デート・ア・無限サバイブ・鏡像の戦士   作:にゃはっふー

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神衣くんのこの行為に深い意味があるとすれば過去です、けしてそうではないです。

二亜や六喰のところまでやるのは辛いですがどうでしょうか? オリジナル要素ほぼ出せないので現状考えていません。

二亜は神衣の性格容姿気に入りそうですね。


第16話・一番の敵?

 あれから時間が過ぎ、フラクシナスは七罪の霊力をサーチし、後手に回るしかない我々は、小さくなった精霊と鳶一折紙の面倒を見る。

 そんな中、鞠奈と万由里は静かに考え込む。

 

「かむい~こんどはぷりん、ぷりんがたべたいぞ♪」

「分かったよ十香、バニラアイスも欲しいかい?」

「!? ほ、ほんとうにそんなぜいたくなことしていいのか」

「あ、あの~」

「ん、士道に話か四糸乃、士道。四糸乃がお話ししたいらしい」

「あ、ああ」

「かぐや、それ、わたしのチュッパチャップスじゃないの!?」

「耶倶矢、欲しいなら欲しいと琴里に言わないとだめだぞ。琴里、同じ物はまだあるから、安心しなさい。耶倶矢、食べる前に琴里に一言言うようにね」

「うっ、わかった・・・」

「静かに手を伸ばす夕弦もね」

「きょうがく、どき、すいません・・・」

「よろしい」

 

 そう微笑みながら、双子の頭を撫でながら、琴里に飴を渡しつつ、ご飯の準備などてきぱきするこの男。

 小さな精霊達を纏めながら、士道をサポートしているのだが、少しばかり思うことがある二人。

 折紙の妙に士道を独占しようとする思考も逆手に取りながら、美九の方もフォロー入れたりと、色々手が回る。

 現状、フラクシナスの指示も彼がしていると言っても良い。ほぼこの場の主導権を手に入れているこの男。

 それに二人はこそこそと、

 

「あ、彼奴、その、ロがつく趣味じゃないわよね。わ、私や義妹のときも、娘感覚とかだったけど、違うわよね」

「・・・」

「・・・」

 

 黙り込む二人、十香がおもしろがって背中に乗りながら、それをおぶる神衣。

 双子の八舞もそれに便乗しながら、いつものように対処するが、少しばかりその光景が気にくわない二人。

 だが士道はふうと助かるように、息を吐く。

 ともかく、現状はこのような様子であり、寝る際も全員が五河家に泊まる。折紙だけが士道の私物を持って帰るが・・・

 

 

 

「・・・」

 

 彼は気にもせず、全員のリクエスト通りに朝食を作っていた。いつもやるときはやるので文句を言わないが、テーブルを拭く鞠奈は少しばかり気にくわない。

 まさか、いや、でもと思う。

 こいつは元々、琴里に甘く、四糸乃やよしのんに優しい。

 まさかと思うのが止まらず、少しばかり不機嫌になる。

 

 

 

 十香の口元を拭きながら、士道が学校に出向くので、一言言いに行く。

 

「すまないな、俺の欠席届なども頼む」

「ああ、神衣は?」

「俺はすぐに町に出て、七罪を独自に追う」

「七罪を? 宛てはあるのか?」

 

 士道の言葉に少しばかり間をおきながら、

 

「少しばかり、あの手の子がやりそうなことに心当たりがあるからな。先手を打つが、俺、もとい、オーディンの力で使える身だからやれる行動だ。任せておけ、フラクシナスには色々指示している」

「神衣」

「せいぜい噂程度だ」

「なんの話!? ねえなんの話!?」

 

 士道を送り出し、食事を終えている子供達を見る。

 少しばかり子供の面倒は、孤児院時代にしていたが、大変であるが、いまは不思議と、とても安らぐ。

 なぜだろうなと考える。不思議と凛祢が苦笑する顔が思い出されながら、食器を片づけてから、琴里に一言かけ終えて、家を出る。

 

「さてと、もしもし椎崎さん」

『はい、こちら椎崎です』

「予測では、士道に嫌がらせのたぐいのため、学園付近にいるはずです。霊力のサーチ並び、近辺の情報操作準備。それと、その後この家の周りですね、おそらく帰宅後も狙うので、住人に手を回してください」

『はい、分かりました』

「では、我々の戦いを始めましょうか・・・士道には悪いが、噂程度に死んでもらう」

 

 フラクシナスの船員は、容赦ないなと心底思ったらしい。

 

 

 

「きゃっはははははは、いい気味よ五河士道!!」

 

 大人状態、天使を構える精霊七罪は、高笑いをしていた。

 現在、彼女の視界では、ロリコン疑惑で戸惑う士道がいる。

 それに笑いながら、天使、模造魔女こと、ハニエルを持つ。

 ここでハニエルの姿形を簡単に言えば、一本の箒に、宝石など、キラキラ光る金属もある。

 そう、顔などが映るほどに・・・

 

「?」

 

 バイク音が聞こえると共に、ハニエルの鏡像部分から何かが飛び出す。

 それに驚く七罪だが、ライドシューターからナイトが出てくる。

 

「なっ」

 

『ソードベント』

 

 ウイングランサーを地面に引きずりながら、静かに天使を見る。

 

「その天使を破壊すれば問題解決かな?」

「はっ、それがどうしたの!? ハニエル!!」

 

 天使をかざし、光がナイトを包み込むが、おそらく、

 

「・・・やはりか」

「えっ・・・」

 

 何も起きないことに、七罪は青ざめる。

 静かに俺は確認して、七罪を見た。

 

「どうやら俺は、天使、精霊の力は、影響を受けない。そう言う存在らしい」

「そ、そんな!!?」

 

 とりあえず剣を構えながら、

 

「士道の嫌がらせは後々にしてもらおう、いまは天使を破壊させてもらう」

「!?」

 

 それに驚き、今度も天使を輝かせる。

 

「無駄だ」

 

 そして大きなお菓子、キャンディーに変わった、電柱類を斬り、静かに近づく。その様子に軽い悲鳴を出す。

 

「やはり別の物で対処するか、予定通り」

「こ、来ないで」

「・・・そう言われても困るな」

 

 そう言いながら止まると、すぐに飛翔する。魔女のような容姿に飛翔(精霊は全員飛べるが)する七罪。

 だが一枚のカードを取り出すが、手を止めた。

 

(少しは遊ばないと、七罪の気が済まないか)

 

 なんとなくだが、自分なら七罪のやることすること、全て手の内が分かる。自信があるのは、彼女のような人間は、よく観察し、採点してきたが故だ。

 なにより、この手の行動は、予測できる。

 アドベントカード、ダークウイングを呼び出すのをやめ、わざと逃がす。

 

「こちら神衣、七罪は逃亡。次は五河家で騒動が起きると推測、すぐに琴里も知らない演技派の方々にリアクションを、七罪のご機嫌のために。もしくば琴里に事前報告を」

『了解しました』

 

 琴里は末端までフラクシナス、自分の部下の顔を覚える子なので、色々手を打たないとバレる。

 ともかく、俺としては、七罪の様子を知るために、しばらく泳がす方針がいい。そのことをフラクシナスの船員や琴里にも伝えておく。

 

「さて、しばらく手の内で踊ってもらうぞ七罪、ついでに士道」

 

 全てが終わったら、どうしようか考えるが、まあいいやと呟く。

 無論、それは琴里を含め、フラクシナス全員に伝わった。

 

 

 

 その後、俺の予想通り、士道への嫌がらせは続く。

 士道を社会的に殺すように、ロリコン、変質者と言うレッテルを貼ろうと、暗躍してあざ笑う七罪だが、それをほほえましく見る俺がいる。

 なぜかって、目撃者など全て仕込みのうえ、たとえ見られても、裏で情報操作する準備はすでにしている。

 士道の人生はいま俺が握っている。いまに始まったことではないが・・・

 

「・・・どういうこと」

「いや、ネットで真っ黒ノートのコレクションを一部流せば一発だからな」

「・・・・・・・・・・・・・あんたが五河士道の敵か味方か分からないわ」

 

 鞠奈が心配するほど、士道が不憫のようである。俺からすれば、鞠奈が想像するよりも、握っている自信がある。

 ともかく、その様子に戦慄するフラクシナス船内。現在司令席には座らないが、現状俺が指揮をしている。琴里も了承済みである。

 

「とはいえ、そろそろお遊びも終わりにするか」

「やっと士道くんを解放するんですね神衣くん・・・」

「さすがに可哀想ですもんね、士道くん、全く知らないから、必死ですし・・・」

「ああ、いままで取り溜めた映像はお仕置き用としてコレクションルームに保存しておくように」

 

 戦慄する空間に、黙る鞠奈と万由里。

 そしてまた行動が起きる。

 今度もまた、五河家にいる精霊子供達がバニーなどの格好になり、僕だけの動物園などと、他人から見ればまさに変態な状態の士道。

 さすがに飽きたなと呟きながら、令音さんの方を見る。

 ここまでやると、調子に乗って、かなり早く感知できるうえ、近場になった。

 そして、

 

「シン達に指示を出した、無論、その道筋もこちらで手を打っているから、問題はないよシロウ」

「分かりました、鞠奈、万由里は待機しててくれ。俺が七罪の方に先に出向く」

「ああうん、飽きたって言葉聞かなかったことにしてあげるわ」

「気を付けて」

「それは士道だ」

 

 そう言って、デッキを取り出す。

 

「変身!!」

 

 そして自分が映るほど綺麗な壁に向かって、俺はナイトになり、ライドシューターに乗る。

 無論、耶倶矢の頼みのポーズは一応してあげた。

 

 

 

 そして俺は、

 

「!?」

「あ、あんたは・・・」

「・・・少し遊びすぎたか」

 

 顕現装置に身を包み、いま七罪に斬りかかる女の武器を防ぎ、静かに睨みながら、それを吹き飛ばす。

 

「貴様、確かDEMの、最強さんか」

 

 話だけ、もしくば八舞姉妹の際、人形を使い、士道達を襲っていた最強の座にいる女。最大の敵であり、対して自己紹介も何もしてない。

 向こうは怪訝な顔に成りつつも、レーザーブレードのような剣を構え直し、周りの部下に指示を飛ばす。

 

「彼はどうやら敵です。殺して腰にある物を手に入れます」

「・・・」

 

 静かに、デッキから、カードを取り出しながら、傷付いた七罪を見る。

 

「すまない、少し遊び過ぎた」

「えっ」

「あの女は俺が倒す」

 

『サバイブ』

 

 爆炎と共に炎を纏い、斬りかかると共に戦闘が始まる。

 すぐにドラグバイザーツバイにカード、トリックベントが鳴り響き、姿が増えた。

 

「やはりオーディンなる者と同じ力ですか」

「ご託は良い、いまは戦え、年増!!」

 

 その言葉に眉毛が動く。確実に正体がなんであれ殺しにかかる最強に対して、剣を振るう。

 廃屋のビルと思われる場所での戦闘、本来顕現装置は屋内戦は向いてないはずだが、苦も無く戦うが、部下は違う。

 

『アドベント』『アドベント』

 

 二匹のモンスターを呼び起こし、それで吹き飛ばし、顕現装置を破壊し、トリックが消える。

 部下が倒れても気にもとめず、前にいる自分、もしくば精霊七罪の捕獲なりを考えている様子だが、それは隙だ。

 剣を投げる、それははじかれるが、ドラグバイザーツバイ、烈火のナイトは他のライダー達とは違う。

 いちいちデッキに手をかけずにカードをセットでき、かつ、烈火のナイトは、セットする場所は二カ所ある。

 

『アクセルベント』

 

 瞬間、吹き飛んだ剣を掴み、一太刀浴びせ、怯ませた。

 

「!!?」

「これは七罪の分、とでも思うな年増!!」

 

 烈火のナイト、ドラグバイザーツバイは銃器として、小さな火炎弾を何発もぶつける品物である。

 それを食らわせながら、蹴り飛ばす。

 

「ぐっ、貴様、一度ならず・・・」

「沸点そこか年増」

「!!!」

 

 怒りの形相で、こちらを睨むおかげで、気づいていない。

 霊力を纏う風が、一気に放たれて、敵は吹き飛んだ。

 

「なっ」

「あっははははは、ぐふうのみこたるわれらのちから、しかとみよ!!」

「せんげん、てだすけしますないと」

 

 八舞姉妹が高らかに宣言して、七罪の方を見る。

 七罪はすでに士道が背負い、精霊達は各々天使を展開していた。

 

「いつの間に!? 外の部下達は」

「俺がいつ三体だけになっていたと思った?」

 

 その言葉に、顔を歪めるが、遅すぎる。すでに俺は剣をしまい、カードを構える。

 

『ブラストベント』

 

「吹き飛べ」

 

 疾風の翼ダークレイダーから竜巻が放たれ、それに拘束後、烈火龍が火炎弾を放つと共に、ビルの柱を尻尾で砕く。

 

「ちょ、かむいにい!?」

「ふん」

 

 精霊達には見えないように、親指を下に向けて子供の教育的に良くない動作を見せながら、俺は精霊達を回収して去る。

 トドメに、

 

「・・・じゃあね・・・ファイナルベント」

 

 鞠奈が遠距離から、ゾルダのファイナルベントを発動させて、木っ端微塵に爆発させた。

 少しだけ鞠奈は、

 

「あーすっきりした」

 

 すがすがしくそう呟いた。

 

 

 

 フラクシナス船内で、ナイトは静かに、気を失っている七罪を見る。

 

「神衣、お前少し大事にしてないか?」

「気にするな、少しばかり腹が立っただけだ。自分にもな」

「自分にも?」

「後で七罪にも言うが、俺は少しこの遊びに手を抜いていた」

「そうなのかよ・・・」

 

 呆れながら睨む士道。士道からすれば何度も社会的に死にかけたのだ。だが、

 

「まあいいよ、神衣にも助けられたんだしな」

「そう言うと思ったが、七罪のこのケガは想定外だ・・・すまない」

「俺に謝るなよ、俺だってもっと早く来れればよかったんだしな」

 

 そう言いながら、もとの姿に戻り、気を失う七罪がいる。

 それに精霊達は、

 

「で、神衣兄、士道? 言い残したいことはある?」

「「・・・」」

 

 いま女性スタッフが七罪の治癒している中、これからの患者も心配する。

 現在、ここには神衣と士道、二人しか男はいない。理由は七罪が気絶したことで、天使の力により、小さくなっていた精霊達が元に戻った。

 そう、元に戻った。

 小さな服に収まらない体の部分や下着があらわになり、明らかに二人は見ている。

 十香、耶倶矢、夕弦は真っ赤になり隠し、美九は困ったように隠し、四糸乃は真っ赤になりながら、怒りに燃える妹を見る兄二人。

 

「まずは神衣兄、変身を解きなさい、それじゃ殴れない」

「はい・・・」

「士道、貴方はとりあえず、士織の刑か神衣兄の刑のどっちかを選ばせてあげるわ」

「それってどういうこと!!?」

「えっ!? 士織さんの刑なら私、神衣さんに見られたことに対するこのもやもやが吹き飛ぶんですが!!」

「わかった、男性嫌いの美九には後で士織写真渡す」

「マジですかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ神衣さんの物はいいものばかりですぅぅぅぅぅいいんです、もう気にしてませんっ。私の分は無しでいいですよおぉぉぉぉぉ」

 

 それでいいのか美九と思いながら、琴里を見る。もう隠す気も無いのか、とりあえず、真っ赤になり、その分を拳に変えていた。

 

「それじゃ、まずは神衣兄の刑ね」

「・・・」

 

 そして、

 

「それには裁定者として、有罪者は私も裁く」

「あっははははは、覚悟はいい神衣~?」

 

 万由里と鞠奈が背後から現れ、俺は四糸乃を見た。

 

「お、おにいちゃん・・・め、めっ、ですっ」

『ギルティーだよお兄ちゃん~』

「かっ、かっかか・・・覚悟はいいな、神の崎よ!!」

「宣言、そう言えば前に下着を見た分がまだでした。その分上乗せします」

「!!??!?!!?」

 

 真っ赤になりながら迫る十香を筆頭に、俺は、

 

(・・・よし、後のご機嫌取りは士織の写真で治そう。美九は三枚渡せばいいか)

 

 生け贄を決めて、断罪を受け、意識が途絶えた。

 余談として、士道がどうなったか、不明と言うことだけは伝わった。




鞠奈さん、もうDEMとか親とかどうでもよくなりました。

神衣さんはロリではありません、妹のことを思い出して、やや優しくなっていただけです。

そしてよくよく考えれば、オーディンとしても、神衣としても、DEMの説明はすでに終えているという扱い。これは作者ミスです、申し訳ございません。

と言うわけで、神衣さんの中で、エレンさんは年増で、ウェストコットは黒幕としか知りませんね。このままです。

それでは、お読みいただきありがとうございます。
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