ではどうぞ。
もの凄く、怪しげな施設へと入る士道。それを見ながら、パソコンを操り、モニターを点ければ中の様子が分かる。
いまフラコシナスメンバー達と同じ状態で、森の中に身を潜めている、万由里と私。
だが、
『神衣兄? そっちはどう? 似合ってる?』
「ああ、全員似合ってるよ。寒空の下じゃなければ、もう少しマシな言葉が言えそうなほどにね」
そう、精霊達は施設内でビーチでドキッ精霊水着作戦中である。
万由里はモニターとは言え、精霊の水着を見る私に対して、怨嗟の視線を放つこと以外、問題はない。
あるとすれば、折紙がもっと凄い作戦に移行しようとするのを止める。それはダメだ、色々ダメだ折紙。もう一人のお前がオーバーヒートで死ぬ。
そして寒空の下、精霊と士道のデートを見守る。最初は八舞姉妹が攻めるらしく、選択肢が現れる。
その選択肢で、神無月が余計な事をするため、確か、『
椅子にローブでくくりつけているのだが、それに不満の様子であり、鞠奈がるっさいと罵倒している。
『あんた人の義妹の艦で、副司令官でしょ!? 変なことしないでよねっ、なに気味悪い言葉を発してるの? 息をするな声を出すな』
『ああぁぁぁぁ♪♪ 鞠奈さんもいいですね~~』
「殺すぞ神無月」
『ぐっああぁぁぁっ♪♪』
気味の悪い声を聞きながら、令音だけ冷静にしている。彼女が救いである。
『シロウ、君の方も検査している。モニタリングは君もしているから、何かあれば分かる、君の方も注意しててくれ』
「はい」
なぜ私までモニタリングされているのだろうかと思いながら、まあいいと思う。
そして八舞姉妹の士道への誘惑は、成功した。
その行為に
だが、鞠奈は静かに考える。
『・・・神衣』
「なんだ?」
『・・・あんたはその、ドキドキしないの?』
「? ただ二人してソフトクリームを食べてるだけなのに、何故心拍指数が上がるんだ?」
『!?!?!??!?!!!』
その通り、八舞姉妹達にも聞こえたのか、神衣全くと言って良いほど、魅了されていない。それに耶倶矢と夕弦に火が点き、かなりドキドキさせるために行動する。
結果士道はドキッとしたが、神衣は全く反応しない。むしろ、
『・・・君は少し、心拍指数が低いな・・・』
「はあ・・・」
そんな事を言われた。次に進む。
その後、七罪はネガティブ思考のため、霊力を使用した大人モードで攻めに行く。だが、現在の士道の関係では、霊力をフルに使用とすると、一回が限度。その一回を使う七罪。
だが、すぐに限界が来て、大人の水着姿で解けてしまい、危なく見られてはいけないところが見えてしまう。
そんなハプニングの中、七罪もクリアーした。
が、
『・・・神衣、あんたは』
「? 七罪は綺麗と思っているが、心拍指数は」
『微動だにしていない・・・機械は正常なのだが』
その時に、向こう側が動いたが、霊力暴走中の士道が撃墜した。
令音さんが何か手がある様子だったのだが、それで解決したのだった。
そしてその時に、四糸乃がクリアーした。内容は重ね着していた水着の一つを、その場で脱ぐと言う行為。
下に別の水着を着ているとはいえ、その場で脱ぐ四糸乃を心配する。
そして、
『こ、これでも、神衣氏の心拍指数、変化無し・・・ドキッどころか、不動のものです・・・』
『な、なんですって・・・神衣兄? な、なんでドキッてしないの・・・神衣お兄ちゃん、お、女の子に、興味あるよね・・・』
後半白琴里になるほど動揺する琴里。何だろう、何かリアクションしないといけないのだろうか。
「で、とりあえず私はあんたらに八つ当たりするッ」
鞠奈は怒りに吼え、鏡から従者モンスターが現れる。飛行する能力でもあるように、翼が無くとも飛び、人形ロボットと戦う。
高宮真那、士道の実の妹であり、劇薬による強化で、顕現装置を使う凄腕の少女。いまはDEMだったが、事実を知り、やめてフラコシナスにいる。
「それじゃ、ぱぱっとやってしまいやがりますっ」
そう言って、翼の飛行ユニットからエネルギーの粒が舞い上がり、自動で敵と認識している者達へと飛来する。
それにお~と感心する。
「な、なにそのユニット!? ラタトスクやフラクシナスにもない武装じゃない!?」
「ああ、これでいやがりますか? って言うか知らないでございます?」
「はぁ? どういうことよ」
「これ、オーディンさんがくれたんですよ」
「・・・・・・・・・・・・・・はあ?」
そう、真那は静かに言う。
「いっや~町で、神衣さんにお世話になっていやがったとき、オーディンさんから協力しろーって、鏡から言われましてね」
「ちょ、ちょっと待ちなさいっ。神衣から援護って」
「寝床を提供してもらましたですね。あと、琴里さんには内緒にしていただきました。あとは、動く際のお金を少々」
「・・・」
「それでどうするか、町中歩いてたら、向こうから接触されまして、自分の身体を治すのと、強力なユニット提供で、いまオーディンさんとこでお世話になりやがってますが、ご存じないでいやがります? 寝床もそこでいやがりますよ? これ、最近もらったもんですけど?」
「・・・・・・・」
「なかなかすげぇ機能でいやがりますですっ、無意識下でいやがりますから、真那の死角もサポートしやがってくれて、助かります♪」
「・・・」
嬉しそうに微笑む真那に対して、鞠奈は静かに考える。
真那には色々としているのに、自分はどうだろうか?
プレゼント? ソンナモノモラッテナイワネ?
と、あるウィザードが近づく。
「貴方は・・・失敗したはずの電子精霊、どう」
「キ・エ・ロ・ッ!!」
激昂して、迫るそれに、エレンは驚愕する。ガラスのような武器を連続召喚して、もう無関係なく、殺しにかかった。
謎の戦慄を感じて、やっと心拍指数が変わって、ほっとされる私であり、いま琴里、美九と順を追ってクリアした。
そして折紙は、色々と暴走したが、クリアし、そして十香の時、それは起きた。
士道が暴走して、戦闘地帯へと飛んでいく。
「追うぞ」
『頼むっ』
連絡をして、烈火のナイト、モンスターの背に乗る私達。
万由里も霊装を纏い、静かに前を見る。
「・・・さて」
折紙が琴里の持つ何かを止めていた。
その場に降り立つ。
「神衣・・・兄・・・」
「・・・フラコシナス司令官として、士道を殺す気か?」
「なっ」
周りは絶句して、琴里は静かに黙り込む。
衛星兵器、士道に合わせ、士道を殺す装置がいままさに矛先を向けているらしい。
いま士道は時限爆弾、いつ大勢の命を巻き込むか分からない。兄にそのようなことはさせられない。だからここで終わらす、それが琴里の覚悟。
「・・・琴里」
「それしか無かった・・・」
琴里の説明では、すでに五年前、精霊の力を封印した士道は、もうこの方法以外、安定させる術は無かった。
五年間持った方なのだろう。士道はどうも、時限爆弾状態から解放されるには、精霊を救い続けなければいけない。
そんな話を精霊達もインカムで聞きつけ、琴里へと投げかける。
「琴里」
「神衣兄・・・私・・」
「お前は全く、士道似の妹だ。人の命と兄の命、天秤にかけられないのは知っているだろうに」
「・・・おにいちゃん」
泣きそうな顔で、私を見て、スイッチを手放す。
それを見ながら、静かに、近づいて抱きしめる。
「ここにはみんながいる、
「かむいおにいちゃん・・・私・・・」
涙を拭いて、前を見る。いつもの琴里に、安堵する。
「ごめんなさい、いつも偉そうなのに、肝心なときに」
「気にするな、さて、なら」
顔を上げて、暴走している士道を見る。その時、インカムから士道を殺す顕現装置、ダインフレイフが発射態勢に入ったと、通信が入る。
「!? そん」
「大丈夫だ」
「えっ」
琴里が悲痛な顔になる中、光の柱が士道へと放たれるが、途中で止まる。
それは黄金の不死鳥、煉獄龍、烈火龍、疾風の翼、四体のモンスターだった。
「神衣っ」
折紙がその光景に驚き、こちらを見たとき、すぐに驚愕する。
私の顔に気づいた。
「・・・ともかく、これでラタトスクと協力する必要性は無くなった」
「・・・えっ・・・」
静かに琴里の頬に付いた涙を拭き、殺気を放つ。
「琴里を泣かした組織なぞ、信用するに値しない。なにより、結局ここまで予測ができたというのに、士道を殺すと言う愚かな選択肢しかできない輩、もう観察する必要もない」
「か、神衣?」
「驚愕、耶倶矢のようで、耶倶矢より様になってます・・・」
「いや、そこじゃ無くって、神衣、いま冗談言ってる場合じゃ」
「・・・七罪、私は冗談はあまり言わない方なのだがな?」
様子が違う私に戸惑う精霊達。
そう言って、三枚のカードを取り出すと共に、ダインフレイフという力ははじき飛ばされる。
その様子に琴里は驚き、周りの精霊達も驚く。
「な、いくら士道用だからって、あり得ない・・・」
「問題ない、なぜならば、本来の私の力だからな」
そう言って、ナイトのデッキを外す。元の神崎神衣だが、静かにモンスター達を従えて、私は立ち上がる。
万由里は静かに、
「・・・姿を現すの」
「正直、あれは隠し通したままでは、骨が折れるのでね」
「えっ」
「悪いが、これで完全に方針は決まった」
そう言って、懐からデッキを取り出す。それに全員が驚く。
「えっ、はっ、それって」
「驚愕っ」
「・・・オーディン」
折紙の言葉に、ベルトが同時に出現する。
私は微笑みながら、すぐに憤怒の顔になった。
「琴里を泣かせたラタトスクへの報復は後回しだ・・・」
静かに歩く、それに驚く精霊達は見ているしかできない。
「世界なぞ知らない・・・」
オーディンの姿になり、静かに光のエネルギーの固まり、爆発寸前の士道を睨む。
「悪いがお前には生き残り、精霊を、世界を救ってもらうぞ士道。私はお前を利用する、お前は私を利用しろ」
意識がない士道がこちらを見るが、気にせずに、
「もう私を止められる者は世界にいないッ」
三枚のカード、鳳凰召錫ゴルトバイザーの鳥が翼を広げる。
無限の光輝、信念の烈火、覚悟の疾風が舞い上がり、翼の元へと集う。
本来成るはずのない姿、だが、いまは違う。
いまの戦いは、私の戦いだ。
「世界も何も私には関係ない、邪魔するのなら、全て破棄するのみ」
『ラストサバイブ』
最後の生き残り、その力と共に、化身が現れる。
煉獄、烈火、疾風、無限、四つの力をその身に宿し、戦士は歩く。
その力の波動に、霊力が吹き飛ぶ。防御のために、辺りの地面が吹き飛び、精霊達もその場にしゃがみ込む。
「か、神衣!?」
「本来成ることの無い姿だからな、色々と、改良している」
一歩の足跡に炎が残り、風が舞い、黄金の輝きを纏い、煉獄の殺意をにじませる。
「さあ士道、私と戦おう。殺しはしない、何度か死ぬほど痛いだけだッ」
四体のモンスターが眼光を輝かせ咆哮し、戦いが始まる。
「私は仮面ライダーオーディン、私を止められる者は、もういないッ」
戦いは始まった・・・
仮面ライダーオーディン ラストサバイブ形態
最後の生き残りと言う意味を込め、無限、烈火、疾風のサバイブの力を引きずり出し、全ての力を己の身に宿す、最後の姿。
その姿には、煉獄も混じり、四体のモンスターが忠誠を誓う。
鳥のような甲冑を纏い、右と左、紅と蒼の装甲に、黒の線が入り、黄金を基本にしている。
黄金は白に近い輝きを放ち、翼を持つが、普段は布のようになびく羽根を持つ。
携帯武装、龍召機銃ドラグガンナー 翼召機盾ダークディフェンダー 鳳凰召剣ゴルトセイヴァーを持つ。
龍召機銃ドラグガンナー 紅い装飾、烈火龍をモチーフにしている銃。銃撃特化したバイザーであり、振り回すだけで炎を発生させ、敵を蹴散らせる。
翼召機盾ダークディフェンダー 蒼い盾、蝙蝠である疾風の翼を元に作られていて、ギミックが多く、刃が付いており、また突き刺すように殴ることで、パイルアンカーを撃ち込むことも出来る。
鳳凰召剣ゴルトセイヴァー 鳳凰の聖剣と言わんばかりに、ただ斬ることに特化している。カードも多く使え、刀身に光を集め、剣撃として放つこともできる。そのエネルギー破は自在。
瞬間移動、黄金の羽根を散らし、衝撃波で攻撃する方法もそのまま残し、タイムや専用武装のカードを除き、全カードを使用できる。翼を広げ、飛行可能。
専用カード・フルアームドベント モンスターと一体化し、戦う状態を指す。
ユナイトベント 無限、煉獄、烈火、疾風のモンスターを一つにする。
ファイナルエンドベント 真の終わりを告げるカード。四モンスター全ての力を使う。
台詞「もう私を止める者はいない」「我が名は仮面ライダーオーディン、もはや私を止める者は存在しない」「戦え、最後に成ろうと、私は戦い続けるッ」
もうこのスキルチート越えてる・・・
お読みいただき、ありがとうございます。