………どうしてこうなった?
「さぁ。死ね、龍夜」
「一秒でも早く死ね!」
などなど、さっきから死ねと連呼している、強襲科の生徒たちに囲まれている。
「どうしてこうなったぁ!」
大事だから二度言った。ええと、確か、今日は憂さ晴らしを兼ねて強襲科に来ていた。そこまではいい。だが、強襲科の教師の蘭豹から、再びテストを受けろと脅された。まあ、そこは千歩譲っていいだろう。だが――
「なんでこんなに多いんだぁぁぁ!!!」
強襲科の主なAランクの一、二年の生徒合計十人と、狙撃科からレキが来ている。あれ?なんでレキが居んの?強襲科だけじゃないの?それにあのツインテールチビも居るし。
「よし。じゃあ、殺りあえ!」
「まてぇ!ぜんぜん良しじゃねえよ!」
どー考えても、虐めだろうが!
「まあ、いいじゃないか死なない程度にするからさ」
「おい不知火。現在進行形でお前の言葉を信じられないんだけど!」
くそ!日本の戦術機風情が!
「ああー。もうどうにでもなれ!お前ら、骨の一、二本は覚悟しとけよ!」
超能力なしの本気で行く。と言っても、ツインテールチビの実力が分からんし、一番厄介なのはレキだな。
蘭豹のM500の発砲音と同時に強襲科十人+ツインテールチビとレキ対俺一人の殺し合い?が始まった。
「死ねえ!龍夜ぁ!!」
五人の一斉射を始めるが、腕と銃口の角度で大体の弾道の予測をして避ける。
「くそっ!当たらねえ!」
ドガッ!
「ぐへっ!」
「くそっ!」
「遅い」
バキッ!
「ぐはっ!」
五人の射撃を掻い潜り、近い奴から素手で制圧する。
「もらった!」
「アホが」
そいつが撃つと同時に、避けてSOCOMでやつの銃を撃ち、弾き飛ばす。
「ぐうっ!」
「よそ見してる暇があんのか?」
ドゴッ!
「うっ!」
これでまだ三人。面倒だ。
「ペース上げるか」
SOCOMをホルスターに戻し、八重桜を抜刀する。八重桜を右手に持ち、コンバットナイフを左手に持つ。
「行くぜ」
姿勢を低くし、一番近くに居る奴を目標に疾走する。避ける動きを最低限にし、避けにくい奴だけ刀とナイフで斬る。
「おらよ!」
ドガッ!ドゴッ!ゴンッ!
「ぐはっ!」
「ぐえっ!」
「うぁ……」
全部を峰打ちにして、制圧。これで、六人。あと半分。
「ふっ!」
壁を足場にして、目の前のやつの頭に蹴りを入れる。これで七人。
パァン!
「くっ!」
銃声と共に、左頬から微かに血が流れた。床にめり込んでいる銃弾から、射線をイメージし射手を探す。
「レキ」
そこにはレキがいた。そう言えば居たんだったな。けど、このまま放置してれば面倒な事になる。先に潰すか。
「死ねやぁ!」
「邪魔だゴラァ!!」
そいつが銃を撃つ前に、顔を足場にして飛ぶ。着地地点はレキの移動先の手前。
「降参しな。レキ」
「……はい」
着地した瞬間に、レキのドラグノフを蹴り上げ、それをキャッチして、銃口を向けた。そして次に、残りを狙撃する。別に殺してもいいんじゃね?と思ったが、まあここは抑えよう。
「……で、どうする不知火?」
「降参するよ」
後ろからドラグノフを突きつける。
「あっそ」
これで、レキと武偵十人を制圧する事ができた。
「さぁてと。待たせたな」
「やるじゃないあんた」
「別に。さぁ、とっとと始めようぜ」
「今度こそ風穴開けてやるんだからッ!」
「上等だぁッ!」
チビが出したのは、二丁のコルト・ガバメント。こいつも
ずきゅずきゅずきゅん!!
ダァンダァンダァン!!
銃撃のが互いの間を行き交う。チビが撃ち、俺が
だが、チビは二丁。対する俺は一丁だけを使っている。それに少し前に1発使ったから、残りは12だ。弾数は俺が不利。恐らくチビは、俺が弾切れになった瞬間を狙ってくるはず。なら。その瞬間を狙い、返り討ちにしてやる。
「ちっ!」
そして、ついにSOCOMの弾が切れた。
「もらったわ!」
そして、予想通りにチビが突っ込んできた。
「二丁拳銃が自分だけの物だと思うなよ」
ダァンダァンッ!
2発の銃声と共に、チビのガバメントが吹っ飛んだ。
「終わりだ」
「ぐふっ!」
がら空きの腹部に回し蹴りを一発入れる。
「あー、終わった終わった」
「まだ……よ」
壁に衝突しておきながら、フラフラと立ち上がるチビ。無茶するぜ。
「終わりだ」
「終わりじゃ、ないわよ!」
「終わりなんだよ」
チビの背後に回り、手刀を落とし、気絶させた。
「やっと終わったぜ。まぁ、そこそこいい憂さ晴らしになったな」
それを聞いた全員が、「憂さ晴らしかよッ!!」って突っ込んでたが、どうでもいいや。
そして、強襲科Sランクと言う、どうでもいいランクが付けられた。