デート・ア・無限サバイブ・鏡像の戦士   作:にゃはっふー

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履歴

 神崎士郎と接触、彼が作ったライダーシステムを完璧にし、システムを作りだした。
 その後、肉体を神崎士郎に譲渡し、サポートする形で戦いに身を置く。
 この間、人としての感覚はほぼ無くなっている。何度も死に続けたりするため、仕方ないと切り捨てた。
 その後、戦いが終わり、神崎神衣になる。

 色々な術を使い、資金、戸籍などを手に入れ、エネルギー研究を継続。その間、精霊研究へと切り替える。

 現時点、契約モンスター

暗黒龍ドラグブラッカー サブイブ時・煉獄龍ブラックドラグランザー

黄金鳳凰ゴルトフェニックス

闇の翼ダークウイング サバイブ時・疾風の翼ダークレイダー

無双龍ドラグレッター サバイブ時・烈火龍ドラグランザー

家族

園神凛祢、園神凛緒、或守鞠奈、神崎(偽名名字)万由里。

意味もない設定、神崎四糸乃、神崎よしのん、神崎七罪。

神衣「えっ、七罪?」
七罪「お兄ちゃん・・・守ってね・・・守ってねッ」
美九「ふっふふふふふ・・・」


最終話・神衣・ストーリー

 精霊七罪と美九との関係。

 

「うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「あぁん、神衣さん。大人しく渡してくださ~い♪」

「・・・」

 

 七罪は私を盾にしていて、美九は嬉しそうに抱きしめようと動き回る。

 我が家とは言え少しばかりうるさい。

 

「美九、七罪が嫌がっている以上、少し落ち着きなさい。これ上げるから」

「わ~いです~♪」

 

 また士道が犠牲になった。

 そうして写真をよだれを流しながら見ている美九。その隙に七罪を持って、仕方なく研究施設へと鏡の中に飛び込む。

 

「・・・静か」

「それは私達以外、いまはミラーワールドにはいないからな」

「・・・ここに住みたい」

「ダメだからね」

 

 七罪は隅っこで体躯座りしていて、ただ静かにしていた。

 研究所はすでに本当の研究所になっていて、謎のカプセルなんかあるが、ほとんど機材ばかりであり、しかも全部手を加えているから、この世界から見れば全部オーバーテクノロジーである。

 動いていても静かであり、もの凄く静かな世界である。

 ミラーワールドなら時間制限があるが、サバイブカード有るうえ、前よりも研究している身である自分。すでに制限時間なぞ無い。実際、戦いの最中に至った事実だ

 まさにハイスペック世界。そして七罪が暇そうにしていたので、パソコンを貸したのがいけなかった。

 

「・・・お兄ちゃん」

「・・・ん?」

 

 唐突に七罪が自分のことを兄と呼んだ。気にしたら負けだ。

 

「・・・なにげにスペック高くない?」

「サーバーを始め、全部私が手を加えてる。大学どころか、会社機材よりも全て上なんだ。ネットゲームの読み込みも、セキュリティーも、この世界より上なのは当たり前だろ?」

「・・・」

「七罪?」

 

 パソコン画面から顔を出すと、そこには虚ろな目の・・・

 

「お兄ちゃん、私、お兄ちゃんの家の子になる」

「・・・・・・七罪!?」

「あっははは、そうよ、そうだわ。そうすれは四糸乃達とも家族だし、平和が約束されるじゃないの!!」

「いかん、精神の方に問題が出たか、ワールドから出るぞ七罪」

「いやっ、お兄ちゃん嫌よッ。ここが私の聖域よ!! ドラグブラッカー達も私と同族よッ」

「七罪はミラーモンスターじゃないからな」

「お兄ちゃん・・・」

 

 よどんだ目で居続けようとする七罪をどうにか説得する。

 ただ「離れたくない」なの「お兄ちゃんは私が嫌い・・・?」なの、少し壊れ始めた七罪。理想郷があると知り、少し精神が不安定になった。

 ちなみに帰れば帰るで、部屋の中で士織写真を探す美九を見つけるが、それも無視する。

 

 

 

 八舞の関係。

 

 とあるマンション、精霊達のために作られた、特別なマンション。そこの一室、一人だけ鏡の前で、ある程度の大きさのケースを握りしめ、仁王立ちする精霊がいた。

 

「・・・変身」

 

 そう言って、なにか違う気がするので、パターンを変える。

 

「変身っ!!」

 

 そして何度も鏡の前で繰り返し、その後満足してベットにダイブする。

 という映像を見せられた。

 

「感謝、このように貴方に教えてもらった技術で、可愛い耶倶矢をいっぱい撮れました」

「そうか、よかったな夕弦」

「呼応、はい」

 

 鏡にも細工して、真っ正面からの映像もあり、角度も完璧に仕込んでいたため、パソコン操作して、編集し、一通り変身ポーズ、その後のやってみたいなど憧れる耶倶矢のセリフや仕草が流れる。

 

「制止、ここから先は止めます。耶倶矢が着替えるので」

「着替えは撮るなよ」

「説明、想像がいまだに止まらず、下着姿でもポーズを取るのです。貴方からデッキを頼めば貸してもらえると胸躍る耶倶矢が続いています」

「貸さないぞ」

「了承、分かってます。ともかく、夕弦は貴方に感謝です、神衣」

「そうか」

 

 あまり気にしないことにした。

 

 

 

 四糸乃とよしのん(また七罪)の関係。

 

 老人フォーム、孤児院出と言う経緯がある自分、その関係で関わり、顔見知りが居る施設で、七罪、凛緒、四糸乃とよしのんがここの人達と楽しく遊んでいる。

 最初こそ四糸乃は恥ずかしがり、よしのんしか喋らなかったが、いまでは少しだけ喋られる。七罪も少し対人が治ればいいと連れてきた。

 

「おにいちゃん」

 

 最近もう定着してしまった呼び名、そろそろ帰るかと凛緒を抱き上げながら、手を繋ぐ。

 七罪は帰りながら、もらったお菓子をみんなで食べながら、尋ねてきた。

 

「お兄ちゃん、いつからああいう人間関係持ってるの?」

「・・・まあ、持っていて損が無いものに関しては」

 

 少し押し黙ったが、無視することにした。

 自分のコネクションがあるとすれば、色々だ。

 

「色々って?」

「俺は孤児院でまずパソコン入手を第一、または使用を考えていたからな。大人の助けは必須で、肩たたきとか、借りた物とかで、色々だ」

 

 その後は株関係は無論、特許など当たり前であり、物によっては身元を偽り、掘り出し物をオークションに出したりした。

 それを聞き、少し驚いていた七罪。

 

「子供のすることじゃないよね・・・」

「当たり前だ、精神は無限サバイブのおかげで、脳への負担は無いからな。脳事態がすでに人の記憶保存量をすでに超えている。あとは、ゲーム作ったりした」

「おにいちゃん、ゲーム作ったんですか?」

『へぇ~そうなんだ~よしのん達もしてみたいな~』

「すまない、18歳以下はプレーできない。少し人の死に方をリアルにし過ぎた」

「・・・お兄ちゃん」

 

 七罪が呆れる。そう言えば目の前にいるのは、現実に人を殺したこともある存在だと思い出す。

 ただ、それも無かったことになっている。色々彼も罪を背負っている。

 

「パパ」

「ん、なんだい凛緒?」

「あのねあのね」

 

 だがこうして自分達の面倒を見てくれる。正直、士道を除けば信用できると七罪は思う。

 

(最初は手のひらで踊らされたけど・・・お兄ちゃんは(私の理想郷は)放さないよ・・・)

 

 そんなことを考えていると、

 

「りおね、ねんきん、ってものうけとってほしいって」

「あの人達は」

「あ、その・・・」

『四糸乃達はおこづかい受け取って欲しいって言われたよ~』

「よししばらく間を置くか」

 

 そんなことを呟きながら、静かに帰る。

 

 

 

 折紙との関係。

 

「ううっ・・・」

「・・・ともかく泣くな、折紙」

「で、ですけど~」

 

 いま泣いているのは、鳶一折紙(常識)である。

 何故か、自分が前にいると、こっちに切り替わるらしい。他に人がいなければだが、普段は鳶一折紙(精霊)だった。

 

「私・・・私・・・なんで『私』はこんなものを買うのぉぉぉぉぉ!?!!!」

 

 目の前には盗聴器を始めとした、アルティメットストーカーの称号に恥じない物ばかりである。

 泣きながら私に相談したと言うことであり、いま折紙の家である。

 

「ううっ・・・神衣さん、前の私って、一体何者ですか? 分かってます、分かってますが・・・」

「落ち着け折紙、いいかよく聞くんだ。君はまだセーフだ」

「限りなくグレーですよねこれ!?」

 

 叫ぶ折紙だが、私は首を振る。

 そして話す、かつて実験でデッキを渡した、アルティメットストーカーライダー達の行動を。

 それを聞き、青ざめる折紙。静かに、

 

「君は、いや君達はまだ平気だ。この程度、一般人ではアウトでも、士道なら問題ない。知らないかも知れないが、フラクシナスでは士道の部屋には常に監視カメラが飛んでいたりしてる。彼奴の私生活なんて無いようなものだ。いまさら君一人が把握したところで問題ない」

「いまさらりと凄い情報言いましたよね!!?」

「ちなみに携帯電話の履歴も、インターネットの履歴も探られている。問題ない」

 

 士道が居たら問題なことだがねと微笑む。折紙は「わ、私が、私がおかしいの・・・」と考え込み始めた。

 

「ともかく、折紙の場合仕方ないさ、気にしなくて良いよ」

「神衣さん・・・」

「ともかく、私ならいつでも相談に乗る。前の折紙も、いつも自分が前に出ていれば心苦しいだろうしな」

 

 その言葉を聞いたとき、不意に折紙は微笑んだ。

 

「・・・ありがとう」

 

 その一瞬だけ、両方の言葉と思いながら、とりあえず、目の前のものは全て破壊した。

 

 

 

 琴里との関係。

 

「お兄ちゃんっ、次はね次はね♪」

「はいはい」

 

 白リボンの琴里に言われて、買い物をしていた。荷物持ちかと思うが、映画見たりする程度である。

 服も買ってあげたりと、今まで黙っていたんだからと言われた。

 

「えっへへ、次は~」

(しっかし、なんで私なんだろうな・・・士道じゃ恥ずかしいか?)

 

 それもあるが、本命は、周りから神衣を連れ回すと言うことが一種のステータスとして働いている。それも楽しみたいと言うこともある。

 精霊達は士道が好きだが、外見は間違いなくこっちだと琴里は思っていた。

 

「お兄ちゃん、次は~」

「はいはい」

 

 抱きつかれながら歩くその光景は、意外と羨望の眼差しが多い。

 兄はそれを知らず、妹は少しいい気分で今度も友達にでも紹介しようかとか考えていた。

 

 

 

 十香との関係。

 

「で、ここは」

「う、うむ・・・」

 

 十香の部屋で勉強会、いまは十香しかいない。

 勉強を教える片割れ、少し休憩を入れる。

 ジュースを飲み、一息入れる十香。

 

「ぷっはー助かるぞ神衣、いつもすまない」

「別に構わないよ」

 

 そう言いながら、ここ最近私の方が素であるため、俺が薄れている。元々関連性はあるため、違和感は無いと思うのだが、

 

「・・・」

 

 十香がずっとこちらを見る。

 そして静かに、

 

「神衣」

「なんだ?」

「・・・シドーが死んだときの言葉、あれは本音か?」

「本音だ」

 

 確かに町の方に放たれるのは困るが、自分的にそれほど執着していない。

 士道が死んだ、だがそれは、

 

「彼奴にとって一番は、十香が誰かを殺すことだろうからな。彼奴は奴に似ている・・・死んでも尚、周りしか見えないだろう」

「・・・そうか」

「なにより、いまはお前を止めて良かったと思っている。士道が生きていたときは、驚いたがな。おかげで琴里に謝らなくて済んだ」

 

 そう言いながら、静かに微笑む十香。

 神衣は嘘は言わない。確かに士道が死んだことはそうかと思う程度にしか思わなかったが、生きていて良かったとも思っている。

 嘘だけは言わない。そしていまはきっと違うと、十香は微笑む。

 

「神衣」

「ん?」

「これからもよろしくな」

「・・・ああ」

 

 

 

 士道との関係。

 

 フラクシナスで色々検査されて、いまソファに座り込む士道。色々あり、疲れ切っていた所に、様子見に来た神衣。

 

「よお、傷は浅いか?」

「・・・神衣、お前、手加減してくれよ・・・仕方ないけど」

 

 どうやら自分と戦ったことを覚えているらしい。杭打ちやら、剣で叩き付けられたりしたことをはっきり覚えている。後は炎で撃たれたりか。

 ジュースを渡しながら、缶コーヒーを開けて飲む神衣に、士道は呆れていた。

 

「けど、お前がオーディンか・・・少し納得した。お前、勉強している時見たことねぇもん」

「当たり前だ、高校は言っていないが、大学は出ていた」

「・・・元からか」

「ああ、完璧を求めてたら、知らない間にな」

 

 その言葉にん?と首を傾げる。

 神衣は気にせず、静かに語る。

 

「私は完璧を求めた、完璧なこと、言われたことを完璧にこなし、勉学も研究も何もかも、求められたこと全て完璧にこなし続けた」

 

 だがと、

 

「家族内だけは完璧ではなかった」

「それって・・・」

「私が優秀すぎて、父を追い越し、父の立場を悪くした。言うなれば、度が過ぎた。父は私の研究を否定したり、盗んだり、追いつめた」

「それって」

「仕方ない、いまでも思う」

 

 そして勘当を言い渡されても、平然と受け入れた。どうでもよかったといまでも思う。

 

「士道、私は神崎士郎と言う、妹を蘇生させるため、世界を犠牲にしようとした男に、何も考えず、ただ興味があっただけで手を貸した。その結果、どうなったと思う」

「どうって・・・」

「閉じられた時間の中、繰り返す戦いを繰り返した。何度も調整し、何度も殺し、殺され、誰かの人生を壊し、狂わせた。そして私と言う存在が消えた世界しか残らなかった」

 

 自分の居ない家族を見た。幸せそうな、見たこともない顔の家族を、鏡の世界から、虚像の世界から、見た。

 それを聞いた士道は黙り込み、神衣は静かに立ち上がる。

 

「私達は愚かだった、だが間違えてはいないと思っている」

「神衣・・・」

「神崎士郎の願いは、誰もが抱く願いだ。彼の願いを否定することはできないと私は思う。ただやり方を間違えた、だから城戸真司に、阻まれた」

 

 そう、我々は間違えた。

 ただ、それだけだ。

 

「きどしんじ・・・」

「城戸真司、仮面ライダー龍騎として、全てのライダーに影響を与えた男。その男の意志を継いだナイトの手によって、やっと私達は戦いを止めることを決めた」

 

 そして、

 

「そしていま俺はここにいる、神崎神衣、神崎の名と、衣のように着る意味を込めた名前だ」

「お前の名前って」

「本名だと思ったか? これも偽名だ。俺の名は、もうどこにもない」

 

 そうだったが正しい。そう付け加えながら、

 

「もう俺は神崎神衣だ、士道」

「神衣」

「士道、俺は変わらない。最後に生き残ったライダーとして、願いを叶える」

「・・・お前の願いは」

「貴様と一緒だ」

 

 そうはっきり言い、コーヒーを飲み終える。

 

「俺はお前を利用してでも精霊を救う、お前は」

「・・・利用じゃない、お前と一緒に、精霊を救う。これからも」

「・・・それでいい、お前も城戸真司。あのバカで、単細胞で、金欠の、仕事できない男と同じ、大バカだ」

「おいそれ褒めてないよな!?」

「ああ、城戸真司に褒める要素は、バカだってところだ」

「褒めてないぞ神衣っ」

 

 そして部屋から出る。

 

「彼奴はバカだ、戦いを止める願いのために、誰かの前に出る、優しいバカだ」

 

 そう呟いて・・・

 

 

 

 そして。

 

「神衣、冬用の物買うんだから、もう少し多く持ってよ」

「はいはい」

「パ、おにいちゃん、がんばって♪」

「ほらほら、神衣。次はあっちだよ」

「ん~と、あと必要なものってあったっけ凛祢」

 

 神崎家はいま買い物中、そろそろ士道が自由に動けることもあり、神崎家でパーティーすると言うことで、大荷物だ。

 凛祢が張り切り、鞠奈と万由里も手伝う羽目になっている。

 

「十香ちゃんはよく食べるから・・・もう少し買っておきたいな」

「同感ね、あの子、食べたもの、霊力に変換してるんじゃない?」

「それはないわ、たぶん・・・」

「十香ちゃん、くいしんぼーさんだからね~」

 

 そう言いながら、こうして大量の食材を持って、家に着く。

 家ではパーティー準備する精霊と士道がいて、食材の多さにおおと目を輝かせる、十香と耶倶矢。

 

「まさに今夜は宴の日っ、豪華絢爛とはまさにこのことよ!!」

「うむっ、カニだぞシドー♪」

「いいのか神衣?」

「ああ、俺年間億だから」

「お前の資金源どんなんだよ!?」

 

 凛緒がブラックなカードを見せたため、知っている者達が驚愕に震えていた。

 凛祢が取り上げながら、説教する神衣、鞠奈が少しだけ調味料を見る。

 

「・・・しょうゆが無いわ」

 

 

 

「・・・・・・・・はあ」

 

 というわけで買い出し中であり、そして、

 

「・・・出てきたらどうだ、狂三」

 

 くすくすとこだまする声の中、一人の狂三が姿を出す。

 

「こんばんは神衣さん」

「今日パーティーするから来るか? できれば本体だけ」

「いやですわ」「わたくし達は抜け物ですの」「神衣さんの意地悪さんです」

 

 その声の中、静かに考え込む。正直向こうは向こうで、こちらに手を出す気はないのだろう。

 だが、

 

「聞きたいことがあるんだろ?」

「・・・ええ」

 

 しっかりと、本体が前に出て、静かに、その目は見たことある。

 どんな罪を背負っても、願いを叶える覚悟を持った者。

 

「時間逆行について、教えてくれませんか? 先生」

「・・・先輩として一つ言う、私達は間違えた。そして、お前も間違える」

「・・・」

「・・・士道達のもとに来い、お前は」

「そんなことで諦められるものですか!!」

 

 そう叫び、静かに銃を向ける。だが、

 

「!」

 

 瞬間、私の姿がオーディンへと変わっていた。

 

「私は・・・俺は士道を支援する」

「・・・」

「・・・もう間違えない、いや」

 

 微かに笑う、静かに、

 

「間違えても、俺達は諦めない」

 

 そうだろ? 城戸真司。

 

「・・・ばかばかしいですわ。いずれ、その力をもらいます」

 

 そう言って立ち去る狂三。

 確かにばかばかしいな、全く。

 

「・・・っと、醤油醤油」

 

 

 

 パーティーはこうして鍋物になり、みんなで楽しむ。

 そんな中、一人部屋でパソコンをいじり、静かに決める。

 

「・・・ここからが俺の戦いか・・・」

 

 長かった、やっとだ。

 やっと自分は、神崎神衣として戦える。

 

「もう誰も止められない、止める者はただ一人・・・そうだろ、城戸真司」

 

 唯一止められる男の名前を口にし、静かにパソコンを閉じ、賑わう席へと足を向けた・・・




 とある喫茶店で、男達が言い争う。

「蓮っ、ばかばか言いすぎだろっ」
「バカにバカと言って何が悪い」
「おまっ、また」
「バカ、少しは静かにしろ」
「ちょっ、勘弁してくださいよ~」
「相変わらず、賑やかだね~吾郎ちゃん」
「はい先生」

 その時、鏡から音が鳴り響く。無双龍と闇の翼が鏡から姿を現す。
 男達はカップを置く。

「神崎、私のデッキは」
「問題ない」
「しゃっ、みんなは俺が守る」
「バカな失敗するなよ」
「はいはい仲良しこよしはここまで、じゃ吾郎ちゃん、会計城戸くんだけ除いて出してて」
「私のは神崎が出すから問題ないぞ」
「って、俺も出してください神崎さんっ」
「はあ、被害者が出る前に行ってくれないか?」

 そして四人の男達が鏡の前に立つ。
 全員が鏡の前にデッキケースを取り出す。それと共にベルトが鏡像の自分に巻き付くのを見ながら、静かに構える。

「「「「変身ッ!!」」」」

 四人の仮面ライダーが現れ、鏡の世界のモンスター達へと向かう。
 あり得た可能性がある、世界。
 鏡の世界から行き交う人へ襲いかかろうとするモンスターへ、赤い戦士が跳び蹴りを、黒い剣士は一閃斬りかかり、緑の銃士は銃で撃ち、黄金の戦士は羽根で吹き飛ばす。

「行くぞ」
「ああ」
「ふん」
「じゃ、働きますか」

 各々が各々の武器を取り出し、モンスターと共に駆け抜けた。

 お読みいただきありがとうございます『終了』
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