緋弾のアリア 漆黒の弾丸   作:月光

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第五弾

「たく、面倒だな。クソッ」

 

翌日、今俺は雨の中を能力を使いながら移動している。きっかけは数分前の一本の電話からだ。どうやって知ったのかは分からんが、神崎が事件だから来いと命令してきた。暇だから行ってやってるからな。

 

ダァンッ!ダァンッ!

 

二発の銃声が鳴り、直撃寸前に避けた。進行方向には人がいた。

 

「久しぶりだな。漆ヶ谷 龍夜」

 

「お前は――」

 

「そう。僕の名は――」

 

「ハ○ー・○ッター」

 

「ちげぇーよ!」

 

違うのか?

 

「じゃあ、ヴォルデモート?」

 

「じゃあってなんだよ!そして、なんで疑問系なんだよ!」

 

「だったら、誰なんだよ」

 

「良くぞ聞いた!僕は――」

 

「ただのモブキャラAだろ?」

 

「ちがぁう!だから、僕の名はラルヴァ・クラウサーだ!」

 

ラルヴァ?ああ、アイツか、い・ウーに居たあの――

 

「雑魚キャラAか」

 

「話きいてたか!?」

 

「わめいてんじゃねえよ。邪魔だ」

 

八重桜を抜刀し、斬りつける。が、それはジャンヌが使っている、デュランダルと同じくらいの剣で防がれた。

 

「僕達はお互いに超能力者。つまり、どれだけ自分の能力を使えるかで、勝負が決まる」

 

道路に出来ている水溜りの水が跳ね、刃のごとく、俺に向かって飛んで、左腕を切った。

 

「知ってるよ。君は、零課に能力制限されている。だから、あの頃のような力はもうない!」

 

はぁー、くだらん。バカすぎる。

 

「愚かだわぁ。愚か過ぎて救いようがねえぜ。確かに俺は、零課に能力制限されてる。だからってなぁ、俺が弱くなったからって、お前が強くなったわけじゃねえだろうがよぉ!」

 

ラルヴァに蹴りを入れ、能力で加速する。

 

「雑魚は雑魚なりに、雑魚らしく、惨めに死ねやぁ!」

 

「雑魚雑魚言うなぁ!!」

 

剣で向かい撃つつもりなのだろう。だけど、所詮は無駄な行動だ。

 

ザシュッ!

 

「ぐっ!」

 

「殺り損ねたか」

 

手ごたえはあったのはあったが、水の鎧で、致命傷を避けたか。

 

「とっとと失せろ。お前に構っている暇はねえんだ」

 

「くそっ!次こそは」

 

と、雑魚キャラがほざきそうな台詞を言って、何処かに消えた。

 

「精々俺が零課として動いている時に会わないことだ。っと、急ぐか」

 

再び、能力で加速して、合流地点に向かう。もうすでにレキが居る事だろうしな。

 

 

 

 

 

 

事前にチビから聞いていた合流地点に着くと、一台のヘリが止まっていた。すぐに乗り込み、ドアを閉める。

 

「スマン。遅れた」

 

「いえ。予定時間ちょうどです」

 

雑魚キャラAに足止め?らしきものをされ、ヤバイと思って、急いでみたが何とかなったな。

 

「状況は?」

 

「キンジさんとアリアさんが先行して、バスに乗り込みました。私達はその援護に回ります」

 

「了解だ」

 

ヘリが飛び立ち、目標のバスに追いつく。真っ赤なルノーがそれを追尾している。バスの上ではキンジと神崎が居たが、神崎の様子がおかしい。

 

「んじゃあ、始めるかレキ」

 

「はい」

 

俺はPSG-1を、レキはドラグノフを構える。

 

「レキ。爆弾は任せる」

 

「はい」

 

「んじゃあ、狙い撃つぜ!」

 

パァン!パァン!

 

まず、キンジを狙っていたUZIを撃ち、破壊する。二発目は、前輪を撃ち抜きパンクさせ、スピンしガードレールにぶつかり、爆発し炎上した。

それと同時にレキも爆弾を排除した。

これで負傷者一名だけでこの事件は解決した。

 

 

 

 

 

日曜日。あの事件の翌日、キンジと神崎が喧嘩をした。まあ、どうでもいいことなのだが。

俺は今、留置所の面会室にいる。

 

「初めまして。神崎 かなえさん。公安零課の漆ヶ谷 龍夜です」

 

この人は神崎かなえさん。神崎の母親だ。

 

「零課の?まだ高校生なのに?」

 

「ええ。まあ、いろいろあって、スカウトされたので」

 

ちなみにここには官吏官は居ない。なぜなら、警視総監に直接頼み込んで、許可を貰ったからだ。警視総監とは、将棋の相手をさせらる内に、仲が良くなった。

 

「時間がないので単刀直入に聞きます。イ・ウーは、いやシャーロック・ホームズは何を考えているんですか?」

 

「どういうこと?」

 

「普通に考えれれば、あなたは無実だ。簡単に無実を証明できる。なのに、貴女は捕まって、ここにいる。なら、貴女はシャーロック・ホームズに何かをするように頼まれた。そうじゃないんですか?」

 

「ええ、そうよ。でも目的を知ればあなたはただでは済まなくなるわ。だから」

 

話せないのかよ。なにを考えてるんだ。シャーロックの野郎は。まるでゲームじゃないか。神崎さんに罪をなすりつけたメンバーを捕まえれば、減刑される。神崎さんをクリアした時の景品してやがる。何を考えてるんだよ、シャーロック・ホームズは。

 

「分かりました。では、今度は釈放された時に」

 

と、言って部屋を出た。途中でキンジと神崎を見かけたが、ほっといた。

 

 

 

 

 

 

翌日、キンジの右隣に神崎の姿がなかった。神崎は、判決を覆すために、武偵として真犯人を捕まえようとしている。だが、ホームズ家の一族は、パートナーがいることでその潜在能力を見せる。今の神崎では、真犯人を捕まえることはできない。そのパートナーがキンジになるのかは、分からないが。だが、パートナーいるからと言って、イ・ウーのメンバーが簡単に捕まるとも思えない。それにシャーロックの野郎が何を目的に動いているのかも分からん。あのふざけたゲームをクリアすれば、分かるのだろうか?

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