昨日、堕天使からイッセーを助けて家に送り届けた。もちろん、イッセーの両親にバレないようにした。俺は今、登校している途中である。
「だから、夕麻なんて知らねぇって」
「そうだ、お前に彼女なんて出来る訳ないだろ」
イッセーと松田と元浜は何を言い争ってるんだ?
「どうした、おまえら?」
「亮吾、イッセーが変なんだ」
「彼女がどうこう訳わからんことを言うんだ」
そうか、レイナーレは記憶を改ざんしていったんだな。
「亮吾、お前にも夕麻ちゃんを紹介したよな!」
紹介したどころか戦ったんだけど・・・
「イッセー、ごめん。俺も知らない」
「そ、そんな・・・」
「ほら、イッセーに彼女なんて出来る訳ないだろ」
「行こうぜ」
松田と元浜は先に学校に向かった。
「イッセー、昨日のこと覚えてるか?」
「昨日のこと?はっきり覚えてないんだよな。夕麻ちゃんとデートしてたような気はするんだけど・・・」
「公園で襲われたよな」
「な、なんで・・・夢じゃなかったのか!」
「天野夕麻のことを知りたければ、俺と放課後にあるところに行ってほしい」
「わ、わかった」
俺とイッセーは学校に向かった。
放課後
「イッセー、行くぞ」
「おう」
俺はイッセーを連れていく。歩いていると、
「キャー、木場くん!」
「かっこいい!」
木場が俺達の方に歩いてきた。
「なんだよイケメン」
イッセー、そんなに敵意を向けなくても・・・
「ひどいな。僕は亮吾くんと同じ部活だから一緒に行こうと誘いに来ただけなんだけど・・・」
木場は苦笑いしながら言う。
「亮吾は俺と行くところがあるんだよ。イケメンはどっかに行きな」
「イッセー、ひどいぞ。まあ、いいじゃねぇか。そもそも向かう所は一緒なんだし」
「はぁ!部活!」
まぁ、驚くよな。
「行こうぜ、木場、イッセー」
「そうだね、亮吾くん」
「ちょっと、待てよ!」
俺達は部室に向かった。
「亮吾、お前の部活って何なんだよ」
「あれ?言ってなかったっけ?ここだよ」
旧校舎についた。
「旧校舎?」
「そう、オカルト研究部だよ」
俺達は旧校舎に入り、部室に入った。部室に入ると小猫ちゃんだけいた。
「あれ?小猫ちゃん、部長たちは?」
「3年生は授業の関係で遅れるそうです」
(こ、この子は駒王学園のマスコット、1年の搭乗小猫ちゃんじゃないか!)
イッセーは心の中で思う。
「あっ、小猫ちゃん、こいつが兵藤一誠」
「どうも・・・」
「こ、こちらこそ、どうも」
ガチャッ
扉が開いた。
「あら、もう来ていたの。遅れてごめんなさいね」
「あらあら、お早いですね」
「大丈夫ですよ、部長、朱乃姉ちゃん。俺達も今来たところですから」
(この方々は、駒王学園のお姉さま、リアス・グレモリー先輩と黒髪ポニーテールの姫島朱乃先輩じゃないか!なんだ、このオカルト研究部にふさわしくない豪華メンバーは!)
イッセーは心の中で驚愕している。
「兵藤一誠くん、今からあなたに起こった出来事について話してあげるわ。」
部長がいつも通りに部長の椅子に座り、イッセーはソファーに座る。
「兵藤一誠くん、イッセーと呼んでもいいかしら?」
「そ、そりゃもうご自由に呼んでください」
「イッセー、私たちは悪魔なの」
イッセーは困惑している。そりゃそうだ、いきなり悪魔なのって言われたら誰でも困惑する。部長たちは悪魔の翼を出す。
「ほ、本当に悪魔・・・りょ、亮吾も悪魔?」
「いや、俺は人間だよ」
「イッセー、この子に見覚えはあるわね」
部長はレイナーレの写真を見せる。
「彼女は堕天使、私達、悪魔の敵よ。それであなたは命を狙われた。その身に宿す神器のせいでね」
「神器?」
「そうよ。自分の思う強いものをイメージしてやって見なさい。そうすれば、神器が現れるはずよ」
イッセーは少し考え立ち上がり、両手を合わせて構えを取る。あ、あれは!
「ドラゴン波!」
すると、イッセーの左腕に赤い籠手が装着される。『
「イッセー、なんで空孫悟のドラゴン波なんだ!やっぱり最強はアガリちゃんの地球砕きだろ!」
アガリちゃん、この世界のアラレちゃんみたいなものだ。
「いや、やっぱ子供の頃のヒーロー、空孫悟だろ」
「どちらでもいいわ、そんなこと」
「部長!これははっきりさせないといけません!」
オカルト研究部員は困惑しているが、これははっきりさせないといけない。
「残念イケメンオタク・・・」
「小猫ちゃん!俺はオタクじゃない!漫画が好きなだけだ!」
「亮ちゃん」
「なに、朱乃姉ちゃん」
「うふふ、少し大人しくしましょうか?」
こ、これは、怖い時の朱乃姉ちゃんだ。
「ご、ごめんなさい」
「うふふ、いいのよ。わかってくれたら」
部室が静かになる。
「イッセー、相談なんだけどあなた悪魔になってみない?」
「それはどう言うことですか?」
部長は悪魔の歴史を簡単に説明し、眷属悪魔としてのあり方、悪魔の爵位について話した。
「どう?悪魔になってみる?」
「自分のハーレム・・・うぉー!なります!ハーレムを作って見せます!」
こいつ、簡単に悪魔になること決めやがって。俺はいつ悪魔になるか悩んでるのに。部長は兵士の駒を取り出す。
「じゃあ、私の兵士にするわね」
「兵士?」
「また、機会がある時に説明するわ。それじゃあ転生させるわね」
部長が呪文を唱える。しかし、何も起こらない。
「あら、1つでは足りなかったかしら?」
部長は2つ目の兵士の駒を取り出して呪文を唱える。しかし、何も起こらない。
「変ね?まだ足らないのかしら?」
中々イッセーは悪魔に転生出来ず、そして等々兵士の駒、8個全てを使ってようやく転生することが出来た。
「ま、まさか全て使うことになるなんて・・・」
部長含めオカルト研究部員は驚いた。俺も驚いている。
「イッセー、お前すげぇな」
「な、なんかわからないけど俺ってすごいのか?」
こうして、イッセーがオカルト研究部に入部した。