もう止められない。
合わせ鏡のように無限に広がる願いのために、
烈火の信念を燃やし、
疾風のように駆ける。
その願望、止める者はもういない。
黄金の輝きを放ちながら、ラストサバイブ状態になった。
「・・・戦え、士道」
瞬間、彼の側に現れ、その拳が光の球体を殴り、無理矢理削る。
爆発力は危険規模のエネルギーの固まりが、雷鳴の如く迫るが、盾を構えるだけで、全て、触れていない部分まで止まり、別の空間へと逸らされる。
すぐに銃器を構え、カードがデッキから取り出される、空中を浮遊して、自動にセットされる。
『シュートベント』
紅い龍の拳銃が、炎を纏い、弾丸を、何発も球体へ当てながら、あるカードを取り出し、盾の方にセットする。
『スキャンベント』
疾風の翼ダークレイダーが音波を放つ。それにより、情報を読みとり、三枚のカードが舞い上がる。
『『『アドベント』』』
煉獄、烈火の龍にくわえ、黄金の不死鳥も舞い上がり、激突してエネルギーを削るが、無駄なのは分かる。
だから、
「少し痛いぞ」
トリガーを長押ししていると、火球は放たれず、銃口の前に止まり、その大きさが増す。
その際瞬間移動できず、飛来するように飛び周り、たたきつけると共に、待機していた、全てのモンスター達が、遠距離攻撃を一斉に放つ。
「神衣兄がオーディン!? ちょっ、どうなってるのよ鞠奈!?」
そんな戦いを見ている精霊である琴里が鞠奈に尋ねているが、それに渋々だが、少しだけ可哀想に言う。彼女からすれば、こんなタイミングでバラされて、少し同情する。混乱するなと言うだけ無茶だ。
「どうもなにも、始めからよ。彼奴は始めからオーディンで、あんたらが関わらせてたのよ」
いまさら感があり、なにより、まさかここで何も躊躇いもなく正体を現す理由が分からない。
いや、
「時崎狂三にバレたから、もういいかって思ったんでしょうね。ラタトスクの方針も分かったし」
「どういうことよ・・・」
「簡単よ五河琴里、あんた達フラクシナスは信用しても、ラタトスクは信用しなかった。そして、その考えは的中した」
ラタトスクは士道を切り捨てた。ならば、協力関係を気づく理由は無い。
そう判断し終えたいま、もう関係なく、戦う。
「彼奴は言った、方針は決まった。この世界で自分の立ち回りがなんであるか決めたのよ。もう遅い、ラタトスクは試され、失格の烙印を押されたのよ」
「・・・神衣お兄ちゃん・・・」
妹のような子の叫びが聞こえない中、盾を投げる。それはブーメランのように動き回り、何度も切り続けた。
削り出す霊力の固まり、何度放たれ、ぶつかってこようと吹き飛ばす。それと共に、強大なエネルギーを感じ、やれやれと苦笑する。
「よし、来い」
「!? いけないっ、士道が霊力で神衣兄を攻撃しようとしてる!!」
「なっ、それってまずくないの!?」
七罪の言葉に、万由里は首を振る。
「問題ない、彼は、彼奴なら」
光線のようなエネルギー破が放たれるが、静かにそれを見る中、
『フルアームドベント』
その瞬間、モンスターが全て、鎧のように一体化するオーディン。
翼を折りたたみ、光線を真っ正面から防ぐ。その様子に精霊、周りは驚愕する。
「この程度」
吹き飛ばし、散らされるエネルギーに見向きもせず、静かに拳を握る。
その姿は巨大な爪を持ち、腰はブースターが火を噴く。
巨大な翼を持つそんな、竜人のような姿のオーディン。炎、風、光が燃え上がり、黒炎もある中で、それをたたき込む。
「いい加減にしろ士道ッ」
「!?」
驚き、顔を上げる中、静かに、
「お前は俺を利用しろ、俺は、お前を利用する・・・精霊を助け出す、それが、俺達の願いだろ!?」
「・・・かむ、い」
「とっとと終わりにする、話はそれからだ」
身体を捻り、龍の尾が士道を叩き、エネルギーを削る。
そしてその様子に、みんなが驚く。
「これくらい削れば問題ない」
そう呟いた途端、モンスター達が主から離れ、翼を広げながら、暴走する士道を相手する。
そんな中、モンスター達は精霊達を連れてきた。
「琴里達か」
「・・・」
琴里は何か言いたげな顔をしているが、
「士道はいまはピンチだ、後で良いだろ?」
「!」
それを言われ、静かに、
「逃げたら承知しないからねっ」
「妹を裏切らないよ、黙っていたがね」
「神衣、やっぱりそのしゃべり方は・・・」
凛祢が苦笑して、まずは高速移動する士道に対して、銃で対処する。
「夕弦、耶倶矢、霊装装備。スピードは俺が止める。その瞬間キスしてくれ」
「分かったぞ、良いかッ。必ず我らを欺いた件、話してもらうぞ!!」
「呼応、覚悟してください」
「分かったから」
疾風の翼ダークレイダーと共に高速で移動する。カードを一枚取り出し、盾に装着させる。
『ストライクベント』
盾の形状がおかしく、機動音が鳴り響く。
別の箇所でアクセルベントを使用、瞬間な動きをして、士道へと殴りかかる。
盾から杭のようなものが現れ、殴ると同時に放たれ、士道の動きを止めた。その様子にツッコミが聞こえるが気にせず、ケガもしてない士道は、光、霊力が消えた瞬間、二人にキスされる。
「次」
ブラックドラグライザーの背に乗る四糸乃、七罪、美九。何発も火球を放ちながら、それは迫る。
「ドラグブラッカーさん、あまり士道さん、いじめないでください・・・」
「ま、まあ、すでにやりすぎなんだけどね・・・」
「そうですね、けれど、それでもまだ動けるだーりんは凄いです♪♪」
「ん? 少しばかりラストサバイブの活動の実験もしてる。まあ、死なないだろ」
そう不安な言葉を聞きながら、ブラックドラグランザーも名前が変わっている状態でそう言われ、困惑する。
だが気にせず、今度はソードベントにて、ゴルトセイバーを取り出し、連続空間移動にて斬りかかりながら、裏でトリックベントも使用。
『シュートベント』
『アクセルベント』
『ストライクベント』
三連続の攻撃をたたき込む中、盾の刃の部分が稼働し、ハサミのように士道を捕まえる。一枚のカードを取り出しながら、
「もう一回受けろ」
『ストライクベント』
捕まったまま、また杭が打ち込まれる。
その隙に、四糸乃、七罪、美九がキスをして、ブラックドラグランザーの上で何か騒ぐため、士道の暴走の余波を受けかけるが、それは、
『ガードベント』
尾を翻し、その余波を叩ききるブラックドラグランザーであり、それに三人は感謝しながら、静かに、
「琴里、十香、折紙」
「問題ないわお兄ちゃんっ」
「うむっ」
「・・・」
いざと成れば天使も使用する体制で、ドラグランザーと共に空を駆ける。
士道の方に呼びかけながら、ドラグランザーは精霊達を守りながら空を駆ける。そんな中、静かに聞こえる気がした。
『お前も戦いを止めるために戦うんだな』
「・・・」
『おい無視か。ま、いまの状況じゃな』
その声に耳を傾けている間でも、ゴルトセイヴァーを振るい、士道の余計な力を削る。琴里がキスし、折紙もキスしたとき、霊力の暴走がピークに達する。
「士道!?」
焦り出す周りだが、冷静、冷酷、冷血に見ている。
『お前、それじゃ、友達無くすぞ』
カードを取り出し、それに静かに笑うそれ、
『ま、お前も戦いを止める為に戦うんだな。俺は応援するよ、だから使え』
「当たり前だ・・・」
セイヴァーにカードをセットした瞬間、
『ソードベント』
「私は戦う・・・最後の一人としての勤め、俺として生きるためにな」
『・・・お前はもう、お前だよ。神衣』
声と共に、剣が光り輝き、それの赤い、自分を最後まで苦しめた烈火の男、彼の炎だった。士道を斬りつけて納めた。
士道から光が消え、大地にクレーターを作るものの、こうして、
「俺は仮面ライダーオーディン・・・最後の一人として、俺は戦い続けるさ」
こうして暴走事件の幕が下りる。
「で、お話ししてくれるよね? お兄ちゃん?」
笑顔だが目は笑顔で無く、四糸乃は私の服を掴み、七罪を始め、一人を除き、多くが周りを囲む。
「私はオーディン、別次元からはじき飛ばされたイレギュラーだ」
「・・・お兄ちゃん?」
「琴里、あの事件から俺はこの世界に来た。別次元の人間だよ、ま、元の世界から追い出された身と思ってくれ。これはその罪の証であり、私の研究品だ。ま、元は友人が作ったのを、私が完璧に完成させた品だがね」
そこからだいたいはいまは省き、私のことを説明した。
異世界からはじき出され、この世界の人間に紛れたイレギュラーであると説明。ちなみに二十歳過ぎなのだとも言う。
「お兄ちゃんが、異世界の科学者・・・」
「ああ、実験で多くの人生を狂わせた、マッドサイエンティストだよ」
「それって・・・」
「いくらなんでも、ね・・・」
「同意、神衣からは」
「私は初期の行動を知らないからね、最初は琴里、君は知っているだろ? なにより、少し言いづらいが、私達は過去へ世界時間を戻す術があってね。それで何度も繰り返したから、精神年齢もかなり人間の度を超えている」
その言葉に黙り込む精霊達。折紙は静かに見続けている。
「前に私のことを消耗品と評価したのは」
「言葉通りの感想だ」
「そう、いまなら私もそう思う」
そう言い下がる中、琴里は静かに、
「・・・今度からどうするの?」
「別に変わらないさ」
その言葉に、何か言われる前に、
「俺は仮面ライダーオーディンである前に、琴里、四糸乃、よしのん、七罪のお兄ちゃん。神崎神衣だ、ここから消える気はないよ」
そう言って缶コーヒーを飲む。それに琴里はあっけにとられ、少し恥ずかしそうに顔を逸らす。
「ふん、ならこれからフラコシナスの協力者ね」
「ラタトスクの者に言え、次は無い。そして身の程もわきまえろ小僧共とね」
「・・・どうでもいいけど、あんたのしゃべり方、変よ」
七罪の言葉に、全員が同意する。ため息を吐きながら、隣の部屋の士道と十香が色々していると、ドラグレッダーから報告が来たため、そのことを言う。すればすぐに隣の部屋に流れ込んでいく。
「はあ、私の扱いはこれでいいのだろうか?」
「いいわけないでしょ?」
鞠奈が不機嫌にそう言う。鞠亜は少しパワーアップ中らしいが、少し気になるらしいこともある。色々向こうもあったらしい、話を聞くかと思っていると、
「真那にまで手を出したことについてだけど」
「?」
その時、凛祢、万由里、鞠奈が囲む。凛緒はミラーモンスター達と共にいる。
何故か黒いオーラをかもし出す三人。目から光が無く、それで笑顔であった。
「どうしたみんな?」
「いつの間に崇宮真那に手を出したの?」
鞠奈からコードが伸びて、こちらに向けている。
万由里は、背中から純白の翼を広げていた。
凛祢は髪が長くなり、白いヴェールを纏う。
「・・・・・・・・待て、なにが琴線に引っかかった? 真那については劇薬による治癒と、せっかくの研究で思いついた装置の使用してもらおうっと」
「・・・真那?」
「・・・」
「あっははは・・・神衣ったら・・・女の子、名前呼びなんだね♪」
その時、まずいと思う。
隣の部屋からも怒声が響く。
そして、
「か、神衣助けてくれっ」
「すまない士道っ、いまモンスター達は凛緒の相手していて、俺の命令を聞く者はいないんだ!!」
背後から迫る者達。同盟を組み、二人を追ってくる。
その日、二人の男性が悲鳴が聞こえたとか、無いとか・・・
仮面ライダーオーディン・ラストサバイブフォーム。
ファイナルベント未使用で暴走五河士道を圧倒。まあ使えないですよね。
これでタイムベントまで使えたらひでぇな。
それではこれで、お読みいただきありがとうございます。