オーバーロード〜黒き翼と白き翼〜   作:つなかん@缶詰め

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遅れてしまって申し訳ありません!

今回から話しが原作とは違う展開になっていきます。

蒼の薔薇のメンバーのレベルが原作より高くなっているのはわざとです。今後も原作とレベルが合わないキャラが出てくると思いますが、よろしくお願いします。


第8話:竜王国

カルネ村から帰還してから数ヶ月の期間が過ぎた。その間に色々なことがあったので、まずはその説明からしようかな。

 

まず俺とルベドは冒険者になることにした。これはあれから色々調べた結果、冒険者になって情報収集するのが効率がいいとわかったからである。モモンガさんもなりたがっていたけど、やっぱりナザリックを俺達二人が同時に空けるのはまずい。ということで、俺とルベドが今現在冒険者になっているわけだ。冒険者ランクは一番上のアダマンタイトである。何故数ヶ月でそこまでなれたかというと、悪の秘密結社やら何やらを潰していたら勝手になっていた。まぁアダマンタイト級になれば様々なことで使えるので結果オーライという感じかな。ちなみに冒険者として活動している間はルベドと二人っきりになれるので大変役得である。いや〜、ルベドと二人で過ごせるってだけで毎日が楽しいものだ。

 

それからモモンガさんはナザリックの強化と、この世界の情報収集にいそしんでいる。やはり今注目しておくのは帝国、法国、王国の三勢力だろう。モモンガさんの情報によると何やら帝国と王国の間で戦争が起こりそうな雰囲気らしい。まだはっきりとはしていないが要注意である。そして、法国はプレイヤーらしき影があると情報もある。それにどうやら世界級(ワールド)アイテムもいくつか所持している可能性がある。法国とはいつか一戦交えることになるかもしれないな。あ、あと重要なことといえば、モモンガさんが人間になれるようになったということかな。これはモモンガさんの作ったNPCであるパンドラズ・アクターが守護している宝物殿にあったアイテムのおかげである。まぁ色々制約はあるらしいけど、モモンガさんが料理などを食べることができるようになったのは素直にうれしい。

 

その他にもあったけど大きくはこれくらいかな。というわけで冒険者になった俺とルベドは今ある場所を目指して進んでいた・・・。

 

 

 

 

「いやー、まさか依頼とはいえ竜王国に行くことになるとは思わなかったな」

「そうですね。私はゼクス様と長期間一緒にいられるのでうれしいですけどね」

「そうか?そう言ってもらえるとうれしいよ」

 

ルベドの頭をなでてやった。やっぱりこれに限るな。

 

竜王国。一応の活動拠点であるエ・ランテルからかなり東にいった場所にある国である。人間の女性が王として納めている国で、どうやら建国したのは竜王であるらしい。そのため王家の者はその竜王の血を継いでいるのだとか。それと長らくビーストマンの国の侵略に悩まされていて、今回俺達が派遣されたのもそのためらしい。元々は法国の力を借りていたらしいのだが、その陽光聖典を俺達が潰してしまったのも原因の一部っぽいので自業自得でもあるか。正直まだあまり詳しくわかっていないのが現状の国である。

 

「お二人さん、仲がいいこったね」

 

俺とルベドが話していると今回の同行者が話しかけてきた。彼女はガガーランという人で俺達と同じアダマンタイト級冒険者のチーム、蒼の薔薇の一人である。

 

「そうね。お二人はもう知り合って長いのですか?」

「ええ。もうけっこうになりますね」

 

彼女がこの蒼の薔薇のリーダーであるラキュースだ。蒼の薔薇は構成メンバーが全員女性のチームである。しかし、だてにアダマンタイト級というわけではなく、メンバー全員が50レベルオーバーという実力者となっている。中でもイビル・アイいう女性は頭一つ抜けた実力をもっている。彼女ならうちのプレアデスにも勝てるだろう。

 

ラキュース達と少し話した後、馬車で揺れる景色を眺めながらぼんやりと今回の依頼の内容を考えることにした。

 

 

 

 

ー遡ること数日前ー

 

俺とルベドはリ・エスティーゼ王国に来ていた。理由は国王直々にお呼びだしがかかったからだ。それはもちろん、アダマンタイト級冒険者としての仕事だろう。王国の一室へと案内され、しばらく待っていると数人が部屋に入ってきた。

 

「ん、君達は・・・」

「お初にお目にかかります。私達はアダマンタイト級冒険者チームの蒼の薔薇というものです。あなた達お二方のお話は伺っております」

 

そう言って手を差し出してきたのは、アダマンタイト級冒険者チームとして有名な蒼の薔薇のリーダーだった。名前をたしかラキュースといったかな。

 

「こちらこそお会いできて光栄です」

 

そう言って俺達は握手をかわした。ふむ、たしかにアダマンタイト級というだけあって全員が全員なかなかのレベルのようだ。まぁ俺達には及ばないが、この世界では相当の強さになるだろう。

 

しばらくの間、蒼の薔薇の面々と話しをしていると国王への謁見の準備ができたようだ。国王が直々に俺達アダマンタイト級冒険者を二組も呼ぶということはそれなりの話しなのだろう。全員がそろうと国王から今回の仕事の内容を説明された。

 

 

先ほど説明された依頼内容をわかりやすくまとめると、竜王国がピンチだから救援に向かって欲し、いとのことだった。竜王国とは東の外れにある国で、随分前からビーストマンの攻撃を受けているそうだ。今までは法国の力を借りてなんとか凌いでいたが、今回はなぜかその法国の者が来ないらしい。まぁ、その理由は俺達が陽光聖典を壊滅させてしまったからのようなんだけどな。そこで王国まで救援の依頼がきたらしい。蒼の薔薇は以前に何度かビーストマンから竜王国を守っているらしい。と、先ほどの話しはこんな感じだった。王国としても一応竜王国には貸しを作っておきたいのだう。そんなわけで、俺達と蒼の薔薇のメンバーは竜王国に向かうことになった。

 

 

 

 

「もう少しで竜王国が見えてきますよ」

 

そんな声に俺の意識は現実に引き戻された。窓の外を見てみると、先ほどまでとは景色が変わってきていた。ふと先を見つめると国の方角から黒煙が立ち上っていた。

 

「む、ラキュースさん。竜王国の方角から黒煙が上がっていますよ」

「なっ、そんな!いけない、ゼクスさん急ぎますよ!」

「あれはもうビーストマンの攻撃を受けているということか。了解しました。ルベド、戦闘準備だ」

「はい、ゼクス様。敵の殲滅はお任せください」

「うん、頼りにしているよ」

 

そう言って頭を撫でてやるとルベドは嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

「おい!イチャイチャすんのはあれをどうにかしてからにしてくれや!」

「わかっていますよ。仕事はやらせていただきます」

 

ガガーランからの叱責をうけ、俺も戦闘態勢に入る。ルベドはガガーランのことを睨んでいたが、また後で頭を撫でてやるとしよう。

 

 

 

 

俺達が竜王国へと辿り着くと、そこでは竜王国の者達が一方的に蹂躙されていた。見る限り、情勢はかなり劣勢のようだ。

 

「ゲハハハハハ!人間どもよ、大人しく我らの餌となるがいい!」

 

見たところビーストマンはレベル35程度のようだ。これなら蒼の薔薇のメンバーで問題なく対処できるだろうが、何より数が問題だ。かなりの数のビーストマンが竜王国を攻めていた。

 

「ラキュースさん、俺とルベドが先陣をきります。蒼の薔薇のメンバーは竜王国の人達を一旦避難させてください」

「正気ですか!?あの数を二人だけで相手にするのは無謀ですよ!」

「そうだ。いくら貴様が強いといえど勇敢さと、無謀をはき違えるな」

「貴様らは黙っていろ。ゼクス様がやると仰っているのだ。大人しく指示に従え」

「なんだと!?」

「ルベド。すみません、ここは俺達に任せてください。何よりもまずは竜王国の人達の安全が大事でしょう」

「・・・わかりました。ここは頼みます!みんな、まずは竜王国の人達を避難させましょう!」

「ちっ、勝手にしろ」

 

そう言って蒼の薔薇のメンバーは竜王国の人達を避難させに向かった。

 

「さてと、ルベド。あまり相手を見下したようなことを言うんじゃないぞ」

「ですがあいつはっ・・・、わかりました。気を付けます」

「俺のために怒ってくれたのはうれしいよ。ありがとう」

 

ルベドは頬を赤らめながらもじもじしていた。さて、そんなルベドを眺めとくのもいいが、そろそろ戦闘開始といこうか。

 

「さぁ、行くぞルベド!ビーストマンどもを殲滅してやろう!」

 

 

 

 




ここまでお読みいただきありがとうございます。

次回までしばしお待ちください。
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