暇なので。
「ハーレム王に俺はなる!」
イッセーが宣言する。こいつ、相変わらずだな。
「なあ亮吾、お前は人間なのになんでオカルト研究部に入ってるんだ?」
イッセーが聞いてくる。
「勧誘はされてるんだけどな。1度、悪魔になると人間に戻れないから決心がつくまで待ってもらってるんだよ」
「ふ~ん。じゃあ、亮吾も神器とか持ってるのか?」
「いや、俺が使うのは念だよ」
俺は、普段は陰で隠しているオーラをイッセーの見せた。
「なんだ!この光!」
「これが念だよ。オーラとも言われていて体から出る生命エネルギーを操るんだ」
「すげぇ。じゃあ、この前のが夢じゃなかったのなら飛べるのか?」
イッセーが聞いてくる。
「亮吾、飛べるとはどういうことかしら?」
部長が聞いてくる。そういえば、舞空術は見せたことがなかったな。俺はその場で浮かぶ。
「これは舞空術。体の気を操って飛ぶ立派な武術です」
俺は説明する。
「気ですか・・・」
小猫ちゃんが少し暗い表情になる。あれ?気に何かあるのかな?
「亮吾すげぇな。俺もその舞空術を使えば飛べるのか?」
「イッセーは悪魔なんだし、自分の翼で飛べよ」
俺は笑いながら言う。
「それもそうだな。じゃあ、俺が堕天使に貫かれたときの怪我はどうやって治したんだ?」
「うっ、そ、それは・・・」
それを話せば異世界のことも話さないといけないんだよな。とりあえず、舞空術をやめて床に立つ。
「い、イッセー、何言ってんだよ。お前は転んで気絶しただけで、怪我なんかしてないだろ」
「いや、あれが夢じゃなかったんなら俺は腹を貫かれたぞ」
イッセーに悪気がないのはわかるけど、何とか誤魔化せないかな。
「ハハハ、イッセーは頭を打ったから混乱してたんだろ」
「そ、そうかなぁ・・・」
誤魔化せたか・・・
「亮ちゃん」
「な、何朱乃姉ちゃん?」
「嘘はいけませんよ。亮ちゃんが嘘をついてる時は私にはわかるんですよ」
朱乃姉ちゃん、そんなに俺のことを見てたのか。
「亮吾、隠していることを言いなさい。」
部長を言ってくる。
「はぁ、まぁいつか言おうと思っていましたし。わかりました。言いますよ。ただし、誰にも言わないでくださいね。たとえ、魔王さんであっても」
仕方がないな。
「それほど重要なことなのかしら?」
部長が聞いてくる。
「はい。皆さん、この世界には色々な世界があることを知っていますか?」
「冥界や天界のことかしら?」
「確かに、部長の言う通り冥界などもあります。しかし、俺達はそこに出入りできます。悪魔なんで天界に行くのは無理ですけど、理論的には行けます。」
「何が言いたいのかしら?」
俺は鍵を作る。
「実は世界はここ以外にたくさんの世界があります。異世界としましょう。俺の神器『
俺は説明をした。
「ま、まさかそんなことあり得ないわ」
部長が信用してくれない。
「うふふ、私は信用いたしますわ」
「朱乃!」
「亮ちゃん、もしかしてあの時もその神器を使ってくれたんですか?」
朱乃姉ちゃんは初めて会ったときのことを言っているんだろう。
「うん。言わなくてごめんなさい」
「いいのよ。私は亮ちゃんのことを信じるとあの時に誓いましたから」
朱乃姉ちゃん・・・
「じゃあ亮吾、誰か呼んでみてくれないか?」
イッセーが言う。
「う~ん、向こうの人達も向こうの生活があるからしょっちゅう呼び出すことは嫌なんだけどな。まぁ、あの人ならいいか」
俺は鍵を構える。
「開け!DRAGON BALLの扉!亀仙人!」
俺は亀仙人のじっちゃんを呼び出した。
「亮吾、どうした?修行か?」
「ごめん、じっちゃん。この人達に俺の能力を説明するために呼んだんだ」
じっちゃんはみんなの方を見る。
「なんだ、このじいさん?」
イッセーが言う。
「俺の師匠の1人の亀仙人のじっちゃんだ。俺の格闘術はじっちゃんに鍛えてもらったんだ」
「そんなに凄そうには見えないんだけど?」
部長が言う。確かに、見た目はヨボヨボのじいさんだけどな。
「ふほ~、そこの娘さん方、いいおっぱいをしておるのう」
じっちゃんは部長と朱乃姉ちゃんを見て言う。
「じいさん、おっぱいの良さがわかるのか!」
イッセーが声をあげる。
「なんだお主、お主もおっぱいの良さが分かるのか?」
「そりゃもう。おっぱいには、無限の可能性がある俺の人生そのものなんだ」
「若いのに分かるのか。お主、名前は?」
「兵藤一誠、イッセーって呼んでくれ」
「イッセーか。お主とは仲良くなれそうじゃ」
イッセーとじっちゃんは変態同士、何か共有しているようだ。うん?小猫ちゃん?
「えい」
「「ぎゃあ~!」」
小猫ちゃんが二人を殴り飛ばした。
「エッチなのは嫌いです・・・小さくて悪いですね」
小猫ちゃんはご立腹のようだ。
「イッセー、じっちゃん、あんた達が悪いよ」
「うっせぇ、おっぱいは男の夢だ!」
「イッセー、良く言ったわい。そうじゃ、夢じゃ!」
こいつら・・・はぁ
「もう帰れ!」
俺はじっちゃんを強制的に元の世界に戻した。
「あぁ、同士!」
「うるさい、イッセー!」
俺はイッセーの頭にチョップした。
「亮吾、あのおじいさんは本当に強い方なの?」
部長が聞いてくる。
「本当はすごいんですよ。向こうじゃ武術の神様なんて言われていますから。1度、向こうの月を破壊したこともありますよ」
部長達は驚愕している。
「つ、月を破壊!!!」
イッセーが声をあげる。
「向こうとこっちじゃ強さの基準が違うから」
「強すぎるだろ!」
「ただ単なる戦闘ならこっちの世界にもじっちゃんより強い人達はたくさんいるぞ。魔王やら堕天使総督やらこっちだって化け物揃いだ」
イッセーは驚愕している。部長達は魔王を知っているため納得はしている。俺は魔王に会ったことも見たことをないけどね。
「お、俺、悪魔として強くなれるか不安になってきた」
イッセーは不安になっているが、これから新しい部員を加えて部活が始まっていく。