IS学園の異端児   作:生存者

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第12話

「一夏どうだIS学園は、女ばっかりなんだろ」

 

「逆に女の子ばっかりでい辛いんだぞ、まあ同室の上条ってやつがいるお陰で少しは楽だよ」

一夏は休日を利用して友達の家に遊びに来ている。寮ではほとんど遊ぶより上条の訓練があるので疲れて休む事が多かったのでいい息抜きになっている。

友達の名前は五反田弾、中学の頃からの友人で鈴とも友達で中学時代からよく3人でつるんでいる事が多かった。

 

「何言ってるんだよ、周りが女だけなんてまるで天国じゃねえか招待券とかないのかよ」

 

「あるわけないだろ、それに大変なんだぞ。生徒会長に試合に強制参加させられて生徒会に入る羽目になったし。変な騒動まで起こって」

 

「生徒会長ってあのロシア代表の更識楯無か?!あのめっちゃスタイルがいいあの人にか、羨ましいの一言じゃねえかよ、おい。それにメール見る限りでも十分天国だ」

 

「そんなに羨ましいか、トイレが1つしかなく不便な事しかないぞ」

 

「そこばっかり気にするのか。で鈴はどうだよ、元気だったか?」

 

「ああ、会うなり抱きついて来たのは参ったけどな」

 

「相変わらずの元気だなって、そこで決めるか!」

 

「なんだ、そんなに話に集中してたらおろそかになるぞ」

ゲーム中に気を抜いたらまずいだろ。と思いながら連打を決めゲームで勝利を収めていた。

 

「お兄!お昼さっさと食べなよ、片付かない・・。」

弾の部屋のドアを蹴り開けてきた女の子。弾の妹の蘭がいい終わらずに固まる。結構ラフな格好だな、うちの寮でも服装が同じような感じで正直大変だ。

 

「よっ蘭、元気そうだな」

 

「い、一夏さん?!」

あ、隠れた。まあ、家の中ならしょうがないけど心臓に悪い。

 

「おい蘭、なんだよその服装。一夏も一応客の1人なんだぞ恥知らずな・・」

説教をする弾だが急に固まっていた。

 

「お兄、なんで一夏さんが来るって言わなかったのよ!」

女尊男卑の世じゃなくてもこの光景は変わらないな、弾もっという時はビシッと言えよ・・いや、俺も人のことは言えないか。千冬姉には逆らえないな

 

「あ、そうだったかすまん」

そんなに脂汗を流しながらビクビクするなよ。

 

「ところでどうしたんだ蘭?」

 

「あ、ああお爺ちゃんがお昼ご飯を食べて行けって。じゃあ私は先に行ってますから」

そう言うと慌てて何処かに行く。あれ、そっちは蘭の部屋じゃなかったっけ?一夏もキリのいいところで終わらせ離れにある食堂まで歩いていた。

 

「そう言えば、秋十はどうなんだ?」

 

「秋十は変わらず、遊んでるぞ。クラス代表までやってるしな」

 

「おい、うちに来ないか。本当に秋十といて良いのかよ、千冬さんには悪いけど爺ちゃんと一緒に養子に入れようか考えてたんだぞ」

 

「大丈夫だよ、今はな。クラスでも楽しくやれてるし、友人もたくさんいるよ」

 

「そうか、良かったよ。こっちは心配してたんだからな」

 

「ありがとう」

 

「偶には友達を頼れよ一夏」

 

「ああ」

そんな事を言いながらすぐそばに五反田家が経営している食堂のある店に入ると何故か見覚えのある人が先にご飯を食べていた。

 

「ん、美味い。以外とふらっとくる店がいいな」

 

「上条、なんでここにいる?」

 

「お、一夏よく会うな」

なんと、偶然にも食堂に同室の上条が先に食べていた。軽く手を振るとすぐにまた食べ始め一夏と弾も横の机に座っていた。

 

「なあ、一夏あいつ誰だよ」

 

「3人目のISの適正者で同室の上条当麻だ」

 

「はぁ!?」

 

「うるせえ、黙ってろ!!」

厨房からお玉がヒュンと風をきり弾の頭にぶつかった。

 

「あ、ご無沙汰してます厳さん」

五反田食堂の実質的な経営者にして弾達の祖父の厳さん。この見た目で80歳の老人なのだ、こんな筋肉質な老人がいるかと思うほど元気もある。

 

「おう、すぐに出来るから座って待ってろ」

 

「イテテ、相変わらずじいちゃんのお玉はきくな」

 

「あら一夏君、久しぶり」

 

「あ、お邪魔してます。蓮さん」

弾と蘭の母親の五反田蓮さん。どう見ても2人の母親には見えない若さだ。

 

それよりも何故上条がここにいるのか気になっていた。

 

「上条どうしてここに来たんだ?まさかここまでついて来た訳じゃないよな」

 

「いや、偶然だぞ。偶々歩いてて腹が減ったから通りかかったこの食堂に入ったんだよ。まさか一夏なは会うとは思わなかったけど」

 

「あら、一夏君の新しい友達かしら?」

 

「まあ、そんなところです。学園では楽しく過ごしてますよ。女子ばっかりですごくいずらいですけど」

 

「なぁ上条、IS学園の寮ってどんな感じなんだ?」

 

「ん、見たいか?ほい、こんな感じだなキッチンとシャワーも完備されて、PCの2人分あるだよ」

 

「うわ、俺も住みたいな。って待てトイレって何処にあるんだ?」

 

「それが体育館にあるんだよな。毎回授業間の休み時間で行くのが大変なんだよ。それに結構ラフな格好で寮なかは過ごしてる人が多いし、ノーブラの人もいたな」

 

「俺もISの適正者があったら行けたのか」

 

「弾、お前が行ったらすぐにつまみ出されるかも知れないぞ」

 

「いいだろ、このくらいの夢を持っても、それで部屋はどんな感じなんだよ」

 

「ん、みたいか?ほい、こんな感じなんだな、キッチンとシャワーも完備されてて、PCもあるぞ」

 

「へ〜いいじゃん。そう言えばトイレって何処にあるんだ?」

 

「体育館の中あるんだよな、しかも遠いから授業の間の休み時間で行くのが大変なんだよな。毎回走って行く羽目になってる」

 

「俺もあそこまで行くのは大変なんだよな」

 

「それは辛いな、で他の女子は寮じゃどんな感じなんだよ」

 

「そうだな、寮の中は結構ラフな格好でいるから結構びっくりするだよな。下着だけで歩いてる人に出くわした事もあるし。あんまり廊下に出ないようにしてるけど偶に入ってくるだよな」

 

「はぁ!?なんだそれ、おい俺と変われ」

 

「いや、無理だろ」

現実をぶつけられ弾は机に伏せてしまった。が弾はまだ挨拶をしてない上条に話しかけていた。

 

「おっと挨拶がまだだったな、俺は五反田弾だ。一夏の中学からの友人だよろしく」

 

「ああ、一夏と同室の上条当麻だよろしくな弾」

 

「そう言えば蘭が遅くないか、そんな距離は無いはずなんだけど」

 

「ふぅ食べ終わったし俺が見てくる。すいませんご馳走様でした」

 

「おう、また来いよ」

上条は支払いを済ませ外に出ようと扉を開けると急に上条の体が浮き上がり、外からは大柄な男が入って来た。その手には手を縛られた蘭が抱えられ反対の手には銃が握られていた。

 

「やはりここにいたか。織斑一夏、お前のそのISを渡せ」

 

「そうだな、蘭を離すなら考えてやってもいいぜ」

 

「ほぅ、言うじゃないか。だがそれで良いのか?どんどんこの子がきつくなって行くぞ」

男は抱えてる腕に力を入れいき、少しずつもがき苦しんでいた。

 

「そのISが篠ノ之束が作ったものだと言うのは分かっている。早く渡せ」

 

「わざわざ俺のでなくても秋十のでもいいと思うけどな」

 

「あれは途中で開発を止めた欠陥機だ、あんなものは要らない」

 

「馬鹿、一夏下手に刺激するな」

 

「そうだぞ、そんなに刺激したら何をするか分からないからな」

いつの間にか上条は男の背後に回り、銃を持っていた手を1秒で背中の方に捻り、のけぞった瞬間前に回り捕まっていた蘭を一夏に向け投げ、蹴りを入れ後ずらせた。

 

「お、おい急に投げるな。怪我をしたらどうするんだ」

 

「一夏なら受け取ってくれると思ったんだよ」

それを表すかのように蘭の顔は少し赤くなっていた。その時、捻った痛みが抜けた男は銃をこちらに向けていた。

 

「テメェ、いつの間に動いてやがった」

 

「呑気に話してる間にだよで、そんなの誰に打つつもりだ?」

 

「テメェに決まってるだろ」

パンッ!の銃声が響き上条に向かって飛んで来たが上条は音速並みで飛んでくる銃弾を素手で掴み取っていた。男はマガジンが無くなるまで全部打ち切ったが上条には一発も当たらず上条は見せびらかすように目の前で銃弾を床に捨てていた。

 

「おいおい、一夏なんだよあいつ本当に人間かよ」

 

「一応は人間だよ、でもISなしで生徒会長を倒したような奴だけどな」

 

「ただの化け物じゃねえか!」

 

そんな話が飛び交ってる間に上条は男の足を蹴り払い腹に一撃を加え意識を奪った。

 

「ふぅ、以外と疲れるな」

 

「お疲れ上条、それよりどうするこいつ」

 

「俺が連れてく、迷惑を掛けたしな。じゃあな一夏、また寮で会おうぜ」

上条は男を抱えそのまま外に出て行った。弾は上条がやった事が信じられずまだ口が開いていた。

 

「変わった人ですね、もう少しゆっくりしてもいいのに」

 

「あの体格差で何も感じないのか、敵になったらかなりのくせ者になりそうだな」

 

「元からあんな感じなんだよな上条は。もっと頼ってもいいと思うんだけどな」

 

「それにしても一夏さん、いつまで蘭を抱えてるんですか?まあ、あなたがそうしたいなはそのままでも構いませんけど」

 

「え?あ、ごめん蘭」

一夏は慌てて降ろし手に巻かれていた紐を切っていたが蘭は少し物足りないような顔をしていた。が弾は上条の名前に聞き覚えがあったのか考え込んでいた。

 

「上条、何処か聞いた事があるな」

 

その頃上条は男を近くにあった土手まで運び上条はその隣で景色を眺めていた。

「こうやって何もないような、景色を見るのもいいもんだな。それにしても一夏の専用機を持ってくなんて何考えてるんだ?」

上条も寝転がりまだ疲れが残っていたのか寝ようと目を閉じた。

 

その数分後、上条に2人の女性が近づいてきた。1人は豊かな金髪で胸を強調した赤いドレスを着た女性。もう1人はオレンジ色の長い髪に黒いタンクトップに膝丈の短いジーパンを着た女性が迫っていた。

「あら、上条君久しぶりね。こんなところで何をやってる?」

 

「おい、上条起きろ久しぶりに相手をしろ」

 

「ん、んんふぁああ。眠い、誰ですかってあれ何時からいたんですかスコールさんにオータムさん」

 

「前と変わらず無防備な状態でよく寝るわね」

 

「別に何処で寝ようと問題ないと思いますけどね。それよりお久しぶりです。最後にあったのは中学3年の時でしたっけ」

 

「ええ、そうね。まさかISでの使い方を教えて欲しいなんて言いに来るとは思わなかったけど」

 

「それくらいいいじゃないですか何故か専用機を持ってたんですから。いつの間にか首にアクセサリーみたいに掛けてましたけど」

 

「教えてすぐにコツを掴んでたし正直教える必要はなかった気がするけどな」

 

「そう言えば、今はどうやって生活してるんですか?まさか前と同じ事してる訳じゃないですよね」

 

「もうあなたにやられるのは勘弁して欲しいわ。今は喫茶店を開いて働いてるわ、どうよっていく?」

 

「まあ、時間はありますからいいですよ。ってなんで腕を絡ませてくるですか?!」

 

「あら、いやかしら?」

 

「いやじゃ無いですけど、心臓に悪いのでやめて下さい」

 

「そうか、ならこっちもやってやるよ」

 

「え、まともだと思ってたオータムさんまで何やってるんですか?!」

結局両腕を掴まれた状態でスコールが経営する喫茶店まで移動したがついた事には疲労が溜まりすぎたのかテーブルに倒れていた。

 

「前はこのくらいじゃ疲れなかったのに。はい、お水」

 

「ありがとうございます、はぁ。いつ頃からここは建てたんですか」

 

「大体、私が亡国機業を辞めてから。いえ違うわね、ほぼ壊滅してから2ヶ月くらい経ってから建て始めて、1年くらい前からは出来てたわね」

 

「もうそんなに経つんですか、早いですね」

 

「お前のせいで、酷い目にあったけどな。客に向かってその話し方はマズイと思いますよオータムさん」

 

「お前の時くらいだよ、こんな話し方をするのは。そうだ、生身でお前がロシア代表を倒した噂が回ってるだけど本当か?」

 

「まあ、本当ですよそれは。強引に生徒会の副会長にされそうだったので」

 

「また、とんでもない事を考えるわね、学力勝負すれば良かったのに」

 

「そうだよな、この小さな怪物に真正面から挑むなんてな」

オータムは上条の頭をくしゃくしゃの搔きまわし遊び始めた。

 

「小さいって言うのはやめて下さい、これでも気にしてるんですから」

 

「で何か食べてく?」

 

「今日はやめておきます、さっき食べたばかりなんで。あ、そろそろ訓練の時間なんで帰ります。今度来た時は何か食べていきます」

 

「そう、なら」

スッとスコールは上条に近づいてきた。上条は本能が逃げろと言っているが体が硬直し動かなくなっていた。

 

「え、まさか。あの時のやつか」

 

「ええそうよ、じゃあいただきます」

そう言う上条に近づきキスをしてきた、しかもディープの方である。

 

「ぷはぁ・・ふふっご馳走様」

 

「頼むからこれをどうにかしてくれ」

 

「その前にこっちの相手をしろ」

オータムも上条に近づきディープキスをした。満足したのか離れたが上条の少し疲れたような顔をしていた。

 

「頼むからこれで動きを止めるのはやめろ」

 

「あら、そうじゃないといつも逃げるでしょ」

 

「そうじゃなくて、好きでもないやつとするのは如何なんだよ」

 

「あら、私は好きよ」

上条は顔を赤くしながら驚いたがすぐに硬直を解き店を出ていった。その後、スコールとオータムは自分達で淹れたコーヒーを飲みながら話しをしていた。

 

「相変わらず、初心だな。初めて会った時は隙がない手練れだと思ったけど」

 

「いつも怒らない人ほど怒らせると怖いものね」

 

「それは俺らがあの依頼を受けた時だろ。あの時は依頼なんて受けなきゃ良かったって後悔してたよ」

 

「懐かしわね、たしか彼が中学2年の頃だったかしら」

スコールとオータムは昔上条を敵に回した時の事を思い出しながら飲んでいたがその指は少し震えていた。

 

 

 

 

 

 

 




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