ハイスクールD×D 異世界を繋ぐ鍵   作:ドルキ

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第1章 旧校舎のディアボロス
第1話 友達の彼女は堕天使


 

俺は2年生になった。はぐれ悪魔が出ることはあったが、タンバリン以降、他の世界の者が現れることはなかった。タンバリンのことは悪魔側には内緒にしている。知ってるのは、俺とヴァーリと美猴とアザゼルさんだけだ。白龍皇に接触したと知れば部長は黙ってないだろうからな。あと、まだ俺は人間だ。人間の内に鍛えられる所まで鍛えようと思っている。そして、俺は今、登校している途中である。

 

「おっ、あれは松田と元浜じゃねぇか。おーい」

 

松田と元浜を見つけた俺は2人に近づく。

 

「ああ、亮吾か。おはよう」

 

「おはよう」

 

珍しくイッセーがいないな。

 

「おーい、松田、元浜、亮吾」

 

どうやら来たようだ。俺達、3人が振り向くとイッセーと黒髪の少女がいた。

 

「お前ら、紹介するよ。俺の彼女だ」

 

「天野夕麻です。はじめまして」

 

イッセーに彼女ね。松田と元浜は驚愕しすぎて固まっている。普通は固まるよな。こんなに可愛い子が性欲の権化と言われるイッセーの彼女って聞けばな。俺も驚いているよ。だって、堕天使だもん。良し・・・

 

「あれ~、天野さん、久しぶり」

 

「え?ど、どちら様ですか?」

 

「久しぶりだからわからないか。俺だよ、俺、剣だよ。小学生の時、同じクラスだった、覚えてない?」

 

夕麻は困惑している。そりゃそうだ。初対面だもん。夕麻は俺の方を見る。気づいたか。俺が念で空中に『何もしないから話を合わせて堕天使さん』と、書いていることを。アザゼルさんが堕天使は日本語を読めると聞いて思いついた作戦だ。

 

「ひ、久しぶりですね」

 

「イッセー、ちょっと天野さんを借りるぞ」

 

「えっ、ちょっ・・・」

 

俺は夕麻を引っ張って人気のない所に向かった。

 

「ここなら、誰の邪魔も入らないな」

 

円で確認したし、誰も来ないな。

 

「貴様、一体何者だ?」

 

夕麻はいきなり露出の多い黒い衣装になる。

 

「ちょっと変わった人間さ」

 

「どうして堕天使だとわかった?それと、さっきの空中の文字はなんだ?」

 

「さっきのは、体から出るオーラを空中で固定しただけだ。堕天使ってわかったのは堕天使に知り合いがいるんだ。俺は剣 亮吾、お前は?」

 

「レイナーレだ」

 

「レイナーレ、なんでこんな所にいるんだ?ここはグレモリーの悪魔が治める土地だぞ」

 

「そんなことは知っている。仕事しにきただけだ。神器を持っている危険分子を始末するためにな」

 

「危険分子?イッセーがそうと言うのか?」

 

「そうだ。彼女を装って始末する機会を伺っている」

 

こいつ、イッセーを殺すためにいるのか!しかも、騙した上で殺すなんてくそ野郎じゃねぇか!

 

「アザゼルさんは知ってんのか?」

 

「貴様、アザゼルさまを知ってるのか!」

 

レイナーレは驚愕している。そりゃそうだ、人間が堕天使の総督と知り合いなんて思わないだろうからな。

 

「も、もちろん知っている・・・」

 

嘘だな。

 

「お~い、亮吾、夕麻ちゃん、どこだ~」

 

イッセーが俺達を探しているようだ。

 

「そろそろ戻るか。だがな、レイナーレ、もし、イッセーに手を出したら容赦はしないからな」

 

「はいはい、そうですか」

 

こいつ、自分の方が強いと思っているな。とりあえず、イッセーの所に戻ろう。

 

「イッセー君、ごめんね、急にどこかに行っちゃって」

 

「別にいいよ」

 

レイナーレは元の格好に戻っている。

 

「じゃあね」

 

レイナーレは帰って行った。さて、俺達も学校に向かうかって、なんだこの黒いオーラは?振り返ると朱乃姉ちゃんがいた。

 

「亮ちゃん、さっきの子は誰かしら?」

 

顔は笑ってるが、め、目が笑っていない。

 

「い、イッセーの彼女だよ」

 

「そう、でもなんで腕をつかんでいたのかしら?」

 

見られてたか。

 

「い、イッセー助け・・・」

 

あ、あいつらいねぇ!逃げやがった!

 

「説明してくれますか?」

 

「は、はい・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後

 

「部長、少しいいですか?」

 

「いいけど、なんで亮吾はボロボロなのかしら?」

 

あれから朱乃姉ちゃんのお仕置きを受けた。

 

「まぁ、いいじゃないですか。それより、今日の朝、堕天使に遭遇しました」

 

「堕天使と遭遇して大丈夫だったの?」

 

部長が心配してくれる。

 

「別に戦闘した訳じゃありません。ただ、堕天使は悪魔の領地と知っていて来ていたようです。目的は、イッセーの中に眠る神器が危険となる前に始末するとのことです」

 

「イッセー?」

 

「俺の友達です。絶対に堕天使から守ります。しばらくイッセーを尾けてもいいですか?」

 

「わかったわ。こちらも手を回しておくわ」

 

イッセー、無事でいろよ。俺が守ってやる。

 

 




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