俺こと、
「やっぱ、FAIRY TAILは面白いな。」
自宅で漫画を読んでいた。生活費以外で金を使うといえば、漫画やライトノベルを買うくらいだ。自宅には、千冊以上の漫画とライトノベルがある。一番好きな漫画は、FAIRY TAILで、一番好きなライトノベルは、ハイスクールD×Dである。
「次は、ハイスクールD×D読もーと。」
何度読んでも飽きない。しばらく読んでいると、
「うん?なんだこれ?」
おかしいことに気がついた。
『赤龍帝、貴様が俺に勝とうなんて千年速いぞ。』
あれ?ライザーとリアスが結婚した。他の巻も読んでみると、
『聖魔剣か。余興にはなったか。』
コカビエルが木場を殺した。
『貴様も、道連れだ!』
カテレアの自爆にアザゼルが巻き込まれて重傷。和平が不成立。
「どうなってるんだ?」
不思議に思っていると、目の前が輝き出した。
「まぶしっ!」
光が収まると、白い空間にいた。
「なんだ、ここ?」
「ようこそ、おいでくれました。」
後ろから声がしたので振り返ると、黒髪のまさしく美人の女の人がいた。
「美人だなんて照れますわ。」
あれ?声に出てたかな?
「声は出ていません。心を読みました。」
心を読んだ?
「はい。私は、フィークといいます。物語を司る神です。」
「神様?」
自分が神って、美人なのに残念な人だな。
「残念とはなんですか。あなただって、顔は整ってるのにオタクだから残念と言われてるじゃないですか。」
オタクだと!
「誰がオタクだ!俺は漫画とライトノベルが好きなだけだ!」
「私だって、本当に神なんだから!」
口論が続くが、フィークと言う人は怒り方がかわいらしい。
「もういいや。神ってのは信じるよ。心を読まれたら信じるしかない。」
「ようやく信じてくれましたね。ここにあなたを呼んだのは私です。」
「なんで俺を呼んだんだ?」
「あなたも気付いていると思いますが、ハイスクールD×Dの物語が変わってしまいました。」
確かに、全然違う話になっていた。
「私は、作品の物語や人の人生の物語を司っているのですが、ハイスクールD×Dの世界にその世界のものではない邪悪な力が働き、物語が変わってしまいました。なので、あなたの世界から人を送り込み、邪悪な力を消し去り、物語を元に戻すことにしました。」
「なんで俺?」
「あなただからではなく、ハイスクールD×Dだけではなく物語を心から愛している人を呼んだらあなたに決まりました。」
ハイスクールD×Dの世界か。俺、特別な力ないしすぐ死にそうだな。行きたいけど。
「行くならば特典をつけさせてもらいます。それと、もし行くならハイスクールD×Dに関する記憶は全て消えてしまいます。」
記憶が消えるのか。だけど、
「ハイスクールD×Dのピンチなんだ。俺は行くぜ。でも、俺が行ったら物語が変わるんじゃないのか?」
「邪悪な心がなければ物語が変わっても後で戻せます。好きにやってください。」
好きにやれって適当だな。
「特典ってなんでもいいの?」
「特典はくじで決めます。」
フィークは箱を取り出す。
「そこは適当なのね。」
「規則ですので。過去の特典でいうと鍛えれば鍛えるだけ強くなる肉体とかがありました。」
結構チートだな。
「チートになるかは自分の努力次第です。」
俺はくじを引く。
『FAIRY TAILのルーシィ的な能力の神器』
くじにそう書いてあった。
どういうこと?俺は星霊魔導士になるってことか?
「これは面白い特典が出ましたね。」
フィークが笑う。
「これってどういうこと?」
「この特典でルーシィのようなことが出来ます。呼び出すのは星霊ではなくて異世界の強者です。」
異世界?
「つまり、あなたの知っている物語の人物を呼び出すことができます。」
それって、めちゃくちゃ強いじゃん。
「じゃあ、ルーシィの
「それは、
なるほど、鍛えればいいのか。師匠的な人を呼び出せば言い訳だな。
「神器の使い方は向こうに着いたら自動で頭にダウンロードされますので。あと、送った後は子供になっていると思います。修行の期間ということですね。」
勉強するのは嫌だがしかたないか。
「じゃあ、速いところ送ってくれ。」
「わかりました。物語をよろしくお願いします。」
フィークの話が終わると目の前が暗くなった。
めちゃくちゃ違う作品のキャラクターが出ると思います。