俺が考えたアリーシャヒロインのゼスティリア   作:具志健

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ミクリオと喧嘩したスレイ。アリーシャのもとへ向かう


第五話 従士と陪神

アリーシャの家

マルトラン「できる限りのことをしてみるが、保証はしてやれん状況だ。すまん。」

 

ア「とんでもありません。お気遣いありがとうございます。」

 

マ「お前のことだ。覚悟はしているのだろうが。」

 

ア「……はい。今の私にできることに力を尽くします。」

 

マ「我が弟子の愛すべき長所ではあるが、その性格が大臣の不安を煽るのだろうな。あまり無理をするなよ。なにかあれば報せをよこす。」

 

ア「はい。――スレイ!」

 

スレイの存在に気付くアリーシャ。

 

ス「っと……こんにちは。やっぱ、出直すよ。」

 

マ「気にするな。もう帰るところだ。」

 

ス「あなたは。」

 

マ「聖剣祭では世話になったな、導師スレイ。ハイランド王国軍顧問、教導騎士マルトランだ。これからもアリーシャの力になってやってくれ。友人としてで構わないから。」

 

ス「はい、もちろん。」

 

マ「では、失礼する。」

 

ラ「…………」

 

マルトラン去る。

ス「かっこいい人だな。空気がピシッとした。」

 

ア「だろう?私の目標とする方だ。立ち話もなんだね。どうぞ。」

 

テラスへ移動

 

ア「それで私に何の用だ?」

 

ス「ライラがアリーシャに話したことがあるんだって。手を貸して。」

 

ア「わかった。」

 

手を繋ぐ。そして目を閉じる

 

ラ「こんにちは、アリーシャさん。聞こえますか?」

 

ア「はい!聞こえます、ライラ様!」

 

ス「まだ息止めてないのに。」

 

ラ「スレイさんが私の力に馴染んだのです。以前ほど感覚を遮断しなくて同じことができるくらいに。」

 

ス「特に変わった気はしないけど。」

 

ア「よかったよ。話のたびに、スレイにあんなマネをさせては申し訳ないからね。」

 

ス「はは、あれはあれで面白かったけど。」

 

ラ「コホン。では、改めてよろしいですか?」

 

ス「そうだった。ライラがアリーシャに用があるんだって。」

 

ア「私に?」

 

ラ「力を貸していただきたいのですわ。『地の主』と『器』を見つけるために。」

 

ア「それは……どういうものでしょう?」

 

ラ「まずは、この世界の仕組みからお話しないといけませんね。古来、天族と人は力を合わせて穢れから自分たちの土地を寄ってきました。」

 

ス「天族と人が協力して……。」

 

ラ「力ある天族は、穢れのない清らかな物を『器』とすると『地の主』という存在になります。そして、器と共に人々に祀られることで、穢れを退ける『加護領域』を広げる力を得るのです。本来、聖堂とは、地の主を祀り、穢れから土地を守るためのものなんですの。ですが、この街の聖堂には、地の主も器もなく、正しく祀ろうとする者もいません。」

 

ス「それが、よくないことが続く原因なんだ。」

 

ラ「そう。いくら導師が穢れを祓っても、地の主の加護なしでその地を守り続けることはできません。」

 

ス「わかった。ライラが聞きたかったのは、地の主の器となる物の心当たりと……。」

 

ア「それらをそろえた聖堂を正しく祀ることができるかどうか、この二つですね?」

 

ラ「はい。どうでしょうか?」

 

ア「まず聖堂についてですが、我が国のほとんどの聖職者は天族への感謝の心を失っています。」

 

ス「そんな……。」

 

ア「ですが、最近司祭となったブルーノという者がいます。祭りの準備にも尽力してくれた真摯な人物です。」

 

ラ「その方なら?」

 

ア「任せられると思います。善は急げだ。聖堂に行って話してくるよ。」

 

アリーシャ走り出す。

 

ス「ちょっと待ってよ、アリーシャ。」

 

スレイもフェードアウト。

 

ラ「ふふふ。アリーシャさんは、ちょっとおてんばさんですわね。」

 

ラ「さてと。」

 

ラ「さて、聖堂に行くんでしたね。今後のことを手紙に書いて、ここに置いておきましょう!もしかしたら誰かが読んでくれるかもしれませんし!」

 

ライラは手紙をテラスのテーブルに置く。

 

ラ「待ってくださーい、スレイさーん!」

 

 

 

教会到着

ア「ブルーノ司祭!」

 

ブルーノ「姫様!?どうしたのですか、そんなに慌てて。」

 

ア「……お願いがあって参りました。」

 

ブ「わ……私などに?」

 

ア「聖堂に新たな天族を祀り、そのお世話をお願いしたいと。導師スレイからの依頼です。」

 

ブ「導師!?この方が噂の?」

 

ス「はじめまして。オレ、スレイっていいます。実は……」

 

暗転

 

 

 

ス「ということで、レディレイクを守るために、あなたに聖堂を祀ってほしいんです。まだ導師になったばかりの新米だけど、頑張りますから、よろしくお願いします。」

 

ア「私からも改めてお願いします。どうか力をお貸しください。」

 

ブ「はい、勿論です。どうか顔をお上げください。」

 

ス「ありがとうございます。」

 

ブ「お二人のご用命、身に余る光栄でございます。微力なる身ではありますが、全身全霊をもって務めさせていただきます。」

 

ア「ではブルーノ司祭、準備が整いましたら、またお尋ねいたします。」

 

ブ「はい。お気をつけて。」

 

ス「次は器を探さなきゃね。何か心当たりある?」

 

ア「穢れなき器になりえるもの……。」

 

スレイと手をつなぎ、ライラとおしゃべり

 

ア「街の北東のガラハド遺跡に清らかな滝があります。代々のハイランド王が、戴冠式の前に身を清めてきた聖水なのですが――。」

 

ラ「清らかな水……。確かに天族の器になり得るものですが――。」

 

ス「が?なに?」

 

ア「遺跡に獣が棲みついたのだ。退治に向かった兵士十名を返り討ちにするような奴が。」

 

ス「……憑魔かな?」

 

ラ「おそらくは。」

 

ス「じゃあ、急がないと滝の水も穢れてしまうかもしれない。」

 

ア「そういえばミクリオ様は?一度もお声が聞こえないが。」

 

ス「ちょっとね。ケンカしちゃった。」

 

ラ「いろいろありまして。」

 

ス「とにかくガラハド遺跡へ!憑魔なら倒さないと。」

 

ラ「そうですね。まずは出来ることから始めましょう。」

 

ア「スレイ、私も連れて行って欲しい。」

 

ス「……ごめん、アリーシャ。普通の人では憑魔とは戦えない。そんな危険な場所にアリーシャを連れて行けないよ。」

 

ア「だが、それではスレイが……。」

 

ラ「スレイさん、主神が陪神を収めるように、導師も『従士』をもつことができるのです。アリーシャさんが従士となれば、スレイさんの領域内でなら憑魔と戦えるでしょう。」

 

ス「従士……。」

 

ア「この聖堂は……いやハイランドの聖堂は私が生まれた頃から、すっとこんな様子だった。私は、穢れたハイランドしか知らなかったんだ……。お願いだ、スレイ。私を君の従士にして欲しい。私は見てみたいんだ。穢れのない故郷を!」

 

ス「それがアリーシャの夢なんだな。」

 

ス「わかったよ、アリーシャ。……で、どうすれば?」ライラにきく

 

ラ「私の詠唱の後に、アリーシャさんに古代語の真名を与えてあげてください。」

 

ス「アリーシャに名前を……か。」

 

ライラ、二人の手をとる

 

ラ「我が宿りし聖なる技に新たなる芽いずる。花は実に。実は種に。巡りし宿縁をここに寿がん。」

 

アリーシャが光に包まれる

 

ラ「今、導師の意になる命を与え、連理の証とせん。覚えよ、従士たる汝の真名は――。」

 

ス「マオクス=アメッカ。」

 

光がアリーシャの中へ

 

ア「改めてよろしく、スレイ。」

 

ス「こちらこそ、アリーシャ。」

 

ア「お初にお目にかかります。あなたが天族ライラ様ですね。」

 

ラ「はい。こうして直接お話しできて嬉しいですわ。早速ですが――。」

 

ア「はい。ガラハド遺跡までご案内いたします。どうぞこちらへ。」

 

 

 

ガラハド遺跡

ア「ここがガラハド遺跡だ。」

 

ス「ここも穢れがすごいな。」

 

ラ「気を付けて進みましょう。」

 

 

 

遺跡の奥でイベント

ス「アリーシャ!」

 

ア「ああ、わたしでも感じられる。強い憑魔がいる!」

 

ラ「気を付けて!」

 

ス「みんな!上だ!」

 

ア「えっ。」

 

敵が上から降ってくる。かろうじてアリーシャよける。スコーピオン的なモンスター

 

ア「姿さえ見えれば……、こっちのものだ!」

 

ラ「だめ!こいつは毒を!」

 

ス「アリーシャ、下がってて!」

 

ア「いいや、私も戦う。私はスレイの従士なんだ。」

 

ス「わかった。でも安全第一でいこう!」

 

ラ「スレイさん!後ろ!」

 

ス「くそ、いつの間に――」

 

ミ「ツインフロウ!」

 

ス「この技は!」

 

ス「ミクリオ!タイミングよすぎだ。」

 

ミクリオ、スレイを無視してライラのもとへ

 

ミ「ライラ、陪神契約を。」

 

ラ「……よろしいのですか?」

 

ス「おい、ミクリオ!」

 

ミ「確かに僕は手堅いクセに意地っ張りだ!認めるよ。陪神になる事だって意地を張ったさ。だけど……。」

 

ミ「だけどスレイは!肝心なことをわかっていない!」

 

ス「わかってるよ!だから、お前を巻き込みたくないんだ――。」

 

ミ「うぬぼれるなよ。思ってるのか?自分だけの夢だって。」

 

ラ「いけません!憑魔が……。」

 

ア「はああ!」

 

ラ「アリーシャさん!」

 

油断した隙にスレイとミクリオに襲い掛かる敵、しかしアリーシャが止める

 

ア「スレイ!ミクリオ様に応えて!わたしが時間を稼ぐ。その間に陪神契約を!」

 

ス「アリーシャ……。そうだな、オレたちの夢、だよな。」

 

ミ「そうこなくっちゃ。」

 

腕を合わせる。二人でうなずく

 

ミ、ス「さぁ、ライラ!」

 

ラ「静謐なる流れに連なり生まれし者よ!今、契約を交わし、我が煌々たる猛り、清浄へ至る輝きの一助とならん。汝、承諾の意思あらば、その名を告げ――るのは省略!」

 

ミ「省略!?」

 

二人は光に包まれ、敵を倒す。そしてスレイの前へ

 

ス「さぁ、いくぞ!ミクリオ!」

 

ミ「さっさと終わらせよう!」

 

ミクリオとスレイの連携で一気に倒す。

 

ス「これで最後だ!」

 

ミ「ふう、なんとか浄化できたみたいだね。」

 

ア「すごいよ、スレイ!ミクリオ様!」

 

ス「ミクリオ、ありが――。」

 

ミ「礼なんかいらない。僕は、僕の夢のためにやったんだからな。」

 

ス「わかってるって。」

 

ラ「人と天族が共に手を取り合う。……なんだか羨ましいですわ。」

 

ア「ですね。」

 

ラ「ここまでは計画通りですわ。後は私が彼らを――――まで導くことが出来れば……。」

 

ア「ライラ様?」

 

ラ「ミクリオさん、改めてよろしくお願いしますわ

 

ミ「ああ、こちらこそよろしく。アリーシャも。」

 

ア「は、はい。先ほどは助けていただいてありがとうございました。」

 

ミ「いや、なんでもないよ。この程度……。」

 

ス「いらないんじゃなかったっけ、お礼?」

 

ラ「ミクリオさん、照れ屋さんなんですね」

 

ミ「う、うるさい!ほら、聖水を取りに行くんだろ。さっさと済ませよう。」

 

ア「ふふふ。では、まいりましょうか。滝はこの先です!」

 

 

 

滝にて

ミ「ようやくついたな。」

 

ス「もうへとへとだよ。」

 

ラ「うん、清らかさは充分です。ミクリオさん。この水を凍らせることはできますか?」

 

ミ「え?ああ、多分。」

 

ラ「では、凍らせて聖堂に持ち込みましょう。氷は穢れに染まりにくい性質があるんです。」

 

ミ「わかった。やってみる。」

 

一握り大に凍らせる

 

ラ「ありがとうございます。このくらいあれば。」

 

ア「これが融けてしまう前に残りの問題も解決しないとですね。」

 

ス「地の主を探さないと。レディレイクへ戻ろう。」

 

ミ「そうそう、ライラ。」

 

ラ「はい?なんですか?」

 

ミ「手紙、助かったよ、ライラ。おかげでみんなを追いかけられた。」

 

ラ「趣味なんですの。お手紙書くのが。それにミクリオさん、ずっと後を付けていたでしょ」

 

ミ「知ってたのか!?」

 

ラ「……はい。それはもう。」

 

ラ「あ、でも大丈夫です。お二人は気付いてなかったみたいですし。」

 

ラ「いや、そこまで必死にフォローしてくれなくても……。」

 

ス「おーい、置いてくぞ。」

 

ミ「すまない。すぐ行く。」

 

 

 

レイクピロー高地

ア「うん?あれは……?」

 

ス「どうしたの?」

 

ア「いや、橋の方に人だかりが出来てる。何かあったのだろうか。」

 

ス「気になる?」

 

ア「い、いやわたしは……。」

 

ミ「どうせ帰り道だし寄ってみれば。」

 

ア「ありがとうございます、ミクリオ様!」

 

 

 

橋にて

ア「なにがあった?」

 

兵士「で、殿下!?はっ!グリフレット橋崩壊の調査であります。長雨による氾濫が原因かと。」

 

ス「原因は長雨じゃない。」

 

ミ「川を見てくれ。水位に比べて流れが異常だ。」

 

ラ「嫌な気配を感じますわ。」

 

ス「避難した方がいい。」

 

兵士「誰だ、貴様は!?」

 

ア「わかった。スレイの言に従おう。」

 

村人「スレイって……?噂の導師か?」

 

村人「だったら氾濫を鎮めてくれるかも。水神様の祟りを。」

 

ス「水神?」

 

村人「恐ろしい影さ……一瞬で橋を叩き壊すほどの――なにかだ。」

 

兵士「貴様!またそんな寝言を!」

 

ス「恐ろしい影……まさか!」

 

オォォーン。どこからか唸り声がきこえる。水のドラゴン出現。具現化していて、人からも見える

 

兵士「なんだ!?」

 

ミ「スレイ!あそこ!」

 

ラ「あれは……。」

 

村人「水神様だっ!」

 

ミ「やはり憑魔の仕業か!?」

 

ラ「ウロボロス?こんな場所にいるなんて!」

 

ス「逃げろ!みんな!」

 

ア「命令だ!早くっ!!」

 

兵士A「しかし、殿下は……。」

 

みんな逃げる。

 

ス「アリーシャはオレが守る!兵士さんはみんなを安全な場所へ。」

 

ア「頼む!」

 

兵士A「わかりました。殿下、どうかご無事で!」

 

ス「こいつ、普通の人にも見えるのか!?」

 

ラ「人の目には竜巻などに見えているのでしょう。」

 

ミ「来るぞ!」

 

ア「スレイ、浄化を!」

 

ス「ああ!」

 

ミ「今だ!スレイ!」

 

ス「はあああ!」

 

倒すと、天族がでてくる

 

ス「なっ!」

 

ミ「憑魔が……天族になった!」

 

ラ「逆ですわ。実体化するほどの憑魔は天族が憑魔化したものなのです。」

 

ミ「天族が憑魔になるだって!?」

 

ライラがうなずく

 

ラ「そして完全に憑魔化した天族はこう呼ばれます。『ドラゴン』と。」

 

ス「ドラゴンが実在するってこと!?伝説が本当に――」

 

天族「うう……。」

 

ミ「スレイ、今は――」

 

ス「ああ。この人の介抱が先だな。」

 

「私なら大丈夫だ。」

 

ス「よかった。目を覚ました!」

 

「キミには私が見えるのか……。天族を捉えることができる人間はもういないと思っていたが……。」

 

「いや、そんなことより、私はなぜこんなところにいるのか……。」

 

ス「実は――」

 

暗転

 

 

 

天族「この橋を壊したというのか……私が。」

 

天族「恥ずかしい限りだ。君たちが浄化してくれなかったらどうなっていたか。感謝する。」

 

ス「オレたちも、あなたを救えてよかったです。えっと……。」

 

ウーノ「ウーノだよ。若き導師。」

 

ス「スレイです。ウーノさん、助けた代わりっていうとアレだけど、お願いをきいてくれませんか?」

 

ウ「お願い?」

 

ス「レディレイクの加護をお願いしたいんです。」

 

ウ「しかし、今のあの街は――。」

 

アリーシャは村人と話している

兵士「アリーシャ様……お怪我は?」

 

ア「大丈夫。竜巻も消えたよ。」

 

村人「だから、大丈夫だって言ったろ。姫様には導師様がついてんだから!」

 

兵士「貴様だってビビりまくってただろうが!?」

 

別兵士「しかし、急に雨もやんだし、流れも落ち着いてきましたね。」

 

別兵士「これって導師の力……なのかな。」

 

村人「俺……導師様が竜巻を斬ったように見えたよ。こんなこと、信じてもらえないだろうけど……。」

 

村人「いいじゃねえか!信じるなら水神の祟りより、導師の奇跡の方が夢があらぁ!」

 

兵士「こら!導師様と呼ばんか!」

 

ア「ふふふ。」

皆笑う

 

ウ「まだ、こんな人々がいるのか……。いや、君が取り戻してくれたのだな。」

 

ウ「わかったよ、スレイくん。ならせてもらうよ。レディレイクの土地の神に。」

 

ス「ありがとう、ウーノさん!」

 

ウ「君が主神か?よい導師を選んだようだな。」

 

ラ「そう思います。」

 

ア「行こう。ブルーノ司祭が待っている。」

 

 

 

聖堂に到着。

ライラの火で氷を解かす。器の中に聖水が入る

ブ「おお……まさに奇跡の力……。」

 

ウ「我らの存在をまったく感じてないようだな……。」

 

ブ「この聖水、心して祀らせていただきます。天族ウーノ様、ふつつか者ですが、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。」

 

ウ「ふっ……だが、真摯な男のようだな。」

 

スレイうなずく。ウーノ、聖水の中に入り、加護復活。

 

ア「なんだろう?今、体の中を風が通ったような……。」

 

ラ「この街に加護が戻ったのです。」

 

ウ「私の領域で街を覆った。だが、加護を維持するには人々の協力が不可欠だ。」

 

ラ「ですね。加護を助けるには、人々の祈りが必要です。」

 

ウ「うん?」

 

ミ「どうした?」

 

ウ「まだ強い穢れを感じる。そう遠くはない。街中だ。その方角を指さしながら。」

 

ア「そっちは王宮の……。」

 

タケダ「それが天族との会話というものですか?独り言にしか見えませんね。」

 

ブ「あなたは……?」

 

スレイに手紙を渡す

 

タ「ハイランド内務大臣、バルトロ閣下の使いです。レディレイクのために辛苦されている導師スレイを、私的な食事会にご招待したいと。」

 

ア「見張っていたのか。スレイを。」

 

タ「とんでもない。驚いていたところですよ。限りなく低いとはいえ、王位継承権をもつハイランド王女が、噂の導師と親密なご関係とは。姫様の愛する民衆も、さぞや喜ぶことでしょうな。」

 

ア「勘ぐりだ。そのような――。」

 

ス「アリーシャ。」

 

熱くなっているアリーシャを止める

 

ス「どこにいけばいい?」

 

タ「ラウドテブル王宮。」

 

ス「わかった。バルトロさんによろしく伝えて。」

 

タケダ帰る

 

ア「大臣たちには関わらない方がいい。私は、彼らから……。」

 

ス「穢れがある方角っぽいし。丁度いいよ。」

 

ア「すまない。甘えてしまって。」

 

ミ「気にしないでいいよ。王宮を見たいってのが本心だから。」

 

ス「王宮って初めてだ。案内よろしくね。」

 

ア「君にとっては同じなんだな。」

 

一行、王宮に向かう。

 




こんにちは、作者です。第五話です。第四話でも書きましたが、スレイはまだ神威を実現していません。一応、念のため。今回の話はほとんど原作通りですね。ここらへんのストーリーはプレイしていて楽しかったです。従士になったアリーシャと一緒に旅が出来ると、胸が高鳴っていました。しかし、それがあんなことに……。おっと、これ以上は止めておきましょう。私かて憑魔にはなりたくありません。ではまた、第六話でお会いしましょう。
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