デート・ア・無限サバイブ・鏡像の戦士   作:にゃはっふー

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タイトル通り、日常編です。
やっちまった、作ってる最中に投稿しました。申し訳ございません。


番外編・プリンセスからハーミットの間

 最近隣のクラスが騒がしい。それも仕方ない。

 この前、夜刀神十香として、精霊が転入した。

 霊力の封印で人と変わりないとはいえ手が早いとしか思えず、あまり気にしてはいけないのだろうと思う。

 とはいえ精霊に似た少女、ASTはよく大人しいなと思う。まあ元々彼女たちの上に立つもの達は、自分の地位や命以外に興味ないだろう。

 考えて欲しい。この世界はおかしい。

 精霊の災厄に対して、その対応がおかしい。最初の精霊がやばいのだろうか?

 

(考えても仕方ないか)

 

 とりあえず、隣のクラス、騒ぎの話を見る。やはり十香と白い髪、確か名前は鳶一折紙と言う名前。

 彼女達、士道の取り合いが起きている。

 調理室で作ったクッキーを食べさせようとしている二人に、士道は慌てていた。

 

「!」

 

 鳶一折紙がこちらに気づき、十香のクッキーを手裏剣のように口元へ投げ込む。だがすぐに粉々にせずキャッチして、士道を見る。

 

「十香が初めて作ったんだ、早く食べてやれ士道」

「お、おお・・・」

 

 この攻防、最初に食べて欲しい人が士道なので、後で食べようとクッキーは後で食べる。十香もまた後で食べてくれと言っている。

 

「鳶一折紙っ、神衣はあとで食べてもらうのだっ。最初はシドーだっ」

「貴方と神崎神衣はお似合い、二人そろって神並び。貴方達はお似合い」

 

 その思考パターンは昔、独占欲が高すぎて役に立つと判断して、デッキを渡した者によく似ている。あれはひどかった。

 まさかあんな結果になるとは思わなかった。いい意味でも悪い意味でもバトルを大きく揺るがした。

 とりあえず士道は二つ揃って食べた。そのわずかな差に言い合う二人に、十香から許可を得てから、クッキーを食べる。うまいうまい。

 

「士道、少しは俺がいなくてもどうにかしろ」

「神衣、頼む・・・クラスメイトになってくれ・・・」

 

 無理なことを言うなと思いながら、言い合う二人を言いくるめながら、神衣はクラスを後にする。何名か引き留めてくるが無駄だ、自分は他クラスだ。

 神衣以外、二人を言いくるめられる人はおらず、たびたび呼ばれたりする。

 そんな日々の中、ため息をつく。

 最近徹夜なのだ、休ませてくれ。

 

 

 

 仮面ライダーによる、13名によるバトルロワイヤル。

 契約モンスターと自分を除く12人の戦い。その勝者は新たな命、願いを叶えると言う賞品が与えられる。

 元々、野良モンスター達による人々の捕食、それを倒し、強化された契約モンスターに並び、それを使役して強い生命体に強化されたライダー達。

 ミラーワールド事態が、新たな命を創造する器であり、保管庫だ。

 そして、契約モンスターは決められている。それを知るのは私と神崎士郎のみだろう。

 用意された契約モンスターは、

 

『無双龍ドラグレッター』『仮面ライダー龍騎』

 

『闇の翼ダークウイング』『仮面ライダーナイト』

 

鉄蟹(てっかい)ボルキャンサー』『仮面ライダーシザース』

 

『鋼の巨人マグナギガ』『仮面ライダーゾルダ』

 

紅影(こうえい)エビルダイバー』『仮面ライダーライア』

 

槍砕(そうさい)メタルゲラス』『仮面ライダーガイ』

 

滅棄(めっき)ベノスネーカー』『仮面ライダー王蛇』

 

爪牙(そうが)デストワイルダー』『仮面ライダータイガ』

 

『軍勢ギガゼール』『仮面ライダーインペラー』

 

『隠者バイオグリーザ』『仮面ライダーベルデ』

 

『閃光の翼ブランウイング』『仮面ライダーファム』

 

二鮫(にこう)アビソドン』『仮面ライダーアビス』

 

 これが本来のメンバーである。

 

 その中で重要なのはファムとライア、そしてゾルダと王蛇である。

 

 ファム側はライダーバトルによる被害者にデッキを渡す、候補者達だ。

 戦いは早く終わっても、遅くとも困るため、戦いを長引かせるためのバランスとしての役割、正義の味方として機能してもらう。

 

 逆にゾルダと王蛇は欲望に忠実、王蛇は特に、バトルの激化のための起爆剤として大いに活躍してくれた。

 彼らに変身する者は、何回か検証した結果、あの二人で永続決定した。

 良いも悪くも、彼らはよく戦いをかき乱してくれた。

 

 残りのライダーなぞ、私は適当に決めていた。特にシザースは最初、ライダー側の犠牲者として、ライダー達の見せしめのように役割もある。防御特化の能力しかないのだから、仕方ないのだが。

 

「そう言えば、最後の戦いは、あれは疲れた・・・」

 

 最後の戦い、アビス、ファム、ベルデは私が始末したようなものだ。

 まさかファムがアビスとの戦いで相打ちする。しかも龍騎達と出会う前にと言う結末

だった。

 アビスは初戦のファムに慢心し、ファムは高い能力でその慢心を付き倒すと言う、その後契約モンスターを対峙したのは私だ。

 ベルデに関しては、神崎がとある女子高生にデッキを渡した結果、まあその・・・あれだうん、さすがの私も、神崎があのような顔をするとは意外だった。

 ミラーワールドの自宅に監禁され、消える消えないと言う緊迫状態で軟禁されていたのだから、彼はむしろ殺して楽にさせてあげたほうがよかったのではと思う。

 その後、他のライダーと戦う気もなく、まして彼を外に追いやった私達の敵となったベルデは破棄した。

 

 タイガがまさか神崎の関係者に渡るとは思わなかった。だが多々ある事例の一つだったため、驚きはしない。

 インペラーの目的が戦いの最中に叶うというのも、彼には悪いが、そういう願いで手に取ったのが悪いのだと、諦めてもらう。

 驚くことがあるとすれば、龍騎とナイトのみ。

 

「・・・」

 

 サバイブ、オーディンたる私以外のライダーに渡すのは、この者と戦い勝利すると言う意味合いを込めて渡すカードだ。

 この力を持った者と最終的に戦い、勝利する。これが戦いの真実だ。

 のはずがだ。

 

「なぜ全て龍騎とナイトの手に渡る・・・」

 

 烈火のサバイブは龍騎へ、疾風のサバイブはナイトへ必ず手元に渡る。

 それだけでない。契約モンスター達も、その人物としか契約していない。

 何百、何千と繰り返した時間の中、変わることもない事実だった。

 私も神崎も、これには驚き、ライダーになる前に始末するべきかと思うときすらあったが、その場合も失敗するケースが多かった。

 戦いのバランスに、この二人は多いに影響力を持っていたため、必ず出現してもらわなければいけなかった。

 

「・・・うまくオリジナルカードはできたか」

 

 昔のことを思い出しながら、カードを手に取る。限定的や、意味合いは同じだが別効果を持つカード達。

 デッキにしまう際、ふとっ、烈火と疾風を取り出す。

 

「・・・」

 

 この二枚が必ず、私の前に現れるもの達が手にするカード。

 その二枚がずっと手元にあることに、いささか苦笑いを浮かべる。

 

「もうあの二人はいない・・・私を倒せる者なぞいない」

 

 そして静かに、ゴルトフェニックスとドラグブラッカーを見る。

 

『暗黒龍ドラグブラッカー』『仮面ライダーリュウガ』

 

 私が神崎に頼み、もう一人の私、奴の影として生まれた存在。14番目のライダーの契約モンスターを見ながら、

 

「もう私達を倒すものはいない・・・目的を果たすため、戦え・・・」

 

 黒き龍の雄叫びが、ミラーワールドに轟く中、私は部屋を出た。




というわけで、色々と暗躍する神崎神衣さん。次は氷の天使、女神?が現れます。
お楽しみに。
たぶん使わないだろうな、いま用意してるの、キヒヒの人用だから。
それでは、お読みいただきありがとうございます。
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