読む以前の問題、が一番多いです…。
あれかな、やっぱりニワカ知識ってのがダメなのかな。それとも文章? 物語的に? もしくはそれ以外に?
我がままとか稼ぎとかそういうつもりはありませんが、良ければ評価してくださるときは、感想とともにいただけると嬉しいです。単純に「この作品はダメだ」って言われても、どの辺がダメなのかわかりませんし。
…まぁお願いはこの辺にして。
Dies 要素に関しては、もう少し後からだと思います。そこまで離れた話数ではない、と思いますので、どうかお待ちを。
では、どうぞ。
追記 タイトルが入ってなかった件についてwww
紅魔館の地下にある大図書館。
そこにパチュリー・ノーレッジという魔法使い、いや、魔女がいる。
一日の大半、というよりほぼ全部を図書館で過ごし、魔法についての本を主としてずっと読んでいる。ぶっちゃけて言えば引きこもり少女(見た目だけは。実際は一〇〇年ほど生きている)。生まれつき喘息もちで、そのせいなのか引きこもりに拍車がかかっている。その上前述したように本ばかり読んで運動もしていないため、身体が弱い。
魔法に関しても、魔法使いで知識も豊富とはいえ、魔法の薬などの精製は苦手らしい。しかしその代わり(?)、妖精・精霊の力を借りる属性魔法を得意としているようで、時折現れる
そんな知識と日陰の少女は、いつも通りに本を読んでいた。
パラ、と紙をめくる音が、静かな大図書館に鳴り渡る。
そんなパチュリーを余所に、せっせと本を運んだり整理している少女が一人。
赤い髪を背中あたりまで伸ばし、悪魔の羽のようなものを両側頭部から生やしたうえ、本物の悪魔の羽を背中から生やした、整った顔立ち。小悪魔、通称こあと呼ばれる、この図書館の司書的立ち位置にいる少女だ。
「よいしょ、っと……」
両手で抱えた本の小さな塔を床に置き一息。
一体何時間の間こうしてあっち行ったりこっち行ったりと図書館の中を奔走していたのだろうか。正直考えても時計が無いので分かるはずもないし気にもしない。時計がない、というのは、時間には意味などほとんどないという事なのだから。
まぁ、あくまで
「さて、じゃあ次は――」
「おはよう小悪魔」
ぽん、と肩に置かれた手に、思わず「うひゃぁっ!?」と可愛く悲鳴を上げる。ばっ、と振り返ってみると、
「えーっと、驚かせるつもりは無かったんだけど……ごめん」
なにやら申し訳なさげに苦笑する宗次朗がいた。
「そ、宗次朗さん!? ご、ごごごめんなさい!」
混乱する小悪魔の口から出たのは何故か謝罪だった。
「え、なんで小悪魔が謝るの?」
「え、えぇ? いや、その、反射的というかなんというか……そのぅ……」
…………思わず黙ってしまった。
と、宗次朗が唐突に小さく笑った。
「ふぇ?」
「あぁごめん。やっぱ小悪魔は面白いな、って思って」
「そ、そうですか?」
「うん。まぁ、自分でも何が面白いのかイマイチよく分かってないんだけどね」
ごめんね、いい加減で。と再びくすくすと笑う。何故かその笑顔を見ていると頬が熱くなった。
――いつもこれだ。宗次朗と話していると妙に緊張するし、笑顔はやけにまぶしく見える。ついでにそれを見ているといつも頬が熱くなってくる。
いまいち何が原因なのかとか、一緒にいるといつも感じる胸の暖かさはなんなのかとか、さっぱり分からないことだらけだ。パチュリーに相談しに行ったこともあるが、それは自分で気づくべきだ、と若干不機嫌そうに言われたのを覚えている。
これが悪いことだったり悪い感情だったりはしない。それはいつも考える中で唯一分かること。
「……ん?」
笑う宗次朗を見ていた視線が、無意識に彼の手に向かった。トレーを持っている。その上には料理が。食べたことはあまりないが、いわゆる和食というやつだったはずだ。
「あの……宗次朗さん」
「ん? 何?」
「そのごはん、パチュリー様に?」
「うん。パチュリーに。朝ごはんだよ」
――――…………………………………………え?
「あ、あさ、ごはん……?」
「うん。朝ごはん。小悪魔が取りに来るの忘れてたみたいだから」
「あ、朝、なんですか? もう?」
「あれ、もしかして寝ずに働いてたの? そうだよ、もう朝」
「…………」
「? 小悪魔?」
朝。
さっきまで自分は時間など気にせず、そこまで時間は経ってない気がするんだよなー、とのんきに夜だと思っていた。自分の体感時間=今の時間ではないのに。
時間には意味などほとんどない。しかしあくまでほとんどであって、いくらかの意味はある。そう、たとえば三食のご飯を主に運ぶ時間とか、本を読んでいる間に寝てしまったであろう主に毛布的なのを掛けてあげなければならないとかとかとかとか―――。
「うきゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」
「うわぁッ!?」
――やっちゃったぁあーーーーーーーーっ!!
頭を抱えて気づかぬ間に奇声を上げる小悪魔。目の前で顔を引き攣らせている宗次朗にも気づかず、頭の中はどうしようどうしようと、同じ問いだけが駆け巡る。
――パチュリー様がお腹を空かせて倒れていたらどうしよう餓死していたらどうしよう毛布かけなかったせいで風邪ひいてたらどうしようただでさえ体が弱いのに風邪なんかひいてそのせいで死んでたらどうしようどうしようどうしようどうしよう――――!!
「きゅう」
「ちょっ、小悪魔!?」
ばたん、と小悪魔は突然倒れた。
なんか突然小悪魔が発狂して突然倒れた。
騒ぐ小悪魔に文句を言いに来たらしいパチュリーが現れ、宗次朗と倒れている文句を言うはずの相手を見て、宗次朗に事情聴取を始めた。その際の第一声がこれだ。
朝食を運びに来た、それを聞いたらそうなった。それを聞いたパチュリーはため息を一つ。
「全く……さすがに心配しすぎよ」
「まぁしょうがないんじゃないかな。小悪魔のこれは今に始まったことじゃないし」
「……諦めろってことね」
再びため息を一つつき、小悪魔と
ひっそりと置かれた机と椅子。彼女はゆっくりと椅子に座る。宗次朗は小悪魔を本棚に背を預ける形で寝かせておき、パチュリーのもとへ。
「どかしてもいいかな」
と、机に積み重ねられた本を左手で指差す。パチュリーは小さく首肯した。
宗次朗はふっと掌に乗せて持っていた、朝食の乗ったトレイから
「……やっぱり便利な能力ね。汎用性が高いわ」
「用途はこういうのじゃないんだけどね」
浮いているトレイを手に取り、先ほどまで本の塔があった場所にそれを置く。
「はいどうぞ。暖かいままだよ」
「はいはい、あなたの能力のおかげね」
宗次朗が手渡した箸を手に取り、味噌汁を一口。茶碗をおいてゆっくり、のんびりと並べられた料理に手を付ける。
ちら、と横に立つ宗次朗に目線だけ向ける。
「……別に見てなくていいわよ」
「まぁそうなんだけどさ。ほら、咲夜のもとに
「じゃあ本でも読んでなさいよ」
「魔道書読んでも僕には分からないよ」
「それ以外も一応はあるわ」
「それを探すのが大変なんだけど……」
「小悪魔を起こせばいいじゃない」
「それはそれでなんか気が引けるんだよね。どうも徹夜で働いてたっぽいし」
「休むことを忘れたあの子の自業自得だと思うけど」
まぁいいわ、と再び料理に手を付け始める。もくもく、と傍から見れば鳥が
……………………。
「……ねぇ」
「ん?」
「……そ、そんなにじっと見つめられていると、さすがに食べづらいのだけれど」
「あ、ごめん。なんか食べ方が可愛いからつい」
「そ、そうかしら」
ますます頬を赤くしながら、白米を口に運ぶ。
バタン! と大図書館の扉が開かれた。
「よぉパチュリー! また本借りに来たぜーっ!」
本棚の上をするりと抜けて現れたのは、典型的な魔女の服と帽子をかぶり、背中まで伸ばした金髪を揺らしながら箒の上に座り空中に浮く白と黒の少女だった。ニヤリと笑う彼女をパチュリーは一瞥し、また来た、と嫌そうな顔をする。
「……また盗みに来たのね、
「盗むんじゃなくて、死ぬまで借りるだけだぜ」
「それを盗むっていうんじゃないかな」
お? と今頃宗次朗の存在に気付いた少女、霧雨魔理沙はにんまり笑って、
「宗次朗じゃないか、いたのか」
「ちょっと用があってね。君こそよくここに来て本を盗んでるみたいじゃないか」
「だから盗むんじゃなくて――」
「死ぬまで借りるっていうんだろ? でも一応ここは図書館だからね、ちゃんと返却日は守ってもらわないと困るんだけどな」
「いいじゃないか。私が死ぬまでなんて、お前らからしたらそこまで長くもないだろ」
「それでも、だよ」
「むぅ……」
じゃあ、と魔理沙は箒に乗って宙に浮いたまま、
「私と勝負だ! 私が勝てば本を借してもらうぜ」
「僕が勝ったら帰る、って訳だ」
そういう事だぜ、と懐からミニ八卦炉という輪っかを取り出す。
「行くぜッ!!」
* * *
先制したのは魔理沙だった。
一気に上昇し図書館内を飛び回りながら光の球体を展開し弾幕として撃ちだす。光をまき散らしながら突き進むそれは、まさに流星のごとく。歪曲した進路を取り宗次朗に迫る。
「ちょっとくらい待ってくれてもいいんじゃないかな」
言って宗次朗は手を横に一閃する。その瞬間、こちらに向かっていた弾幕は全て掻き消される。それを一瞥もせずに、
「行ってくるよ、パチュリーはゆっくり食べてて」
「ええ、期待してるわ」
バッ、と本棚の上に飛び乗り、その上を飛び駆り走り出す。。魔理沙が放っていくる弾幕を掻い潜りながら応戦するように牽制の弾幕を放つ。
「弾幕を撃つのは苦手なんだけどな」
絶え間なく放たれる弾幕を飛んで走って避け、本棚に当たりそうな弾は弾き飛ばす。それに対抗するように魔理沙も高速で飛び回り弾幕を撃ち続ける。まるで流星群のごとく降り注ぐそれらを、宗次朗は当然だとでも言うように避けていく。
キュイっ、と宗次朗は右足でブレーキをかけ、魔理沙の方へ突撃する形に方向転換した。目の前から迫る魔力弾をスレスレで全てかわし、飛び回る魔理沙に急接近する。
「うおっ、正面対決か? いいぜ、今日こそぶち抜いてやるッ!」
真正面にミニ八卦炉を向け、そこへ魔力を収束していく。虹色に輝く粒子がミニ八卦炉の中心の輪っかへと集まっていく。魔力の奔流が流れていくように魔の力が集まり強まっていく。
「マスタァ――……」
それはミニ八卦炉の正面に向け魔力が爆発的に膨れ上がり――、
「スパァァアアアアアアアアアアアアクッ!!」
破裂した。
ミニ八卦炉に込められた魔力が光の塊となって宗次朗に襲い掛かる。虹色の奔流は
瞬間、宗次朗と虹色の光が
「くっ……こんのぉおおおおおおおおッ!!」
込める魔力を更に増やす。マスタースパークの勢いは倍加するが、それでも宗次朗を喰らうことが出来ない。それどころか歯を突き立てることすら。
「だからさ、魔理沙――」
ド――ッ! と、マスタースパークを突き抜けた宗次朗が、魔理沙の目の前に出る。
「僕の能力を力づくで突破なんて出来ないんだってば」
宗次朗の右足が魔理沙の腹に食い込む。後方に吹き飛ばされる魔理沙はギリギリで箒を手につかみながらも、態勢を整える間もなく本棚に直撃する。
「くっ……かっはぁ――! 痛すぎる……」
よろよろと立ち上がり、再び箒に乗って空中に舞い上がる魔理沙。離れたところに本棚の上に立っている宗次朗が見える。
「くっそー……、なんでぶち抜けないんだよぉ。日々威力は上がってきてるんだぞ?」
「抜かれちゃったら能力名が伊達になっちゃうじゃないか」
「
「はぁ……まったく。紫ちゃんみたいな攻撃方法で防御抜こうとか思わないわけ?」
「全く!!」
頑固なんだから……、とため息を一つ。
「ほらほら、続きだぜ!」
しょうがないなぁ、と苦笑しつつ、再び本棚の上を疾走する――。
結果。
魔理沙はやっぱり撃退されました。
戦闘シーンに耐え切れませんでした(笑)
特別短すぎるわけでもなく、かといって長いわけでもない、とは思いますが、どうかなぁ。短いと感じたらごめんなさい。
ところで、一話で言った通りこれはニワカ知識による作品です。魔理沙の戦闘方法とか技とか、イメージでしかないので、実際は全く違ったりするかもです。そもそも弾幕ごっこのルール自体あんまり把握してないので、いろいろ調べようとはしていますが…。
まぁ、今回の戦闘は別に弾幕ごっことかではない、ってことにしておこうかな、とか都合のいいことを考えてたりw それでいいのかこれはw
では、また次回。