八舞姉妹こと、耶倶矢と夕弦は、私のクラスへと転入した。
彼女らは二人一緒なら、精神は安定するため、士道の負担を軽くするためか、私のクラスに押し込められた。
そして二人に囲まれた私は、色々と説明したりと、忙しい日々を過ごす。
「神の衣よ、今日は案内感謝するぞ!!」
「同意、耶倶矢の言葉がわかるのは、夕弦にとって大いに助かります」
「気にするな」
そう、耶倶矢は俗に言うあれな言語が多いが、私がすぐに標準語に直しているために、世話役を押しつけられている。
だがわかる。この子、素は間違いなく普通だ。
「しかし、どうして我が深淵の言葉を理解できる? よもや、おぬしも深淵の者か?」
耶倶矢がポーズを取りつつも、その瞳は同士? ねえ同士?と期待に満ちた輝きを持っているが、首を振る。
「いや、昔の知り合いがそんな感じだ」
「なんだと!? 過去にそのようなとは、現在そ奴はどうしているんだ!?」
その言葉に、ふむと少し思案する。
しばらく考えてから、少しだけからかうことにした。
「そう言えば言ってたな、俺はいずれ俺ではなくなるとかなんとか、そしたらいままでとうってかわって、人格がかわったような感じになったな彼奴」
「人格が、かわる・・・」
恐怖とドキドキが交差する表情の耶倶矢、恐れる話ではあるが、何かときめく憧れると言う顔でこちらを見ている。
「彼奴は変わる前に言っていた、たとえかわるときは、全てが終わっているとき、昔の俺のことは忘れて、いまの俺を友として見てくれといっていたな。あと、深淵の過去は、忘却の彼方へと持ち去ってくれとも」
「そ、そうなのか・・・」
なにか「言ってみたいそんなこと!!」という顔の耶倶矢に対して、半笑いになりつつ、その様子を見ている。
「い、いずれ会えるだろうか、そやつに」
「会えるさ、その時は友達になるといい」
「ああ、任されよ!!」
そう言う耶倶矢は、隠れてこそこそメモっている。
夕弦と目があった、親指立てているので、返した。
ちなみに深淵の記憶を失った友人は、青ざめた顔でこちらを見ている。
「? シドーどうしたのだ?」
「い、いや、なんでもないよ・・・」
「・・・」
とりあえず、半笑いで向かい入れた。
こうして八舞姉妹とは仲良くなった。とくに耶倶矢とは表上だが、一番は夕弦とであった。
そして、夕弦に、
「で、ノートの集め方は」
「感謝、貴方の指導はためになります。これで可愛い耶倶矢の記録は、明確に残せそうです」
「それじゃ、あとは・・・」
「記録、ふむふむ・・・」
と、真っ黒ノートの取り方を教えてあげた。
神衣と夕弦タック、耶倶矢を可愛がります。
・・・耶倶矢アンチでしょうか? いまは気にしないだろうから問題ないですね。
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