デート・ア・無限サバイブ・鏡像の戦士   作:にゃはっふー

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仮面ライダー龍騎に出てくるオーディン。
仮面ライダーの物語を増やしたい。ならばこれしかないと思い、始めたいと思います。
では、物語の始まり始まり。


エピソード・私の終わり

 いつからだったか、無限のエネルギー研究こそが人生になったのは。

 誰にも理解できないが、後少しだった。だがスポンサーや家族、もう誰も研究を信じる者はいない。仕方ないことだと諦めた。

 家族も何もない。いつの頃か勘当されていたし、興味もない。はて、私はなんて名前だったか、国籍も何も忘れてしまった。

 

「・・・そんな私になにかようか・・・」

 

 死んだ目のはずの私に、ガラスからのぞき込む男が居る。

 ガラスは破片で、男が映り込むはずはない。ガラスの世界にいない限り。

 

「君はガラスの世界、異次元の人間か? 実に面白い・・・」

「君こそ、この状況にそれしか考えないか・・・」

 

 ガラスの男は私になにか投げ渡す。カードデッキのようなそれを見て、それがガラスから出てきたことに、私は久しぶりに生きる気力がわき上がる。

 

「これは」

「これはカードデッキ、君には『仮面ライダー』に、私の代わりを努めて欲しい」

 

 男の話を聞く。彼の話は個人、人権なんてものを完全に無視している。

 たが私にとって、これほど魅力的な話はない。人権なぞこの研究の先にとって不要なものであり、私の悲願にとって、彼を利用する思いである。

 お互いの関係を理解してもなお、私の選ぶ道は一つ。

 

「私が君になればいいのだろ? 問題ないな」

「ならばいまから君は私の代理人として『仮面ライダーオーディン』になって戦ってもらおう」

 

『神崎士郎』はそう言い、私は【神崎士郎】としていまから生きる。

 全ては一つの願い、彼の妹を蘇生させることだけ。

 最後の一人と戦い、勝つだけだ。

 

 

 

 その後私は彼の研究に手を貸しながら、彼の代理人として戦い殺し、殺される。

 

 何度も何度も何度も何度も何度も・・・

 

 殺されることがあれば、殺したり、タイムリミットが来たりするが、時を戻せばいいだけなので、問題はない。

 

 そう、問題はなかった。

 

(・・・なぜだ)

 

 私は思う、私の前に必ず立ち向かう。疾風の仮面ライダーと烈火の仮面ライダーのどちらか。

 

 必ずどちらかが最後に立ち向かってくる。決められたかのように、時にはこの事態に危惧して私は、烈火の仮面ライダーの影である仮面ライダーも創り出したが、それでも無意味だった。

 

 そして『神崎士郎』は諦めた。

 

 それは私も終わりを告げる。

 

 仕方ない気がした。私も心のどこかで、彼を、彼らを。

 

 最後の仮面ライダーとして認め、私は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・ん?」

 

 気が付けば荒れ地に立っていた。なんだこれは、神崎がまた時を戻したか?

 そう思うが、我々はもう時を戻す必要はない。何より、私は身体の異変に気づく。

 

「・・・子供か?」

 

 崩れた瓦礫のガラス、それに映る自分を見て、子供だと知る。

 子供時代まで時を戻したか? それこそ無意味もいいところだ。辺りを見渡しても、火の海や瓦礫であり、これはどういったことだと首を傾げた。

 

「・・・ん?」

 

 炎の中で子供が泣いている。なぜか裸だが、少女の見た目は8~9くらい、赤毛で泣いていた。

 

「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」

「・・・」

 

 返事のしない少年は、この子の兄か、いまの私とそうかわりないだろうその子達に近づく。

 ただ気絶しているだけだった。

 

「心配するな」

 

 上着を脱ぎ、赤毛の少女に着せた後、少年を背負うと共に、少女も背負う。

 

「おにいさん・・・」

 

 涙目でそう言う少女。私は無視して彼女を連れてその場から離れる。

 まずは安全な場所に移動しよう。考えるのはその後だ。

 私はそう思い、歩き出した。

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・朝か」

 

 気が付けば昔の記憶を思い出していた。

 私はその後、孤児となり、数年過ごすがすぐに孤児院を出て自立した。そもそも戸籍があるのがおかしな話だ。

 私はこの世界の人間ではない。なにより、私の少年時代はこのような事態はなかったことから、過去でもない。

 この世界には『空間震』と言う、自然災害がある。これはかみ砕いて言えば空間の地震、多くの命を巻き込む天災。私の世界ではこのようなことは無かった。

 そんな中、私は前の知識を使い、暮らしている。

 

「もうかってにはいるぞ~」

 

 扉が開くと共に、二階建ての一軒家。私が作りだした存在しない人間が買ったマイホームで暮らす、一人暮らしの少年として過ごしている。

 家族構成は保護者と私だが、どちらも私だ。

 そしていま訪ねてきたのは、あの事件の少女。赤い髪に、白いリボンのツインテールの少女。

『五河琴里』という、私のことを第2の兄と慕う少女である。

 

「お兄ちゃんがごはんつくったんだぞっ、一緒に朝食なのだっ」

 

 満面の笑みでそうはしゃぐ琴里に、私はそうかと告げる。

 

「それじゃ、先に。彼奴にもそう伝えて置いてくれ」

「おおっ、了解だぞっ♪」

 

 敬礼して出ていく琴里。彼奴こと『五河士道』は、幼なじみであり、腐れ縁と言う関係か。まあ、あの事件後、関わる機会も多く、彼らの両親は仕事でいないこともあり、ご近所であるため、よくこういう誘いがある。

 私には関係ないことだが、いまは中学、いやもうすぐ高校生。家事の時間が割けるのは助かっている。

 

「・・・」

 

 結局この世界で私は私を捨てられず、エネルギーの研究など、その気になれば大学すら飛び級する知識を隠しながら、研究している。

 なぜ私はこうしている? 神崎士郎?

 

「カムにぃっ、早くするんだぞ~」

「・・・わかったよ、琴里」

 

 私のこの世界では『神崎神衣(かむい)』と言う。神崎の名前は捨てる気は起きず、その名を借りる私は、神衣と言う名が相応しいと思い、そう名乗る。

 それくらい、研究の協力者として許してくれ、神崎。

 

「もうすぐ高校生か・・・」

 

 前の世界では高校生をする前に大学に出ていたため、どういったものか分からないなと内心苦笑する。

 そして鏡を見ながら、苦笑して五河家へと歩く。

 その鏡には誰にも見られず、黄金の不死鳥と黒き龍が主と共に歩くのであった。




仮面ライダー龍騎から、オリ主ことオーディンがデアラに登場。
ヒロインはゲームなどの精霊達。それ以外は士道くんのヒロインですが、そこそこ仲良くなる予定。
デアラゲームなどのネタバレありで、神衣くんはチートです。
物語は12巻まで進ませる気です。
それでは、よろしくお願いします。
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