賢者の孫inオリ主   作:じゃこ卸

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前回のあらすじ

女子会()終了

市民証更新完了

王都での逗留先へご挨拶

※リハビリも兼ねての投稿なのでかなり短いですがご了承くださいませ。


.5

現当主のメラネイド辺境候へ挨拶を終え、そのまま昼食をという話になり、食堂へと移動することになった。

食堂に着くと既に、リンと他に二名が卓についていた。両名ともミルファス候寄りの茶髪の男女、王都務めの親族だろうか。

 

「ああ、意外に早く挨拶も終わったようだ。で、そっちの銀髪の娘が例の、かな?」

 

「確かに思っていたよりは早いお付きの様子、

 それと兄上、いかに成人したとはいえ去年まで中等学院の学生相当だったのですからあまりそういう好奇の目を向けるのは

 いらない誤解を招くおそれがあるかと、む、これは失礼、挨拶が遅れた様だ。

 私はクレア=フォン=ミルファス、で、そっちは兄の。」

 

「おう、俺はアーウィン=フォン=ミルファス、何事もなければ

 ミルファス家の次期当主、という事になっているな。」

 

「あまり不穏な事を言うものではないよ、アーウィン。

 ああ、そういえば我が子らと会うのは初めてだったな。

 初等学院から高等学院まで王都屋敷で過ごしてそのまま王城勤めとなり、

 領地にはほとんど戻ってこられなかったからだが。」

 

「兄妹揃って王都の魔法師団の中堅層として団員の内外折衝やら書類仕事で、

 兄や同僚含めてそうそう纏まった休暇は取ることが出来ませんから。」

 

「まぁ俺はいづれ父から領地を継ぐ事になるだろうから

 その時に向けての事前準備と割り切っているがな。

 っとそろそろ昼食にしようか。父上から一応話は聞いているが、

 とりあえず食べながらこれからの事を確認しておきたいしな。」

 

 ミルファス家の次期当主と令嬢から自己紹介をうけ、先の二名と現当主、リンとともに昼食を摂る事になった。

一通り食べ終わった後に、今日のこれからの予定と、明日以降の動きについて確認を行った。

これからハンター協会に行き討伐した魔物の報酬の受け取りとその報酬から俺の王都での自由に使える資金に充てろという話になり、

明日は一日自由時間、明後日は学院の説明会という事で、クレア女史が同道することになった。

女史がいうには、

「久々の母校訪問というもの悪くないし、身柄を預かる家の者としての勤め、とでもいっておくとしよう。」

ということらしい。まぁほかにもなにか理由はありそうだけど、今は特に気にしても仕方がないか。

 

これからの動きが決まったところで、アーウィン氏とハンター協会まで足を運ぶことになった。

氏も休暇中に訪れた、町外れにある行き付けの魔道具店の店主から試作魔道具の使い勝手を試して欲しいと頼まれた折、

遭遇した魔物を討伐した分の報酬受け取りをしたいとの事だった。

 魔物ハンター協会に到着し、昨日の分の報酬としばらく前に請け負った領内の魔物討伐の報酬という事でそれなりの額を受け取った。

アーウィン氏の言では、「カールトンホテルのロイヤルスイートで試験から結果発表までの期間、宿泊が可能な額」だそうだ。

氏の受けとった報酬額のおおよそ3倍程度らしいが、正直金銭の扱いは今迄院長先生に丸投げしてきたため、

同年代でも相当に疎いという自覚は幾何かはある、つもりだ。

 後協会では、氏に時間を貰って素材として討伐された鹿の魔物の革を数枚購入し、備えてある作業室を借りて、屋敷で使うモカシンを作成させてもらった。

作成の際には氏が同席しており、出来上がったモカシンに防汚魔法の付与をするにあたっては、何故か微妙な視線を向けられた。

「魔法で一息に履物を作るあげく、一発でまともに付与魔法を成功させる辺り

 やっぱり学院の受験資格はあると思うが、

 どうも当人にあまりやる気がみられないのがなぁ……」

と氏に半ば呆れられつつも、仮に試験に落ちた場合は、王都屋敷に住み込み、雑事をこなして、1~2年したら領内に戻って、開拓村の手伝いなり、

領内事業の拡充を支えていくというのはどうか、という提案を頂いた。

そんなこんなで、小遣いというには多大な臨時収入と、屋敷内で用いる履物を手に入れて屋敷に戻った。

 屋敷にて夕食を終えた後、当主様とクレア女史から院長先生より預かった書類に目を通してもらい学院へ提出する上で特に不備はない事を確認して貰った。

ただ一点、記入してある性別については説明会の当日に受験担当の職員に改めて説明するという事になったが。

明くる日、早朝から昼前まで屋敷内で魔力制御や簡単な身体強化魔法を、馴らし程度で反復練習をしていたのだが、常であれば、朝起きれば元の性別に戻れていたのに

今回に限っては全くその兆候すらない事に少し不安を覚えていた。

大空洞にて某教団に捕えられて孕み袋というか、苗床にされていた時の胤を受け入れ易くする為の薬液やら呪法やらの重ね掛けとか、

教団から助けだされた先の研究機関で、これまた色々と投じられた試薬の作用が今頃になって現れたとか辺りだろうか?

昼食を摂ってから夕方まで、不安を紛らわすために、屋敷内の仕事の手伝いをしながら、現役の魔法師団でもある、

アーウィン氏、クレア女史に相談したいと厨房にて夕食に使う野菜の下拵えを一通り

片づけた後、ギャリソン氏にその旨を伝えた。

 夕食後、両氏より魔法師団の伝手を使って相談できそうな相手を考えておくと言われ、明日の学園での説明会への出席はどうすると問われたのだが

これといって現状は体調に問題はなさそうなので、明日は説明会に参加すると答えた。

 




アニメ化以外に早くて驚きました。
しかもシリーズ構成の人がまさかのあの人とは
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