グリフォンビームブレイドを手にして突っ込む。対して敵はバラエーナ改を発射するが別にかすりもしない。接近しブレイドを振るうエネルギーを減らす、対してアビスも連装砲を両方ともこちらに向け同時発射されエネルギーを削られる。

 

「あなたの力量はこれ程ですか?ステラ・ルーシェ?」

「倒す…倒して見せる‼はぁぁぁぁぁ!」

 

ビームサーベルを右手に、ビームライフルを左手に持ちガイアの得意な高速移動しながらでの戦闘を試みた、陸上で戦ってるのはわざわざアビスの得意な海の上へ出ない為だ、そうして再びビームサーベルとビームランスが交わった。

 

千冬side

 

「転生……者……?それに……ガン…………ダム………?」

 

あの時束が言った言葉、確かにガンダムと言っていた。何だそれは、ISの種目名か?

 

「ふふん♬ちーちゃん困惑してるねぇ…私達も続きをしようよ、海の上でさ。」

「ふん、望むところだ。」

 

そうして私達は月光に輝く海へ飛び出して行った。

 

 

少し行った所で束は止まった、どうやらここで決着を付けたいみたいだ。束はビームソードを両手に持った、次いで私もフライガッハとガラドボルグを抜き放ち最大加速で突っ込む。

 

「さっさと死んでよちーちゃん!君が一番邪魔なんだからさぁ‼」

「私にも負けられない理由があるのだ!」

「そう…ならフィナーレだよ‼」

 

そう言って羽を広げる束、何かをされる前にトドメを刺そうとしたが、動けなかった。

 

「なっ⁉……か、体が…動かない⁈」

「ふふふ…ウイルスを送らせて貰ったよ。さぁこれで動けないちーちゃんは…束さんに刺される運命なのさ‼」

 

そう言い束はビームソードを構え、突撃してきた。

やられると思ったその時だった。

 

どこからか発射された白い光条が束の羽に突き刺さり爆散させる、

 

驚き砲撃が行われた方を見るが、何も見えない。

怯んでいる束に向いフライガッハを奴の右手に突き立てる、右手のビームソードが装甲と共に四散した、

 

「くっ!…ふっ…邪魔が入ったね。次は一対一で戦おう…ちーちゃん。」

 

そう言い残し束は去って行った。そして急に後ろから反応がしたので振り向くとそこには、右足のアーマーを欠落したステラとガイアが居た。

 

「何故来たのだ、ルーシェ」

「……皆探してた、それであそこを探してたら…」

「まぁいい、とにかく帰ろう。」

 

そうして私とルーシェは旅館へ向け進み出した。

 

束side

 

全く…とんでもない誤算があり過ぎだよ、特にあの如月とか言う奴、奴がいるから私達の計画が狂うんだ。だから彼に抹殺させたのに…‼

 

「束様…」

「ん、どうしたのくーちゃん?」

「スコールさんより通信が入っています。」

 

私はくーちゃんに言ってスコールと連絡を繋ぐ。

 

『データは見させて頂きました、今回は誤算だらけでしたね』

「まあね、でも一番はあの陽電子ライフルさ。」

『陽電子ライフル?』

「…まぁいいさ、それよりも私達がする事は沢山あるんだからさ。」

『そうですね、全ては…』

『「いずれ来たる決戦に備えて」』

 

???side

 

その少年は崖に立っていた、彼の腕には彼のISの待機状態であるネイビーのブレスレットが月夜に輝いていた。

彼がこのISを使い、織斑千冬を救ったのだ。しかし普通の銃では当たらない、彼は狙撃銃を使って撃ったのだ。

 

「さぁ、後一年も経たない内に決闘の時がくる…それにしても…五番目か…また僕は五番目なんだね。」

 

彼は近づいてくる千冬とステラを目視すると、その場を離れた、一言だけ言い残して。

 

「この世界は必ず救ってみせる、君の代わりに、そうだろう………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンジ君…」

 

そう言い彼は闇夜へ消えて行った。

 

第二十五話完

 




前書きでも言いましたが、アンケートご協力本当にありがとうございました!
貴重なご意見、確かに受け取らせて頂きました、結果はいずれ話の中で出させて頂きます。
あ、後最後に出て来た少年については…ご想像にお任せします。

次回
インフィニットストラトス
〈THE WOMAN G MYSTER〉
番外編
「とある唐変木の不幸日和」

次回はギャグ編…というか…なんといいうか…
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