緋弾のアリア 漆黒の弾丸   作:月光

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第二弾

………どうしてこうなった?

 

 

「さぁ。死ね、龍夜」

「一秒でも早く死ね!」

 

などなど、さっきから死ねと連呼している、強襲科の生徒たちに囲まれている。

 

「どうしてこうなったぁ!」

 

大事だから二度言った。ええと、確か、今日は憂さ晴らしを兼ねて強襲科に来ていた。そこまではいい。だが、強襲科の教師の蘭豹から、再びテストを受けろと脅された。まあ、そこは千歩譲っていいだろう。だが――

 

「なんでこんなに多いんだぁぁぁ!!!」

 

強襲科の主なAランクの一、二年の生徒合計十人と、狙撃科からレキが来ている。あれ?なんでレキが居んの?強襲科だけじゃないの?それにあのツインテールチビも居るし。

 

「よし。じゃあ、殺りあえ!」

 

「まてぇ!ぜんぜん良しじゃねえよ!」

 

どー考えても、虐めだろうが!

 

「まあ、いいじゃないか死なない程度にするからさ」

 

「おい不知火。現在進行形でお前の言葉を信じられないんだけど!」

 

くそ!日本の戦術機風情が!

 

「ああー。もうどうにでもなれ!お前ら、骨の一、二本は覚悟しとけよ!」

 

超能力なしの本気で行く。と言っても、ツインテールチビの実力が分からんし、一番厄介なのはレキだな。

蘭豹のM500の発砲音と同時に強襲科十人+ツインテールチビとレキ対俺一人の殺し合い?が始まった。

 

「死ねえ!龍夜ぁ!!」

 

五人の一斉射を始めるが、腕と銃口の角度で大体の弾道の予測をして避ける。

 

「くそっ!当たらねえ!」

 

ドガッ!

 

「ぐへっ!」

 

「くそっ!」

 

「遅い」

 

バキッ!

 

「ぐはっ!」

 

五人の射撃を掻い潜り、近い奴から素手で制圧する。

 

「もらった!」

 

「アホが」

 

そいつが撃つと同時に、避けてSOCOMでやつの銃を撃ち、弾き飛ばす。

 

「ぐうっ!」

 

「よそ見してる暇があんのか?」

 

ドゴッ!

 

「うっ!」

 

これでまだ三人。面倒だ。

 

「ペース上げるか」

 

SOCOMをホルスターに戻し、八重桜を抜刀する。八重桜を右手に持ち、コンバットナイフを左手に持つ。

 

「行くぜ」

 

姿勢を低くし、一番近くに居る奴を目標に疾走する。避ける動きを最低限にし、避けにくい奴だけ刀とナイフで斬る。

 

「おらよ!」

 

ドガッ!ドゴッ!ゴンッ!

 

「ぐはっ!」

「ぐえっ!」

「うぁ……」

 

全部を峰打ちにして、制圧。これで、六人。あと半分。

 

「ふっ!」

 

壁を足場にして、目の前のやつの頭に蹴りを入れる。これで七人。

 

パァン!

 

「くっ!」

 

銃声と共に、左頬から微かに血が流れた。床にめり込んでいる銃弾から、射線をイメージし射手を探す。

 

「レキ」

 

そこにはレキがいた。そう言えば居たんだったな。けど、このまま放置してれば面倒な事になる。先に潰すか。

 

「死ねやぁ!」

 

「邪魔だゴラァ!!」

 

そいつが銃を撃つ前に、顔を足場にして飛ぶ。着地地点はレキの移動先の手前。

 

「降参しな。レキ」

 

「……はい」

 

着地した瞬間に、レキのドラグノフを蹴り上げ、それをキャッチして、銃口を向けた。そして次に、残りを狙撃する。別に殺してもいいんじゃね?と思ったが、まあここは抑えよう。

 

「……で、どうする不知火?」

 

「降参するよ」

 

後ろからドラグノフを突きつける。

 

「あっそ」

 

これで、レキと武偵十人を制圧する事ができた。

 

「さぁてと。待たせたな」

 

「やるじゃないあんた」

 

「別に。さぁ、とっとと始めようぜ」

 

「今度こそ風穴開けてやるんだからッ!」

 

「上等だぁッ!」

 

チビが出したのは、二丁のコルト・ガバメント。こいつも二丁拳銃(ダブラ)か。

ずきゅずきゅずきゅん!!

ダァンダァンダァン!!

銃撃のが互いの間を行き交う。チビが撃ち、俺が弾丸撃ち(ビリアード)で弾く。ガバメントの装填弾数は7で、チェンバーにあらかじめ入れておくか、エジェクションポートから手で1発入れれば8になる。SOCOMは12発で、同じ方法で1発入れれば13発になる。

だが、チビは二丁。対する俺は一丁だけを使っている。それに少し前に1発使ったから、残りは12だ。弾数は俺が不利。恐らくチビは、俺が弾切れになった瞬間を狙ってくるはず。なら。その瞬間を狙い、返り討ちにしてやる。

 

「ちっ!」

 

そして、ついにSOCOMの弾が切れた。

 

「もらったわ!」

 

そして、予想通りにチビが突っ込んできた。

 

「二丁拳銃が自分だけの物だと思うなよ」

 

ダァンダァンッ!

 

2発の銃声と共に、チビのガバメントが吹っ飛んだ。

 

「終わりだ」

 

「ぐふっ!」

 

がら空きの腹部に回し蹴りを一発入れる。

 

「あー、終わった終わった」

 

「まだ……よ」

 

壁に衝突しておきながら、フラフラと立ち上がるチビ。無茶するぜ。

 

「終わりだ」

 

「終わりじゃ、ないわよ!」

 

「終わりなんだよ」

 

チビの背後に回り、手刀を落とし、気絶させた。

 

「やっと終わったぜ。まぁ、そこそこいい憂さ晴らしになったな」

 

それを聞いた全員が、「憂さ晴らしかよッ!!」って突っ込んでたが、どうでもいいや。

そして、強襲科Sランクと言う、どうでもいいランクが付けられた。

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