白き悪魔は永遠を喰らう   作:寝起きイグアナ

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今回は少なめです。


第2話 Vの暴走/その名はエターナル

 

警視庁 特殊状況下事件捜査課。通称特状課の地下に存在するドライブピットではある存在について話し合っていた。

 

「結局昨日のあいつは何だったんだ?」

 

そう言ったのは泊 進ノ介(とまり しんのすけ)。またの名を(仮面ライダードライブ』。

話題はもちろんエターナルの事である。

 

「ロイミュードを倒したかと思えば、今度は姉ちゃんを狙ったり、何にがしたかったんだよ!」

 

彼は詩島 剛(しじま ごう)。『仮面ライダーマッハ』の正体である。

彼からしてみれば、大切な姉を狙った『悪』であると同時に人々を襲うロイミュードを倒した『正義』でもある為、どう対処すればいいのかわからないのだ。

 

「大変よ‼︎

正体不明の怪物が暴れているという通報があったわ‼︎」

「え?妙ね。

重加速反応は出てないわよ?」

「とにかく行くしかねぇ‼︎

進兄さん!先行くぜ‼︎」

 

そう言うと剛はドライブピットを出て行く。

 

『進ノ介!私たちも向かおう‼︎』

 

仮面ライダードライブのベルト、通称『ベルトさん』に進ノ介は促され、専用車『トライドロン』に乗り込む。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「ヒャッハハハハ‼︎俺様最強だぜ‼︎」

 

そう言いながら街を破壊しているのは左手が鉄球に変化している青い異形、『バイオレンスドーパント』だった。

 

「出たな、ロイミュード‼︎

今ストレス溜まってるから捌け口にさせてもらうぜ?

Let's変身‼︎」

 

『シグナルバイク!ライダー‼︎

マッハ‼︎』

 

剛はマッハに変身し、ゼンリンシューターでバイオレンスドーパントを撃ち続ける。

だが左手の鉄球にその銃弾は阻まれ、ダメージを与える事は出来なかった。

 

「おいおいそんなもんか?大した事ね〜、グアッ‼︎」

 

油断していたバイオレンスドーパントをトライドロンが弾き飛ばす。

 

「剛!大丈夫か?」

「あぁ、大丈夫だよ進兄さん。」

『進ノ介、あれはロイミュードではないぞ!』

「「えっ?」」

『あの怪人にはナンバープレートが付いていない。

ロイミュードであれば必ずある筈なのにだ。』

「じゃあアイツは何なんだ?」

 

ドライブに変身した進ノ介達が話していると、バイオレンスドーパントが起き上がる。

 

「人が楽しんでる時に邪魔をすんな‼︎

折角この力を手に入れたってのによぉ‼︎」

 

バイオレンスドーパントは怒り狂い、『バイオレンスボール』へと変化する。

 

「このまま潰してヤンヨォォォオオオオ‼︎」

 

飛び出ている左手を使い、バイオレンスボールは飛び上がるとドライブとマッハを吹き飛ばし、体勢が崩れたところを狙い何度も体で押し潰す。

 

「ぐっ!がっ!うっ!」

「オイオイ、さっきまでの威勢ハどうシタんダ?全然手ごタエがねーナァ?」

 

もはやバイオレンスドーパントの変身者には理性は残っておらず、破壊衝動に従い続けているだけだった。

霧子も助ける為に銃を発砲するが、全く効果は現れなかった。

 

(私はダメだ。一般人の人はおろか仲間すら守れない。

私は、私は…!)

「はぁっ‼︎」

「グギャッ‼︎」

 

蹂躙していたバイオレンスボールを巨大な斧が襲い、ドライブとマッハを救出する。

 

「チェイス!お前どこ行ってたんだよ‼︎」

「すまない、事件に巻き込まれていた。」

 

2人を助け出したのは『仮面ライダーチェイサー』こと、チェイスだった。

彼はロイミュードでありながらも人々を守る仮面ライダーである。

 

「糞ガアァァァアア‼︎」

「一気に決めるぞ‼︎」

「「おう‼︎」」

 

『『『ヒッサーツ!フルスロットル‼︎』』』

 

「「「てやあああ‼︎」」」

 

3人の必殺の一撃がバイオレンスドーパントを襲い吹き飛ばす。

 

「ク、クソッ!お、俺はサイきょうなのに‼︎

グギャアアアァァァァ‼︎」

 

捨て台詞を吐き、バイオレンスドーパントは爆散し、変身者である不良から『Violenceメモリ』が排出される。

 

「ひ、人?」

「あの化け物、人間だったのか⁉︎」

「あぁ。

俺が巻き込まれていた事件も同じようにこのUSBメモリで怪人に変身していた人間が引き起こしていた。」

 

そう言いながらチェイスは『Accelメモリ』と『Yesterdayメモリ』を2人に見せる。

それに対して霧子は思わず声をあげる。

 

「あっ!」

「どうした、霧子?

これについて何か知っているのか?」

「えっ?いや、何も……。」

「3本も一遍に見つかるとはラッキーだな。」

 

そこへエターナルが現れる。

 

「お前は昨日の!」

「そのメモリは俺のだ。こいつを含めてな。」

 

そう言いながら見せたのは『Violenceメモリ』。

彼らが話し合っている内に回収したようだ。

 

「いつの間に!

それは事件の証拠品だ!」

「俺のものだと言った筈だ。

いかなる理由があろうとも渡すつもりはない。」

 

そう言いながらエターナルは1本のガイアメモリを取り出す。

 

『Snatch』

 

そのメモリはガイアウィスパーを鳴らすと、マキシマムスロットに吸い込まれていく。

 

『Snatch Maximum Drive』

 

するとチェイスの手にあったガイアメモリは空中に浮かび上がり、エターナルの手に渡る。

 

「そんなっ⁉︎」

「お前は一体何者だ‼︎」

「俺か?俺の名は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『仮面ライダー エターナル』。」

 

そう名乗ると、エターナルはそのままどこかへ行ってしまった。

 

「仮面ライダー エターナル……。

一体彼は?」

 

霧子は思わずそう呟いていた。

 

 

 




今回からメモリの紹介を書いていきます。
元々あるメモリも効果を変えているものもあるので全部紹介します。

今回紹介するのは『Snatchメモリ』。
これはあらゆるものを強奪する能力です。武器やアイテムはもちろん、相手のパワーも奪う事ができます。
ただし、この能力を使って相手のパワーを奪うにしても限界があり、自分のキャパシティを超える力は吸収できません。
つまり、使用者のもつ元々のポテンシャルに依存するメモリなので一般人がドーパントになる為に使用しても大した脅威にはならない代物です。
ちなみに元ネタは『七つの大罪』に出てくる『バン』というキャラの魔力、『強奪(スナッチ)』です。
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