「2度と教会に近づいてはだめよ」
俺とイッセーは部長に怒られていた。
「今回はそのシスターを送ってあげたことで見逃してもらったようだけど、いつ、光の槍が飛んできてもおかしくなかったのよ」
「そ、そんなにヤバい状況でしたか・・・」
たしかに、浅はかだったか。
「亮吾、あなたは悪魔じゃないからあまり強くは言わないけど、悪魔と教会の関係は知っているでしょう。なんで、イッセーを止めてあげなかったの?」
「すみません。あのアーシアって子がほっとけなかったんです。それと、もし、イッセーが攻撃されたら俺が守ってあげるように着いていきました」
「とにかく、もう教会に近づいてはだめよ。私も熱くなったわ」
説教は終わった。
「亮吾、なんか悪いな」
「俺こそ悪い。人間の俺が1人で連れて行ったら良かったな」
イッセーはいい奴だな。
「うふふ、お説教は済みましたか」
いつの間にか、朱乃姉ちゃんが俺達の後ろにいた。
「討伐の依頼が大公から来ました」
深夜
「朱乃、この廃墟であってるのね」
部長達、グレモリー眷属と俺ははぐれ悪魔を倒すためにある廃墟に向かっていた。
「はぐれ悪魔って何ですか?」
イッセーは部長に質問している。
「はぐれ悪魔は悪魔なって力に溺れて、主を裏切ったり殺したりして凶暴になる悪魔よ。はぐれ悪魔は見つけ次第、討伐するか捕獲しないといけないの。今回はすでに人間に被害が出ているから討伐の依頼が来たと言う訳よ。それと、今回で悪魔の戦いと眷属の特性について教えておくわ」
「特性ですか?」
「そうよ。あなたを転生させる時に使った
話していると、殺気を感じてきた。
「うまいのかな、不味いのかな、甘いのかな、苦いのかな」
なんか訳のわからないことを言っているはぐれ悪魔が現れた。その姿は上半身は女性のようだけど、下半身は化け物みたいなまるでケンタウルスみたいな姿をしていた。
「なんだこいつ、化け物じゃん!」
イッセーが驚いている。
「はぐれ悪魔バイザー、グレモリー公爵の名の元にあなたを消し飛ばしてあげる」
「小癪な小娘め、貴様の紅の髪のように貴様の鮮血で染めてやる。」
バイザーが襲ってきた。
「雑魚ほど洒落のきく台詞をはくものよ。祐斗」
「はい、部長」
部長の合図の元、木場が高速でバイザーに近づく。
「祐斗の駒は騎士。その特性はスピードと達人級の剣術よ」
「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
木場がバイザーの両腕を切り落とした。そのバイザーに小猫ちゃんが近づいて行く。
「小癪なぁぁぁ!!!」
バイザーが小猫ちゃんを踏みつける。
「小猫ちゃん!」
イッセーが心配して叫ぶ。
「大丈夫よ。小猫の駒は戦車。その特性はバカげた力と防御力、あれくらいじゃびくともしないわ」
すると、小猫ちゃんがバイザーを持ち上げて、
「吹っ飛べ・・・」
バイザーを殴り飛ばした。
「うふふ、次は私ですわ」
朱乃姉ちゃんがバイザーに近づき、雷を放つ。
「ぎゃぁぁぁあ!!!」
バイザーは悲鳴をあげている。
「朱乃の駒は女王。王以外の駒の特性を持っている無敵の副部長よ。そして・・・」
「うふふ、元気ですね。もっといたしましょうか」
朱乃姉ちゃんは顔を赤くして、雷の威力をあげていく。
「究極のSよ」
部長が言う。
「Sってめっちゃ怖いんですけど・・・」
イッセーが怖がっている。
「イッセー、何もなければ、朱乃姉ちゃんは優しいよ」
「何もなければって何があればあんなことになるの!」
イッセー、何もしなければ大丈夫だよ。
「朱乃、もういいわ」
「うふふ、名残惜しいですが最後は部長に譲りますわ」
部長がバイザーに近づく。
「最後に言い残す言葉は?」
「・・・殺せ」
「そう、消し飛びなさい」
部長が滅びの魔力を放ち、地面ごとバイザーを消し飛ばした。
「帰るわよ」
「「「はい、部長」」」
部長の一言で帰り出す。
「部長、兵士の特性ってなんですか?」
イッセーが部長にきく。
「兵士の特性は今は特にないわ」
部長の一言でイッセーはしょんぼりする。
「亮吾、なんで何もしないのについて来たんだ?」
イッセーが聞いてきた。
「普段もついてきてるよ。人間だからほとんど何もしないけど。一応、朱乃姉ちゃんのことは守るって誓ったしね」
「うふふ、嬉しいわ、亮ちゃん」
朱乃姉ちゃんが抱きついてきた。う、こ、これは昔と違って胸の衝撃が凄まじい。
「亮吾、てめえ!」
イッセーが殴りにきた。
「うざい!」
「ぎゃあ!」
イッセーにチョップを入れた。
「朱乃姉ちゃん、恥ずかしい・・・」
「うふふ、仕方ありませんね」
朱乃姉ちゃんが離れてくれた。ふぅ、あんなの良く耐えてるよな俺は。
カランッ
うん?物音?俺は円を使う。
「部長、待ってください。誰かいます!」
俺の一言でイッセー以外がまた戦闘体制に入る。
「お前ら誰だ?」
暗闇から何者かが現れる。