デート・ア・無限サバイブ・鏡像の戦士   作:にゃはっふー

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士道くんメイン物語にシフト、神衣くん丸くなると言うか、人間性が出てきたか、そう言った変化が不自然じゃないことを祈る作者です。
ナイトの力を手に入れたため、色々とアシストを表立ってやります。鞠奈も勝手に足されますしね。
ではどうぞ。


七罪ブレイク
第15話・何かが壊れ始める


 現状、私の扱いは、中立地点のようになっていた。

 俺神崎神衣は、私ことオーディンが使う力を手に入れたいま、正式にフラクシナスの協力者として動くため、通信機などを受け取ったり、色々と話を琴里とする。

 鞠奈に関してはスルーすることになる。オーディンは万由里報告で中立的な考え方をしていると言い、二人とも正体を言うつもりは無いと言う。

 

「なんでよ」

「その方が面白いから」

「その方がいいだろうと判断したのよ、DEMのこともあるし、彼は精霊の味方。なら放置でも問題ないが裁定者としての私の判断よ。その彼がラタトクスは信用してない以上、情報を話すのはね。助けられたし」

 

 そう言って、二人は黙秘権を使い、琴里達は渋々聞くしかない。

 ナイトのデッキは基本俺が持つ。俺以外使えないと言っておいたが、許可すれば使えるだろう。これは秘密だ。

 こうして時間が過ぎる中で、ファントムの話し合いが美九からされる日があったが、私は欠席した。

 理由としては、ナイトのスペック確認と偽り、改良である。オーディンではなく、隠ささず使えるナイトの力、存分に使えるように調整する。

 その時に精霊が現れるが、それもフラクシナスに任せて、私は俺として、準備していて、気づかなかった。

 

 

 

「精霊を怒らせた?」

『ええそう』

 

 電話越しに不機嫌な琴里の連絡を聞きながら、万由里を見る。万由里なら他の精霊についての情報を持ってそうだが、曰く、ケルビエルのシステムと完全に途切れた上、元々五河士道達の監視だけが目的のため、他の精霊のデータは無いらしい。

 そして新たに現れた精霊、ウィッチについて分かったのは、

 

「ASTの武装兵器が別の物質に変換されたのか?」

『まあそういうことね、それでなぜか知らないけど、向こうがいきなり士道にお怒りになって、士道を許さないって言ってたわ。いま会議中』

「そうか、すまないが、俺の方はスペック確認したら、今後手を貸すよ」

『うんお願い、下手すれば士道を学校に向かわせるの後れるから、十香達のことお願いしていい?』

「そうか、できれば頷きたいが、ナイトの性能把握に時間をかけたい。すまないが、俺も後れる」

『そう、了解。それも仕方ないもんね、けど士道より先に行ったらお願い』

「分かったよ」

 

 そう言い終えて通話を終えてからナイトの調整をして、明日学園に向かう事になる。

 すでに冬服で、コートの準備をしてくれる鞠奈。万由里は食事の準備をしている、最近簡単な物を覚えようとしている。

 家事などで助かるが、なぜ彼女達は甲斐甲斐しく面倒を見てくれるのだろうか?

 

 

 

 結果として時間がかかり、後れて当校することになってしまった。

 だがそれなりに成果もある。鞠奈が用意してくれたコートを羽織って、万由里が作った弁当を持って当校する。

 二人は基本、ミラーワールドにいるか、適当にぶらついたり、勤勉に勉強したりしているらしい。

 正直すでに授業内容は頭の中にある私としては、精霊の生活サポート以外に、学園に向かう理由は無い。

 そう思いながら進んでいると、

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「驚愕!! なにをするんですか士道!!?」

「あっはははははは」

 

 と、俺の目の前で、体操服の憤慨する耶倶矢と、シャツが濡れて下着などが透けている夕弦と、

 

「・・・」

 

 高笑いして走る、五河士道の姿をした別の誰かがいた。

 

『ソードベント』

 

 周りに人がいないことは確認済みであり、俺は躊躇いもなく、カードを取り出す。

 調整により、デッキからカードを取り出すことで、武器系を使用できるように変換している。変身時の使用時とは違うため、生身だからせいぜい限られるが、問題ない。

 

「!!? な、なんだ!?」

「驚愕!? 神衣!?」

「なにそれ!?」

「ナイトの剣、でだ。誰だお前?」

「えっ、な、なに言って・・・俺は五河士道だぞっ」

「いや、本物でも偽物でも俺は斬れるから、辞世の句を言え」

 

 そう言って、剣を振り下ろす。

 情けない悲鳴を上げると、煙が巻き散り、姿が消える。

 

「ドラグレッター追え、ダークウイング。お前は士道の教室を張れ」

 

 瞬間、ミラーワールドのモンスターが動き、俺は二人を見る。

 

「二人とも、無事じゃないか、なにがあった?」

「し、士道が我のパンツを奪い去ったのだ、だが、いまの対応は如何なるものぞ!?」

「説明、士道が『俺、実は透けブラチェチなんだ』と言って、夕弦に水を・・・」

 

 そう言い、俺はあっと内心思う。

 夕弦は真っ赤になり、胸を押さえたが、見てしまった。

 

「すまないこれを」

 

 そう言ってコートを脱ぎ渡し、夕弦は顔は見えないが、受け取る。耶倶矢は前に出て、俺の視界を防ぐ。

 その後、咆哮が鳴り響く。ドラグレッターだ。

 

「また偽物が問題起こしたようだ、そっちは任せろ」

「ま、待ちなさい神衣!!」

「補足、まだ見たことを許してません!!」

「すまないがそれは後で話し合おう!!」

 

 そして俺は鏡の中に入り、走り出す。

 

 

 

「うわっと!? か、神衣かよっ、脅かすなよ突然」

「・・・ちっ、本物かこんな時に」

 

 そう舌打ちして睨む。

 これは本物の士道だ、ドラグレッターが間違えてしまったらしい。

 

「? 本物ってなんの」

「いや・・・って今度はダークウイングか!? ということは教室か・・・冥福を祈ろう」

「なんの話だ!?」

「弁護はしてやる、話が大きくなる前に急ぐぞ!!」

「だからなんなの!?」

 

 急いで士道の教室へと入り込むと、カオスな状況だった。

 まず現れた偽物は十香の胸を揉み、三人友人組(すまないが名前は忘れた)に対してのセクハラ行動をし、いま自分にもするように迫る鳶一折紙。は無視しよう。

 

「待つんだ諸君、士道はついさっきまで俺と一緒にいたぞ」

「それは本当か神衣!?」

「十香、俺が何故士道の肩を持たないといけない? むしろそんなことしてるのなら殺しているよ」

「あれ? 神衣、お前は俺の味方か? 敵か?」

「ともかく、士道は本当に何もしてないぜ、俺が保証する。とりあえず、鳶一さんを抑えなければ」

「貴様には関係ない神崎神衣、この作品に置いて、私の出番率が低すぎる。改善を要求する」

 

 何か言ってはいけないことを言いながら、士道に襲いかかろうとする鳶一やクラスメイト達を冷静にさせている中、とりあえず逃げるよう士道に言っておく。

 そうこうしているとき、またドラグレッターが咆哮を上げる。どうも動きが早いらしいので、急ごう。

 

 

 

「士道」

 

 そう言って、二人の士道がいる場所に来る。途中途中で、士道に何かされたと言う人々に出会うが、フォローに手間取った。

 

「か、神衣」

「神衣助けてくれっ、その偽物」

 

『ソードベント』

 

 取り出すナイトの剣で、二人共々斬りかかる。

 

「「うわっ」」

 

 二人同時に避けるので、舌打ちする。

 

「な、なにするんだよ神衣さん!?」

「いや、さすがの俺も揃うと分からないから、とりあえず致命傷与えてみることにしたんだ」

「ホワイ!?」

「だって士道、傷治るじゃないか」

 

 さわやかに微笑みながら言う。琴里の霊力封印で、彼は自然治癒力は高い。風穴空いただけでは死なないのだ、だから斬っても問題ない。

 なら斬る。

 俺が剣を構えながら二人に近づくと、二人は仲良く小さく悲鳴を上げて、しりもちを付いている。

 

「ままま、待て神衣、少し冷静になろうぜ!!」

「そそ、そうだぜ神衣、俺達は幼なじみだろ!?」

「故に俺は斬る」

「「なんでだよ!?」」

 

 二人揃っている中、その時、十香と鳶一が流れ込む。

 

「神衣!? いったいなにをしているんだ!?」

「ん? 偽物を斬ろうとしていた」

「この人しれっと嘘を言ってるよ!?」

「ホントだよっ、ってかお前が偽物だろ!?」

「えっ、あっ、ちっ、違うっ。俺が本物だ神衣!!」

 

 少しぼろっ出した偽物だが、二人の目からは逃れられない。

 十香はにおい、鳶一は僅かな違いを指摘して、偽物を当てる。凄いな二人とも。

 

「というわけだ、いい加減に本当の姿を見せろ、精霊さん?」

「くっ」

 

 そう苦々しく顔を歪め、煙と共に、綺麗な美女が現れる。彼女が精霊、ウィッチこと、七罪らしい。

 だが、それでも僅かに違和感を感じる。それはいい、とりあえず剣を士道を向けたまま、静かに見据える。

 

「君の目的が分からないが、とりあえずはねればいいのか?」

「「なにを!?」」

 

 あれ? 怒っている本人もツッコんで来る。

 

「士道が何かしたんだろ? なら斬る」

「お前はそんなキャラじゃないだろ神衣!?」

「と、ともかく、このままにしておかないんだからね!!」

「待て、士道が何したなら、とりあえずこれを」

 

 懐から真っ黒ノートを取り出すが、すでに姿が無く、泣き叫ぶ士道と欲しがる二人を納めながら、後始末に翻弄する。

 

 

 

 その後五日、七罪と交戦らしい交戦はしない。

 このことは琴里だけは報告するが、時折士道の周りに、彼女の気配があり、俺が出向いている。

 そのたびにカメラなどを手に持っていたり、何かの力で逃げられる始末。彼女の天使が分からない以上、いまは考えるしかない。

 そうこうしていると、電話が鳴り響く。琴里からだ。

 

『ごめん神衣兄、しばらく外れててくれる?』

「どうした琴里」

『七罪から士道にラブレターが届いたの、その内容に、神衣兄の手助け不可、内容も詳しく話すなって釘差しがあったわ』

「なるほど、俺を警戒してか」

『そう言うこと、しばらく学園以外で精霊や私達と接触はしない、何が起きても傍観者してて欲しいの』

「・・・分かった」

 

 そう言いながら電話を切り、鞠奈はハッキングして聞いていたのか、ニヤリと笑う。

 

「それで、オーディンはどうするの?」

「ドラグブラッカーとゴルトフェニックス、私で監視するさ」

「こういうとき二面性って便利ね」

「切り替えが大変だがね、剣を振り回すのはやりすぎたよ。精霊を傷付けるところだった」

「・・・五河士道はいいのね」

 

 万由里は飴を加えながら呆れ、傍観者として様子を見る。

 

 

 

 それから七罪とのゲームが始まる、なぜか士道は十香達と二人っきりのデートをしていたりと、行動する。

 その後、夕弦が行方不明になると言う事態になる。おそらく彼女が関わっているのだろう。

 その日を境に、士道関係者が消える中、オーディンで監視する私はしばらく考え込む。

 七罪は何をしているのかを。

 

『・・・まさか、偽物当てでもしているのか?』

 

 なになんで分からないと士道に呆れるのであった。

 

 

 

 その後、フラクシナスが管理する施設に残りの容疑者らしき、鳶一以外は、琴里、耶倶矢、美九だけがいる。

 士道が答える側であり、出題者である七罪もいる中で、時間が迫る。

 私は仕方ないと、オーディンの姿で待機しているが、その時、士道が気づく。

 

「七罪は、お前だ・・・そうだろ、よしのん」

 

 彼女の天使、名を贋造魔女ハニエルに映る七罪が、いままでの満足そうな笑いをやめた瞬間、

 

『やっとか五河士道』

 

 そう言って、私はクリアーベントを解き、姿を現す。

 

「!!? なに、あんたは!?」

「オーディン!?」

『できれば初日に気づいて欲しかったな、神崎よしのんの耳の色が違っていただろ』

 

 私はこれを言うのをいまのいままで我慢していたのだ。それに何名かあっと言う声が聞こえたが、気にせず、ゴルトセイバーを取りだし、空間に差し込む。

 

「ひぃ」

『捉えた精霊達を返してもらおうか』

 

 力を込めると共に、俺は耶倶矢のシルバーアクセサリーから出てくる。

 

「にゃ!?」

「悪いな耶倶矢っ、出入りしやすくって助かる」

 

 そう言い、ナイトの剣を空間に差し込み、同時に斬る。

 空間が爆発し、煙が部屋を包み込む。

 しばらくすれば、気を失う精霊や殿町達がいる中で、俺はふうと呟くと、琴里が近づく。

 

「神衣兄? 私は関わるなって言ってたんだけど?」

「俺は現実世界で関わってないよ、琴里?」

 

 そう言い合いながら、オーディンは腕を組む。ちなみにこっちがフェイクの方である。

 

「あんたもありがとな、オーディン」

『問題ない、ともかく、霊力の耐性のない者達も、安否は問題ないようだ』

 

 殿町の他に、精霊関係者ではない者もいたが、気にせずに精霊達を見る。彼女達も無事だ。

 

「ともかく、これで終わりだ、なつ・・・」

 

 士道が言葉を詰まらせると、私達もそちらを見た。

 七罪がいるところにいたのは、綺麗な美女ではなく、少しくせっ毛が目立つ、緑髪の女の子。少女であり、俺はそれを見て、首を傾げた。

 

「これは」

「! そうか、士道が前に出会ったとき、私達が最初から出会ったときから七罪は、力で変身していた姿だったのね」

 

 琴里の言葉に、士道もああと納得する。

 すると七罪は声にならない悲鳴を上げて、ハニエルを手元に呼び出す。

 

「?」

『?』

 

 正直考えを同じにしたくないのだが、どちらの自分も理解できない状況のため、傍観する。

 大人の姿になった七罪は、憎しみを込めてこちらを見る。

 

「知ったな知ったな知ったな知ったな知ったなァァァァァァァァァァァァ」

 

 そして天使の力を発動する中、なんだろうと傍観する。

 そして気が付くと、士道とオーディン、俺以外、ゴルトフェニックスで守った、精霊関係者ではない者達が、ちびっ子になっていた。

 

「『・・・で?』」

「いやっ、ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

「みぃぃぃんなちびすけでいればいいのよっ、永遠にねぇぇぇぇぇぇぇぇ」

「とりあえず服まで整えることを希望する」

「「どうしてそんなに冷静なんだよおぉぉぉぉぉぉぉぉ」」

 

 七罪と士道が叫ぶ中、オーディンである私は首を振り、

 

『ともかく、遊ぶのもほどほどにするんだぞ、五河士道、精霊七罪。私は帰る』

「いやいやいやいや、結構しゃれになってない状況ですよオーディンさん!?」

「な、えっ」

 

 七罪は予想外の反応に戸惑いながらも、天井をぶち破り出ていく。

 士道は帰る私に去る七罪に叫ぶ中、俺はとりあえず、

 

「もしもし令音さん、子供服を数人分。あとは精霊部外者の対処を」

「お前もなに冷静なんだよ!?」

「といっても・・・ただ小さくなっただけだから」

「シドー? いったいこれはどういうことなのだ?」

「とりあえず、子供のおやつは一日三食か」

「!!? ホントか神衣!?」

 

 目を輝かせ、だぶだぶの服で抱きついてくる十香をだっこしながら、私は思う。

 

(面倒になったら、リセットベントで能力初期化すればいいから、しばらく傍観するか・・・)

 

 連絡、今後の食卓、子守。頭の中で今後のスケジュールを考えながら、十香達からリクエストも聞いたり、えこひいきしないように立ち回らないといけない。

 私はもう間違えない、家族との関係を。

 

 

 

「あんた色々間違えてるからね」

「少し前向きに動いているんだが」

「・・・少女趣味?」

 

 後で協力を求めた二人から、変な誤解を受けた。もうすでに間違え始めてる気がするよ神崎・・・




神衣くんは妹の扱いに関して負い目を感じ始める今日この頃に、こんな事態です。
キャラ崩壊し始めてたぜ、なぜだ俺!?
ちなみに裏で耶倶矢にデッキ時の変身ポーズを一緒に考えさせられたと言うことで、みなさん、耶倶矢が考える、ナイト変身ポーズを考えてください。脳内再生よろしくお願いします。耶倶矢ちゃんの生き生きとナイト変身ポーズ決めの様子は、夕弦達は動画に保存してますよ。神衣くんもつき合ってあげてます、優しく微笑みながら。
それでは、お読みいただきありがとうございます。士道くん視点のカット多すぎですいません!!
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